「セマンティックギャップを越えて-画像・映像の内容理解に向けて-」という解説を読んだ。 この解説で、50種類の食事画像の分類がある。この50種類は次の通りである。
なぜこのなかに焼き魚がないのか、疑問である。 考えられる理由として、焼き魚はテクスチャとして捉えられるというより、 形そのもので捉えられる。このようなパターン認識は、 テクスチャを利用するのが普通であるから、テクスチャが捉えにくい焼き魚は、 無意識のうちに(あるいは意識的に) 避けたのではないか、ということだった。 だとすると、なぜ、たい焼きが入っているのか、わからない。 たい焼きがよいのなら、通常の焼き魚なら、鯵でも、鯛でも、 ホッケでもよいではないか。 すると、もう一つの理由が考えられる。鯛を焼いたもの(いわゆる尾頭付き)は、 金が高くて買えなかったということだろうか。
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