人工知能の部屋

作成日 : 2002-03-24
最終更新日 :

ニューロコンピューティング・人工知能の本

人工知能学会誌を読む

人工知能学会に入ったのは 1990 年より少し後のころだと思う。 以降、学会誌と論文が隔月で送られてきた。 一所懸命読んだ年もあり、そうでない年もある。2010 年で学会を退会したので、それ以降はない。


極私的文字認識

いまさら文字認識など、それも手書き文字認識ならともかく光学的文字認識など人工知能の範疇外でしょう、と思う方はおおぜいいるだろう。 私もその一人だ。

私が試みているのは、書籍の見開きページをデジタルカメラの画像として読み取り、その画像を文字認識(正確には文字列認識)することだ。 たとえば、次の画像 を正しく「バナッハ空間」という文字列としてコンピュータが解釈するにはどうすべきか、 その仕組みを作ろうとしている。

急いで付け加えるが、この試みは特定用途であり、一般用途(マルチパーパス、汎用)は全く考えていない。 勘のいい方ならお分かりだろうが、「バナッハ空間」ということばを持ち出した時点で、どんな文字でもすらすら認識できるプログラムを作ろうとなど、 毛頭思っていない。さらにいえば、ここでの特定用途とは、関数解析に関する書籍の画像の文字列認識、ということである。


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MARUYAMA Satosi