日本の歴史認識問題を代表する「南京事件」と「慰安婦問題」、ならびに
ヨーロッパの歴史、日本の軍国主義の歴史(計画中)を少し詳しく知りたい、という方々のためのサイトです。
独善でも自虐でもない科学的なレポートをご提供いたします。
by Puff
「古代ローマから冷戦まで」
古代ローマの競技場(筆者撮影)
(作成中_明治維新までリリース)
戦艦三笠(筆者撮影)
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南京事件と慰安婦問題
南京事件も慰安婦問題も昭和初期の戦争に関連した問題ですが、論争の性格はずいぶん違います。南京事件は明らかにクロですが、慰安婦問題の場合、見る視点によってはグレーになることもあります。
また、南京事件の被害国である中国は日本に賠償を要求していませんが、慰安婦問題では韓国などから賠償を請求され、国際的な注目度も高くなっています。そのせいもあって、歴史認識の問題にとどまらず、女性の人権の問題、日本の戦後補償に関する法的問題、さらには植民地支配の問題など、論争は多面的です。
この2つの問題の背景には、日本人の気質や日本社会のしくみの問題があることは共通しています。もちろん、悪い面だけでなく、良い面もあり、何を伸ばし、何を修正していくべきなのか、を知ることは、独善派にとっても自虐派にとっても大切なことではないでしょうか。
国民は自らの歴史を冷静に振り返る心構えが必要です。 なぜなら、過去を記憶する者だけが現在を見極め、未来を見通すことができるからです。
〔 Willy Brandt (元西独首相 1913-1992) 〕