森の恵みと沢にひたるツアー
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ベニテングタケ
(通常、毒キノコに分類される)

2003Aug30 yatsu
毒キノコとして図鑑に載っているが、タマゴタケに似たうま味が好まれ、信州上田・真田地方(菅平にたくさん生える)では食べられる。幻覚をもたらすとして期待する人もいる。白雪姫の図案に使われているのは、このキノコを食べてそういう夢を見たからとも。以下、実例を紹介します。

カンバ林(シラカバ、ダケカンバ)の地上に生える。8月後半から9月。大きく鮮やかでツボのかけら(傘についている白い点々)が特徴的であり、間違えそうな毒キノコはない。小型でツボ(したがってツボのかけらも)赤いヒメベニテングタケが似ている(食毒不明)
この状態で持ち帰り、一晩たつと
上のように大きく開くことがある


2004Aug22 shiga
食べ方、その後
油いため、ホイル焼き
実例1 菅平で9月29日採取。私が友人2人と、一人3個ずつ油いためで食べた。酒を飲んでいたが、あまり飲んでいないのに酔ってしまった。翌朝、二日酔いのような感じで気持ち悪かったが、酒はそんなに飲んでいない。そしてイベント会場で残りのきのこを数人にふるまったが特に事件は起きなかった...
ちなみに私はツンとくる香り(しないものもある)が好きでない。
実例2 八ヶ岳山麓で8月末採取。タマゴタケとまぜて油いため。炒めるとツボのかけらがとれてしまい、区別がつかない。味も同じ。同行者に食べさせたところ、1時間後からふわふわした感じ(特に気持ちよくも悪くもない)がし、1時間ほどで消えた。彼はまるまる1個も食べていない。
実例3 志賀高原で8月下旬採取。同行者が持ち帰り、1個試食した:「胡椒振ってバターホイル焼きにしたら,結構うまいスープができていた。かさの部分が一番うまみがあるみたい。
  さて,食べて20分ぐらいして,体が火照り始め,頭がふわふわしてきた。気持ちいい状態とは異なるが,吐き気などはない。いつの間にか寝ていた。
  翌朝,目が覚めると吐き気のない二日酔い状態。昼まで,動くのがだるかった。」
...かなり安定した反応ではないだろうか。白雪姫が出てくるには10個ぐらい食べねばならぬか?みなさんの報告お待ちします。