AI マップという欄で、GA の研究に取り組んでいる研究者がその経緯を述べている。 GA 、すなわち遺伝的アルゴリズムは、機械学習の一手法として精力的に研究されてきた。 著者は特に巡回セールスマン問題を対象として GA の各種手法を開拓してきた方である、と私は認識している。
この欄で、著者は GA を使ってある問題を解きたいと現場にお願いしたという。しかし、現場の担当者は、 「ファジーでも裏切られた、ニューロでもうまくいかなかった。そのなんとかという手法なんか信じない」 とニベもない。再三説得して GA でやってみて、やっと現場も納得する成果が得られた、という。
もう処分してしまった雑誌なので、先に書いたことを私は保証しない。(2015-02-07)
まりんきょ学問所 > 人工知能学会誌を読む > 2003年7月号