いくつか雑誌を購読しているのが私にはつらくなった。 だから、この人工知能学会誌もそのまま継続して購読しようか、 それともやめようかと考えた。今の所継続して購読するつもりである。 というのは夢のない私に夢を見させてくれるからだ。 最近は私より若い人がどんどん紙面に出るようになった。 若い人の活躍はいいものだ。
さて、アーティクルと題された記事が2編ある。 どちらもコンピュータと文学に関するものだ。 そのうちの「コンピュータは文学研究を変えるか」を読んで思ったことを記す。
記事の著者は、文学研究において中途半端な「知」はコンピュータには要らない、といっている。 そして、計算機は脇役に徹するものとして割り切って自身の研究を進めている。 ここで面白いことは、著者が脇役としての道具を意味するときは、コンピュータと言わず、 計算機ということばを使っていることだ。そして氏の仕事も、 多量のデータを処理できる計算機の力を使って初めてできる成果となっている。
人間に考えさせる、そんなデータの取り扱い方を私も学ばねばならない。
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