森の恵みと沢にひたるツアー
お申し込み お問合せはメールで。アドレス:
akitaka(at)m.email.ne.jp
お申し込みがない場合、事前に中止・変更することがあります(約2週間前)
HOME カレンダー 山菜・きのこ 沢登り・歩き 沢旅・イワナ 湯・雪・他
きのことその食べ方

1 採るとき
2 そうじ


3 料理

4 保存

きのこ解説

アイカワタケ→マスタケ
アカジコウ
アカヤマドリ
アミハナイグチ
ウラグロニガイグチ
エノキタケ
オニイグチモドキ
オニタケ
キクラゲ
キナメツムタケ→
         チャナメツムタケ

クリタケ
ゴムタケモドキ
サンゴハリタケ
          ヤマブシタケ

シイタケ
ジコボー→ハナイグチ
シモフリシメジ
シロナメツムタケ
       チャナメツムタケ

シロヌメリイグチ→ハナイグチ
スギヒラタケ(毒?)
タマゴタケ
チチタケ
チチアワタケ
チャナメツムタケ
ツキヨタケ(毒)
ナメコ
ナラタケ
ニガクリタケ(毒)
ニカワチャワンタケ→
          ゴムタケモドキ
ヌメリイグチ→ハナイグチ
ヌメリスギタケ
ヌメリスギタケモドキ
ハイイロシメジ
ハナイグチ
ハナビラニカワタケ
ヒラタケ
フチドリツエタケ
ブナシメジ
ブナハリタケ
ベニテングタケ(弱毒)
ホコリタケ
ホンシメジ
マイタケ
マスタケ
ムキタケ
ムラサキシメジ
ヤマイグチ
ヤマドリタケモドキ
ヤマブシタケ
表の写真は森と水ツアーで採る(見る)きのこ、奥山や沢で利用する代表的なきのこです。写真も現物もいろいろたくさん見るのがいいですね。

1 木に生えるもの
夏から初秋

ヌメリスギタケ
モドキ

マスタケ
紅葉前から
ゴムタケモドキ

シイタケ

スギヒラタケ(毒)

ツキヨタケ(毒)

ナラタケ

ブナハリタケ

マイタケ
紅葉中から
ヒラタケ

ブナシメジ

ムキタケ

ヤマブシタケ・
サンゴハリタケ
紅葉後期に多い
エノキタケ

クリタケ

ナメコ
一年中
ニガクリタケ(毒)
2 地面に生えるもの
夏から初秋
タマゴタケ

チチタケ

ヤマドリタケモドキ
秋前半から
ハナイグチ

ベニテングタケ
(弱毒)

ホコリタケ
紅葉中から
シモフリシメジ

チャナメツムタケ

ムラサキシメジ
晩秋
ハイイロシメジ
時期などのコメントは、私の経験によるものです。おおむね標高300から1300mあたりの話。味とかも図鑑とは違ったりしますが、きのこはひとりひとり違うのが面白いと思って読んでください。
図鑑によって書いてあることが違うのもしばしばです。ここではむしろ図鑑や他HPにない記述をしていきたい。
きのこ本
1.おすすめポケット図鑑
図鑑といえば、山渓カラー名鑑「日本のきのこ」ですが、ここではフィールドで持ち歩くコンパクトなものを紹介します。年々いろんなのが出ていますが、迷ったらこれら↓はどうでしょう。

「厳選170種 きのこ ガイドブック」伊沢正名・川嶋健市共著 永岡書店
持ち運びにイチオシ!コンパクトでありながら写真も大きく、林ごとに代表的な食菌は十分載っている。

「キノコ狩りガイドブック」伊沢正名・川嶋健一 永岡書店
同じ共著者によるもので、きのこごとに料理が詳しい。やや大きいので、私は上の「厳選170種」をフィールドで、こちらを家でレシピ集として使用しています。

「山渓フィールドブックス きのこ」本郷次雄監修・解説 上田俊穂ほか解説 伊沢正名写真
1155種載っていて、とにかく多い。解説は簡単。いろんなきのこを同定したくなったら必要。私はもっぱらこれですね。

「キノコ狩り必勝法」矢萩信夫・禮美子 農文協
林、時期別に代表的(?)なものを取り上げ、味ランク、発生度、毒性ランクをA/B/Cで示しているのがわかりやすい。が、その評価がどうも私のまわりや伊沢さんの図鑑などとちがう...うま味よりもプルプルした食感がお好きなようで、ゴムタケ・ゴムタケモドキが味A(多くの図鑑では食用とされない)とされ、シロキクラゲ・ニカワハリタケがおすすめ10種に入っている。記載は判別について詳しい。part2「コツのコツ」も楽しく役に立つ。キノコ狩りのやり方、食べ方、保存、栽培まで!
ちとでかい。探し回るのでなく、じっくり判別してみたいときに、上の「厳選170種」や「山渓フィールドブックス」とともに持っていくと、写真や判別法について違う見方ができます。

「釣り人のための山菜50きのこ50」菅原光二著 つり人社
山菜きのこ初心者向き。コメントが面白いので山中で空き時間に読むと楽しい。特にきのこのほうが。

2.きのこがり笑い話

「毒キノコが笑ってる―シロウトによるシロウトのための実録キノコ狩り入門 」天谷これ著
きのこがり人種の生態が(他人事でないが)笑えます。そしておいしいきのこや毒キノコの判別についての素直な疑問や判別、試食についても話題になっており、ためにもなります。

毒きのこ・絶品きのこ狂騒記―山の中の食欲・物欲・独占欲バトル」小山昇平著
これも見逃せません。上のと比べるとプロ的な見地からですね。上の本にもありますが、マツタケがりのきびしさは一見すべし。図鑑にないきのこの試食会のようすは緊張感あふれます。

「森のきのこ採りーすぐそばにあるアナザー・ワールド」小林路子著
きのこ画家(!)というマニアな著者による、きのこマニア生態のお話。ほのぼのしたイラストに包まれながら、伊沢先生とおぼしき方などきのこプロと行動しているような話が出てくる。ドクヤマドリの見分け方が詳しい。

3.きのこの基礎

「楽しい自然観察 きのこ博士入門」根田著 伊沢写真 全国農村教育協会
食用キノコがりでなく、きのこ全般について知りたくなったら、これ!素人向けに書かれているが、非常に内容が濃く、しかも写真がふんだんで解説が簡潔でわかりやすい。きのこの分類やパーツの意味も自然にわかってくるので、きのこがり基礎知識としてもお勧めです。写真の伊沢さんもあとがきに「この『きのこ博士入門』の企画が舞い込んできた時は、本当に天にも昇る気持ちでした」と書くほど。

4.放射能について



2011年の福島原発爆発による放射能汚染について気にされている方も多いと思います。きのこは他の野菜などよりも高い値を示す傾向があるようです。
なお、放射能に関しては、長野県の平野部は全国平均と同じ(低い)レベル、標高が高くなると空間放射線量も高くなりますがこれも全国的な傾向。
東信地方の一部(佐久、軽井沢など)のきのこから100ベクレル/kg以上の検出されている報告がありますが、ツアーで行く北信、上越方面に目立った高い報告は今のところありません。また100Bq/kg以上を検出したきのこはシモフリシメジ、ショウゲンジ、チャナメツムタケ、キノボリイグチ、ハナイグチ、チチタケと地面から生えるもの(主に菌根性)です。地表に積もった放射性物質の影響を受けやすいせいでしょうか。
長野県の野生きのこ測定結果はこちら
晩秋のツアーで採るナメコ、ヒラタケ、ムキタケは木から生えますのでやや影響が小さいと思いたいところです。チャナメツムタケも採りますので、心配な方は避けてください。
 大人がたまに食べる分には影響は小さいと思いますが(たぶん)、子供に食べさせるかどうかなど、各自の判断でお願いします。