トマトかキノコか-人工知能学会誌を読む(2009年7月号)

作成日: 2009-12-19
最終更新日 :

写真のキャプション

マネジメント関係の記事があり、眺めていると、 ある写真が目に止まった。 写真の説明(キャプション)には、 「あるスーパーマーケットにおける野菜ジュースと生鮮野菜の関連陳列売り場」 とある。確かに左側は野菜ジュースである。 しかし、右側の生鮮野菜がわからない。 ミニトマトのように見えるが、キノコ、たとえばブナシメジのようにも見える。 というのも、写真では一つの容器にモノが10個以上入っているようである。 私の住んでいる地域では、これだけの数のミニトマトを一つの容器に入れてはいない。 また、容器の色も疑念があった。写真では白い容器だが、私の住んでいる地域では透明である。 しかし、生鮮野菜にキノコを含めるというのは妙だし、野菜ジュースとの関連陳列、 という主張からもキノコであることは否定される。

よく本文を見ると、写真の右側はプチトマトであることがわかった (プチトマトとミニトマトは同じとしておく)。 早とちりは禁物だ。

これはただの失敗例だが、このマネジメントに関する記事は面白いので、一読を勧める。


まりんきょ学問所コンピュータの部屋人工知能学会誌を読む > トマトかキノコか-2009年7月


MARUYAMA Satosi