−独学 土地家屋調査士試験攻略法 20−

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

土地家屋調査士試験 受験対策(独学)

20.お便り紹介 Q&A

質問

はじめてメールします。
今年も土地家屋調査士の受験をしたのですが、僅かに届かず、不合格になってしまいました。

今回の不合格でつくづく感じたのは、サラリーマンをやりながらでも合格できる試験と言うことで頑張って来たのですが、甘くないことがよくわかりました。(少し文章を省略しています)

勤めている会社は毎年のように早期退職を募っており、自分の年齢を考えると無理がきくうちに退社し、受験勉強一本に絞りたいと考えております。

開業後も軌道に乗るまでの大変さはメルマガに書かれておりましたが、それ以前の試験合格を目指すために退社を考えております。

現在非常に悩んでおります。良いアドバイスがあればお願いします。

私のコメント

サラリーマンをしながら合格できる試験ですよ。自信を持ちましょう!

はっきり言いますが、調査士試験は仕事を辞めて挑戦するような試験ではありません。司法書士なら別かもしれませんが。

試験合格のために退職し、背水の陣で雪辱を期すお考えでしょうが、それは止めた方がいいです。

もし辞めてしまったら、生活費の心配と試験のプレッシャーのダブルリスクを抱えてしまいます。勉強どころではなくなる恐れもあります。人間の脳は恐怖感を和らげようとすると、思考停止状態に陥ります。

人間はそんなに器用には生きられません。^^;

自分を追い込めばなんとかなると思っているのでしょうが、なんともならなくなった時の事も考えてください。

今の職業は死守してください。どんなことがあっても合格しないうちから辞めてはダメです。

あと数点多くとっていたら合格できるところまで努力して来たわけですから、まずは自分を大いに誉めてあげて下さい。

そして、今の苦しさから逃げてはダメです。
開業すれば、それどころでなく器量を試されることが続くのですから、せめてサラリーマンの今こそ、意識を集中できる環境を充分に活用して下さい。

試験はゲーム感覚で楽しむ余裕を持つと早く合格できます。(^^)

なので、合格して頭の洗濯が済むまで絶対サラリーマンを辞めないように!

隣の芝生は青く見えるでしょうが、くれぐれも慎重に行動して下さい。

お便り

こんにちは!
大阪に住んでいるH・Yと申します。

いつもメルマガを拝見させていただいてます。将来のために10月から調査士の勉強を始めました。

メルマガの第16回、第17回に紹介されていた「録音して倍速で聞く」ことを早速始めました。

始めてからそれほど経ってないのに、頭の回転が良くなって、人の話がストレスなく聞けるようになりました。

実際にやってみて本当に良かったです。ありがとうございました。

来年8月の試験に向けて、これからもはりきって頑張っていきます!

私のコメント

録音、倍速の学習方法を実際にやっている方がいたとは・・。
感激です! (T-T)

私が受験生のころ机に向かえる時間が少なかったので、録音学習は苦肉の策でした。

Hさんがやってみて実感するように、頭の回転が速くなって自分でも驚いたほどでした。

メルマガや本の内容を元に、実際に行動を起こす人の割合は1%です。

このような積極的な行動自体が、調査士の合格率よりかなり低い数字になるわけですから、このまま勉強していけばきっとHさんは短期合格できると思います。

たった1回の録音作業が、はかり知れない効果をもたらすことは間違いありません。

試験は、ゲームと同じようなものですから自分なりに楽しみながら工夫してみて下さい。

楽しいと思って勉強すると楽しくなって来ます。〜しなければならない!
では最初からくじけそうになりますから、楽しく行きましょうね!

質問

受験勉強の時、スランプを抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。何か良い方法があれば教えてください。

私のコメント

まず、スランプ云々と言えるくらい勉強していてのことが前提です。人間だれしも機械ではないので、好不調の波は必ずあります。

私の場合は、温泉に行ったり運動したり適度にガス抜きをしてました。試験直前でもまったく勉強しない日もありました。

合格ラインの実力が付けば最終的には試験日に最高のコンディションになるようにコントロールして行くわけですが、そのことさえわかっていれば少々はめを外しても大丈夫だと割り切りましょう。

真面目な人に多いのですが、悪いパターンは自分を苦しめることです。「〜しなければならない」と思うことはやめましょう。

「あんたは偉い!さすがだ!凄い人物だ!」と声に出して自分を誉めまくりましょう。

そして、客観的に自分を観察してくれる「もう一人の自分」を心の中に作っておくと、目標を見失うことなく現在地点に戻ってくることができます。

要は「受験なんて大したことじゃないさ」と開き直ることだと思いますよ。

肯定的な言葉をどんどん言い続けましょう!

毎年400人以上も合格しているのですから、そこに自分が入るのは当然だと思いましょう。大丈夫です!合格者が人間でないのなら話は別ですが。

目次