11月29日(金)

 この時期恒例のレコード・CD市が今日から池袋で始まったので、会社帰りに覗きに行く。いつものようにクリスマスコーナーも用意されており、心なしか例年より量は多いような気もしたが、どうもこれはという盤がない。いや、いつもなら買っておこうかと思うようなLPも数枚あったし、この値段なら買っておいて損はないと思われる盤もそれなりにあったのだが、抜き出す気になれない。そういえば今年の収穫自体が、ここ数年の6割ペース位だし、自分の手と足で探すことがだんだん億劫になってきているのかもしれん。ネット通販の頻度が高くなってきたのも理由の一つかもしれないが。

 ということで、特設のクリスマスコーナーでは結局1枚も買う気にならなかったが、一般のシングル盤コーナーの中に、1つだけクリスマスもの仕切り板が入っているのを見つける。そこで見つけたのが、鈴木章治のクリスマスシングル。ジャケットはかなりよれよれだが、妙なイラストでそこが気になった。東芝から出た、デキシーランド・オール・スターズを率いてのもので、ジャケ裏には記載がなかったが、番号を見るとおそらく'61年発売と思われる。

 <本日の収穫>
  シングル:鈴木章治とデキシーランド・オール・スターズ
        「サンタクロースが町へ来る/サンタクロースがやって来る」

※今月はシングル2枚、LP5枚、CD17枚、CDシングル3枚、以上。


11月28日(木)

 帰宅すると、通販で購入した中古LPが届いていた。ジャッキー吉川とブルー・コメッツのクリスマスアルバム。オリジナルは'65年に出た『クリスマスをエレキギターで』だが、翌'66年にブレイク後、タイトルを『ブルー・コメッツのクリスマス』に改めて新ジャケットで再発。更にその翌年である'67年の暮れには、GSブーム頂点の中、再度ジャケットを替えて発売している。その他のシングル、4曲入りEP等もひと通り入手していたのだが、'66年のLPだけは未入手のままだったもの。CDのライナー書きまで手伝った手前、これが抜けてるというのもちょっとマズいなとは思っていたのだが、意外にリーズナブルな価格で入手。あちこち探せばあるもんだ。

 <本日の収穫>
  LP:ジャッキー吉川とブルー・コメッツ 『ブルー・コメッツのクリスマス』


11月27日(水)

 取り置きしてもらっていたLPがあったので、渋谷H店に行く。レノン・シスターズが'68年にマーキュリーから出した、ドットからの'61年盤に続く2枚目のクリスマスアルバム。これを元にしたマーキュリー傘下の廉価レーベルであるウィング盤は持っていたが、オリジナル盤は未入手だったのでこれは嬉しい。ウィング盤のジャケットが、オリジナル・マーキュリー盤のジャケ裏の写真を使用したものだというのも初めて分った。

 ラテンバンドなのか、リーダーの名前なのか調べてみないと分らんが、ジャケットには6人のメンバーが写っている、パパ・カンディートというバンドのクリスマスアルバム。「ジングル・ベル」「ホワイト・クリスマス」といったあたりも入っている。もう1枚、これはクリスマスアルバムではないが、ニューヨーク・パーカッション・トリオという、パーカッショニストとピアニストによる編成のユニットが'58年に出したホリディアルバム。「ジングル・ベル・サンバ」「わらの中の七面鳥」「イースター・パレード」といった具合にホリディナンバーが収録されている。

 <本日の収穫>
  LP:The Lennon Sisters “Noel
     Papa Candito “Felicidades”
     The New York Percussion Trio “Holidays For Percussion”


11月25日(月)

 ブライアン・ギャリのクリスマスCDが本日発売なので、ちゃんと入荷しているか会社帰りに新宿T店に見に行く。よし、入荷している。ビーチ・ボーイズやドン・チコーネ、それにロニー&デイトナスのクリスマスソングのカヴァーを含んだ12曲入り。ポイントが貯まっていたので、それで購入。

 <本日の収穫>
  CD:Brian Gari “The Man With All The Toys”


11月24日(日)

 しかし、サンダー杉山氏が亡くなっちゃったなー。歌手とかミュージシャンではないので追悼文とかを書くことはしないが、妙に美声の人で、レコードも何枚か出しており、東宝レコードから出たクリスマスアルバムもその1枚。後年は病気のために手術したり、身体の方はかなり辛い状態だったはずだが、事業の方はちゃんと成功させていた。謹んでご冥福をお祈りしたい。

 で、今日は寒いから外出していなかったのだが、昨日返却予定のビデオがあったのをすっかり忘れていたことに夜になって気付き、慌てて返しに行って来たら、郵便受けに通販でたのんだアン・ヴォーグのクリスマスCDが入っていた。

 <本日の収穫>
  CD:En Vogue “The Gift Of Christmas”


11月23日(土)

 帰宅すると通販でたのんだフレディ・キャノンのクリスマスCDが届いていた。「タラハシ・ラッシー」「恋のジェット・コースター」「アクション」等々、50年代末から60年代中頃までヒット曲を連発した、私の大好きなロックンローラーであるが、まだ活動していて、今回初のクリスマスアルバム発売となった。タイトルに代名詞でもある「BOOM BOOM」がちゃんと入っているのが嬉しい。ラストに「恋のジェット・コースター(Palisades Park)」のニュー・ヴァージョンが入っているが、これはボーナストラックといったところか。

 <本日の収穫>
  CD:Freddy Cannon “Have A Boom Boom Christmas!!”


11月21日(木)

 昼休みに新宿U店の中古ジャズフロアを覗く。レコードやCDでは特に目ぼしいものはなかったが、古本でレコードコレクターズ誌の'86年12月号を見つける。この号はクリスマスアルバムを特集しており、当時買ったものを今でも持っているが、書き込みをしてしまったり、表紙が一部汚れたりしてしまっていたので、状態のいいものを探していたのである。ポピュラー・ヴォーカル、ロック系、ソウル、ラテン等々、各ジャンルからのアルバム紹介は、CD復刻がここまで進んだ現在からすれば、掘り下げ方に物足りなさもあるが、これが出た当時、まだ大した枚数も集まっていなかった私にとっては非常に刺激を与えてくれた1冊だったのは間違いない。ということで買う。


11月20日(水)

 会社帰りに池袋P店で本日発売のクリスマスCDをチェックする。まず何といっても東芝から出た、日本の60年代音源中心のコンピレーション。話題は山下敬二郎のクリスマスシングル音源の初CD化である。ま、これは'58年のものだが。その他にも弘田三枝子や奥村チヨなど、これまで片面のみしかCD化されていなかったような音源もようやく収録。嬉しい嬉しい。

 次に発売が今月上旬から延びていたカーリー・サイモンの初クリスマスアルバム。当初はアルバムタイトルが日本盤では「シーズンズ・グリーティングス」になるとかいう話もあったが、オリジナルタイトルのカタカナ表記になった模様。

 ローズマリー・クルーニーのコロムビアでのクリスマス音源集がようやく日本盤で出たので、これも併せて買う。'97年にアメリカで発売されたコンピレーションだが、'50〜'56年のシングルオンリー音源なんかも入っている。ブライアン・ギャリのクリスマスアルバムも確か今日出るはずだがと思って探すと、これは今週末の発売のよう。ということで本日はこの3枚。

 <本日の収穫>
  CD:V.A. 『東芝レコード・アーカイブズVOL.5/60's X'mas Special』
     カーリー・サイモン 『クリスマス・イズ・オールモスト・ヒア』
     ローズマリー・クルーニー 『ソングス・フロム・ホワイト・クリスマス』


11月13日(水)

 昼休みに新宿の大型店Tを覗く。カントリーのコーナーの試聴機に、これはクリスマスものではないが、ジョニー・キャッシュの新作が入ってたので聴く。素晴らしい。生で聴いてみたいと心から願う数少ない1人。隣の視聴機にリー・アン・ウーマックのクリスマス新譜が入ってたので聴いてみる。悪くない。カントリー好きの方々からは最近のポップ路線がお気に召さないという話も聞くが、そうなるとフルバンドアレンジなんかも取り入れた今回のアルバムなんかも気に入らないんだろうな。でも私は気に入ったから買うのね。レジに向かう途中で、エラ・フィッツジェラルドのクリスマスCDの再発が目に止まったのでこれも買う。'60年のヴァーヴ盤に、未発表テイクやシングル音源を加えて今年発売されたデジパック。

 会社帰りに池袋P店に寄る。ニーナとフレデリックのベスト盤があったので曲目を見ると、クリスマスソングが4曲ほど入っている。「セカンド・コレクション」というタイトルのUK盤だが、比較的レアな音源でまとめられたコンピレーションのよう。これは聴いてみたいので買い。スペインのレーベル、シエスタから今年出たコンピレーションもあったので、これも買う。イラストジャケットのデジパック仕様でなかなか可愛い。

 帰宅するとアメリカからCDが届いていた。中に入っていたのはスティーヴ・タイレル、ジョニー・マティス、ベンチャーズ。何れも今年発売のクリスマス新譜である。しまった。昼間CD買うんじゃなかった。買い過ぎだ。

 <本日の収穫>
  CD:Lee Ann Womack “The Season For Romance”
     Ella Fitzgerald “Ella wish you a Swinging Christmas”
     “Slippin' Cider with Nina & Frederik”※ベスト盤
     V.A. “Fantasia De Navidad”
     Steve Tyrell “This Time Of The Year”
     Johnny Mathis “The Christmas Album”
     The Ventures “Christmas Joy”


11月12日(火)

 疲れて早めに帰宅すると、先日ネットの廃盤セールで購入したCDが届いていた。'96年に出たときに買い損ねてそのままになっていた、リンダ・ルイスのクリスマスシングルと、やはり'96年に出たバーシアのクリスマスシングル。バーシアの方はプロモ盤等で音源を入手していたのだが、リンダ・ルイス1枚だけというのも送料がもったいなかったので、ついもう1枚頼んでしまったのだ。

 <本日の収穫>
  CDシングル:リンダ・ルイス 『オール・オーヴァー・クリスマス』
          バーシア 『天使たちのクリスマス』


11月9日(土)

 ここのところ仕事が忙しくて買ったCDもろくに聴けていない。それでもこの週末を利用して、何枚かでもレビューで消化しないと、後々大変な思いをすることになりそう。エラ・フィっツジェラルドのヴァ−ヴでのクリスマスアルバムが、シングルオンリー音源や未発表音源を収録して再発され、輸入盤もすでに入荷しているが、そんなこともあってまだ買わずにいる次第。

 渋谷A店でロッキングタイムのマキシシングルのサンプルを入手。知らんなー、こんなの去年出てたっけと思ったら、今年発売のものだった。しかし、ホントに最近の日本ものには疎くなっている。ま、洋楽にもめっきり疎いんだが。このシングルでは「The Christmas Song」のカヴァーが2ヴァージョン収録されている。

 帰宅すると、ネット注文した中古盤が2枚届いていた。1枚目は、ザ・ロータスという日本のインストバンドが'65年に出したクリスマスアルバム『エレキで踊ろうクリスマス』。このバンドはケン・サンダースのバッキングもやっていたと思うが、ビクターから出たこのアルバムは、クリスマスとタイトルにあるものの、クリスマス絡みのナンバーは、全12曲中で「聖夜」、「サンタクロースがやってくる」、「ジングル・ベル」、「赤鼻のトナカイ」、そして一昨年にテイチクから出たコンピレーション、『クリスマス・ア・ゴーゴー』にも収録された「蛍の光ツイスト」、この5曲だけ。残りは有名なインストナンバーばかりで、クリスマスナンバーは過半数に満たないのだが、アルバムタイトルもジャケットもクリスマス仕様なので、準クリスマスアルバムといったところか。

 もう1枚はシングルで、仲宗根美樹が'64年に出した「淋しい町のロンリー・クリスマス」。しかし「淋しい」と「ロンリー」、何も続けるこたぁねーじゃないかというタイトルだが、詞・曲ともキングの専属作家の手による歌謡曲。B面はクリスマスとは関係なかった。

 <本日の収穫>
  CDシングル:ロッキングタイム 『ムード・フォー・ロッキングタイム』
        
※「The Christmas Song」のカヴァー収録
  LP:ザ・ロータス 『エレキで踊ろうクリスマス』
  シングル:仲宗根美樹 「淋しい町のロンリー・クリスマス」
     
   ※B面は一般曲


11月5日(火)

 昨日ネットで注文したアン・ヴォーグが、もしかしたら入荷してないかと思い、昼休みに大型店のTとHをチェックする。どちらも入ってなかったのでひと安心と言いたいところだが、しかしH店、何故このクソ忙しい時期にコーナーの入れ替えなんかする。ラックの移動までして、これじゃ基本アイテムの配置チェックから全部やり直さないといかんじゃないの。もう頭に来たから、今年はH店での購入は止める。何と言おうと決定。

 会社帰りに池袋P店をチェック。日本の若手アカペラグループによるクリスマス新譜が出てたが、とりあえず試聴機のチェックで充分なような気もして、後回しにさせてもらう。ヴォーカルものの棚を見てると、ぐえっ、スティーヴ・ローレンスとイーディ・ゴーメのクリスマスCDがある。'64年の『That Holiday Feeling』なんてCD化されてたか?ボーナストラック2曲入りと書いてあるのだが、その内の1曲はRCAから出してたやつ。コロムビアのアルバムでそんなこと出来るのか、と思いつつレーベルを見るとラスベガスの知らないところ。でも今年のものらしいし、公式サイトのURLも書いてあるからブートではなさそう。となると、通販とショーの会場のみの販売用とか、その手のものだと思われる。とはいえ、この'64年盤が公式にCD化されたのはおそらく初めてではないか。という事で買う。

 ついでにシナトラ、ディーン・マーチン、サミー・デイヴィス・ジュニアの3人、例の『オーシャンズ11』絡みで出た、ラットパック名義のCDシリーズのクリスマスCDが入荷してたので買う。既発音源ばかりかと思ってたら、サミーの未発表音源とか、ディーン・マーチン・ショーのライブとかが入っているのである。

 帰宅後、そういえばネットでの廃盤セール第2弾が今日から始まっていたことを思い出し、慌ててチェックする。クリスマスものでは、買い損ねたままになっていたリンダ・ルイスのシングルCD、バーシアのシングルCDが残っていたので注文した。何と言っても7割引は魅力だ。

 <本日の収穫>
  CD:Steve Lawrence & Eydie Gorme “That Holiday Feeling!”
     Frank Sinatra/Dean Martin/Sammy Davis,Jr.
         “Christmas With The Rat Pack”


11月4日(月)

 ネットでクリスマス新譜の検索をしていると、アン・ヴォーグのアルバムが出てきた。10月上旬に発売されたものらしく、オリジナルは何年に出たんだっけなと考えていたら、これって新作じゃないの。この辺のグループって結構クリスマスものを出していたので、てっきり再発だとばかり思ってしまった。店頭で見かけた記憶がなかったので、ネットで注文する。


11月2日(土)

 新宿U店のジャズフロアを覗く。アナログの方までじっくりチェックする時間はなかったので、新譜CDの棚をざっと見て、中古コーナーのヴォーカルもので何かないか探す。イーディ・ゴーメの2、3年前に出た復刻CDが2枚あって、どちらも未開封品だったので手に取って見ると、片方は1年の各月にちなんだシーズンものだった。'58年の『ラヴ・イズ・ア・シーズン』というアルバムで、アナログはたまに見かけるが、曲目までチェックしたことはなかったが、「ウィンター・ナイト」という曲が入っていた。クリスマスそのものを歌ったものではないだろうけど、関連ソングということで購入する。しかし、CDレビューの方も早く再開せねば。

 <本日の収穫>
  CD:イーディ・ゴーメ 『ラヴ・イズ・ア・シーズン』
     
※「Winter Night」収録


11月1日(金)

 カントリーもののクリスマス新譜を買おうと思い、新宿T店に行く。お目当てのCDが試聴機に入っていたので少し聴いてみるが、予想と違ってどうも今ひとつ。隣の視聴機に、やはり同時期に出たカントリーの女性シンガーのクリスマスCDが入っていて、こちらはあまり期待していなかったのだが、これが聴いてみるとなかなかいい。こっちを買うことにした。

 <本日の収穫>
  CD:Jo Dee Messina “A Joyful Noise”


【Record Hunting Diary】
2004 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2003 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2002 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2001 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2000 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC

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