11月29日(土)


 しまった、昨日から池袋のレコード市が始まってたのをすっかり忘れてた。とはいっても渋谷H店で取り置きしてもらっていたシングルがあるので、まずは渋谷に出かける。ジミー・オズモンドが'71年に出したMGM盤シングルで、ジミーのクリスマスシングルとしては2枚目の方。最初に出したクリスマスシングルもMGM盤だが、これは当時日本ではソニーから出ていたし、ポリドールから出たクリスマスアルバムにも収録されていた。しかし、この2枚目の方は日本盤が出ず終いだったのではないか。この頃になると、日本録音の「ジングルベル」をデノンから出したりしてたし。今回はPS付きで入手。

 こんなのがあると見せてもらったのが、『スティール・パン・クリスマス』というタイトルの、知らないレーベルから出たカナダ盤。スティール・パンだけの編成ではなく、キーボードとかリズムが入る、ちょっとバンドっぽい音。各パートのメンバーは書かれているが、いわゆるバンドとして活動しているのではなさそう。年代表記が全くないが、音からいって80年代位と推測。頭の方で針とびがあり、安値だったのでこれも購入。

 最近出来たクリスマスコーナーをちょっと覗くと、スキッチ・ヘンダーソンの『ウィンター・ホリディ』というアルバムが。この人はニューヨーク・ポップス・オーケストラの指揮者じゃなかったっけ。ピアニスト&指揮者として活動している人だが、この'62年盤はニューヨーク・フィルハーモニックとの共演で、A面が「スノー・ホリディ」、B面が「サン(SUN)・ホリディ」という風に分けられている。クリスマスアルバムというわけではないが、聴いてみたかったので、これも併せて購入。

 で、雨が強くなってきたからレコード市はやーめた。


  シングル:Little Jimmy Osmond
         “If Santa Were My Daddy/Silent Night”
  LP:“Steel Pan Christmas”
     Skitch Henderson “Winter Holiday”


今月の収穫はシングル1枚、LP3枚、10インチLP1枚、CD23枚。



11月28日(金)


 この前インストもののクリスマスCDを買ったときに、池袋P店のポイントが貯まったので、それを使いに行く。見たことのないオムニバスものが1枚あって、EU盤なのでコピーコントロール盤じゃねーだろーなと裏をみるが、それらしきマークがない。何年に出たものか、それに関する表記もない。

 Invisible Collegeという知らないレーベル名だが、入っている曲がワーナーからエド・バーンズ、チェスからソウルフル・ストリングス、ドットパラマウントからアニタ・カー・シンガーズという具合で、ユニヴァーサル系とも思えない。とはいえ、ジョイ・ストリングスが入ってたり、結構面白い選曲だったので抜く。

 この1枚だとポイントが余ってしまうので、他に何かないか探すと、入り口近くのコーナーにクリスマス旧譜が安く売っていたので、そこからディーン・マーチンの'98年にキャピトルから出たコンピレーション(リプリーズ時代までセレクトしたもの)、シナトラのキャピトル盤にボーナストラックを加えた'99年リマスター盤、この2枚を加え、ポイントを使って購入。


  CD:V.A. “Cool Yule The Swinging Sound Of Christmas”
     Dean Martin “Making Spirit Bright”
     Frank Sinatra “A Jolly Christmas from Frank Sinatra”



11月25日(火)


 会社帰りに池袋P店に寄る。壁にディスプレイされているエレキインストもののCDをながめていると、スティーラーズというフィンランドのインストバンドのクリスマスCDらしきものを発見する。1曲目の「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」、あとジョンの「ハッピー・クリスマス」の他は現地語で書かれていて、さっぱりわからん。ここの店で書いたシートには「フロスティ・ザ・スノーマン」「ホワイト・クリスマス」「サンタが町にやってくる」「赤鼻のトナカイ」「そり滑り」「ジングルベル」といった曲目が書かれていたので、まあ他の曲も聴けばわかるだろうと安易に考えて購入。

 しかし、家に帰ってから中を開くと、知ってる曲は先に挙げたものだけで、全16曲中、半分は聴いたこともない(おそらく現地の)曲。・・・レビューの書きようがない。おまけに店のカードには今年リリースのように書いてあったのに、中にはちゃんと2002年のクレジットがあったぞ、こらぁ。


  CD:The Steelers “Joulua Rautalangoilla”
※意味分かりません



11月24日(月)


 近くのCD店を何の気なしに覗いたところ、ホイットニー・ヒューストンとアシャンティのクリスマスアルバムの輸入盤が安く売られていた。アシャンティは先日買った値段とほぼ同じだが、ホイットニーの方はネットで注文しようと思っていた値段よりも安い。ということで購入。

  CD:Whitney Houston “One Wish”



11月23日(日)


 買い物から帰ると郵便受けにCDが届いていた。今年コレクターズ・チョイスから出ていたアイラ・アイアンストリングスという、聞いたことのないアーティスト名のクリスマスCD。'59年に出たものだそうだが、気になったので買ってみた。で、ライナーを読んでみると、へー、この人ってアルヴィノ・レイの変名だったのかぁ。知らなかったわ。頭の中で15へぇ位押したぞ。

  CD:“Ira Ironstrings Plays Santa Claus”



11月21日(金)

 会社帰りに池袋P店に寄る。クリフ・リチャードの新しいクリスマスアルバムが出ていた。置いてあったのはUK盤だが、何とコピーコントロール盤である。ビートルズの例のアルバムでさえ、UK盤は「CD」だったじゃねーの。どういうこと?12月には日本盤も(東芝さんですから)当然コピーコントロール盤で出るそうで、一気に購入意欲が失せる。試聴機に入っていたので聴いてみたが・・・なかなかどうして悪くはない。以前出た曲と新録音のミックスのようだが、明らかに既発曲であるのは少し早送りして、結局ほぼ全部聴いてしまった。しかしフルで聴くと71分近くなるみたいで、流石にちょっと長い。狭い店の中でずっとヘッドフォンで聴いてる身にもなってくれといいたい。でも一応これでレビューに書けるかも。

 アシャンティのクリスマスアルバムが出ていた。ホイットニーももう出ていると思ったが、この店には見当たらず。近くの大型店まで行けばあるだろうけど、ちょっと疲れ気味なので今度にする。インストのコーナーに、ベンチャーズのクリスマスアルバムが。いや、今年東芝さんがコピーコントロール盤で出して下さった、'65年盤のモノ/ステレオの2in1のやつではない(買う気がしないのだ、少なくとも定価では)。去年アメリカのVarese Sarabandeから出たやつのUK盤で、全くのジャケ違い。タイトルは『ギター・クリスマス』と変更されているが曲目は同じ。えらく安かったのでこれもコピーコントロール盤かと思ったものの、ちゃんと「CD」のマークがあったので安心。そう、商品たるもの、こういう安心感を与えてくれなきゃダメだよ、やっぱり。


  CD:“Ashanti's Christmas”
     The Ventures “Guitar Christmas”



11月16日(日)

 そろそろCDレビューの追加をしないと、と思いつつ、やたら眠くて溜まっている新譜になかなか手がのびない。その矢先にまたネット注文したクリスマスCDが届いてしまった。嗚呼。

 今日届いたのは、まず「ハニーカム」「ワインより甘いキス」のヒットを持つジミー・ロジャースが'59年にルーレットから出したクリスマスアルバム。'65年にはドットからもクリスマスアルバムを出しているが、あちらが割とカントリーっぽいノヴェルティソングが多かったのに対して、これは正統派というかジャズ/ポピュラー歌手のアルバムのような選曲。むしろそれで失敗したような仕上がりなのだが、今回のコレクターズ・チョイス盤が多分初CD化。

 同じくコレクターズ・チョイスから出た2CD『Swingin' Songs For Santa』というのは、40〜50年代のジャズ/ポピュラー系のラジオ音源を収録したもので、興味深い曲が並んでいたので購入したものの、中を開けると解説らしきものが一切ない。ジャケットは裏に曲目が書いているだけのペラもので、せめて年代だけでも記載してほしかった。これじゃお手上げである。

 ヴァーヴから復刻されたのが、'66年にカデットから出たケニー・バレルのクリスマスアルバムで、デジパック仕様の初CD化。しかし輸入盤には珍しくオビがついているので、デジパック仕様がかえって困りもの。ボーナストラックはなし。最後は'87年に出たザ・ジャッズというカントリーの母娘デュオのクリスマスアルバム。これはCD化されていたと思うが、安い再発盤があったので購入。この娘の方はウィノナ・ジャッドというが、この人の妹があの映画女優のアシュレイ・ジャッド(実は結構ファンである)だというのを最近知ったのも購入の理由。


  CD:Jimmie Rodgers “It's Christmas Once Again”
     V.A. “Swingin' Songs For Santa”
     Kenny Burrell “Have Yourself A Soulful Little Christmas”
     “Christmas Tome with The Judds”



11月13日(木)

 家に帰ると、先日ネットで注文したCDが届いていた。ムーディ・ブルースとメディアヴァル・ベイブスのクリスマス新譜、そしてゲーリー・ホーイが過去3枚出したクリスマスアルバム音源に関連音源を追加した2CDコンプリート盤である。

 あと先週、ネットで廃盤CDフェアというのが行なわれていたのだが、ここで注文したCDも今日届いていた。東芝から出ていた「ミュージック・クリップ」シリーズという、TVアニメの使用曲集があって、その中の『怪物くん』が欲しかったのだが、これはタッチの差で在庫なしになってしまったのだ。この中には、'68年に出た「怪物くんのクリスマス」収録のクリスマスソング4曲も入っていたので、7割引きなら買いだったのに実に惜しかった。仕方がないので、同シリーズの『鉄腕アトム』とか『鉄人28号』を買っておいたら、何とこの『鉄腕アトム』の中に「聖夜〜ウランちゃんのジングルベル」というのが入ってるじゃないの。聴いてみるとほんの30秒ほどのトラックだが、ウランちゃん(水垣洋子)が「ジングルベル」をハミングしていた。ということで、これも今日の収穫とする。


  CD:The Moody Blues “December”
     Mediaeval Baebes “Mistletoe & Wine”
     Gary Hoey “Ho! Ho! Hoey:The Complete Collection”
     ミュージッククリップ45『鉄腕アトム』
     
※「聖夜〜ウランちゃんのジングルベル」収録



11月11日(火)

 会社帰りに池袋T店に寄る。明日発売のチップマンクスが多分店頭に並んでいるはずなのだが・・・あった。とりあえずポイントカードがあと1週間で期限切れになってしまうので、きりのよいところまで埋めねばと、『クリスマス・チップマンクス』の他に、あと500円程度のブツはないか探す。レココレでも出てないかと思ったが、さすがにまだ発売までは間があり、どうしようかとカウンターの前を通りかかると、この前と同じようにUKプレスの廉価盤が並べられていて、その中にフィル・スペクターのイミテーションみたいなクリスマスCDがあった。

 K-telから出たもので、ジャケットは酷いデザインだが、スペクター・トリビュートみたいなことがジャケに書いてあって、あのクリスマスアルバムの曲全部に有名なクリスマスソングが数曲加わっている。裏を見るとどうも今年の編集のようなクレジット。しかし、こんな新譜CDの情報は全く聞いておらず、一抹の不安を覚えつつも、値段がほぼ望み通りの線だったので、これを併せて購入。

 これでちょうどCD1枚分のポイントが貯まったわけで、土曜日にでも改めて来ようかと思ったが、他のチップマンクスのCDも今日聴きたくなり、ベスト盤の『チップマンクス・ショウ』と生みの親である『デヴィッド・セヴィルの世界』のどちらにしようと5分ほど悩んだ挙句、『チップマンクス・ショウ』をポイントで購入。ベスト盤だから「ザ・チップマンク・ソング」だけはこちらにも入っているのね。

 T店の外に出た時に急に思い出した。'99年にやはりスペクターアレンジのクリスマスCDがUKから出ていたが、今日のCDってもしかしたらあれの再発じゃないのか。改めて曲目をみると、同じような気がする。曲順もだ。しまった・・・。あれって、今イチだったんだよなー。失敗したーと思いつつ、ポイントでチップマンクスがもう1枚買えたんだからと自分を慰める。
※帰宅後確認するとやはり同一音源。但し4曲目と9曲目が入れ替わってた。どして?

 もやもやした気分で池袋P店をちょっと覗く。チップマンクスが並べられている、よしよし。むっ、今日はポイントWサービスの日ではないか。10秒ほど考え、『デヴィッド・セヴィルの世界』を持ってカウンターに進む。でもこれはクリスマス音源は入ってないから収穫外。


  CD:チップマンクス 『クリスマス・チップマンクス』
     “Christmas; The Phil Spector Way”
     チップマンクス 『チップマンクス・ショウ』
             
※「ザ・チップマンク・ソング」収録



11月8日(土)

 渋谷A店に行く。解散状態だったスティーライ・スパンが昨年再結成し、全て新録音による2CDベスト盤を昨年出してたのだそうで、その中に'73年のクリスマスシングル「Gaudete」も収録されていた。もう1枚は、ソニック・サーフ・シティという、スウェーデンのサーフ・ガレージ・バンドの2000年に出たベスト盤。'90年に「Surfin' Santa」というクリスマスシングルを出しており、それがラストに収録されている。あと、在庫を整理したら出てきたという、東芝の10インチアルバム『ステレオ・クリスマス』。ビッグバンドのゲイ・スターズの演奏で、何曲かでスリー・グレイセスやフォア・エイセスが歌っている。オルガンでフィーチャーされている「R. ダーニング」というのが、どういう人か全然分らないのだが、それより謎なのはB面ラストに収録された「星消えやらぬころ」というトラック。ベルとヴォイスによるポエム、というサブタイトルがあって、朗読が朝丘雪路。これは何?

 近くの渋谷R店に行くが、例によってあの大量のレコ棚を真剣に探す気力がない。クリスマスもののコーナーはほとんど補充されていないので、帰ろうかとコーラスもののコーナーを通りかかると、レターメンのコーナーがあったのでふと覗く。その中にあったのが『Warm』という'67年のアルバム。先月買ったCDの中にも収録されていた「Our Winter Love」がA面1曲目で、B面には「A Place For The Winter」なんてのも入っている。ということで購入。

 H店を覗くと、この前見せてもらったチップマンクスの日本編集CDのチラシが出来上がっていたので、いただいて帰る。来週早々には入荷するはずだ。


  CD:“The Very Best of Steeleye Span-Present”
    Sonic Surf City “The Surfers That Came From The Cold”
  10インチLP:ゲイ・スターズ 『ステレオ・クリスマス』
    
※R.ダーニング、スリー・グレイセス、フォア・エイセス、朝丘雪路参加
  LP:The Lettermen “Warm”



11月5日(水)

 そろそろCDレビューの方も追加しておかないとマズいのだが、CD屋に行くのが億劫になってしまっており、仕方なくネットで何枚か注文。すでに発売済みのものではムーディ・ブルース、メディアヴァル・ベイブス、ゲイリー・ホーイがこれまでに出したクリスマス音源のコンプリート盤。それと来週あたりに発売になる予定のジミー・ロジャース、アイラ・アイアンストリングス、コレクターズ・チョイスから出る2CDコンピレーション等を注文。ライノの今期のコンピレーションもそろそろ発売なので迷うところだ。



11月4日(火)

 池袋T店に寄る。そろそろポイントカードの期限が近づいてきたので、キリのよいあたりまでポイントを埋めないといかんと思ったのだが、ハリー・コニック・ジュニアのクリスマス新譜が入荷していたのでどうしようかと思ったものの、この値段ではネットで購入した方が安そうだと思ったのでやめる。結局初回のカラオケCD欲しさに竹内まりやの新譜だけにするかとカウンターに向かうと、そのカウンターの上にUKキャッスルが出した廉価盤が数枚。何れもやけに安かったのだが、その中に50〜60年代のジャズ/ポピュラー系のクリスマスものがあって、ジョー・ヘンダーソンとかディック・ロバートソン、ジョーン・リーガンなんていう、持っていない音源が数曲入っていたので、これを一緒に買う。

  CD:V.A. “The Stars At Christmas”



11月2日(日)

 出張疲れが取れないのでずっと寝てようかとも思いつつ、池袋に用事があったのでそのついでにP店に寄る。ドイツのユニヴァーサルが出しているコンピレーションで「Get Easy」シリーズというのがあるが、そのシリーズで出たクリスマスものがあった。しかし、これは昨年出たもの。こんなの出てたっけ?

 というのも、ハニー&ザ・ビーズの「Jing Jing A Ling」が入っているのだ。このオリジナルシングルは昨年入手したが、今まで未CD化のままだと思っていたので、多分昨年このCDを、少なくともちゃんと手に取っては見ていなかったに違いない。とか思いつつ、げっ、帰宅してジャケットをよく見たら分った。これ、コピーコントロール盤じゃん。何だよー、EU盤はもう買うなってこと?ビートルズの『レット・イット・ビー・ネイキッド』もUK盤とUS盤は「CD」だけど、日本盤とEU盤はそうじゃない
(*1)らしいし。

  CD:V.A. “Snow-The Get Easy! Christmas Collection”
  
*1 CCCDとはメーカーも認めている通り、CD規格から外れた、いわゆる「CD」とは別の代物です。



【Record Hunting Diary】
2004 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2003 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2002 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2001 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2000 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC

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