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2010年  11月
28(日) 最高気温は17℃くらい。越冬チョウを期待て支所の森へ。
毎年10:45から11:30くらいがチャンスです。それでも3か所位を行き来して、10:50初心に帰って一番最初に越冬チョウを見つけたカシノキ付近に行くと、日光浴するウラギンシジミ♂の姿が見られました。この子は先日越冬中を見つけた後、行方が分からなくなっていた子のようです。
ウラギンシジミ♂ウラギンシジミ♂
ウラギンシジミはムラサキシジミよりも早めに休んでしまうのが常で、今日は11時に葉裏に戻りました。
下右は、あれからずっと動きが見られない、別の場所のカシノキに居た越冬中のウラギンシジミ。
ウラギンシジミ♂ 葉裏に越冬中のウラギンシジミ
先日見られた茶色のゴマダラチョウの幼虫の葉は、もう落ちてしまったようでした。
それぞれに葉の色に合った色に変ってきている幼虫たち。下の1番右は、自分の居た葉をもりもり食べた後、茶色の葉に移ってきたところです。
ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫
下はアカボシゴマダラの幼虫。1番右は懸命に葉を食べています。
アカボシゴマダの幼虫アカボシゴマダの幼虫アカボシゴマダの幼虫アカボシゴマダの幼虫
ずいぶん大きな幼虫が、と思ったら(ただでもそうとう大きいのですが)、アカボシゴマダラ(右)とゴマダラチョウ(左)の幼虫が角突き合わせ、けんかを始めました。ゴマダラチョウが負けたらどうしよう、アカボシをぴんっとしてしまいたいけれどじっと我慢して見守っていると、アカボシゴマダラが向きを変えてくれました。元々居たゴマダラチョウに権利があったのかもしれません。
ゴマダラとアカボシの幼虫のけんかゴマダラとアカボシの幼虫のけんか向きを変え、去っていくアカボシゴマダラ幼虫
ヤマトシジミもたくさん飛び回っていました。
最後に、茶色のチョウ飛んでいたので、追いかけていくと、キタテハが止まった先は花屋さんのディスプレイ。トナカイと雪だるまの容器にサンタの帽子を被ったクマの様子が晩秋を表したでしょうか?
ヤマトシジミキタテハ
まだオオスズメバチは元気に飛び回っています。
25(木) ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラの幼虫の様子が気になり、支所の森を目指しました。
木々はどんどん色を変え、落ち葉がたくさん舞っています。
途中の道でもアカボシゴマダラの幼虫がたくさん見つかりました。同じエノキの幼木で同数くらいです。
もう何10頭も見つかったので、数え切れません。下は左3枚がゴマダラチョウ、右2枚がアカボシゴマダの幼虫です。
尾端がV字に開いているのがゴマダラチョウ、揃えているのがアカボシゴマダラ、でほぼ見分けがつくようになりました。
ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫アカボシゴマダの幼虫アカボシゴマダの幼虫
葉を食べるゴマダラチョウの幼虫まだ懸命に食べている幼虫も居ましたが、しっかり糸をかけて葉に留まっている幼虫も居ます。

わたしはこれまで、茶色になった幼虫がとことこと地面を目指して幹を降りてくる様子を想像していましたが、この子たちの姿を見ていると、葉が朽ちて自然に落ち葉になるままに、一緒に地面に落ちていくのだろうと思うようになりました。
コガネムシの仲間?
キクに来ていた、コガネムシの仲間かと思いますが・・
20(土) 今日も最高気温は17℃近く(15時)。昨日の幼虫観察が雑で心残りだったのと、今日こそはムラサキシジミの開翅が見られるかも、と期待してまた出かけました。
今日は通りの反対側を観ていったところ、歩道のサツキの中に生えているエノキの幼木にゴマダラチョウの幼虫を見つけることができました。
支所の森の入口では、アカタテハが迎えてくれましたが、それっきり。ウラギンシジミは越冬態勢のまま身動きせず。
完全に幼虫観察に徹しました。
茶色に変わっていたゴマダラチョウの幼虫アカボシゴマダラの幼虫?森の中の昨日の場所では、1本の幼木に居たゴマダラチョウ幼虫2頭とアカボシゴマダラの幼虫1頭はそのままでしたが、もう1本の木にいた2頭(各1)は見つけられず。
が、もう少し大きい脇の木にたくさんの幼虫が見つかり、こちらはどうやらどれもゴマダラチョウの幼虫のように見えました。

左側は唯一茶色に変わっていた幼虫です。
右は角(つの)が黒いので特に注意して観ていたのですが、突起は一見少ないように見えますが、アカボシゴマダラの幼虫のような?
こちらのブログを拝見するとかなり変異があるそうですし、角の丸っこさがそう感じさせるのですが。
http://dandara2.exblog.jp/14971150/
尾端は揃っているようですが、大変難しいです。

下はいずれも、道路沿いのエノキの幼木に居た幼虫で、こちらはすべてゴマダラチョウの幼虫でした。活発に動いている子もいれば、糸でしっかり葉にくっついている子もいました。
ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫
ゴマダラチョウの蛹の抜けがら幼虫探しをしている途中で、ゴマダラチョウの蛹の抜けがらも見つけました。
数100mにわたる道路沿いでも、森に近い方にしか、食痕も幼虫も見つかりませんでした。
以前は中ほどにあった神社?の周りの大きなエノキが切り倒されたからでしょう。

さて、この子たちが、いつ地表に降りていくのかが、次の関心事です。
出かけられないうちに季節が変わってしまい、見逃す可能性も大です・・・
19(金) 最低気温3℃、最高気温16℃。久しぶりに支所の森へ。
このところ、気温も記録していませんでしたが、2回ほどとても寒い日々があって(一昨日は最高気温8℃)、今日はまた暖かくなりました。
クヌギの樹液にアカタテハ10時過ぎ、森に着いてすぐ。入口のクヌギにアカタテハが飛来。ほんの少し樹液が出ているようです。
ようやくオオスズメバチが居なくなったかと思ったら、時間とともに増えてきて、まだまだ危険な感じです。
森の中のクヌギには、樹液が出ていないようで、オオスズメバチも来ていませんでしたが、外れのカシノキではオオスズメバチが3頭、ガシガシと樹皮を削っていました。
森の中では何度か越冬を観察することができたカシノキで、ウラギンシジミをそれぞれ1頭発見。
今日は全く動かなかったようです。
越冬中のウラギンシジミ越冬中のウラギンシジミ
2mくらいまで埋まったクスノキ
森の中では、ミニブルドーザーが、小山の際から土を落しており、クスノキの大木が2m近く埋まっていて驚きました。この右隣にエノキの大木と、当然幼木がたくさん生えているので、幼木はずいぶん埋まって姿を消していました。
難を逃れた道路沿いのエノキの幼木にゴマダラチョウたちの幼虫 行きに、歩道沿いのサツキの植栽の中のエノキの幼木を観て歩きましたがゴマダラチョウの幼虫は見つけられなかったのですが、ここでは2本の幼木に計5頭の幼虫を見つけることができました。

ここでは昨年からアカボシゴマダラを見かけることが多く、もしかしたら、と心配していましたが、やはり幼虫は2種類居ました。いずれの木にも、2種が混在していました。
こちらのブログを拝見すると見分け方がよくわかります。
http://fanseab.exblog.jp/6883250/
こちらを参考にさせていただくと、すぐ下の段の2頭はアカボシゴマダラの幼虫。
その下の段の2頭はゴマダラチョウの幼虫のようです。
背中の突起が4対で丸っこく大きいのがアカボシゴマダラで、3対でとがり気味の突起を持つのがゴマダラチョウです。
さらに、こちらのブログを拝見すると、下段の右の幼虫は角(つの)が黒いので、非越冬型と言うのだろうかと思いますが、よくわかりません。
http://dandara2.exblog.jp/14860997/
いずれにしても、こうした日頃の観察、研究成果を公開しておられるので、大変勉強になります。
アカボシゴマダラの幼虫アカボシゴマダラの幼虫
ゴマダラチョウの幼虫ゴマダラチョウの幼虫 非越冬型?
森の中のムラサキシジミ
実は朝、ベランダのピンクペッパーの木にムラサキシジミが飛来していたのですが、うちの中からでは葉裏からシルエットしか撮ることができませんでした。
それで、今日は森でもムラサキシジミが観られるのではと期待していました。
森の中ではたった1頭、11:12頃に奥のカシノキにからみついたカラスウリの葉で見られました。
が、ここでもオオスズメバチが1頭、飛び回っているので、怖くて長居できず、翅を開くところも観られなければ、次に戻った時には飛び去った後でした。
11時半くらいで引き上げ、帰り道の市民農園ではヤマトシジミが少し。
モンシロチョウ、キタテハは菊の花で吸蜜していましたが、畑の借主が作業中で中の通路に入るのはためらわれました。
ヤマトシジミモンシロチョウ
キタテハキタテハ

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