3月28日(水)

 会社帰りに渋谷A店に行く。変なソノシートが入っているとのメールをもらっていたもので、見ると確かに変というか、妙な味がある。'60年にコダマプレスから出た4枚組のソノシートで、その名も「クリスマス・ダンス・ミュージック」。シートが2枚欠けているし、音源的にはさほど面白いものではなさそうだが、表紙はともかく中身のアートワークが味わい深い。写真モデルは故・川口浩と野添ひとみ。表紙の川口浩は小林稔持にもちょっと似てる。この中に挟み込まれていたという、シナトラのシングルジャケット(盤はなし)はオマケでいただく。これは'59年のキャピトル「ホワイト・クリスマス」初盤のもの。

 棚を見ていたら、シャルロット・チャーチの昨年出したクリスマス・アルバムからのシングル、「ドリーム・ア・ドリーム」があったのでこれをいただく。へ〜、こんなジャケットだったのね。

 <本日の収穫>

  CDシングル:シャルロット・チャーチ 「ドリーム・ア・ドリーム(+2)」
  ソノシート:「クリスマス・ダンス・ミュージック」(シート4枚組
※2枚欠け
  シングル:フランク・シナトラ 「ホワイト・クリスマス/クリスマス・ワルツ」
        
※ジャケットのみ

※3月の収穫は、CD5枚、CDシングル5枚、シングル5枚、EP1枚、LP1枚、ソノシート1枚、以上。



3月23日(金)

 しかし疲れというのは、この年齢になると2日後に出てくる。脚が痛い。昼休みに新宿U店に行き、キンクスのBBCライヴを買おうかと思ったが売り切れ。やむなく中古CDを見てると、スリムケースの背に「ウィンター」という文字が目に入る。マキシシングルらしいその盤は、'95年に出た嶺川貴子のもので、オリジナル曲の他に、NRBQがゲスト参加して「クリスマス・ウィッシュ」のカヴァーなんてのも入っている。へ〜、全然知らんかった。この頃の邦楽については、ホント勉強不足だわ。

 <本日の収穫>

  CDシングル:嶺川貴子
          「
(ア・リトル・タッチ・オヴ)バロック・イン・ウィンター」※4曲入り


3月21日(水)

 とうとう3月21日である。つまり『ロンバケ』20周年記念日である。そして今夜もまた、昨年に引き続いて新宿ロフトプラスワンで記念イベント。今年度のイベントは、早い話が大滝師匠のオーディオ・セットと同じシステムを会場にセットし、本日発売の『ロンバケ』リマスター盤CDを鑑賞するというもの。

 その前にということで、昼休みに『ロンバケ』リマスターCDを買いに行く。問題は・・・どこで買うと特典があるか、だ。まず新宿U店に行くと、入り口脇のチラシに「入荷しました」と書いてある。パッと目に飛び込んできたのは、分厚いナイアガラ本。こ、こりゃ・・・重そう。だが、肝心のCDの方がまだ並べられていない。特にCDの特典告知はなかったので、先日「メモパッド付き」と店内に書いてあったS店に向かう。本は流石にないが、CDはすでに並べられている。「メモパッド」「チラシ」とあったので、ついここで買ってしまう。チラシは以前このチェーン店の小冊子で特集をやったときの採録のようだ。チラシはA4サイズで、CDを入れる袋に入らないため、女の子の店員がつい半分に折りそうになっていたので、「ぐあ〜っ!折らんでいいっ!」と声を上げてしまう。店員がビビッたのか、「す、すいませんっ!・・・あ、大きな袋に入れましょうか?」とか言ってきた。いかんな、どうもこういうところでつい本性が出てしまう。それとも店長から、ナイアガラーだけは怒らせるな、とか言われていたんだろうか。

 帰りにT店に寄り、ポイント欲しさにこちらでナイアガラ本を買う。見本をパラパラっとめくってみたところ、以前の版にはなかった、コンサートのセットリストが載っており、私が'80年の12月に見た郵便貯金ホールのものも出ていた。「アイ・コール・ユア・ネーム」「悲しき街角」のカヴァーをやったのは覚えていたが、その前に「マリーは恋人」をやったのはすっかり忘れていたぞ。

 見ているときりがないので、下のフロアに行き、ディオンのCDをチェックする。おおっ、あるじゃない、探していた『Born To Be With You』が。今日はあまり荷物を増やしたくないと思いつつ、買ってしまう。和モノのフロアを見ると、『ロンバケ』特典はポスターのよう。う〜ん、惹かれはしたものの、ポスターの持ち歩きは今日のイベントでは危険と判断し、ペンディングとする。

 会社帰りにロフトプラスワンに向かう。歌舞伎町のど真ん中にある店なので、開場まで近くの公園で待機させられる。ここでネットで知り合ったMさんと会う。先日このイベントの前売りで並んだときに初めてお会いしたのだが、以前より某クリスマス関係のBBSで存じ上げており、クリスマス音源にもとてもお詳しい。そのときに、昨年Hallmarkから出たクリスマスCDがダブりであるので持ってきていただける、という事だったので、こちらも昨日部屋の中のCDをかき回して、ダブっていたプロモ盤をいくつかお持ちする。HallmarkのCDはヴィンス・ギルとオリビア・ニュートン・ジョンによるもので、これは見たことがなかった。

 開場は6時半。整理番号順で実際に入れたのは50分くらいになっていたかもしれないが、入ってみると、ぐえっ、椅子がもうない!ひえ〜、立ち見かよ。しかし移動すると場所を取られちゃうし、しょうがないよなあ。しかも暑い。妙な熱気で。もう汗ダクダク。・・・ということで、イベント終了の11時半までそのまま立ち見。こりゃツライわ。終了後はとりあえずMさんに挨拶して店を出る。しかし、あのシステム、イイ音してたよなあ。

 家に帰って、今日買った『ロンバケ』をまず聴こうかなと思ったが、さっき最高のシステムで聴いてきたばかりなので、ディオンのCDの方を聴く。このCDは70年代半ばのアルバム2枚の2in1なのだが、この『Born To Be With You』というアルバムの2曲目に入っている「Make The Woman Love Me」、これが愛聴曲である。学生の頃に、渋谷の東邦生命ビル(もうこのビル名じゃないのね)に入っている<すみや>で、当時出ていた『Phil Spector 74/79』という、スペクターの70年代プロデュース音源のUK盤コンピレーションを買って、その中に入っていたこの曲をよく聴いた。考えてみればあのLPも'81年発売だ。その後このアルバムは手放してしまい、今は'74年のワーナー・スペクター盤のシングルを持っているだけだが、アルバム・ヴァージョンの方がちょっとコーダが長いのである。何度か繰り返して聴き、妙にしみじみする。『ロンバケ』は、流石にもう夜遅いこともあって、ちょっと飛ばしながらチェック。う〜ん、やっぱりウチのコンポじゃ、あのキックの質感は出ないかぁ。過去のCDとの聴き比べは明日にしよう。今日は疲れた。


 <本日の収穫>
  CD:Vince Gill, Olivia Newton-John “'Tis The Season”



3月16日(金)

 しかしディオンのCDが見つからない。最近UKのACEから出た70年代のアルバムの2in1であるが、先週初めに新宿U店で見かけたので、他でも売り始めるだろうとたかをくくってたら、全然見かけない。おまけに先週末にはU店でも売り切れていた。そのうち入ってくるのだろうけど、どうもおもしろくない。じゃあ、見かけた時にすぐ買えばよかったじゃないか、と言われると全くその通りなんだけどさ〜。ぶつぶつ・・・。

 会社帰りに渋谷A店に寄る。オマケのクリスマスものを置いてあるとの連絡を受けたものである。まず田原俊彦の'94年のシングル「雪のないクリスマス」、う〜ん・・・知らん!次に稲垣潤一の'96年に出た『REVIVAL』のいうアルバムの"Xmas Special Sampler"。「メリークリスマスが言えない」のリメイク・ヴァージョンが入っている。あとファンハウスの'90年版クリスマス用プロモCDで、全16曲入りの1枚。稲垣・辛島・小田・岡村とかの、ファンハウスのコンピレーションによく入っているクリスマス・ソングはともかく、最後に入っている吉田栄作の「導火線」、これが謎だ。ありがたく頂いて帰る。


 <本日の収穫>
  CD:V.A
『Christmas Tree In Fun House』
  CDシングル:稲垣潤一 「X'mas Special Sampler」
※4曲入り
          田原俊彦 「雪のないクリスマス」



3月9日(金)

 渋谷A店の店長からのメールで、池袋C店に出物有りとの情報を得る。会社帰りにC店に向かう。アナログフロアに入り、壁を探すと・・・あった。'63年に出たLP『歌う日活スター・クリスマス・パーティー』である。昨年入手した60年代のテイチクのカタログに、この盤の紹介が載っており、何とか入手したいと思っていた1枚。状態はあまり良くないが、これは買い。

 歌っているのは、石原裕次郎、高橋英樹、浜田光夫、杉山俊夫、田代みどり、あと伴奏はヤング&フレッシュの面々、つまり山内賢や和田浩治である。このうち裕次郎と田代みどりは既発音源だなと思ったが、まてよ?確か裕次郎のクリスマスアルバムは'66年発売だったはず。田代みどりは、演奏スカイライナーズの表記もあり、あのシングル音源であるのは確実と思われるが、裕次郎の方にはアルバムのバックであるノーチェ・クバーナの表記はない。それに第一、収録されているのは「トロイカ」と「雪のふるまちを」の2曲だが、「雪の〜」はアルバムに入っていなかったはず。う〜、謎だ。これってあのクリスマスアルバムとは全く別録音だったのか。

 そんなもん、聴いてみりゃいいじゃねえかと思われるだろうが、うちはシーズンオフになるとプレーヤーをしまっちゃうのよ。とりあえず確認は保留。


 <本日の収穫>
  LP:V.A
『歌う日活スター・クリスマス・パーティー』


3月8日(木)

 昼休みに新宿H店を覗く。そういえばザ・バンドのリマスターCDの残りはどうなったのか、さっぱりニュースが入ってこない。まさか最初の4枚でお終いというのじゃないだろうな。アドバンスCDまで出しておきながら。コーナーが近くにあるビーチ・ボーイズを何気なく見てると、またヘンなクリスマスCDがあった。昨年見つけたキャピトルの廉価盤とも違うジャケット。裏を見るとLASERLIGHTから出たもの。一応キャピトルの正規音源で、これもまた1曲少なくて全9曲。昨年発売のものらしく、そういえば海外のCD通販サイトで確かにこのCDもリストに載っていた。まあ、ジャケットだけなんだけど、この際買う。

 1枚だけでは寂しいので、リトル・エヴァのベスト盤を買うことにする。ちゃんとクリスマス音源も2曲入っているやつ。たまに買おうと思うと、クリスマスなしの曲数の少ないベストしかなくて、そのままになっていたので、この29曲入りのディメンション音源のコンプリート盤を買う。

 ついでに、昨日出た『Mera...Mera Mera』という、GSの映画用音源を2CDにまとめたものを買う。ポリスターから出ているこの“GO! CINEMANIA”シリーズは、とにかくジャケットをやたらおフランス風にしたがる悪いクセがある。今回は監修に信用がおける人が入っているだけあって、音源の充実度は過去にない位のものであるが、アートワークは例によって例の如しである。お願いだから、テイチク・クロニクル・シリーズのデザイン担当の、F嬢の爪の垢でも煎じて飲んでくれと言いたい。第一、あんなしょうもないポスター(まがいのもの)を封入するくらいの余裕があるのなら、代りにブックレットを1枚(つまり解説4ページ分)増やしてくれ。60年代には、確かに映画評もおフランスの風に左右されるような、似非スノッブが横行していたが、何もGSでおフランス気取るこたぁないだろによ。ま、クリスマスものじゃないから、ここで力説しても始まらないんだが。


 <本日の収穫>
  CD:Beach Boys “Merry Christmas from the Beach Boys”

     Little Eva
      “LLLL Little Eva〜The Complete Dimention Recordings”



3月3日(土)

 会社が昼までだったので、渋谷に向かう。今日は2/24のイベント「コアトーク」でも見た、ソン・フィルトルの青山劇場LIVEがあるので、それまで渋谷付近で時間をつぶそうと思ったのだ。まずは昨日メールが入っていたA店へ。

 オーナーが見つけておいてくれた、東芝のオムニバス10インチ。シナトラ、レス・ポール、ナット・キング・コール、レス・バクスター、ビリー・メイ等のキャピトル音源である。サンタのイラストジャケットのこの盤は、たまに見かけるのだが、その都度保留にしていたものなので、まだ入手していなかった1枚。あとオマケで尾崎亜美のシングル。B面に「Sweet Christmas Song」という曲が入っているこのシングルは、どうみても昔持っていた覚えがあるのだが、ここ10年くらい見かけていないので、どうも手放してしまったらしい。あともう1枚のオマケは「フックト・オン・クリスマス」というインスト・メドレーもののシングル。これと別に店員のH君が押さえててくれた、吉田美奈子のプロモオンリーのCDシングル「12月のIllumination」。'96年に出した『KEY』というアルバムに収録されていた曲である。これらを購入。

 久々に近くのR店へ。ここのUS7インチ買い付けコーナーは、見るだけでげんなりしてくるような量なのだが、時間もあることだしと思い直して端から見ていく。その中で見つけたのが、ラス・モーガンの'52年のシングルと、ケン・グリフィンのオルガン・インストのEP。このEPは、同じタイトルのLPが'55年に出ているので、多分同時期のものと思われる。この2枚を買い。

 そろそろ青山劇場に向かおうと思い、歩いていくと通り沿いにカントリー専門のT店があったので寄る。何枚か持っていないクリスマスLPがあったのだが、再発ものが多かったのでちょっと迷う。奥のCDの方を見ていると、ジュディ・コリンズの昨年出たCDを発見。そういえば昨年の12月に検索していて見かけたのだが、予算の関係でふるい落とされたのだった。裏側にパンチ穴があり、サンプル扱いということで安くしてもらったので買う(盤は正規のもの)。

 17時からというLIVEなので、開場は16時半。知人にとってもらった今日の席が、何と3列目のど真ん中。ソン・フィルトルは元スパイダースの堺正章、井上尭之、ムッシュかまやつの3人によるユニットで、スパイダース当時にやっていたカヴァーを中心に、逆に当時なかなかやれなかったカヴァー曲も含めて演奏するコンセプトで作られたもの。なので普段はスパイダースの曲は演奏しないのだが、今日はいつものライヴハウスと違ってホール・コンサートという事もあり、その辺も考慮した選曲となっていた。生の演奏(サポートバンドが付く)を見たのは初めてだが、スパイダースの曲よりも、今自分たちが演りたいカヴァー曲の方がずっと出来がイイ。昨年11月の井上忠夫さんの音楽葬で、スパイダースの1日限りの再結成というのがあったが、TVが入っていたこともあり、割とヒット曲中心のベタな選曲、しかもブランクがあるメンバーによる演奏であったにも関わらず、ことスパイダースの曲に関しては、あの時の演奏にかなわない。不思議だ。まったくバンドというのはマジックである。


 <本日の収穫>
  シングル:尾崎亜美 「蒼夜曲/Sweet Christmas Song」
        ロイヤル・フィル・ハーモニー 「フックト・オン・クリスマス」
        Russ Morgan
          “The Night Before Christmas Song/Willy Claus”
  EP:Ken Griffin “The Organ Plays At Christmas Vol.II”
  10インチLP:V.A. 『メリー・クリスマス・トゥ・ユー』
  CD:Judy Collins “A Judy Collins Christmas”
  CDシングル:吉田美奈子 「12月のIllumination」



3月2日(金)

 昼休みに新宿U店の中古フロアを覗く。珍しく人がいないというか、空いている。シングル盤のコーナーを何気なく見てると、見慣れないというかアレッと思うシングルが出てきた。ブライアン・アダムスの「クリスマスタイム」のUS盤だが、知っているジャケットと違う。手に取って見ていると、その後ろによく見るタイプのUS盤シングルが出てきた。白地の見慣れないジャケットの方が、'86年の再発PSらしい。番号は同じである。日本盤シングルしか持っていなかったので、2枚とも買うことにする。

 <本日の収穫>
  シングル:Bryan Adams “Christmas Time/Reggae Christmas”('85)

         Bryan Adams “Christmas Time/Reggae Christmas”('86)


2月26日(月)

 しばらく覗いていなかった池袋H店に行く。壁のレコード類はあまり目ぼしいものはなく、奥の10インチコーナーをパラパラと見てると、『みんなのフォークアルバム "クリスマス"』という、7インチでも10インチでもない中途半端なサイズ(8インチ位か?)のレコードが出てくる。年代らしきものはジャケットにないのだが、上の方に<東京こどもクラブ/英語で歌う会>とある。クリスマス・スタンダードばかりの4曲入り。安かったのでこれは買い。

 CDもあまりコレはというのがないので、さっきのアナログだけにしようかと思ったところ、ヴィレッジ・シンガーズのソニーから出たCDを見つける。まだ買っていなかった1枚なので、これを合せて買う。後期シングルで「X'masなんか来てほしくない」という曲が入っているのである。


 <本日の収穫>
  CD:ヴィレッジ・シンガーズ 『BEST&CULT』
  EP:
『みんなのフォークアルバム "クリスマス"』

※2月の収穫はCD3枚、CDシングル1枚、EP2枚、以上。


2月24日(土)

 今日は18時から新宿のロフトプラスワンで、サエキけんぞう氏の「コアトーク〜GS最前線スペシャル/スパイダース再び!」というトークイベントがあり、これを見に行く。元スパイダース、そして現ソン・フィルトルの御三方(堺、井上尭、かまやつ)も特別ゲストという濃いイベント。

 開場の30分位前に店の前を覗くと、渋谷A店のY店長と会う。もちろんイベントを見に来たのだが、クリスマスソングが入っている何だかよく分らないCDがあったとのことで、わざわざ持って来てくれる。インディーズのCDみたいだが、最後にRocky chackというグループの「クリスマスソング」という曲が入っている。クリスマスものはこれだけで、他にはyes,mama ok?とか空気公団なんていう、私でも聞いたことのあるグループが入っていた。

 しかし、本当に濃い3時間だった。レアな映像や音源もたくさん聴けたのだが、その中で私が昔TVからマイクで直録りした、'68年の「ウエスタンカーニバル」でのスパイダースのLIVE音源なんかも、ゲストの1人であるHitomiさん経由で流してくれて、壇上の堺さんから声をかけていただいたり、昨年のブルコメの件といい今日といい、何だかこの半年位、自分のリスナー人生のピークを迎えつつあるような気がするなあ。


 <本日の収穫>
  CD:V.A. 『Smash water people, ok?』



2月15日(木)

 しかし寒い。こう寒いとあまり遠出をする気にならない。昼休みの食事の帰りに、代々木のH店を覗く。時間もないので日本盤の新入荷コーナーだけを漁る。昨年ナラダ・マイケル・ウォールデンがプロデュースしたクリスマス・チャリティ・アルバムに収録された、矢沢永吉の「トゥナイト・アイ・リメンバー」のCDシングルのサンプルがあった。'83年のシングル「Last Christmas Eve」の英語ヴァージョンである。ただみたいな値段だったので買い。

 <本日の収穫>
  CDシングル:矢沢永吉 「トゥナイト・アイ・リメンバー」



2月9日(金)

 会社帰りに渋谷A店に寄る。久々の超レア盤のお買い物である。'64年にキングから出たロネッツのEP。「ビー・マイ・ベイビー」と「ベイビー,アイ・ラヴ・ユー」の定番2曲の他に、フィル・スペクターのクリスマスアルバムから「ゆかいな雪だるま("Frosty The Snowman")」と「ママがサンタにキッスした」を加えた4曲入り。通常のシングルと同じようにジャケットとファクトリースリーブが別になったスタイルで、当時キングから出ていた"Seventeen Series"の中の1枚である。

 数年前に別の店で見かけたときは、高値に数日悩みつつも、意を決して次にその店に行ったら既に買われていたという、まあ良くある話だったのだが、今回オーナーO氏との話し合いで商談成立。ようやく手に入った。こういう日は自然と顔がニヤけてしまうので、私とすれ違った人たちはさぞ不気味だったことだろう。


 <本日の収穫>
  EP:ザ・ロネッツ 『ビー・マイ・ベイビー(+3)』
     
※クリスマス音源2曲含む



2月3日(土)

 有楽町に『ラ・マンチャの男』を観に行く。初めて観たのが20年近く前の帝劇での公演で、それ以来何度となく観てきているのだが、5年くらい前の青山劇場での公演以降は観に行く機会がなく、今回の日生劇場は久しぶりである。前回観たときは、確かまだドラマに出ていなかった松たか子がアントニア役で初めて出たときだったが、随分線が細いなと思ったのを覚えている。後であんなに売れるとは正直思わなかった。

 今回のチケットは一番安い席だが、結構観やすかったので、これなら充分元が取れる。入場時に「大入り袋」という小袋に入った豆をもらった。そういえば節分だったんだ。観終わってから近くの中古店Hに寄るも、殆ど見るものなし。

 地下鉄で池袋まで戻り、P店を覗く。昨年の暮れに見たリンダ・スコットのベスト盤がまだあったので、これを買うことにする。殆どのトラックはトゥルー・ステレオらしいのだが、肝心の「クリスマス・デイ」はオリジナル・マルチトラック・テープからのリミックスでステレオにした云々と書いてある。これって要するに擬似ステレオってこと?


 <本日の収穫>
  CD:Linda Scott “The Complete Hits Of Linda Scott”



1月28日(日)

 先週の金曜日(1月26日)で、池袋のシネマ・ロサで上映していた『ブッシュ・ド・ノエル』が終了。ビョークの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が年末に始まってからはレイト上映だったのだが、まずはスタッフの皆さんお疲れ様でした。結局劇場には足を運べず、チケットもいただいていたのに、配給の07嬢には申し訳ない事をしてしまった。まだ公式サイトのデータは生きているので、リンクもあと1、2週間はこのまま張っておくことにする。

 土曜の雪には閉口したが、起きると晴天。今日は東京ドームでG・馬場さんの三回忌記念イベントが行われる。スタン・ハンセンも同会場で引退セレモニーを行なう。今回のドームは見に行かなかったが、とにかく晴れてくれてよかった。しかし、ハンセンも全日本プロレスへの初来日こそ記憶がないものの、翌年の新日本プロレスへの来日、以降の全日本へのUターン、約25年位この人のファイトを見てきたわけだ。自分の年齢の半分以上の時間である。そして、あと10年もすればそれが半分以下になり、少しずつこの人のファイトを思い浮かべる事も減っていくのだろうか。

 渋谷A店を覗く。現在あるレコードの購入商談中というか、それはもう殆どまとまったのだけれど、その他のブツについての情報をもらったのである。スティーライ・スパンのシングル。ただし、盤割れがあるので(多分プレイは可能だと思うが)、持ってなければあげるとの事。これは一昨年に、新宿V店で取り逃がした1枚である。音源自体はCD化されたものを持っているので問題はない。ありがたくいただく。

 もう1つは70年代の遅れてきた(?)バブルガムバンド、UKのグッディーズ。'97年に出たベスト盤CDに、'74年と'75年のクリスマス音源が計2曲含まれている。こういうのは見逃しがちなので本当に助かる。


 <本日の収穫>
  CD:“The Very Best Of The Goodies”
  シングル:Steeleye Span “The Boar's Head Carol(+2)”

※1月の収穫は、CD10枚、CDシングル2枚、シングル4枚、LP4枚、カセットシングル1本、以上。


1月26日(金)

 会社帰りにまた池袋P店を覗く。特に買い物をする気ではなかったのだが、一昨日買ったロイ・ウッドのCDの場所が少しずれていて、ふんふんと思いながら別のコーナーに移ろうとしたところ、そのジャケットがこの前買ったものとは違うことにハタと気付く。そこに置いてあった数枚をよく見ると、2種類あってジャケットにも「CD ONE」「CD TWO」とちゃんと書かれてある。この前のはDUB MIX盤の「TWO」で、「ONE」の方が通常盤。しかも「ONE」には例の曲のLiveヴァージョンまでC/Wとして収録されている。あぶなく見逃すところだった。

 <本日の収穫>
  CDシングル:The Wombles with Roy Wood
    “I Wish It Could Be A Wombling Merry Christmas Every Day”
     
※CD ONE



1月24日(水)

 昼休みに新宿U店を覗いたら、「マイ・スウィート・ロード」が流れていて、ジョージの『オール・シングス・マスト・パス』リマスター盤が今日発売だということを思い出した。人着のジャケ写はちょっとウーンと思ったが、前のCDは音が貧弱だったので、これはかなり惹かれる。てな事を考えていたら、いきなり聴いたことのない「マイ・スウィート・ロード」がかかった。今回のボーナストラックである、この曲の2000年ヴァージョンらしい。もちろんジョージ自身による新録である。これにヤラれた。

 で、どうせならポイント欲しさにT店に行くと、どうもこのジョージ周辺のディスプレイが盛り上がっていない。ちょっとムッとしつつも、盤を手に取ってカウンターに行こうとしたのだが、盗難防止用のシールが外のシュリンクに直貼りされているのがカンに触った。このタイプは清算時にシールの接点部(?)を器具でうりうり擦るのだが、今回の盤は紙箱仕様になっているので、シールの厚みがあるから大丈夫とは思いつつも、何かイヤなのである。

 という訳で昼休みに買うのは止めて、会社帰りに池袋P店を覗く。ここは案の定、フィルムで帯を巻いた上に盗難防止処理をしていた。ここで買うことにする。ここ数年、新作というのは本当に数えるほどしか聴いておらず、殆どがリイシューなんだが、もうそんな事はどうでもいいのである。というか、もうこの年になると、そういう聴き方しかできないのだ。だからといって、若いコたちが聴くものをどうこう言うつもりもないし、今のやつらは音楽を知らん、なんて事を言う気も更々ない。だって、こっちの方が長く生きてるんだから、その分知ってる事が多いのは当然じゃないの。私だって、SP時代からの筋金入りの音楽愛好者からすれば鼻タレも同然だしな。

 このサイトを始めた動機というのは、あまりにもお手軽なクリスマス・コンピレーションCDが蔓延ってて、今年のクリスマスはこの1枚でOK、ハイ終わり、みたいな状況が嫌だったので、もうちょっと音源に込められた「想い」みたいなものを考えてもらえるきっかけになれば、という気持ちがあったのだ。だから(自分の中では)ただ単にオプティミスティックに年中クリスマス音源を追っかけてる、というのでもないのである。自分がちゃんとやれる範囲は(年代的にも)ここまで、という限界も承知しているつもりだし、その上で門戸は開いているつもりなのだ。だからといって、それは「GAPのCMに使われてる曲は何ですか?」とか「この曲の歌詞を教えて下さい」といった類の、全部人頼みで済まそうという甘えた問合せも受け付けるという意味ではない。断じてそういう事ではないのである。

 某ポータルサイトで行なっている問合せコーナーなんて、学生が自分の宿題を質問してばかりだもんなあ。回答する一般人だって経験者ばかりじゃなくて、どこかで検索したページの内容をそのまま貼り付けたりしてるのが多いんだけど、検索して答(少なくとも糸口)が見つかるんだから、質問者はろくに検索もしてないのは確か。百歩譲ったとしても検索の仕方すら勉強しようとはしていないってことだ。「GAP」の問合せを、これまでの調査経緯も書かずに平気でメールしてくるような輩は、要するにこれと同じ。暴論を承知で言えば、分からないっていうのは、まだ本気じゃないってことだ。本当に好きなら(知りたいんなら)調べられるんだよな、自分で。

 別にこのところリストや画像の追加を全然してないんで、それを誤魔化すために長文にしてる訳じゃないんだが、クリスマスの収穫にはならないジョージのCDを持ちながら他のコーナーに回ると、ロイ・ウッドのCDシングルがあった。昨年出たウォンブルズwithロイ・ウッドで「毎日がクリスマスだったら」を演っているやつ。そういえばそんな情報を聞いていたのに、店頭で見かけないからすっかり忘れていた。これは買い。

 これでいいかなと思って、ふとカウンターを見ると、7インチを入れている小さな箱の中身がいつになく多い。昨年の改装後、この7インチ箱には10数枚しかシングルが入ってなく、しかも中身がずっと変わらないという非常に淋しい状態だったのだが、今日はどう見ても40枚位入っている。その中にロータリー・コネクションの60年代末のクリスマスシングル発見。ミニー・リパートンが在籍していたグループである。しかも通常盤とDJ COPYの両方あったので、えーいと2枚とも買ってしまう。

 <本日の収穫>
  CDシングル:The Wombles with Roy Wood
    “I Wish It Could Be A Wombling Merry Christmas Every Day”
     
※CD TWO
  シングル:
    Rotary Connection “Silent Night Chant/Peace At Least”

    Rotary Connection “Silent Night Chant/Peace At Least”
     
※通常盤とDJ COPY


1月19日(金)

 会社帰りに久々に池袋C店を覗いてみる。そろそろクリスマスCDの買取りが入ってきている頃だと踏んだのである。しかし入り口に張り紙があって、10分ほど出かけているとのこと。それでは2Fのアナログフロアの方を覗く。今の時期はクリスマスものは多分出ていないだろうと思ったが、他の店を回って時間をつぶすほどの気力はなかったのである。何せ寒いしな。

 案の定、目ぼしいものはなかったのだが、アイドルもののコーナーを何気なく見ていて中森明菜の『SILENT LOVE』を発見。'84年の限定ミニ・アルバムで、一応クリスマス仕立てなのだが、限定といっても中古市場では別にレアアイテムでも何でもない。いつでも見るようなものなので、これまであまり買う気が起きず、たまに買おうかなと思うと、そういう時に限って見つかる盤が汚れていたり、カバーが破れていたりしたのである。今日のやつは状態良好で、値段もこれまでとほぼ同じ300円。せっかくだから買うことにする。

 1Fに降りるとCDフロアが開いていた。さっそく奥のクリスマスコーナーに向かうと、・・・ない!クリスマスコーナーがあったはずの場所にコーナーがない!移動したのかと思い、店中の棚を見て回るがない。どういうことだ!と聞こうかと思ったが、店番が若いコだったので、恥ずかしいから止めた。仕方がないので新着中古(ヘンな言い回しだ)のコーナーを見てると、昨年発売したナラダ・マイケル・ウォールデンがプロデュースした、一応クリスマスアルバムだというチャリティCDが出てきた。未開封サンプルで先ほどの明菜と値段も殆ど変わらない。ふっふっふ、去年買わなくて正解。もっともこのCD、試聴して買う気が起こらなかったのも事実だが。とりあえずこの1枚だけにする。

 <本日の収穫>
  CD:『ミュージック・オブ・ラヴ〜フォー・トゥモローズ・チルドレン』
  LP:中森明菜 『SILENT LOVE』



1月16日(火)

 会社帰りに新宿T店を覗いていて、何となくジョニ・ミッチェルの『ブルー』を買いたくなった。これまでに何度も買って、そして中古屋に売って、そんな事を繰り返しているアルバムが何枚かあって、これもその1枚である。もっともどんな形であれ、このアルバム(CD)がカタログから消える事はないはずだ、というものにしかそんな真似は出来ないのだけれど。

 ジョニ・ミッチェルは決して好きなタイプのアーティストではないのだが、'71年に出たこのアルバムだけはたまに無性に聴きたくなる。「リヴァー」という70年代を代表する素晴らしいクリスマスソングが入っていて、聴いているとその詞の行間に隠れた物語を想像してしまうのだ。

 <本日の収穫>
  CD:ジョニ・ミッチェル 『ブルー』



1月12日(金)

 メールで連絡をもらったロイヤル・ガーズメンのシングルを買いに、渋谷A店に行く。“Snoopy's Christmas”の日本盤である。'67年の発売で、まだスヌーピーの知名度がさほどなかった事がよく分る。この頃は岡崎友紀もまだいないしな。月刊「SNOOPY」(買ってたぜ!)なんてのもなかったし。

 もう1枚、昨夜遅くにもらったメールで、フィンガー5のクリスマス音源入りのアルバムも入荷とあったので、これも見せてもらう。売れてから出したEPオンリーのクリスマスものは持っていたが、これはフィンガー5というグループ名になる数年前、ベイビー・ブラザース名義で活動していた時の音源を、『フィンガー5・オリジナル』というタイトルで便乗発売したもの。確かにベイビー・ブラザースでもクリスマス・シングル(「ジングル・ベル」)を出してるのである。しかし、このLP、何度か見たことがあるのだが、ベイビー・ブラザース音源だったのか。その昔、中古屋の安売りアーティストといえばフィンガー5とずうとるび、そういう時代があったのである。全然チェックしていなかった。この音源は持ってなかったので買わせてもらう。

 ついでにオマケでもらったのが、ウィリー・ネルソンとケニー・ロジャースのLP。どちらも日本盤。・・・また会ったね、キミたち。

 <本日の収穫>
  LP:『フィンガー5・オリジナル』
※キング時代のベイビー・ブラザース音源
     ウィリー・ネルソン 『ウィリーのホワイト・クリスマス』
     ケニー・ロジャース 『ホワイト・クリスマス』
  シングル:ローヤル・ガーズメン
        「ゆかいなクリスマス・マーチ/クリスマスのように」



1月11日(木)

 昼休みに新宿U店の中古フロアでCDを見てると、クリスマスと書いてあるのだが、見慣れない背表紙(っていうのか?)が。引き抜くと、スペクターのクリスマスCDなのだが、今のAbkcoではなくRhinoから再発されたときのUS盤。当時アルファから出た日本盤を買ったので、そういえばRhino盤CDをよく見たことなんてなかった。とはいってもフィル・スペクター・インターナショナルが前面に出ているので、裏のクレジットと背を見ないとRhinoとは分らないのだが、これを買うことにする。

 そのすぐ脇にブライアン・ウィルソンの昨年再発されたソロCDがあった。ボーナストラック追加したもので、シークレットトラックとして、最後にクリスマスメッセージ(以前プロモ用に録音したもの)が入っているやつである。よく見ると同じ盤が何枚も棚にあるのが見える。Sireから出たときのオリジナル盤の方もある。その中に何かヘンな光沢というか、気になる1枚があったので引き抜くと、うっ、同じボーナス盤でも未開封新品の輸入盤。しかも何故か先ほどの中古盤よりも、こちらの方が数百円安い。・・・仕方ない。これは買おう。

 そのまた脇の方に、ローリング・ストーンズの『山羊の頭のスープ』が。ストーンズの70年代のアルバムの中でも人気のない方の1枚で、一般には「悲しみのアンジー」が入っているという印象しかないのかもしれん。でもコレ、入ってるんだよね〜、「ウインター」という曲が。しかも、これ「安奈」の元曲。元曲というと聞こえが悪いかもしれないが、甲斐よしひろはこの「ウインター」の歌詞、それも訳詞の方にインスパイアされて「安奈」を書いたに違いないと私は思っているのである。これまで指摘した人を見たことないけどね。この人は、サウンドとかメロディーよりも、歌詞にインスパイアされて曲を書くことが多いという、割と珍しいタイプの人である。有名な例だと、ブルース・スプリングスティーンの「リヴァー」に対して「Blue Letter」とか。この歌詞って序盤はともかく、中盤以降の展開殆ど同じだもんなあ。まあ、「ウインター」自体はどうってことのない(というかつまらない)曲で、メロディーも「安奈」とは全然違う。でも、考えてみたらこのCDを持っていなかったので、これも買うことにする。

 ふと下を見ると、ダンボール箱の中にビートルズの「フリー・アズ・ア・バード」のUSカセットシングルが。このカセットはUK版しか手元になかったので、これも買い。UKのプラケース仕様よりも、US版のペーパーケースの方が個人的にお気に入りなのである。

 昨日渋谷A店より、ロイヤル・ガーズメンの「ゆかいなクリスマス・マーチ」が入ったというメールが。電話すると、盤の状態は今ひとつだがジャケはきれいですよとの事。近日中に取りに行くと返答。

 <本日の収穫>
  CD:“A Christmas Gift For You from Phil Spector”
     “Brian Wilson”
     ローリング・ストーンズ 『山羊の頭のスープ』
  カセットシングル:The Beatles
      “Free As A Bird/Christmas Time (Is Here Again)”



1月8日(月)

 成人の日である。昨日の夜に降った雪が少し積もっていたが、北海道で買ったスパイクシューズを履いて渋谷に行く。今日の夜、ブルー・コメッツのファンクラブ再結成され、その例会が行なわれるのである。メンバーのライブもあるし、ゲストで尾藤イサオなんかも出るという、濃いイベントであるが、一昨日のジュリーといい、今日といい、自分の趣味は何にも変わってないなと痛感。

 その前にA店に寄ると、オーナーのO氏がいたので久しぶりに歓談。ケニー・ドリュー・トリオのクリスマスCDがあったのでこれを貰う。'96年に出たものだが、当時日本プロデュースでやたらリリースされた頃の1枚で、必ずイメージ・イラストのジャケットになってたもの。しかし、どうでもいいが渋谷は全く雪がないので、スパイク・シューズで歩いていると足が痛い。

 <本日の収穫>
  CD:ケニー・ドリュー・トリオ 『シーズンズ・グリーティングス』



1月6日(土)

 今日は土曜なので、仕事は午前で終りなのである。夜は久々に沢田研二のライヴを招待券で見に行くことになった。最後にジュリーのステージを見たのが'81年の夏のツアーで、ちょうど「ストリッパー」を歌ってた頃だと思うが、何と20年ぶりで見ると思うと実に感慨深いのである。という訳で、夜まで時間が空いていたので、当然レコ屋を回る。

 新宿U店のジャズフロアで中古盤を漁っていたところ、'89年に出たPrestigeレーベルのクリスマス・コンピレーションがあったのでこれを買う。買い洩らしていた1枚で、未CD化のボビー・ティモンズやドン・パターソンのクリスマス・アルバムからも収録されている。

 渋谷に出てA店を覗く。LPでクリスマスものの取り置きがあったが、荷物を増やしたくなかったので、今度来るときまで置いといてもらう。向かいのR店は特にこれといったものはなかったので、その近くのS店に寄る。店の隅っこの方に「期間限定100円均一セール」という段ボール箱が。まあ、あまり大したものはないのだろうなと期待もせずに見ると、いきなりウィスパーズのクリスマスCDが。こ、これ・・・12月に990円で売ってたやつじゃないの。まあ、シールドなので990円でも安かったのだが、持ってたかどうかが思い出せなかったので買わなかったのである。そういえば確かめておくのを忘れていたが、100円なら買うしかないでしょう。他にクリスマスものはなかったが、この1枚だけというのも何か申し訳ないような気がしたので、あと数枚を適当に見繕って買う。

 <本日の収穫>
  CD:V.A. 『ジャズ・クリスマス・コレクション』
       
※Prestigeレーベルのクリスマス・コンピレーション
     The Whispers “Christmas Moments”



1月2日(火)

 とりあえず21世紀を無事迎えることが出来たんだから目出度し目出度し。しかし風が強いし寒いはで、遠出をする気になれない。近くのショッピングセンターの中に入っているCD屋が、年末から新古品のバーゲンをやっていたので覗きに行く。大晦日にカルトアイドルものとか70年代もののCDを買ったので、補充があるかと思ったのだ。

 殆どは変わっていなかったが、'96年に出たジェフリー・フォスケットのミニ・アルバムがあったのでこれを買うことにする。ロイ・ウッドの「毎日がクリスマスだったなら」のカヴァーをやっているのである。しかし、何となく持ってたような気もするし、どうしようかなとも思ったが(ということは聴いてないという事だ)、そろそろ廃盤くさいし、欲しがる人がいるかもしれないので、ダブった時は仕方ないとあきらめる。

 <本日の収穫>
  CD:ジェフリー・フォスケット 『ハーティング・イーチ・アザー』
       
※「毎日がクリスマスだったら」収録



【Record Hunting Diary】
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