小特集「言語獲得」について読んでおけばよかった。 学習が容易とされるエスペラントでさえ、全く覚えられない。 ましてもっと難しい自然言語など、 習得できるわけがないではないか。
この小特集に収められている3編の報告のうち「言語獲得に何が必要か」を読んだ。
これは著者曰く、子どもが,言語を獲得するのに必要な要因として,
子どもの社会認知システム,言語獲得以前にもっていなければならない先行知識としての類と成員情報,
インプットに内在する情報として文法カテゴリの共起分布構造,
そしてその学習を可能にする学習システムについて検討した.
ものである。
つまり、俺のようなとうがたった中年男には役に立たないものである。
そんなことで拾い読み程度しかできなかったが、幼児が you と me の使い分けに9か月かかったとか、 面白い話がある。ただこれは例外で、 こどもが間違ったことばを使っても親が直して言い返せばすぐに子供は正しい使い方を覚えるようだ。
それにくらべて私はエスペラントが一向に上達しない。あいかわらず対格の n を忘れている始末だ。
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