−独学 土地家屋調査士試験攻略法 4−

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

土地家屋調査士試験 受験対策(独学)

4.環境を作る

「いい人」を卒業する

まず真剣に勉強できる環境に自分を置いてください。
当然、飲み会も減らして、ゴルフや釣りなど、好きな趣味も極力削って短期集中できる状態にする必要があります。

いつもの仲間からお誘いが来るかもしれませんが、勇気を持って断りましょう。「これから8月まで猛勉強するから誘わないでね」と理由を話せばわかってくれると思います。

一番良くないパターンが、「いい人」です。いい人は他人にいい人でも、自分自身や家族にとっては最悪で、悪循環を増幅させてしまいます。

つまり、断ることができない人は、「いい人」になりがちです。断ることは自分の身を守ることにもつながります。

最初は波風が立つかもしれませんが、自分らしい看板を立ててしまえば、あとは楽になります。

理想的な環境を作るために「いい人」を卒業しましょう!

缶詰状態を作る

受験者にとって、本試験前の数ヶ月はつらい季節です。何がつらいかと言えば春から8月の試験日まで勉強意欲を邪魔する楽しそうな行事が目白押しだからです。

私のご当地でも「お花見」「ゴールデンウイーク」「潮干狩り」「青葉まつり」「すずめ踊り」「子供の運動会」「子供の夏休み」「七夕まつり」「お盆」と数えあげたらきりがありません。

この中でも最大の障害は「学校の週休2日」と「子供の夏休み」だと思います。

ただでさえ集中して勉強しなければいけない時期に、いろいろと雑音が聞こえて身が入らなくなってしまいます。

短期合格のためには、世間の行楽にまつわる身の回りの雑音をいかにシャットアウトして、勉強に集中できる環境に身を置くことができるかが重要なことだと思います。

ですから本試験の前に、今から強い精神力が試されているわけです。
今年こそ合格して来年は「家族孝行するぞー!」と自分に誓いましょう。

私の場合は、仲間とゼミを組んで毎週土日市民センターの会議室を借りて缶詰状態を作りました。あれが良かったんだと今でも思っています。

これをやると、日曜日の本試験は緊張することなく力を発揮できると思います。是非参考にしてみて下さい。


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