−独学 土地家屋調査士試験攻略法 −

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

土地家屋調査士試験 受験対策(独学)

7.六法を持ち歩く(細切れ時間を有効に使う)

スリム六法を作る

不動産登記法を勉強する際に必要なのが不動産六法です。

辞典のように分厚い六法を常時携帯することは不可能なので、私は六法を一旦バラバラに分解して、不動産登記法、準則、細則、区分所有法、調査士法、民法というようにそれぞれ1つの冊子(スリム六法)に作り直して持ち歩くようにしました。

そうすると必要な分野の法律は、ペラペラの小冊子になってしまいます。こうなればいつでもポケットに入れて携帯し、隙間時間を活用しながら学習することができます。

もし、この方法を知らなかった受験生は是非実践してみてください。
本棚に飾ってある六法は漬け物石にもなりません。
スリム六法にして、細切れ時間を勉強する道具にしちゃいましょう。

余談になりますが、覚えた条文のページは一枚づつ食べてしまうという「ヤギ」のような受験生もいたそうです。私は酉(トリ)年なのでそのようなことはしませんでした。(^^ゞ

基本書でも有効

さて、この不動産六法をスリム六法にして持ち歩く方法は、基本書でも有効です。

私が使った基本書は「解説表示登記法」赤羽二郎著です。この基本書を精読しながら本の余白に気づいたことや重要事項を書き込んで、常に持ち歩いていました。

何種類も基本書はあると思いますが、コンパクトにまとまっており今でも少し変わった登記申請が必要な場合は参考にしています。

試験には定番の「土地分合筆登記」ですが、実際の業務ではほとんどお目にかからない登記です。私は、この登記を過去に1回だけ申請したことがあります。その時はこの基本書のお世話になりました。

使いやすく工夫する

ところで、スリム六法を作る際に「しおり糸」を3本ほど付けるとさらに扱いやすくなります。

電車やバスの待ち時間や乗り物の移動時間は格好の勉強時間です。両手でスリム六法をつかんでいれば、痴漢に間違えられることもありませんしね。

この工夫は必ず実行してくださいね。
やってみれば良さがわかります。


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