人工知能学会誌を読む(2002年 9 月号)

作成日: 2002-09-08
最終更新日:

モバイルマーケティングと AI

モバイル=携帯電話としてマーケティングを考えた場合の話題と考察が述べられている。 一読した感想は、とんでもない時代になったものだ、ということだった。 ここまで売る側はやる(やらなければならない)のかとため息をついた。 中小企業診断士取得過程で私が身に付けてきたマーケティングの勉強は、 まだまだ甘いということなのだろう。 こんな例がある。マーケターは買い物をする客に発信機を身につけるように依頼して、 客の位置・移動・行動情報を観察する。こういった観察から客の購買パターンを予測し、 買い物をする消費者に適切な情報を提供する。その結果が、より商品が売れるということだ。

編集室

今月の特集は「E-コマースと AI 」である。この特集の編者は、 次のように書いている。

この数年、電車の中では経済書と技術雑誌しか読まなかった。ふと決心し、 半年前から柳美里や夏目漱石や柴田翔などの文庫本を読むようにした。 すると驚くほど「よくわかる」。「手にとるようにわかり」、 ときには「思わず震えるくらいわかる」。学生のころは退屈だ、暗いと感じていたのに。 なぜだろう。人工知能ロボットはいつか小説を読んで「思わず震えるくらいわかる」日が来るのか。

私はというと、電車の中では経済書も技術雑誌も文庫本も読む(鼻毛は読まない)。 文庫本は北杜夫や清水義範や土屋賢二の書いた肩の凝らない短篇や随筆であるから、 編者とは比べられない。たまには小説も読むが、今読んでいる小説はよくわからない。 思うに、編者は日常の生活の密度が濃いのだろう。一方私は安穏と暮らしている。 生活態度の違いだと思う。


まりんきょ学問所コンピュータの部屋人工知能学会誌を読む


MARUYAMA Satosi