12月31日(月)

 大阪の方の知人からクリスマスLPが送られてきた。クレプスキュールから出たコンピレーション『Ghost Of Christmas Past』の、'82年に出た2枚目のやつ。80年代後半以降、何度か発売された編集CDは持っていたけど、今年出た再編集版は買わずじまい。アナログは持っていなかったのでありがたい。というわけで、今年はこれでお終い。

 LP:V.A. "Ghost Of Christmas Past (Remake)"



12月28日(金)

 今日が仕事納め。午後は忘年会であったが、3時過ぎには終了したので、解散したあと渋谷に移動。渋谷H店に注文していたCDを受け取りに行く。先週末に入荷したという、マイケル・モンローの新作。マイケル・モンローといっても、ハノイ・ロックスの同姓同名の人のことじゃなくて、こちらはミネソタ在住のシンガーソングライターだ。タイトルは『Wintersong』。タイトル曲などのオリジナルに、ジョニ・ミッチェルの「リヴァー」やドノヴァンの「キャッチ・ザ・ウィンド」といったカヴァーを交えた構成。クリスマスものではないけど、「冬」絡みで準収穫扱いに。

 CD:Michael Monroe "Wintersong"



12月26日(水)

 帰宅するとクリスマスCDが1枚届いていた。今年怪しげなレーベルから出たもので、盤起こし音源中心のレアトラック集。やたらカッコいい曲があったのだが、盤が途中で針飛びしたらしく、そのまま収録されていたのでがっかり。この曲はアナログを地道に探すしかなさそう。

 CD:V.A. "A Happy Noel!"



12月22日(土)

 帰宅するとクリスマスシングルとCDが1枚ずつ届いていた。シングルは海外オークションで落としたロイヤル・ガーズメンの、ようやく入手したPS付きローリー盤。しかし今年は、日記にロイヤル・ガーズメンの名前を書くことが妙に多かったような気がする。クリスマスCDは1910フルーツガム・カンパニー。何と今年出た新譜。当時の(ツアー)メンバーは2人だけ残ってるようだ。通販サイトでヒットしないので、コレクターズ・チョイスに直オーダーしたもの。

 シングル:
  The Royal Guardsmen "Snoopy's Christmas/It Kinda Looks Like Christmas"
 CD:1910 Fruitgum Company "Bubblegum Christmas"



12月20日(木)

 渋谷H店でレコ棚をチェック。ヴァン・ダイク・パークスの'66年のシングル「Number Nine」と'67年の「Come To The Sunshine」が入ったMGMのサンプラー・アルバムがあったので、これを買うことに。この前「第九」のUK盤のシングルは入手したけど、盤質がいまひとつだったもんな。その他はジャニス・イアン(「ソサエティーズ・チャイルド」収録)、リッチー・ヘヴンス、ティム・ハーディン等々。

 帰宅すると何やら荷物が届いていた。まず海外オークションで落としたシートミュージックが2枚。エルトン・ジョンの「ステップ・イント・クリスマス」とエイミー・グラントの「テネシー・クリスマス」。大阪の知人からはビーチボーイズのクリスマスCD。'64年のアルバムから何曲かカットした廉価盤。

 LP:V.A. "The Core Of Rock"
    ※Van Dyke Parks 「Number Nine」収録
 CD:The Beach Boys "Merry Christmas from The Beach Boys"
 Sheet Music:Elton John "Step Into Christmas"
          Amy Grant "Tennessee Christmas"



12月18日(火)

 会社帰りに池袋H店に寄る。明日発売になる、楠トシエの『ビンちゃんの四季』が入荷してるかと思ったのだが…見当たらない。ここはオーダーかけてないのかもなあ。ということで隣のビル内のG店へと移動。案の定こちらには入荷済みだったので購入。'58年11月に出た10インチLP。全9曲中、5曲が三木鶏郎作品で、最後に「雪のワルツ」が収録されている。

 帰宅するとCDが1枚届いていた。海外オークションで落としたもので、2002年にオーストラリアで出た、やや怪しげなクリスマスCD。どう考えても、現在の懐メロパッケージショーの面々による録音だろうという、コースターズやドリフターズ、クリケッツ、ダイアモンズ、トーケンズ、シュレルズなどの音源に混じって、何故かジョニー・プレストンとダニー&ジュニアーズだけは、60年代に出したクリスマスシングル音源だ。

 CD:楠トシエ 『ビンちゃんの四季』
    ※「雪のワルツ」収録
    V.A. "A Rockin' Good Christmas"



12月10日(月)

 帰宅すると、先日ネットで注文したCDが届いていた。まずJBのシングル集。Hip-O Selectから限定で出ている2枚組シリーズで、これが第4弾。'66年から'67年のシングルAB面を収録したもの。これまでもどうしようか迷っていたのだが、今回買ったのは、やはり'66年からクリスマスシングルが出始めるからだ。なのでVolume 6ぐらいまでは買うことになりそう。

 JB絡みで2枚組がもう1つ。『James Brown presents A Soulful Christmas』というタイトルの2枚組が出ると聞いたときは、てっきりキング時代のクリスマスアルバムを完全収録するものだとばかり思っていたのだが、これは全くの別物で、'99年にEmusic.comとの独占契約によってダウンロード販売された『Christmas for the Millennium & Forever』に、いつ録音したのかも定かじゃないドリフターズにブルーノーツ、ミラクルズにプラターズのクリスマス音源を加えたもの。おまけにDisc2の最後には、尺が足りなくなったのか、ベン・E・キングとかジョージ・マックレー、JBやブルーノーツの大ヒット曲をボーナス収録してくれてるけど、どれもこれも再録とかライヴ音源。'99年のアルバムが「形」になってるのはありがたいけど、単純に何かクリスマスCDでも買おうというだけなら、これは止めといた方が無難。

 最後は、アメリカで今週末に公開されるという『Alvin & The Chipmunks』のサントラ盤。CGアニメのチップマンクスの三匹に、デヴィッド・セヴィル役はジェイソン・リー。どうなることやらという映画だが、日本では来年のGW公開らしく、とりあえずサントラだけでも聴いてみようと思ったもの。「チップマンク・ソング」は“何とかMix”というのが2種類入っていて、1つはRock Mix。うーん…。「ウィッチ・ドクター」もやってるな。ボーナスとしてこの2曲のクラシック・ヴァージョン(=オリジナル)を収録。それにしてもジャケの三匹、可愛くねえなあ。

 CD:James Brown "The Singles Volume 4: 1966-1967"(2CD)
     ※「The Christmas Song」「Sweet Little Baby Boy」
       「Let's Make Christmas Mean Something This Year」収録
    V.A. "James Brown presents A Soulful Christmas"(2CD)
    OST "Alvin & The Chipmunks"
     ※「The Chipmunk Song」収録



12月8日(土)

 注文していたLPを取りに渋谷H店へ向かう。その途中、久々にブラック専門のS店に寄る。この店もこの時分はクリスマスコーナーを作っている。結構な枚数のCDがコーナーに並んでいたが、持ってないのは数枚。その中から、'90年にPヴァインから出ていたゴスペルもののコンピレーションと、ビリー・ソウル・ボンズという、聞いたことのないソウル・シンガーが'98年に出たCDSを購入。

 渋谷H店に注文していたのは、ロバート・ウェイというニュー・イングランド地方のローカル・アーティストの、70年代に出たと思しきクリスマスアルバム。現地のモービル石油の配布品だったらしく、このレコードの存在もアーティストの名前も今回が初耳だったが、サイトの試聴曲がなかなかよかった。カウンターで見せられた別のLPは、「エド・サリヴァン・プレゼンツ」と銘打たれた'68年のアルバム。実際はテオ・マセオのアルバムみたいな、インスト+コーラス盤で、この名義のプロモ・シングルは結構ネットでも見かけるが、アルバムを実際に見たのはこれが初めてだ。ということで一緒に購入。

 それからT店をチェック。ボッパーズのクリスマスCDなんてのを発見。昨年出たものらしいが、全然知らなかった。そういえばYoutubeで、現在のボッパーズらしき映像で、アカペラで「ジングル・ベル・ロック」を歌ってるやつをこの前見たけど、このCD絡みだったのかと納得。その近くにボビー・ヴィーの3枚組CDがあった。'59年から'77年までのシングル・コンプリート集。'62年と'69年のクリスマスシングルも当然収録('62年盤は未発売)。リバティのレーベルロゴも入りのUK EMIの正規盤なのに、3枚組で通常CD並みの値段と安い。これも購入。

 LP:Robert Way "New England Sleigh Ride"
    "Ed Sullivan presents Music Of Christmas"
 CD:V.A. 『ゴスペル・クリスマス』
    The Boppers "Jingle Bell Rock"
    Bobby Vee "The Singles Collection"(3CD)
 CDS:Billy "Soul" Bonds "Special Edition"



12月4日(火)

 フィル・スペクターのクリスマスアルバムの紙ジャケCDが、明日発売だというので池袋H店に寄る。入荷していた。最近の紙ジャケ復刻の動きからみて、いずれこれも出るだろうとは思っていたけど、他のスペクター関連のアルバムと絡めると思っていたので、この再発のニュースを聞いたときは驚いた。紙ジャケの出来はなかなか。裏面の写真の仕上げもいい。けどオリジナル通りの「from Philles Record」ならもっとよかったのに。

 CD:V.A. 『クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』
      ※紙ジャケ仕様



12月3日(月)

 先日海外オークションで落とした7インチとシートミュージックが届いた。今回はフランスの出品者。海外オークションを始めた頃に1度見たきりだった、ロイヤル・ガーズメンのフランス盤シングルを出していたのを無事落札。'67年の「Snoopy's Christmas」と、'68年の「Snoopy For President」。PS付きのVogue盤。お目当てはクリスマスシングルの方だけだったが、もう1枚の方も入札者がいないようなので、試しに入札したらそのまま落ちた。

 シングル:
  The Royal Guardsmen "Snoopy's Christmas/It Kinda Looks Like Christmas"



12月1日(土)

 池袋H店へ。ナンシー梅木の『アーリー・デイズ』が新装再発されていたのを忘れていた。2001年に出たビクター時代のアンソロジーに、'52年の「異国の街に雨が降る」「私のシンフォニー」「時計のささやき」(唯一の服部良一作品)、そして'53年の「ホーリー・ナイト」(雪村いづみ「ジングル・ベル」とのカップリング)、新東宝映画のサウンドトラックより2曲を加えて、2枚組にしたもので、これでビクター音源は完全収録された。「ホーリー・ナイト」が入っているので、これは一応収穫扱い。
※ちなみにこの「ホーリー・ナイト」は「きよしこの夜」。

 昨年出たものだが、洋楽のロック/ポップス系ウィンターソングばかりをまとめたコンピレーションがあった。収録曲は何れもクリスマスとは特に関係ないものばかりで、ジャケットも何だかよく分からないし、中には冬っぽい映画の中で使われただけとか、少々苦しいものも入っているけど、手元にない曲も入っていたので、一緒に買うことに。準収穫扱い。

 帰宅すると、海外からCDが1枚届いていた。この前から、アルヴィン・スターダストのクリスマスソングが入ったCDを、部屋の中で捜していたのだが、どうしても見つからず、どうにも聴きたくなってきて、その曲が入っているCDを安く出していた業者に注文したのだ。ところが頼んだ2日後ぐらいに、たまたま本を捜していたときにそのCDを見つけてしまったのだった。頼んだのが最新リマスターとかならまだいいけど、しまったなー、よく捜せばよかったと悔やんでいたもの。

 ということで、その曲を聴いてみる。「So Near To Christmas」、'84年のシングルだ…が、何これ?再録音だ。このベスト盤自体が'96年に出たもののようで、17曲中12曲が再録音。再録ヴァージョンがあること自体知らなかったから、この音源は初めて聴いたけど、まあ、出来ははっきり言ってよくない。知らない音源が入手できたのは収穫とはいえ、わざわざ海外に注文するほどのものではなかったなー。

 CD:ナンシー梅木 『アーリー・デイズ 1950〜1954 Deluxe Edition』(2CD)
      ※「ホーリー・ナイト」収録
    V.A. 『ウィンター・ソングス』
    Alvin Stardust "Greatest & Latest"
      ※「So Near To Christmas」収録



11月30日(金)

 帰宅すると、海外オークションで落としたクリスマスソングのシートミュージックが届いていた。イギリスの業者が出していたもので、他にも渋いのがあったのだが、落とせたのは計6点。まずクリフ・リチャードが、'88年と'90年に出したシングル。ペトゥラ・クラークの'53年のシングル。ダナの'75年のシングルは、「恋のラストシーン」の邦題で出ていた曲。この日本盤はA面が日本語、B面が英語のカップリングだった。そういえばキャンディーズも『キャンディーズ1676日』でカヴァーしていたはず。ウィーヴァーズ・グリーンのこの曲は'67年に出たものらしい。何となく入札したら、そのまま開始値で落ちちゃったけど、今回初めて聞くグループ名。当時イギリスで放映されていた同名ドラマがあるらしいけど、何か関係があるのだろうか。ニーナとフレデリックは'60年のシングルだ。

 Sheet Music:
  Chriff Richard "Mistletoe And Wine"
  Chriff Richard "Saviour's Day"
  Petula Clark "Where Did My Snowman Go"
  Dana "It's Gonna Be A Cold Cold Christmas"
  The Weavers Green "I Saw Santa Sitting On A See-Saw"
  Nina & Frederik "Little Donkey"



11月26日(月)

 会社帰りに池袋R店に寄る。確かアナログ盤のクリスマスコーナーがあったなと思ったのだが、それらしいコーナーは見当たらなくなっていた。けっ。仕方なく中古CDの棚をチェックしてると、2003年のクリフ・リチャードのクリスマスシングルを発見。同年に出たクリスマスアルバムからカットされた曲だ。このアルバム、出来は悪くなかったのだが、輸入盤も例のコピーコントロール盤だったので、店頭試聴しかしていない。ということで、これは買い。 一昨年に出た、エルトン・ジョン選曲のクリスマスCDがあったので、これも一緒に買うことに。これ、あまり面白い選曲じゃないと思ってたけど、ラストに新曲が入っていたのね。エルトン・ジョンとジョス・ストーンのデュエットだ。見落としていた。

 CDS:Cliff Richard "Santa's List/It's A Boy/Mary's Boy Child"
 CD:V.A. "Elton John's Christmas Party"



11月24日(土)

 池袋H店でCDをチェック。今月アン・ルイスのクリスマスアルバムも出るんだよなー。来週だっけ?と思いつつ、コーナーに回って見ると…もう出てる。これは買っとこう。そういえばミルキィズの新アルバムって、今月末に出るんじゃなかったかな。とインディーズのコーナーに回ると…出てる。クリスマスソングが1曲入ってるからこれに間違いない。27日発売と書いてあるけど、出てるんだから買っちゃおう。

 アン・ルイスのクリスマスCDは、「チーク」シリーズの4枚目という位置付けらしく、前からいつかクリスマスソングをやりたかったと書かれていた。正直言って、ほとんど期待してなかったのだが、これが意外に楽しめた。確かに、作りたかったという気持ちが感じられる仕上がり。もう1つ、この年齢でやれてよかった、といったことが書かれていたけど、多分20年前に作られていたなら、妙な気負いが先に立った薄っぺらいものになっていただろうと思われる。ただ、このジャケで敬遠する人も少なからずいるんじゃないかなあ。

 CD:アン・ルイス 『ピンククリスマス〜プカリシャス チーク4』
    ザ・ミルキィズ 『ラヴァーソウル』
      ※「We say Merry Christmas!」収録



11月20日(火)

 会社帰りに池袋H店に寄る。先日フロアのリニューアルがあり、コーナーの配置を大幅に変えたので、どこに何があるのか探すのにひと苦労。明日発売のCDで何か気になっていたものがあったはずだが、どうにも思い出せない。仕方なく新譜のコーナーをチェックしていくと、見慣れぬ女性シンガーのクリスマスCDがあった。おまけのポストカードと一緒にパッキングされているので、ジャケットもよく分からない。オビ裏にあった既発アルバムのジャケに見覚えはあったけど、聴いたことはなさそう。

 5曲入りのミニアルバムで、クリスマスソングは「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」「サイレント・ナイト」「ホワイト・クリスマス」の3曲。あとは新曲と既発アルバムのタイトル曲だ。「ホワイト・クリスマス」はデイヴ・コズとの共演で、9月にデイヴ・コズのクリスマスアルバムがまた出ていたから、多分そちらに収録されているものと同じ音源。日本企画なのかどうか分らないけど、せっかくだから買うことに。和モノのコーナーに松田聖子の新曲が。オリジナルのクリスマスソング2曲のカップリングで、DVD付きと通常盤の2種があったので、DVD付きを一緒に買う。

 帰宅してからCDを聴いたが、ケリー・スウィートは、一番出来がいいのが既発曲の「ウィー・アー・ワン」だった。それじゃつまらない。松田聖子の2曲はどちらも聖子自身の作詞・作曲。うー…、後でもよかったか。聖子はこれまでいろいろクリスマスソングやらウィンターソングを歌ってるけど、少なくともその上位に来る曲ではないね。

 CD:ケリー・スウィート 『スウィート&ホーリー・ギフト』
 CDS:松田聖子 「クリスマスの夜/Merry Christmas」



11月15日(木)

 帰宅すると海外から買ったCDとDVDが届いていた。CDはクリスマス新譜で、リック・スプリングフィールドとキャプテン&テニール。リック・スプリングフィールドは1曲目だけオリジナルで、あとは有名なキャロルのカヴァー中心。シンプルなアレンジで曲間もほとんどなく、メドレーのような感じで続いて行く。それなりに丁寧に作っていて悪くはないけど、特段よくもない。オリジナルの出来も今ふたつぐらいかな。ラストの「ひいらぎ飾ろう」だけが、何故かサーフインストにアレンジされているけど、「洒落」というよりも「何故?」の方が先だ。

 キャプテン&テニールは初クリスマスアルバム。'85年に出したクリスマスソング「Tahoe Snow」の新録も含め、オリジナルは4曲。1曲目は'49年のMGM映画で、ジュディ・ガーランドが歌った曲。昨年ベット・ミドラーがやはりクリスマスアルバムの冒頭で歌っていたが、割とカヴァーの少ない曲だ。ビーチ・ボーイズの「リトル・セイント・ニック」は、'76年のTVスペシャルで、テニール・シスターズが歌った音源のリミックスらしい。2005年に出したクリスマスシングル「Saving Up Christmas」は未収録。まあ、よく言えば大人の女性ヴォーカルだけど、タメて歌うのが少々鼻につく。

 DVDはトム・ジョーンズのホスト番組『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』の、'69年と'70年のクリスマス・スペシャルを収録したもの。日本でもエンゲルベルト・フンパーディンクのホスト番組と、毎週交互にJUNの提供で放送されていたが、自分が見てたのは多分'71年頃からかな。中学に入ってからだと思う。シャーリー・バッシーがゲストの回があり、下着を着けていない衣装(スーツの左右が、脇から足元まで開いていて、それが紐で編み上げられている)で歌うという記事が、新聞のTV欄に写真付きで紹介されて、それで見始めたのだった。マイクがアップに映されていて、それをおもむろにトムの左手が掴む、というのがオープニングの画で、記憶にあるのはゴツイ指輪が数個はめられた手だったけど、このDVDでは大きめのやつが1つだけだから、始まった頃はまだ地味だったのかね。

 この番組は、前半がゲストを招いてのやりとりで、後半が観客を入れてのスタジオ・ライヴ。前半はどうでもいいというか、つまらない寸劇が多いし、歌もリップシンクばかり。魅力の大半はライヴの方だ。今回のDVDでは、'69年版こそそのライヴが入っているけど、'70年版はゲストがエラ・フィッツジェラルドだったせいか、後半のライヴがない。まあ、ライヴではクリスマスソングを歌うわけじゃないけどね。なので番組の面白さからいえば、すでに向こうで出ている4DVDボックスの方が楽しめるはず。

 CD:Rick Springfield "Christmas With You"
    Captain & Tennille "The Secret Of Christmas"
 DVD:"This Is Tom Jones Christmas"



11月7日(水)

 池袋H店で、本日発売のクリスマスCDを2枚購入。まず小西康陽がプロデュースしたakikoのアルバム。試聴機にあったので、ざっと聴いてみたけど、ところどころに入る短めのギターやピアノのソロ・インストが効いている。歌だけだとフルアルバムではダレたかもしれない。あと、スカ・フレイムスはまだしも、デューク・エイセスの効果は今ひとつだったかな。ラストのリミックスは、この形ならOK。

 もう1枚は『ミュージック・ダイアリー』。今年5月からユニバーサルで毎月1枚出ているコンピレーションシリーズの12月編。選曲は小柳帝氏。A&Mのクリスマス・コンピレーションとモータウン、それにヴァーヴのジャズものを加えて、シンガーズ・アンリミテッドで味付けした構成。特に目新しい曲とかはないけど、なかなかシブめの流れになっていて興味深い。

 CD:akiko 『a white album』※初回限定紙ジャケ仕様
    V.A. 『ミュージック・ダイアリー 12月 クリスマス・タイム』



11月6日(火)

 池袋G店で『クリスマス・イン・ソウルズヴィル』を買う。本国では9月半ばに発売されていたのだが、目ぼしい店を探しても入荷している様子がなかったし、ネットで見ても価格が国内盤と大差ないようだったので待っていた次第。これは'82年に出た『It's Christmas Time Again』という、スタックス系のクリスマス・コンピレーションの新装再発。'89年にCD化されていて、'92年にはジャケを変えた日本盤も出ている。

 CD化の際に、オリジナルLPの全10曲に追加されたのが、エモーションズの'70年のシングル「ブラック・クリスマス」と、アイザック・ヘイズの'69年のクリスマスシングルのB面だった「ウィンター・スノウ」。これは'66年にカーラ・トーマスがシングルのB面として出しているが、アイザック・ヘイズのヴァージョンは、この時のオケをそのまま使ったものだ。

 今回の新装盤では3曲追加した上で、曲順も変えて再構成している。追加となったのが、まずオーティス・レディングの「メリー・クリスマス、ベイビー」、そしてMG'sの「ウィンター・ワンダーランド」、この2曲の未発表別テイク。これに、ルーファス・トーマス&カーラ・トーマスの「ザット・メイクス・クリスマス・デイ」が加わって計3曲。ルーファス&カーラの曲は、もともと収録されていたルーファス・トーマスの「アイル・ビー・ユア・サンタ・ベイビー」のB面で、これが初CD化となる。ノベルティっぽいA面とは打って変わって、ぐっとサザン・ソウル風味。これらの3曲だけでも充分に価値あり。

 CD:V.A. 『クリスマス・イン・ソウルズヴィル』



11月2日(金)

 会社帰りに池袋T店でスミザリーンズのクリスマスCDを買う。このバンド、名前はよく聞くんだけど、ほとんど知らないに等しい。ビートルズのカヴァーアルバムを出したのを、店頭でちょっと聴いたぐらい。今回のアルバム用のオリジナルは3曲のようで、その他はエルヴィス、ビーチ・ボーイズ、ブレンダ・リー、ザ・フー(これをやるのは珍しい)、チャック・ベリー、ラモーンズ、ビートルズのクリスマスソングのカヴァー、あと有名曲が2つ。計12曲。

 ビーチ・ボーイズ、ザ・フー、ラモーンズ、ビートルズといった、バンド系のカヴァーは比較的オリジナルに忠実だが、その他のカヴァーは割と一本調子というか、それがスミザリーンズ風ということなのかもしれないけど、正直言ってあまり面白い仕上がりではないね。オリジナル曲も今ふたつぐらいの出来かな。声があまり好みじゃないのかもしれん。

 CD:The Smithereens "Christmas With The Smithereens"



11月1日(木)

 海外オークションで落としたクリスマスシングルが2枚届いた。まず'69年のナンシー・シナトラ。これはPS付きのドイツ盤。本国でも同じカップリングで出ているが、PSは見たことがない。もう1枚は、'73年のフロッグス。ハル・ブレインが関わった変名プロジェクトで、作者もアレンジもハル自身。これはA面曲のステレオ/モノ・ヴァージョンを両面に収録したサンプル盤。

 シングル:
  Nancy Sinatra "Kids/It's Such A Lonely Time Of Year"
  The Frogs "Alfie, The Christmas Tree (stereo)/(mono)"



10月29日(月)

 海外オークションで落としたシングルが2枚届いた。まずボビー・ヘルムズの'57年のシングル、「ジングル・ベル・ロック」。数年前に某店でこのPS付を捕獲し損なって以来、ずっと探していたのだが、ようやく見つかった。PSの状態が今ひとつだったこともあり、かなり安く落とせたのでラッキー。もう1枚はジョージ・ジョーンズの'62年のシングル。この人は日本での知名度は今ひとつだが、向こうでは有名なカントリー・シンガー。トップ40ヒットが140曲以上、トップ10ヒットも80曲近くだというから、相当なものだ。これはユナイテッド・アーティスツに移籍した'62年に出したシングル。

 シングル:
  Bobby Helms "Jingle Bell Rock/Captain Santa Claus"
  George Jones "Lonely Christmas Call/My Mom And Santa Claus"



10月28日(日)

 注文していたクリスマスCDが3枚届いた。まずジャッキー・ネイラー。デビューは'98年らしいが、昨年日本盤が初めて出た女性ジャズシンガー。いきなりレーナード・スキナードの「スウィート・ホーム・アラバマ」のリフが始まったのでギョッとなる。これが「サンタが町にやってくる」なのだが、続く「サンタ・ベイビー」は、ツェッペリンの「デジャ・メイク・ハー」風だ。やはりツェッペリンの「ゴナ・リーヴ・ユー」風にアレンジした「ホワット・チャイルド・イズ・ジス」や「レヴィー・ブレイク」風の「われらはきたりぬ(We Three Kings)」。「シルヴァー・ベルズ」はポリスの「見つめていたい」風になっていた。キンクスの「ファーザー・クリスマス」をカヴァーしていたけど、これは普通のアレンジ。13曲中4曲がオリジナルで、これが合間に散りばめられる。最初はへえーと思ったけど、アイデア倒れというか、消化しきってないので(これはバンドの技量+歌唱の問題だ)、全編この線で来るならまだしも、非常に中途半端な印象を受ける。

 次にミンディ・スミス。この人はカントリー・シンガーにカテゴライズされているらしいのだが、レーベルはヴァンガード。フォーク寄りのシンガー・ソング・ライターというところか。全11曲中、カヴァーは5曲。アルバムのためのオリジナルは、自身の作が2曲、シェリル・ライトとの共作が2曲、サド・コックレル(ナッシュビルのシンガー・ソング・ライターらしいが知らない)との共作が1曲、シェリル・ライト作が1曲、という具合。オリジナルは1〜2曲を除いてまあまあどまりかそれ以下。なのでもう少しカヴァーの割合を増やしてくれた方が聴きやすかったのだが、ジャッキー・ネイラーの後に聴いたせいか、アーティスト・カラーはこちらの方がはっきりしているので、アルバムとしてはこちらの方が好感がもてる。

 最後はマイケル・ボルトン。'96年に『追憶のクリスマス』というのを出していて、これが2枚目のアルバム。前回と曲目がやけにかぶってるなあと思ったら(10曲中6曲)、いつのまにかコンコードに移籍してたのね。知らんかった。この前に『Bolton Swings Sinatra』というのを出していて、これがコンコード第1弾。今回のクリスマスアルバムは、その延長線ということなのか。定番ともいえる選曲を、フルバンドをバックに気持ちよく…といきたいところだが、何せこの人なので、非常に苦しそうに聴こえる。それが持ち味だと言われればそれまでだけど、何もこのキーで歌わなくてもいいじゃねーの、と思ってしまうのが半分ぐらいあるのだ。決して中音域に魅力がない人という訳でもないのにね 。

 CD:Jacqui Naylor "Smashed For The Holidays"
    Mindy Smith "My Holiday"
    Michael Bolton "A Swingin' Christmas"



10月27日(土)

 帰宅すると、郵便受けに海外オークションのブツらしき封筒が。中身はキャロル・フォードとJBのクリスマスシングルが1枚ずつ。どちらもキング盤。JBのこのシングルはすでに持っていたが、今回のはプロモ盤。キャロル・フォードが安く落とせたので、ついでにやはり安く出ていたJBを開始価格で入札したら、そのまま落札したもの。

 キャロル・フォードのシングルは'68年に出たもので、A面はキャロル・フォードとジーン・レッドとの共作。このジーン・レッドは、B面にも収録された「プリーズ・カム・ホーム・フォー・クリスマス」を、チャールズ・ブラウンと一緒に書いた人だ。A面は「MERRY CHRISTMAS」をMは何々、Eは何々、Rは何々…と、「ドレミの歌」風に綴っていくのだが、カッコいいのよ、この曲。音源は持っていたけど、盤が未入手だったので嬉しい。JBは'66年のクリスマスアルバムからのカットで、番号からいうとJBの最初のクリスマスシングルにあたる。

 シングル:
  Carol Ford "Christmas Letters/Please Come Home For Christmas"
  James Brown "The Christmas Song (Version 1)/(Version 2)"



10月20日(土)

 何かCDを買って帰ろうと池袋U店へ。NRBQのクリスマスアルバムがアメリカで新装再発されたらしいのだが、大型店だと見かけない。ここならもしやと思ったら、案の定発見。読みどおりだ。

 『Christmas Wish』の「Deluxe Edition」とあるけど、2000年に日本でボーナストラック入りで出たCDは「Expanded Edition」だったかな。でもオビなんかの邦題は「デラックス・エディション」だったんだよな。2000年盤は、'86年のアルバムにライヴや未発表音源を加えた全17曲で、全部で27〜28分くらいのもの。今回のは、その2000年盤にライヴ音源を2曲追加した全19曲。ただそのうちの1曲「The Christmas Song」は、2003年に出たライヴアルバムに収録されていた音源('82年のワシントンでのライヴ)と同一のようなので、初お目見えの音源は「White Christmas」だけのようだ。これは'90年のセントルイスでの録音。ということで、あの日本盤CDを持っている人なら、別にこの1曲のために無理して買うことはないかも。ジャケの作りもあまりよくないんだな、これが。

 CD:NRBQ "Christmas Wish (Deluxe Edition)"



10月15日(月)

 アメリカに注文していたクリスマスCDが3枚届いた。まずカーニー・ウィルソン。'93年にカーニー&ウェンディ・ウィルソン名義で『ヘイ・サンタ』を出して以来、久々のクリスマスアルバムだ。オリジナルは1曲のみ(夫のロブ・ボンフィグリオ作)で、後はよく知られたクリスマスソング中心の選曲。オリジナルもなかなかだし、他のカヴァーもみな上出来。1曲目のカーペンターズのカヴァーなんて、過去最上の部類に入るのではないか。それ以上に驚いたのが4曲目の「ジングル・ベル」。何たってバック・ヴォーカルがハニーズですよ、ハニーズ。全12曲で37分強というサイズも気に入った。今年出たCDで1枚なら、現時点ではこれを薦める。

 続いてジョーン・オズボーン。このアルバムは2005年にバーンズ・アンド・ノーブルのみで販売されていたもので、今回一般発売となった。曲目の変更はないので、ジャケットの差し替え以外は2005年盤と同じようだ。全11曲のうち、クリスマスキャロルが5曲に、彼女が書いたオリジナルが1曲。その他はカヴァーだが、このカヴァーの選曲がやけに渋い。ザ・バンドや'55年のサッチモのカヴァーはまだいいとして、タイトル曲は60年代にソウル・スターラーズが歌っていたものだし、'55年のヴォイセズ、'58年のスワン・シルヴァートーンズなんてのは、なかなかカヴァーされない曲。ちょっと音の粗いところがあるものの、流れもよく考えられてるし、(純然たる新譜ではないけど)今年のクリスマスCDを5枚買うなら入れていい1枚。

 最後はシェイキン・スティーヴンス。'91年に出たCDだが、2005年に再発されていたもの。前から欲しかったのだが、買おうと思ったら在庫がなかったりと、未入手のままだった。'85年の名曲「Merry Christmas Everyone」(デイヴ・エドモンズのプロデュース)や、EPに収録された「ブルー・クリスマス」のカヴァーなどに、オリジナルのクリスマスソングを追加した全12曲。どうせ再発するのなら、「Merry Christmas Everyone」の12インチヴァージョンを、ボーナストラックで追加してほしかったなあ。

 CD:Carnie Wilson "Christmas With Carnie"
    Joan Osborne "Christmas Means Love"
    Shakin' Stevens "Merry Christmas Everyone"



10月14日(日)

 朝方、ネットで注文していたクリスマスCDのうちの1枚が届く。他に2枚一緒に頼んだのだが、そちらは入荷遅れとのこと。先に届いたのはヨランダ・アダムス。この人が2000年に出したクリスマスアルバムは素晴らしい出来だったが、今回はコロムビア移籍第1弾だそうだ。

 新曲がタイトル曲を含めて5曲、カヴァーが5曲の計10曲。ジャクソン5やテンプスが歌った「Give Love On Christmas Day」なんてのもやってる(でもライナーではBarry Gordy Jr.作にされてたぞ)。新曲はなかなかの佳曲揃い。ゴスペルクワイアが参加するような曲はなく、全般的にゴスペル色は薄い。会社の方針なのかどうか分からんけど。アニタ・ベイカーをやってたような人の名もクレジットされてるから、そういう線を狙ってるのだろうか。終盤2曲ほどはかなり熱の入った歌いっぷりになってくるけど、全体的には思った以上に聴きやすいアルバムに仕上がっているのはさすがの力量。その辺の、フェイクすればいいと思っているお姉ちゃん達とはモノが違う。

 CD:Yolanda Adams "What A Wonderful Time"



10月13日(土)

 海外オークションで落としたクリスマスシングルが届いた。オリオールズのJubilee盤。これは'54年のセカンドプレス。オリジナルは'51年発売で、このときはレーベルロゴの書体が違っている。セカンドプレスの際にPSも作られたのだが、このPS付きは数百ドルという相場('51年盤もほぼ同じ)。今回のはPSなしだけど、それでも結構安値で落とせたからラッキー。

 シングル:
  The Orioles
   "(It's Gonna Be A) Lonely Christmas/What Are You Doing New Year's Eve"



10月11日(木)

 海外オークションで落としたジゼル・マッケンジーのクリスマスEPが届いた。この人は'57年にクリスマスアルバムを出しているが、ジャケットとタイトル違いのEPも出ている。そのうちの2枚を持っているけど、もう1枚あったとは思わなかった。もっともLPを3分割したようなEPセットとかも当時はいろいろ出てたから、それを考えると不思議ではないのだが、LPとEP3枚のジャケ及びタイトルがみな異なるというのは珍しい例だ。

 EP:Gisele MacKenzie "Joyeux Noel"



10月10日(水)

 会社帰りに池袋H店に行く。今日買ったクリスマスCDは2枚。パティ・ラベルとアイズレー・ブラザース。偶然にもというか、どちらもジャム&ルイスのプロデュースだったのだが、2枚とも同レーベルだし、パティ・ラベルとロナルド・アイズレーのキーを考えると、デモは一緒に作って振り分けたんじゃないかという気がするぞ。どちらも10トラックずつ。

 パティ・ラベルは、'90年の『This Christmas』以来、2枚目のクリスマスアルバム。'63年にブルーベルズとしてもアルバムを出してるけど、これは内容はどうというほどのもんじゃない(でもオリジナル盤はバカ高い)。新曲が4曲の他はスタンダード曲やキャロルのカヴァー。比較的新しい2曲のカヴァーの出来がいいけど、後はみな今ふたつぐらい。その出来がいいカヴァーは、'73年のエモーションズのVOLT時代のシングル曲「What Do The Lonely Do At Christmas?」(この曲のカヴァーは珍しい)、そして'95年のルーサー・ヴァンドロスのクリスマスアルバムに入っていた「Every Year, Every Christmas」。

 アイズレー・ブラザースは初のクリスマスアルバム。こっちのオリジナルは2曲で、どちらも佳曲だけどクリスマスソングという内容の詞じゃないような気がする。1曲は鈴の音が入ってるから、一応それらしいアレンジにはなっている。他は有名曲ばかり(メドレー1つ含む)。バラつきはあるものの、アルバムとしての出来はこっちの方がいいかな。

 CD:Patti LaBelle "Miss Patti's Christmas"
    The Isley Brothers featuring Ronald Isley "I'll Be Home For Christmas"



10月6日(土)

 帰宅すると郵便受けに、先日海外オークションで落としたシングルと思しき荷物が。ヴァン・ダイク・パークスの'66年の1stシングル、「Number Nine」だ。ベートーヴェンの交響曲第9番をアレンジしたもので、日本では「Dyke(ダイク)の『第九』」なんて呼び方をされることも。クリスマスものとはちょっと違うが、準収穫扱いということで。今回入手したのは、オリジナルUS盤ではなく、UK盤のプロモ。レーベル面には1965年とあるけれど、発売されたのは'66年の3月4日ということになっている。とにかく、ずっと探していたシングルなので嬉しい。

 シングル:Van Dyke Parks "Number Nine/Do What You Wanta"



10月5日(金)

 先月初めに注文していたクリスマスCDが3枚届いた。もう1枚一緒に頼んでいたのだが、発売日がずれたようで、先月末発売になった3枚を先に送ってもらったもの。

 まず、ダーレン・ラヴの初クリスマスアルバムは、全12曲中11曲がロック/ソウル系のクリスマスソングのカヴァー。トム・ペティ、ステイプル・シンガーズ、NRBQ、JB、チャールズ・ブラウン(今回の場合はイーグルスという解釈だろうけど)、プリテンダーズ、ビリー・スクワイア、スティーヴィー、ザ・バンド、XTC、ジョン・レノンといった具合で、ちょっと節操がない選曲と言っては失礼か。シンプルなバッキングと、この人のキーが少し低くなってきたのも影響して、みな今ふたつぐらいの出来。ザ・バンドのカヴァーが比較的いいかも。ラストのオリジナルナンバーは、これとは別にネットでCDSが限定発売されていた曲。そちらはもう少し豪華な編成のアレンジだったが、今回はスローにアレンジし直した再録音。残念ながら期待外れかな。

 驚きのキャンド・ヒートの初クリスマスアルバムは、'68年のチップマンクスとの共演シングル音源も収録しているが、そのB面だった「Christmas Blues」が、オリジナルシングル・ヴァージョン、ドクター・ジョンとの共演ヴァージョン、ボーナストラック扱いの'98年のライヴ・ヴァージョン、と3トラック収録。ただし、最後のライヴ・ヴァージョンは、『ベリー・スペシャル・クリスマス 4』として'99年に発売されたCDに収録されたもので、そこではジョン・ポッパーとエリック・クラプトンしかクレジットされていなかったと思うが、そこにキャンド・ヒートも参加していたということなのだろうか。だとしたら失礼な話だが、まああれはどうしようもないシリーズだからね。その他のアルバム収録曲は、クリスマススタンダード(インスト2曲含む)を中心にしており、'68年音源に比べると丸くなったというか、枯れた味わいの音もあったりして。当時のメンバーはもうドラム(2代目だけど全盛期のメンバー)しかいないのだな。

 個人的ご贔屓のマルティナ・マクブライドのクリスマスアルバムは、もともと'98年に出たもので、その翌年に2曲追加して、ジャケット写真もアップのものに変えて再発されたが、今回更に4曲追加して再新装盤となった。そのうちの1曲、「ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド」は、昨年出たディーン・マーチンのクリスマス・コンピレーションに収録されたもので、'59年の『ウィンター・ロマンス』収録音源にマルティナのヴォーカルを掛け合いでミックスしたヴァージョン。他の3曲は「あめにはさかえ」「ウィンター・ワンダーランド」「ジングル・ベル」。まあ可もなく不可もなくといった仕上がり。うーん、前のままの方が聴きやすいアルバムだったと思うけどなあ。ジャケは'98年版が一番好きだった。

 CD:Darlene Love "It's Christmas, Of Course"
    Canned Heat "Canned Heat Christmas Album"
    Martina McBride "White Christmas"



10月4日(木)

 帰宅すると、先週海外オークションで落としたクリスマスシングルが届いていた。'55年のソロモン・バークのアポロ盤。白ラベルだけどようやく入手できたよ。かれこれ20年近く探してきた1枚。嬉しい嬉しい。

 シングル:Solomon Burke "Christmas Presents/When I'm All Alone"



10月2日(火)

 特に買いたいものはなかったのだけど、会社帰りに池袋H店へ。ソウルもののコンピレーションのコーナーで、スタックス/ヴォルトのシングル・コンピレーションを発見。いや、あのボックスではなくバラ売りである。'91年に『コンプリート・スタックス/ヴォルト・シングルズ 1951-1968』という9枚組ボックス(シングルAB面完全収録じゃないけど)が出たときは、とにかくカーラ・トーマスの当時未CD化だったクリスマスシングル音源が欲しくて即買いしたのだが、今年の春にリマスター再発されたときは、さすがにボックス買い直しはキツくて手を出さずじまい。それがバラ売りもされていたとは迂闊にも知らなかった。しかも目の前にあるのは、正にそのカーラ・トーマスのシングルが入っている「Vol.7」ではないの。ということで買う。収録曲は'66年11月〜'67年5月のシングル。

 クリスマスコーナーを見ると、今年の新譜が1枚だけ入荷していた。カントリー系のコンピレーション。「Hear Something Country」シリーズのクリスマス版。全14曲のうち6曲が今年の録音。新録は、「アメリカン・アイドル」出身のキャリー・アンダーウッドとケリー・ピックラー、サラ・エヴァンス、テリー・クラーク(テレキャスを弾くお姉ちゃん)、といった女性シンガー4人と、男はブレイン・ラーセンとキース・アンダーソンの2人。他はジョニー・キャッシュから昨年のブラッド・ペイズリーまでの有名どころ。新録の女性陣が気になったので買うことに。

 CD:V.A. "Stax/Volt The Complete Singles Vol.7:1966-1967"
     ※Carla Thomas 「All I Want For Christmas Is You」収録
    V.A. "Hear Something Country Christmas"s



9月26日(水)

 会社帰りに池袋H店へ。ジョニ・ミッチェルの新作が出てたので手に取る。別に買う気はなかったけど、日本盤のオビ裏に、ハービー・ハンコックが出したジョニのカヴァー集の案内が載っていた。タイトルが『リヴァー』だから、当然この曲もやってるのだろう。こんなのあったっけと探すと、日本盤が1週間前に出たばかり。ゲストにジョニの他、ノラ・ジョーンズ、ティナ・ターナー、レナード・コーエンなど。クリスマスソングとしても名高いタイトル曲を歌っているのは、コリーヌ・ベイリー・レイ。ということで、これは収穫扱い。

 帰宅すると海外オークションで落としたシングルが届いていた。エルトン・ジョンが'73年に出したクリスマス・シングル。これはスペイン盤だが、このシングルの海外盤でPS付きは初めて見た。一応日本盤シングルも出ているけど、翌年2月の来日公演記念盤として発売されたので、「ロックンロールで大騒ぎ」という、クリスマスとはまったく関係のない邦題になっている。

 CD:Herbie Hancock "RIVER: the joni letters"
    ※「River」(featuring Corinne Bailey Rae)収録
 シングル:Elton John
    "Step Into Christmas/Ho, Ho, Ho, (Who'd Be A Turkey At Christmas?)"



9月21日(金)

 海外オークションで落としたEPが届いた。オランダのデュオ、ブルー・ダイアモンズ(といっても2人はインド人)が'60年に出したもの。同年にクリスマスシングルを2枚出していて、その2枚分が収録されている。デビューは'59年だが、現地ではかなり人気があったらしく、特に60年代半ばまでのリリース数はかなりのもの。クリスマス関係では、'62年にもシングルやEP、それにLPまで出しているようなので探したいところ。

 EP:The Blue Diamonds "White Christmas"
    ※他に「Silent Night」「Mary's Boy Child」「Winter Wonderland」収録



9月12日(水)

 会社帰りに池袋H店へ。この店が仕入れてくれたかどうか不安だったのだが、棚を見ると…あった。'73年の純アリスのLP、『花模様』の紙ジャケ復刻である。しかし、何でまたこのLPがCD化されたのか。とはいってもこのLP、B面ラストに「涙のクリスマス」という曲が収録されているのだ。当時シングルのB面としても出ている(A面はこのLP収録の「コスモス占い」)。アナログもシングルも持っているけども、このCDはこの先再発されることはないような気がするので、やっぱり買っとこう。

 CD:純アリス 『花模様』
     ※「涙のクリスマス」収録



9月4日(火)

 会社帰りに池袋H店へ。もう売れていたらどうしようと不安だったが、無事発見したのでひと安心。坂本九の4枚組ベスト。でも4500円だからお買い得だ。『99』というタイトルは99曲収録という意味だが、ライヴ音源から抜き出したMCが4トラックあるので、トラック数は全部で103。'64年に出たクリスマスシングル音源、「ジングル・ベル」「赤鼻のトナカイ」の他、'74年のライヴ音源だという「ブルー・クリスマス」(初CD化)が収録されているので、一応収穫扱いに。

 これだけにしようと思ったのだが、こういうときに限って妙なものを見つけてしまう。あのリップ・コーズが2005年に出していた新作CD。もともとは、テリー・メルチャーとブルース・ジョンストンのスタジオプロジェクトみたいなグループだったけど、ツアーとか映画に出てくる表要員みたいなメンバーも当時いて、現在はそのときの表要員が何名か参加して、新生リップ・コーズとして再結成しているのだそう。

 今日見つけたのは、輸入盤にライナーとオビをつけて、VIVIDが2006年に出したもの。ライヴ音源が半分というイージーな作りではあるけど、ボーナストラックとして、2003年に出したクリスマスシングル音源が入っているのだ。ということで、これも一緒に購入。

 CD:坂本九 『ベスト 坂本九 99』(4CD)
    ※「九ちゃんのジングル・ベル」「赤鼻のトナカイ」「ブルー・クリスマス」収録
    ザ・リップ・コーズ 『シャット・エム・ダウン・アゲイン』
    ※「Santa's Got A Cobra」収



8月31日(金)

 池袋U店でCDをチェック。バーゲンコーナーにシャイ・ライツのクリスマスCDがあったので抜く。こんなの出てたっけ?ケース裏を見ると去年のものだ。オリジナルメンバーのマーシャル・トンプソンとロバート・レスターはまだ残っているはずだけど、シャイ・ライツ&フレンズ名義になっていて、3人ほど名前が書かれている。2003年に出たガルチャー・レーベルのクリスマスCDがあったので、これも抜く。バーバラ・リンのよく分からないCDがあって、これに「メリー・クリスマス・ベイビー」がボーナストラックとして収録されていたので抜く。去年出たCDらしく、ライヴ音源とかも入っているから、多分最近の録音だろうけど。

 CD:Chi-Lites and Friends "Christmas Time At Momma's House"
    V.A. 『ガルチャー・クリスマス!』
    Barbara Lynn "You'll Lose A Good Thing"
      ※「Merry Christmas Baby」収録



8月27日(月)

 帰宅すると、海外オークションで落としたシングルとCDが届いていた。まず、'63年に出たハンク・バラード&ザ・ミッドナイターズのクリスマスシングル。PS付きのイタリア盤。この人は、チャビー・チェッカーの「ザ・ツイスト」のオリジネイターでもある。PSの感じからして、60年代半ばぐらいまでのものか。US盤のPSは見たことがないけど、これはイタリア独自なのかしら。

 CDはモンキーズのクリスマスアルバムと称したブートらしきもの。'67年に放送されたTVのクリスマスプログラムで歌われた「Riu Chiu」(16世紀のスペインのキャロル)や、'76年に出たミッキー+デイヴィー+ピーターによるクリスマスシングル音源、その3人による'86年のMTVでのメドレー、'97年にデイヴィーが出したクリスマスアルバム音源などを収録。

 シングル:Hank Ballard & The Midnighters
       "Santa Claus Is Coming
          /Christmas Time For Everyone But Me"
 CD:The Monkees "The Christmas Album"※ブート?



8月20日(月)

 海外オークションで落としたシングルが届いた。'74年に出たらしい、チップマンクスならぬホエールズという、クジラ三匹、いや三頭のユニットのクリスマスシングル。勿論「チップマンク・ソング」も歌っている。今回PS付で入手出来たが、こんなのが出ていたなんて、まだまだ奥は深いのだ。 一応、三頭とも名前が付いていて、チューバを吹いているのがラスボーン、他がホレスとセロニウス。

 シングル:
  The Whales featuring Rathbone and his tuba
   "If It Doesn't Snow On Christmas/The Chipmunk Song"



8月2日(木)

 海外オークションで落としたレコードが届いた。ギルバート・オサリヴァンの'74年のクリスマスシングル。これはスペイン盤なので、PSのタイトルもスペイン語表記。原題は「Christmas Song」という、きわめてシンプルなものだが、当時出た日本盤の邦題は「オサリヴァンと愛のクリスマス」。かなり気恥ずかしい。

 シングル:Gilbert O'Sullivan
       "Cancion De Navidad/En Pocas Palabras"



7月30日(月)

 
久々に海外オークションで落としたシングルが届いた。'63年に出たダーレン・ラヴの「クリスマス(ベイビー・プリーズ・カム・ホーム)」。Philles119の白ラベルである。翌年の暮れには、B面を「ウィンター・ワンダーランド」に替えた再発盤(Philles125)が出るが、こちらがオリジナルということになる。もっとも、中古市場では'64年盤のシングルの方が高値がついているようで、実は今回'64年盤も同時出品されていたのだが、そちらは落とせなかった。

 シングル:
  Darlene Love
  "Christmas (Baby, Please Come Home)/Harry And Milt Meet Hal B."



7月14日(土)

  新宿U店へ。ペトゥラ・クラークの初期シングル集があった。以前オーストラリアかどこかでボックスが出たことがあったが、あれはさすがに手が出なかったので、2枚組でこの値段はありがたい。クリスマスシングルも収録。中古フロアに移動して新入荷品を物色。2年前に紙ジャケでCD化された『クリスマス・アット・ザ・パティ』の未開封品があった。約半値なのでこれは買い。'72年12月に行われた、マン、デイヴ・エドモンズ、ダックス・デラックスなどのパブ・ロック勢のライヴを、当時10インチLP2枚組で出したもの。この紙ジャケCDもちゃんと2枚組仕様。

 渋谷H店に移動し、先週取り置きしてもらったLPを購入。「サンタが町にやって来る」を書いたフレッド・クーツの自演集、これはコーラルから出た、作家に自作に関するエピソードを語らせながら歌わせるという企画アルバム。「サンタが〜」は勿論だが、この人は「砂に書いたラヴレター」の作者でもあるので、この曲も歌っている。もう1枚はニノ・テンポとエイプリル・スティーヴンスの3rdアルバム。この中に、バリー・マンとシンシア・ワイルが書いたウィンター・ソングが入っているので、これは準収穫扱い。

 CD:Petula Clark
     "It Had Be You -The Complete Early Singles"(2CD)
      ※「Christmas Cards」他収録
    V.A. 『クリスマス・アット・ザ・パティ』
 LP:J. Fred Coots "AND THEN I WROTE"
      ※「Santa Claus Is Comin' To Town」収録
    Nino Tempo & April Stevens "Hey Baby!"
      ※「The Coldest Night Of The Year」収録



7月3日(火)

 このところ海外オークションは控えめにしてたけど、先日久しぶりに落としたシートミュージックが届いた。まずパティ・ペイジの「ジングル・ベル」。これはおそらく50年代のものだと思うが、「ジングル・ベル」のシート・ミュージックで歌手が表紙のものを探していたので、今回はこれがメイン。 あとはエディ・アーノルドが'49年に書いた「C-H-R-I-S-T-M-A-S」。そして、ガイ・ロンバードの写真が表紙になった「メリー・クリスマス・ワルツ」。これは'52年にデッカからロンバード盤が出ている。

 Sheet Music:
  Patti Page "Jingle Bells"
  Eddy Arnold "C-H-R-I-S-T-M-A-S"
  Guy Lombardo "Merry Christmas Waltz"



6月1日(金)

 渋谷H店に寄る。先日の買い付け品の中から出してくれたのが、オランダ盤フィリップスの10インチLP。名前が読めんがコンゴの児童合唱団のもので、このB面が「クリスマス・イン・コンゴ」となっている。曲目は「きよしこの夜」とかのキャロルに、「ブラームスの子守唄」などが入っていて、面白そうなので購入。US盤は'65年ぐらいに出ているようだが、この盤自体にはあまり手がかりなし。

 LP:Les Troubadours Du Roi Baudouin
     "Missa Luba and Christmas In Congo"(10inch)



5月30日(水)

 池袋G店で、昨日発売になった美空ひばりの10代の録音から選曲した2枚組を買う。一昨年に出た洋楽カヴァー集『ジャズ&スタンダード コンプリートコレクション 1955-1966』、昨年出た『リズム歌謡を歌う 1949-1967』に続く、「ミソラヒバリ」コレクション・シリーズの第3弾。ディスク1はいわゆる「Aシリーズ」の品番で出た歌謡曲からの選曲で、こちらは個人的ベストである「エスキモーの娘」なんかが『リズム歌謡』の方に収録されてしまったため未収録。他にも「小さな水溜り」や「ブラジルの花嫁さん」が入ってなかったりと、やや物足りなくもある。その代りディスク2は、カヴァー/ポップス路線として出た「JLシリーズ」音源の嬉しい全収録。'53年のひばり初のJL音源「上海」(ドリス・デイのヒット曲)を、20年近く前に初めて聴いたときのショックは忘れられない。

 このJLシリーズでは、'53年暮れに「ジングル・ベル/クリスマス・ワルツ(これは米山正夫のオリジナル)」のSPが出ている。「クリスマス・ワルツ」は先のボックス、「ジングル・ベル」もひばりの別なCDで音源入手済みだったが、一応収穫扱いに。ひばりのクリスマス音源としては、他にAシリーズで'52年に出た「びっこの七面鳥/ひとりぽっちのクリスマス」がある。B面はこれまで何度もCD化されているけど、A面はそろそろ解禁されないものか。本来であれば、『リズム歌謡を歌う』にこそ相応しかった快作なのに。

 CD:美空ひばり 『ミソラヒバリ アーリーソングコレクション 1949-1957』
    (2CD)※「ジングル・ベル」「クリスマス・ワルツ」収録



5月23日(水)

 本日発売の竹内まりやの新譜を池袋H店で買う。今回のアルバムには、昨年日テレで放送した『HAPPY Xmas SHOW! 2006』のテーマソング、「クリスマスは一緒に」が収録されているので、一応収穫扱い。 初回盤と通常盤の2種類あって、初回盤のひと回り大きいケースはあまり好きではないのだが、90年代前半のB面(C/W曲)コレクションがボーナスディスク(6曲入り)になっているので、こちらを購入。'95年のシングル「今夜はHEARTY PARTY」のC/W曲だった「真冬のデイト」も入ってたし。

 CD:竹内まりや 『デニム』
    ※「クリスマスは一緒に」収録



5月21日(月)

 帰宅すると、先日海外オークションで落としたクリスマスシングルが届いていた。'56年のホリー・ツインズ。エルヴィス・トリビュート盤である。バックのギターがエディ・コクランということでも有名な1枚。ベースはコクランのバンドにいたコニー・スミス。手元にあったのは、80年代に出たと思しきPS付のUK再発盤だけだったので、オリジナル・リバティ盤の入手は嬉しい。盤質は今ひとつだが、ミント盤だとえらい高値になるので、今回落とした値段なら上々。

 作者はボビー・ダーリンとドン・カーシュナー。リトル・ラムジー・ペンやマーリン・ポーラがやはり'56年に出した「I Wanna Spend Christmas With Elvis」と同一曲。ちなみにリトル・ラムジー・ペンの日本盤シングルの邦題は、「わたしはロカビリー娘」。クリスマスのクの字も出てこない。

 シングル:Holly Twins "I Want Elvis For Christmas/The Tender Age"



5月7日(月)


 会社帰りに池袋U店に寄る。中古CDコーナーに、2003年に出たホール&オーツの日本企画の『12インチコレクション』があった。これは2種類出ていて、「VOL.2」の方には、'83年にプロモオンリーの12インチで出た「ジングル・ベル・ロック」が2ヴァージョン(ダリル・ヴァージョンとジョン・ヴァージョン)収録されているのだ。出た当時はどうも定価で買う気になれず、そのまま買いもらしてしまったけど、今回の値段ならOK。なので、これは本日の収穫扱い。

 CD:ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『12インチ・コレクション VOL.2』
     ※「ジングル・ベル・ロック」2ヴァージョン収録



4月25日(水)

 会社帰りに池袋に寄る。スクイーズの紙ジャケが出ていた。『バビロン・アンド・オン』があれば買おうかと思ったのに、最初の5枚しかない。『フランク』まで出るはずなのに。ん?この『クール・フォー・キャッツ』は、他のアルバムとのセットものかと思いきや、色違いジャケ5枚セットではないの。オリジナルの紫に、ピンク・青・黄・緑の4色のジャケ。こういうのには弱い。ボーナスに'79年のシングル「クリスマス・デイ」が収録されてるから、これは収穫扱い。

 歌謡曲のコーナーに回ってその横のアニメ関連の方まで見ていくと、…しまった、いやなものを見てしまった。リカちゃんソングのアンソロジー。恐る恐る曲目をチェックすると、一番下に案の定「リカちゃんのシングル・ベル」が。'74年のシングル音源。アナログ盤はもっているけど仕方がない。40代後半にもなってリカちゃんのCDは買いたくなかったが、一応ポイントが貯まっていたので、タダでもらったようなものだと自分を納得させることに。これも収穫扱い。

 CD:スクイーズ 『クール・フォー・キャッツ』※紙ジャケ仕様
    ※ボーナストラックに「クリスマス・デイ」収録
    『リカちゃん わたしたちのアイドル』
    ※「リカちゃんのジングル・ベル」収録



4月17日(火)

 池袋H店に寄ってCDをチェック。コロムビアの「昭和アーカイブス」と銘打ったシリーズ5枚が入荷していた。その中のベッツィ&クリスのファーストアルバムは今回初CD化。よく見たら「ア・ソーリン」やってんじゃないの。PPMも歌ってたクリスマスソング。ということで、これは収穫扱い。

 CD:ベッツィ&クリス 『フォーク・アルバム』
    ※「ア・ソーリン」収録



4月11日(水)

 帰宅すると、先月半ばに注文したCDがようやく届いていた。スタジオ・ミュージシャンによる架空バンド、アヴァランシェーズが'64年に出した唯一のアルバム。クリスマスとは違うが、ウィンターソングも半分ぐらい含まれているので準収穫扱い。昨年2月にアナログは入手済みだが、CD化はめでたい。でも聴いてみると、マスターの損傷と思われる個所もあるなあ。ジャケ上にステレオマークが入ってないけど、中身はステレオ音源。

 CD:The Avalanches "Ski Surfin'"



3月30日(金)

 帰宅すると、関西の知人からLPが1枚届いていた。おおっ、辺見マリのクリスマスアルバムだ。十数年前に渋谷O店(今はもうない)で初めてこのLPを見たが、オビ付きだったこともあって、店長が結構な値段をふっかけてきたから買わずじまい。まあ、こっちもそのうちどこかで出会えるだろうとタカをくくってたんだけど、結局それ以来1度もお目にかかれなかった。ジャケの状態とか今ひとつとはいえ、これは嬉しいぞ。

 '71年に出たこのLP、タイトルこそ『辺見マリとクリスマスを』だが、サブタイトルは「真夜中のファンタジー」。英題も『M.HENMI & X'MAS EVENING』となっているし、ジャケの感じもクリスマス風にはほど遠い。収録曲はクリスマスとウィンターソングで半分、あとは「五つの銅貨」「サウンド・オブ・サイレンス」「誰かが誰かを愛してる」など、一般のポピュラーソングが半分。レーベル面には「歌・台詞 辺見マリ」とあって、曲間の溝もほとんどない。

 LP:辺見マリ 『辺見マリとクリスマスを 〜真夜中のファンタジー』



3月29日(木)

 海外オークションで落としたCDが届いていた。'89年の映画『クリスマス・バケーション』製作10周年記念として、'99年に限定で出たサントラCD。この映画って、ビデオは『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』のタイトルで国内版が出たけど未DVD化のまま。早く出してくれ。

 この映画のタイトル曲を歌ってるのが、メイヴィス・ステイプルズ。書いたのはバリー・マンとシンシア・ワイル。どうしてこの2人がキリスト教の歌を書いたのかが謎だが、さすがにいい曲。このシングルが、プリンスのペイズリーパークから出てたというのも面白い。CDには、映画で使われた他のクリスマスソング(ムーングロウズ、レイ・チャールズ、ビング・クロスビー、ジーン・オートリーなど)も収録。

 CD:OST "National Lampoon's Christmas Vacation"
         Limited 10th Anniversary Edition



3月12日(月)

 帰宅すると、先日海外オークションで落としたシートミュージックが届いていた。アーサ・キットの「サンタ・ベイビー」。'53年に全米4位まで上がった大ヒット曲。翌年には歌詞を変えた「ディス・イヤーズ・サンタ・ベイビー」というシングルも出ていて、このシートミュージックには、その'54年版を含めた数種類の歌詞が掲載されている。

 Sheet Music:Eartha Kitt "Santa Baby"



2月28日(水)

 池袋H店で何か買おうとコーナーをうろうろ。ジョージィ・フェイムの初期アルバムの紙ジャケCDが、アンコールプレスで並んでいた。『アット・ラスト』なら買ってもいいかなと思ったけど、この紙ジャケってユニヴァーサルだから版権の関係でオリジナルのロゴ表記とかがないんだよなー。昨年出たCBS期の紙ジャケで、何か気になってたのがあったのを思い出し、棚をチェック。'69年の『セヴンス・サン』だ。これに「Ho Ho Ho」という曲が入ってるのだ。オリジナル盤の発売日は4月らしいので、クリスマスソングにしては時期外れだけど、ジャケ裏の文をよく見ると「サンタクロース」なんて言葉も入ってる。ということでこれを一緒に購入。 はたして聴いてみると、プレゼントのない独りのイヴに、リボンをつけたサンタクロース夫人が部屋にやってきた、という「大人」のクリスマスソング。なので収穫扱い。

 CD:ジョージィ・フェイム 『セヴンス・サン』※紙ジャケ仕様
     ※「Ho Ho Ho」収録



2月13日(火)

 海外オークションで落としたシートミュージックが届いた。今回はゴールドディガースが'69年に出したクリスマスシングル。ゴールドディガースというのは、ディーン・マーティン・ショーに出ていたお姉ちゃん軍団。正直言って、このグループのシートミュージックまで出ていたとは思わなかった。

 もう1枚は、出品者がオマケで入れてくれたもの。ローズマリー・クルーニーの'54年のシングル。チャートインはしなかったが、これはオマケにしてはレアではないの。状態もやたらいい。

 Sheet Music:
  The Golddiggers "We Need A Little Christmas"
  Rosemary Clooney
      "(Let's Give) A Christmas Present To Santa Claus"



2月10日(土)

 海外通販で買った怪しげなクリスマスCDが2枚届いた。1枚は50〜60年代のロカビリー系クリスマスソングを集めたコンピレーション。もう1枚は60年代の比較的レアな音源を中心に、70年代以降のマイナーレーベル音源と思しき曲を加えたコンピレーション。まあ、どちらも半ブートみたいなもの。レア音源は盤おこしも多いが、自分の持ってる盤より状態がよければ充分。

 CD:V.A. "Rockabilly Xmas"
    V.A. "Jingle Belle Time Ia A Swell Time!"



1月29日(月)

 海外オークションで落としたシートミュージックが届いた。カウシルズの「キャンディ・キッド」は、'68年に出たクリスマスシングルで、最近その存在を知ったもの。てっきり'93年に出たシングルが唯一のクリスマスレコードかと思っていた。盤はまだ未入手。その他は同じ出品者がセット売りしていたもので、アーティスト写真が使われているもの、文字だけの表紙のもの、70年代に入ってからのものなどが混在。

 Sheet Music:
  The Cowsills "Candy Kid"
  Bing Crosby "I'll Be Home For Christmas"
  Jimmy Boyd "I Saw Mommy Kissing Santa Claus"
  Gene & Glenn "That's What I Want For Christmas"
  Harry Simeone "The Little Drummer Boy"
  Gene Autry "Here Comes Santa Claus"
  "Jingle Bell Rock"
  "Silver Bells"
  "Let it Snow! Let It Snow! Let It Snow!"
  "Jingle Bells Jubilee"
  "Christmas Comes But Once A Year"
  "Christmas Dreaming"



1月21日(日)

 海外オークションで落としたクリスマスレコードとシートミュージックが届いた。レコードは、シンガポールの業者が出していたEPで、ヤンティ・シスターズというインドネシアの姉妹グループの、ジャケ・盤とも手がかりがないけど、70年代だろうと思われるもの。

 シートミュージックは、まず「Have Yourself A Merry Little Christmas」。映画『若草の頃』でジュディ・ガーランドが歌った有名曲だが、その後シナトラがカヴァーする際に、歌詞を変えさせたことでも有名。今回落としたのはジェリー・ヴェイルの写真入りだから、多分60年代に出たもの。歌詞はシナトラ版。ジーン・オートリーの「Thrty-Two Feet And Eight Little Tails」は、トナカイたちのことを歌った'51年のクリスマスソング。

 EP:The Yanti Sisters
    "Mary's Boy Child/White Christmas/Silent Night, Holy Night/Silver Bells"
 Sheet Music:
   Jerry Vale "Have Yourself A Merry Little Christmas"
   Gene Autry "Thrty-Two Feet And Eight Little Tails"



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