人工知能学会誌を読む(2007年1月号)

作成日: 2007-03-11
最終更新日 :

編集委員 2007 年の抱負

抱負、ということばはいいなあ。希望や夢を与えてくれる。 しかし、私は暗い。せっかくの抱負を理解するだけの、 知力も体力も気力もないからだ。

たとえば、とれない eq をどうとるか、という標題の抱負がある。 eq は Lisp から来ているのだが、さて eq とは何だろうか。 私は Lisp を少しだけかじったことがあるが、忘れてしまった。

そこで、昔自習に使っていた参考書を探して、確認してみた。 eq は、アトムの世界における等号である、ということがわかった。 先の抱負は、現実問題において eq をとるのが困難である、 ということを述べている。

では、eq をとるとはどういうことか。 たとえば、私にとっては、フォーレとフォレは同一人物である。 このフォーレとは、 フランスの作曲家であり、1845年に生まれ1924年に死んだ、 パリ音楽院院長を勤めたガブリエル・フォーレのことで、 フランス語の発音に忠実であろうとすると、フォレと記載するのが妥当だ。 だから、フォーレとフォレは同じである。 しかし、この私にとっての常識を、どのように表現すればよいか。 また、この有名なフォーレとは異なる人もいるだろう。 たとえば、 サッカー選手のフォーレがいる。 (現在はつながらない。2010-07-22) しかし、これがわかる人がいるだろうか。 以上が、eq をとることの意味である。 私にも、名案はない。


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MARUYAMA Satosi