リストラチャリングやリエンジニアリングに代表されるビジネスモデリングに関して、 知識システムを利用した例について述べている。
リストラクチャリングにたいしては、 「企業診断の専門家である公認会計士が（中略）リストラクチャリングに関する助言を行っている」 とまとめている。 中小企業診断士のことは知らないのか、 と文句の一つもいいたくなる。 しかし、財務指標を見ることに関しては公認会計士が一般的には上手である。 中小企業診断士もきちんとこの結果を見て、 自分達のノウハウも整理して公開しなければいけない。
アイロニーという、わかったようでその実わからない考えを工学的に理解することを目的とした論文である。 この論文で、アイロニーとは「直接的な表現を避けつつ人（あるいは物）を非難するために、 ある表現を用いて、それと反対の意味に理解させる転義法」と定義されている。
私が驚いたのは「アイロニーについては、体系的に収集された材料文が見当たらない」 と述べてあったことだ。 この論文では大学生にアイロニーを自由に創作させることによって材料文を用意しているが、 今の時代であればインターネットを使って収集するのだろうか。 日本語研究の難しさを垣間見た気がする。
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