森の恵みと沢にひたるツアー
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ヌメリスギタケ
モドキ



2003/9/27 togakushi
味よし、つるりとしてしっかりした舌触りよし、見つけやすく判別しやすいオススメきのこ。
よく見かけるが、大量に採れることは少ない。

春から秋まで出るが、初夏、初秋が旬。
ヤナギの生きた木の疲れてきたヤツや、枝が折れたりして枯れた部分に生える。木の上の方だと遠くからわかるので、近づいてみると同じ木の下の方や裏に生えている。ハンノキやシラカバの倒木にも生える。なんと最近、コメツガに生えているのを見た。図鑑には「広葉樹に生える」と明記されているものだが。

本種は柄にヌメリがなく、よく似たヌメリスギタケは柄もヌメっているがいずれも食べられる。傘はヌメるが、乾いた天気ではヌメらない。褐色(写真ではフラッシュで白い)のボツボツ(鱗片)が特徴だがなくなっているものもある。
かわいい幼菌。
成菌の柄は固くて食えないが
幼菌はまるごと食える。
幼菌は消化の悪いスギタケ(モドキ)に似る。
本種は生食可であるが、
火を通したほうがうまい。

2003/9/27 togakushi

2002/8/31 yatsugatake
ヤナギだとこういう感じが多い。
食べ方
おいしくて舌触りもよいので、きれいなのが採れたら、ゆでてしょうゆか、おろしあえが最適。汁の具。キムチ。
大きいものは採ってからどんどん茶色く変色してゆく。きれいに仕上げるには、鱗片とともに洗い流すとよい。
ゆでてしょうゆをかけるだけが味を生かせていい。成菌の柄は固くておいしくないので傘だけ使う。
幼菌をピザに。
1-2cmの黒い甲虫(ハサミムシ?)がよく入る。採るときに逃げ出るが、振ったりたたいたりすれば確実に出る。食い跡が大きいので、そのあたりを除去あるいはそうじすればよい。