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次のテーマは …

2021/2/13改 2020/11/8

これまで、南京事件と慰安婦問題のレポートを作成してきましたが、次は、「軍国主義崩壊への道」というタイトルのもと、明治維新後から太平洋戦争までの通史に取り組みます。

あの悲惨な戦争に至る経緯や原因については、学校で教わったり、自分で本を読んだりしてある程度のことは知っているつもりでしたが、南京事件について調べていく中で、それまで知らなかった事実や専門家の方々の歴史観などを拝見して、これはとてつもなく大きなテーマだ、ということを改めて思い知らされました。このレポートでは、近代日本における軍国主義の進展という視点を中心にして、その経緯や背景、歴史的位置づけ、さらには原因などについても分析していきたいと考えています。

今のところ、レポートの構成としては、次のような4部構成を予定していますが、変更する可能性もあります。

「軍国主義崩壊への道」

第1部 近代世界の歩み

近代日本がたどった道を、日本単独でとらえることはできません。世界、特に東アジアや欧米との関係性において理解すべきです。第1部では、近代世界の状況をみていきますが、それを理解するために、近代以前の世界の歴史についてもふれます。

第2部 日清・日露戦争

明治維新後、日清戦争と日露戦争はどのようにして起こり、日本はどのように対応していったのか、富国強兵というスローガンにもあるように、軍国主義の原点はここにある、と考えています。

第3部 中国への侵出

第一次世界大戦の頃から、日本は中国への侵出を本格的に始めます。満州事変を経て日中戦争がドロ沼化するあたりまでを取り上げます。この時期は軍国主義が成長し、それに移行していく時代になります。

第4部 太平洋戦争

ドロ沼化した日中戦争の打開策をさぐっていくうちに、米英などとの対立が深まっていく経緯をみていきます。そして、突入した太平洋戦争ではどのような戦い方をしたのか、戦後処理はどうだったのか、などについてレポートする予定です。

すでに8月から文献を読み始めていますが、いまだに原稿作成には至っていません。このレポートの完成までには、少なくとも5年くらいはかかるような気がします。できあがったところから、順次リリースしていきますが、最初のリリースは年明け→5月頃になると思います。

なお、作成状況はときどき、報告させていただきます。

※軍国主義の定義については、いくつかあるようですが、次の定義が最も理解しやすいと思います。
「戦争を外交の主たる手段と考え,軍事力を最優先する考え方ないしイデオロギー」(コトバンク-ブリタニカ国際大百科事典)

以上