Record Hunting Diary



2000年1月〜3月まで
3月31日(金)

 しばらく前に頼んでいた、ジミ・ヘンドリクスのシングル(昨年発売されたCDシングルのアナログ盤)がようやく入ったと、渋谷A店から連絡が入る。CDの1、2曲目がそれぞれ片面に入り、3曲目に収録されていた#1のExtended Versionは無し。これでレコードリストにジミヘンを載せる事が出来るようになった。今日は疲れているので、他の店には寄らずに帰る。

 <本日の収穫>
  シングル:Jimi Hendrix “Merry Christmas and Happy New Year”

今月の収穫は、シングル3枚、EP1枚、LP2枚、CD2枚。ちと淋しいが、その分宣材等の入手が多かったので、良しとしようか。


3月26日(日)

 以前頼んだフレンチもののEPを、新宿B店に取りに行く。クリス・キャロルという女性シンガーの「ROCKS DE NOEL」というEPで、全曲クリスマスものという訳ではなさそうだが、60年代のもので、この人はツイストの女王みたいなキャッチフレーズがあったらしい。引き続き、現地ディーラーへの問合せをお願いする。

 この前の祝日に休んでいた池袋H店を覗く。レコード各社の宣材はまだいっぱいあるのだが、幾つか目を付けてたのが抜かれている。かといって、全部買い占める訳にもいかんし、悩みどころである。コロムビアで3種、グラモフォン、キングを各1種買う事にする。しかしキリがない。この辺で一区切りつけるしかないか。

 帰る前に池袋P店に寄る。特にめぼしいものはなし、と思って店を出ようとすると、入り口にバーゲン箱が幾つかあって、輸入CD400円セールをやってたので覗く。お〜、コレそういえば持ってなかった、というのが3枚位あったのだが、とりあえずロビー・ロバートソンが1曲歌ってるオムニバスCDだけにする。

 <本日の収穫>
  EP:Cris Caroll “Rocks De Noel”
  CD:V.A. “WINTER, fire & SNOW”


3月23日(木)

 変なレコード屋が高円寺にオープンしたと聞かされ、会社帰りに覗きに行く(夜11時までやってるらしい)。商店街が途切れかけたところにあるそのB店は、モンド、フレンチ、アングラ系とでも言えば良いのか、一部古本も置いてあり、富士見ロマン文庫がズラッとあると言えばその雰囲気が、分かる人には分かってもらえるだろうか。オープンしたてのせいか、まだ商品が揃っていないようで、今日のところは特に欲しいものは無し。但し、3ヶ月後位には再チェック要とみた。

 高円寺ついでに、近くのM店に寄る。この店はHP上でリスト検索出来る事もあって、来たのは半年振りになる。壁にThe Nutty Squirrelsのレア盤があったが、これはかなりのお値段なのであきらめ。エサ箱の方から同じくNutty Squirrelsの、ポップスカヴァーをやってるLPを発見。ビートルズやマンフレッド・マン、ピーター&ゴードン、ロニ―とデイトナス等々のカヴァーで、盤質違いで2枚あったのだが、B面最後に「Bingle Jell」という曲が入っている。

 検盤させてもらうと、アレンジャ―の名がクレジットされており、どうも怪しいので聴かせてもらった。思った通り、「ジングル・ベル」のビートアレンジ版だった。しかもイイ、これはイイ。盤質の悪い方で聴いたが、盤面にスレがあるものの、まあ聴ける程度だったのでこちらを購入。もう1枚、シングルでハル・ブレインのカナダ盤を見つける。「サイケデリックパーカッション」からのカットらしく、A面「LOVE-IN(December)」、B面「WIGGY(November)」というカップリング。クリスマス扱いに出来るのかどうか不明だったが、聴いた事がなかったのでこれも購入。年末のテープネタになりそうなレコードを久々に見つけたので、こういう時はニコニコである。

 <本日の収穫>
  シングル:Hal Blaine “LOVE-IN(December)/WIGGY(November)”
  LP:“THE NUTTY SQUIRRELS Sing A Hard Day's Night
                           and Other Smashes”


3月20日(月)

 休日の渋谷というのは余り出歩きたくないのだが、この所レコ屋回りをサボっていたのでちょっと覗く。A店に顔を出すと、H君から「これ持ってます?」と見せられたのが、HEADCOATEESのピクチャーシングル。これ、持ってたけども、盤が割れてしまったのだ。「じゃあげます」とH君。へっへっへ、ラッキー。手持ちのブツが何もなかったので、最近店でPCを使い始めた彼の為に、ポケットに入っていたブルーベリー・エキスの錠剤をあげて店を去る。

 以前、新宿B店に頼んだフレンチもののEPが、そろそろ入荷したらしいとの情報が入る。が、新宿でまた降りるのも面倒なので、乗り換え駅の池袋でまたH店に行って、残っている宣材を漁ってこようと思い立つ。どうしようかな、この前迷ったアレとアレがあったら買おうかな、とか考えながら風の強い中をH店まで歩く。が・・・休み。くそぉ〜、やられた。そうだよな、この手の店は休むんだよ、祝日は。こんな事なら新宿で降りるんだった、と悔やみつつ帰る。

 <本日の収穫>
  シングル:Thee HEADCOATEES “SANTA CLAUS/EVIL THING”


3月11日(土)

 もう1度池袋H店に行ってクリスマス宣材を買う。この前は時間の関係もあり、じっくり選べなかったような気がするので、再度チェックする。まず先日振り落としたものの中身を見ると、テイチクの'67年は、裏表紙が裕次郎と小畑ミキ、ヴァン・ドッグスのカラーページだったので買い。パット・ブーンの表紙で思わず戻したビクターの'68年も、見開きページにシュープリームスとラムゼイ・ルイスがあったので買い。表紙が地味だったのでやめた東芝の50年代ものも、レス・ポールやシナトラ、山下敬二郎なんかの告知があったので買い。デザインが捨てがたい50年代のコロムビア、MGMもやっぱり・・・、と歯止めが利かなくなりそうなので、とりあえずこれら6冊をゲットして帰る。この前のと合わせるとテイチクが6冊になるので、まずテイチク篇の特集を本日作る予定。


3月9日(木)

 池袋H店に古い歌本のようなものがいっぱいあった、という情報は先月下旬に聞いていたのだが、いつぞや見た昭和30年代の「明星」「平凡」の付録の歌本だろうと思っていて、足を運ぶとまではいかなかった。ただ、由実かおるのサンタ帽の写真のやつがあった、というのが気になったので久々に覗きに行く。しかし寒い。

 げっ!こ、これは・・・。歌本じゃない!レコード会社が店に配布していた、月々のパンフレットだ。しかも滅茶苦茶大量にある。壁にはクラウンレコード'67年12月号が貼ってあり、その表紙を由実かおるが飾っている。何れもせいぜいA6サイズかもう少し縦長の変形サイズで、50年代前半の4頁程度のものから70年代前半の10数頁のものまでと多種多様。また、どれも矢鱈コンディションがイイ。

 とにかく片っ端から各レーベルの12月号をチェックする。ある。軽く20数種類はあると思われる。しかし、どれもシングル盤が買える位のお値段が付いており、どうしたものかとしばし悩む。とは言え、こんなものにそうそうお目にかかるチャンスはない。取りあえず10種類位に絞る事にする。

 まずテイチクで、'59年12月〜'60年1月合併号、'60年12月〜'61年1月合併号、'63年12月号。これらは何れもビング・クロスビーの表紙のもの。ちなみにテイチク/デッカの第1回目からの新譜情報のチラシもずらっとあり、有名な「ホワイト・クリスマス」(DE-70:SP盤)というのは、第8回新譜だというのが分ったが、この8回目のチラシだけがない。すでに抜かれてしまったのかもしれん。更にテイチクで'65年12月号、これはブレンダ・リーの表紙のもの。そして'66年のクリスマス特集、これは表が石原裕次郎、裏がブレンダ・リーの折込変形のもの。
 東芝は'63年12月月報、日本盤が出てたなんて全く知らなかったボビー・ヴィーのLPとシングルの告知があった。ビクター・ワールド・グループの'63年と'64年、共に12月号。'63年は、シナトラ、フォー・シーズンス、パット・ブーン等、'64年は前述に加えてボビー・ライデル&チャビー・チェッカー等。コロムビアの'60年12月のポピュラー月報、シナトラ、コニー・フランシス等。クラウンの'65年と'67年12月号。'67年は由実かおるの表紙のやつだが、'65年には何と美樹克彦の「ジングル・ベル」の告知が。・・・こんなシングルが出てたのか。欲しい、これは欲しい・・・。

 という訳で結局11冊選び、これを買う。個人的には興奮の坩堝なのだが、一般には理解していただけないかもしれん。しかし、これは余りにイイ代物なので、近々メモリアルの番外篇で特集ページを組むつもりである。心して待て。いねぇか、そんな奴。


3月6日(月)

 またもや渋谷A店へ。何でも、先週A店でNHK、それも教育テレビのロケがあったらしく、その話を聞きに行く。中高生位の女のコ2人が、渋谷・原宿界隈を舞台に経済の仕組みを学ぶ、という番組らしい。レコード店が舞台になるというのは、何故発売当時に1000円、2000円だったものが数万円になったりするのか、という実例を通して需要と供給等を説明するのだそうだ。当日はY店長も小芝居をさせられたらしい。4月からの新番組で、月曜の昼2時からの20分番組だとの事。

 久々にオーナーのO氏と雑談。多分'92年のものと思われる、ポリドールのクリスマスプロモCDをもらう。「クリスマスエイド」の1&2、エイミー・グラント、カーペンターズ、ティファナ・ブラス、シャカタク、ジミ―・スミス等のCDからのセレクトで全19曲入り。この2、3年後のポリドールのプロモは持っていたが、これは初めて見た。ありがたく頂いて帰る。

 <本日の収穫>
  CD:「XMAS SONG SAMPLER/CHEERS FOR CHRISTMAS」(プロモ)


3月1日(水)

 昨日電話で取り置きしてもらったエルヴィスのLPを、渋谷A店に取りに行く。確かにちょっと反りはあるものの、白地ジャケット表の黄ばみもないし、これならば上々のコンディションではないか。という事で、格安で入手。しかし何で「初めてのクリスマス」なんて邦題が付けられたんだろう(2枚目のクリスマスアルバムなのに)と思ってたら、A面2曲目に入っている“The First Noel (牧びとひつじを)”の邦題を、そのままアルバムタイトルにしてたのだという事がようやく判った。

 <本日の収穫>
  LP:エルヴィス・プレスリー
     「初めてのクリスマス/プレスリー・クリスマス・アルバム Vol.2」


2月29日(火)

 渋谷A店から連絡があり、エルヴィスのクリスマスLPが入ったが、これは持ってるかとの事。どうやら、'71年の“The Wonderful World Of Christmas”の日本盤で、'72年プレスのWジャケット仕様・帯付きらしい。「初めてのクリスマス」という邦題で知られるこのLPは、「プレスリー・クリスマス・アルバム Vol.2」と副題が付いてたのだが、私が収集を始めた頃はどこにでもあったので、いつでも買えると思っているうちに後期の再発盤しか見なくなってしまい、結局未だにアナログは持っていないのである。

 ジャケットと盤は少し反ってしまってるそうだが、この時期のプレスの帯付きは、意外に見つけるのが難しいので、取り置きしておいてくれと電話で頼む。という事で、これは本日の収穫にはならず。

 本日29日で2月も終わり。今月の収穫は、CD(シングル含む)9枚、LP2枚、EP1枚、シングル1枚、ソノシート1枚、以上。


2月25日(金)

 この欄でこんなに間があいたのは初めてだが、別にこの間レコード屋に行ってない訳ではない。CDどころか、関連グッズさえなかったので、書けなかっただけの事である。

 毎度おなじみの渋谷A店から、買取CDの中にクリスマス関連があるので、という連絡を受けてすかさず参上する。殆どは昨年発売分のサンプル/プロモ盤。まずショコラの3曲入りプロモ。「Wonder Christmas」というのが入っている。続いて須藤薫&杉真里の4曲入りCDサンプル。シールドなので中は確認してないが、「Winter a Go-Go」という曲が入ってるのでもらう。次はイワオの「ウクレレマン」というフルCD正規盤と、収録曲「ウクレレクリスマス」のシングルCDサンプル。しかしこの人誰?そして'86年のLP、KYOZO&BUN(西岡恭蔵&岡島善文)の「パラダイスカフェ」のサンプルCD(昨年初CD化)。そう言えば、西岡恭蔵が自殺したのは昨年だったのだ。この中に「4月のサンタクロース」という曲が入っているので、チェックしておいてくれたのだそう。有難く頂く。最後に、これは'98年のプロモオンリーだが、渋谷公園通りの“Light-Up Xmas”キャンペーン用に作製配布されたらしい、SONY(米Columbia)音源使用の10曲入りCD。選曲自体は特にどうって事ないものだが、シールドだったので、これも有難く頂いて帰る。

 しかし、ここ1ヶ月ろくに音楽を聴いてない。というか、聴いていたのがバリー・マンとマリア四郎の2人だけ、しいて言えばあとB.J. トーマス位か。まあ、その他に「サクラ系ソング」のチェックという別件(興味のある方はここを)もあったので、日本もののCDをレンタル店で試聴しまくっていた、というのもあるが。どちらにしても余り自慢出来た話ではないよな。

 <本日の収穫>
  CDシングル:chocolat 「Fargo Sample」
           イワオ 「ウクレレクリスマス」
  CD:須藤薫&杉真里 「君の物語」
     イワオ 「ウクレレ・マン」
     KYOZO&BUN 「パラダイスカフェ」
     「Heart of Christmas」(渋谷公園通り 1998)


2月16日(水)

 渋谷A店にサルサのクリスマスLPが入ったとの事で見に行く。お〜!これは探していたウィリー・コローンの1枚。タイトルは確か「クリスマスの襲撃」の意味だったと思う。買取りで入ってきた中にあったとの事で、店へのWantが多いCDとのトレードで交渉成立。オマケに一緒に入ってきたというレゲエ系のクリスマスLPと、昨年末に出たSHAZNAのクリスマスシングルCDをもらう。

 クリスマスとは関係ない他のサイトへの協賛緊急企画を立ち上げた事もあって、Huntingに支障があるのではないかと考えている人もいるかもしれんが、メインに影響させるくらいなら初めからやるつもりはないので心配御無用(誰もしてねぇか)である。
 
 <本日の収穫>
  LP:Willie Colon “Asalto Navideno”
     John Holt “The Reggae Christmas Hits Album”
  CDシングル:SHAZNA “Winter’s Review”


2月12日(土)

 先日買った「JUKEBOX」誌のクリスマスレコードの記事からリストを作り、新宿B店に出しておいたところ、現地のディーラーから1枚在庫ありとの返事がきたとの事。問題のない値段だったのでオーダーしてもらう。

 007の新作「ワールド・イズ・ノット・イナフ」を観る。この、ハナから宣伝をあきらめたかのような邦題が嘆かわしい。何で映画の事なんか持ち出すかというと、今回のボンド・ガール(すでに死語みたいなものだ)の1人、デニース・リチャーズの役名がクリスマス・ジョーンズ博士というのである。エンド・クレジットでスペルも確認したが、ちゃんとCHRISTMASだった。
 ボンドとの初対面の時の自己紹介の後で、「名前の理由は聞かないで」みたいな事を言うのだが、終盤この話題が出るのかなと思って観ていたのに、結局最後までわからない。まさかラストのベタなジョークのネタでしかなかった訳でもないだろに。これが年末公開ならまだしも、正月第2弾での公開ではクリスマスネタはちょっとキツイ。仕上がりが上々なだけに配給元の弱気は淋しいぞ。

 渋谷A店でクリちゃんレコードのクリスマスEPをもらう。クリちゃんレコードというのは、キングレコードの童謡レーベルのことで、ジャケットとかレーベルにキャラクターのクリちゃんの絵が描いてある。コロムビアのコロちゃんレコードなんかもそう。今回のEPは’61年のもので、ジャケットもそうだが、クリスマス柄のスリーブと丸穴から覗くレーベルの感じがたまらなくイイ。童謡系のレコードは、発売年や初出等が分からないものが多く、これまでリストに載せていなかったのだが、ジャケットのイイものも多いので、そろそろ考えねば。
 
 <本日の収穫>
  EP:「クリちゃんレコード/ジングルベル他5曲」


2月7日(月)

 渋谷A店に60年代のクリスマスシングルが入ったとの連絡があり、買いに行く。バロン・ナイツという、まるでムードコーラスのグループみたいな名だが、れっきとしたビート・バンド、但しオリジナル・アーティストの物真似で替え歌を歌うという、ノベルティ系のバンドである。

 これは”Merry Gentle Pops”というクリスマス風のメドレー仕立てで、ドノヴァン、マリアンヌ・フェイスフル、ローリング・ストーンズ、ホリーズ、アイヴィー・リーグ、ピーター・クック&ダドリー・ムーアの物真似が聴けるという珍品。昨年CD化されたのは聴いていたが、この’65年のUKオリジナルシングルが入るとは思わなかった。但しCDのフルヴァージョンとは違って、Part1とPart2に片面ずつ分けられている。

 ついでに、これも昨年出たCDだが、The Boys Next Doorのベスト盤も買う。ミッドウェストのビーチ・ボーイズとも呼ばれたサーフ・バンドであるが、’66年にAtcoからクリスマスシングルを1枚出しており、それが収録されているのである。
 
 <本日の収穫>
  シングル:The Barron Knights “Merry Gentle Pops−Part 1/Part 2”
  CD:“The Boys Next Door”


2月4日(金)

 会社帰りに池袋P店を軽くチェック。が、何もない。帰ろうかと思ったら、カウンターの前にフランスの「JUKEBOX」誌を見つける。昨年末にサンタとエルヴィスの写真が表紙になった同誌を買ったが、その後の号らしく、ジョニー・アリディやビートルズのクリスマス写真が表紙である。 ”Les Disques De Noel”と前号同様書いてあるので、クリスマスレコード特集らしい。となれば買うしかない。電車の中で開いてみると、・・・やっぱり読めん。

 しかし、いくらフランス語といっても、特集ページに書いてあるのはクリスマスレコードの事ばかりで、しかもアーティスト名とレーベル、年代等のデータが中心だから、ある程度は理解できるのだな。前号の特集はアメリカ人アーティストのレコード(フランス盤)編だったらしく、今回がイギリスとフランスのアーティスト編という事になるらしい。

 まずはフランス盤で年代が分からないヤツの事が書いてないかどうか調べる。まず、デヴィッド・アレキサンダーのLP、おおっ、1969年。書いてあるじゃないの。アンリ・サルヴァドールは、お〜、1967年か。スゴイな、あっさり分かっちゃった。じゃこの前のミレイユ・マチューは・・・、バークレー盤が1968年って書いてある。しかしフィリップス盤にも’68年の表記があったし。う〜ん、ここは保留だな。取りあえず2枚は確認できたことだし、良しとしよう。

 そうだ、これを使って新宿B店にフランス盤のWantListを出すという手もあるな。結構使える1冊になるかもしれん。という訳で、ブツの収穫はなし。


2月2日(水)

 渋谷A店がPCを導入してようやく稼動し始めたらしく、昨夜メールで変なクリスマス・ソノシートがあると連絡が入ったので寄ってみる。ビクターが’59年に売った(?)シングルジャケット大のクリスマスカードに、「ジングル・ベル」のソノシートが入っているもので、富士をバックに岩の上から網を投げている漁師の絵、という余りにもクラシカルなデザインであるが、上に「MusicalChristmas Card」とある。販促で配るにしては変なところがあるので、多分売られていたものだと推測するのだが。あと’91年のCDで、オルゴールアレンジらしきものも1枚もらう。こういうのはやっぱり・・・・買わないよなあ。
 
 <本日の収穫>
  ソノシート:「MUSICAL CHRISTMAS CARD」
  CD:「Silent Night Music Box」


1月31日(月)

 何とか風邪も治まったようだが、まだ体調は今ひとつといったところか。ここ2、3日は、先日買ったバリー・マンとB.J.トーマス、それも「ロックンロール・ララバイ」ばかり聴いていたのであるが、今回初めて歌詞(B・マンの方は歌詞付きだった)を見て、この曲は自分が思っていたのと全く違う内容だと分かった。結構辛い歌だったのだね、これ。いや〜、しかしイイ曲だ。

 このCDを買った池袋P店に、ジョン・レノンのカセットシングルがあったので買って帰る。西新宿W店の方が少し安かったはずだが、足をのばすのが億劫だったので、駅に近いP店にしたのである。昨年の暮にCDシングルで発売された「イマジン」のカセット版で、「ハッピー・クリスマス」と「平和を我等に」も入った3曲入りだ。UK製なのでプラケース入りのカセットなのだが、本当はチープな紙ケースのUS製の方が私好みである。どうでもいい事だが。
 
 <本日の収穫>
  カセットシングル:John Lennon
     “Imagine/Happy Xmas(War Is Over)/Give Peace A Chance”

 という訳で今日で1月も終わり。今月の収穫は、CD(シングル含む)6枚、LP6枚、10インチLP1枚、12インチシングル3枚、SP1枚、EP2枚、シングル2枚、そしてカセット1本、以上。


1月28日(金)

 しかし風邪が大流行りであるが、私も昨日は咳がどうにも止まらず、エライ目にあった。咳をする時というのは想像以上に体に力が入っているようで、今朝になって肩、背中、腹筋が痛くてもうボロボロである。オマケに客先で話をしていると、今度は声が出なくなってきた。

 あまりひどくならないうちに帰ろうと思ったが、バリー・マンの新譜がそろそろ出たはずだという事を思い出し、電車に乗る前に大型店Tを覗く。出てた。これまでの作曲家人生の集大成とも言うべきセルフカヴァー集だが、試聴コーナーがあったのでザッと聴く。・・・良い、これは良い。バック・ボーカルで参加するのも、キャロル・キング、ブレンダ・ラッセル、リチャード・マークス、ブライアン・アダムス、ダリル・ホール、ピーボ・ブライソン、J・D・サウザー等豪華メンバーだが、皆節度をわきまえてサポートしてくれているのがまたイイ。

 これは買うしかないなと思ったが、このCDは池袋P店の方が安いのではないかと思い直し、確認に行く。当たった。700円も違うじゃないの。へへっ。気分が良くなったので、さっき聴いた中でも特にシビれた「ロックンロール・ララバイ」のオリジナルも久々に聴きたくなり、B・J・トーマスのベスト盤もついでに買う。と、そこで買い忘れていたB・J・トーマスの’97年盤クリスマスCDが1枚残っていたのを発見し、え〜いとこれも買う。う〜ん、これじゃせっかく700円安く買った意味があったのか分らなくなってきた。クリスマスの収穫としては、結局この最後の1枚だけ。
 
 <本日の収穫>
  CD:B.J.Thomas “Christmas Is Coming Home”


1月22日(土)

 会社を昼で終えて、渋谷に行く。先日から気になっていたY店でクリスマスものを抜く。ペリー・コモのUK盤LP、ディーン・マーチンのキャピトル盤のタイトル違いリイシューLP、B・J・トーマスの’85年コロムビア盤LP、いつでも買えると思って未入手のままだったニュー・エディションのLP、以前持ってたはずなのに見当たらなくなったCHAROのサルソウル盤12インチ、以上の5枚。次に近くのA店へ。変なピクチャー盤のLPと、千趣会が出したらしいピクチャー盤EPをもらう。

 体調も今一つなので、早めに引き上げる・・・つもりだったのだが、渋谷駅近くのTデパートで、古書市と同時開催で中古レコード・CD市のポスターを見かけてしまい、ついフラフラっとエレベーターに乗ってしまう。古本の方は・・・古い映画・音楽雑誌の値段を見ると、どうもあまり安くはなさそう。絶版の文庫本コーナーが割と大きく作られており、面白そうだったのだが、背表紙ばかり見ていて頭が痛くなってきたので、あきらめてレコード市の方に向かう。

 こちらも壁のディスプレイを見ると、レア盤がざくざくといった状況ではなさそうだ。しかし奥の方にUS盤のEPらしきものが何枚か貼ってあったので行ってみると、何と海外EPだけで数百枚あった。こ、これはと思ってチェックを始める。結局見つかったのは、ジゼル・マッケンジーのクリスマスEPが1枚だけだったが、これは初めて見た。状態も極上でLPとは全く違うモノトーンのジャケットである。LPもザッと見たが、再び頭が痛くなってきたので、この1枚だけで帰る。
 
 <本日の収穫>
  LP:“Perry Como Sings Merry Christmas Music”
     Dean Martin “Holiday Cheer”
     B.J.Thomas “all is calm,all is bright”
     New Edition “Christmas All Over the World”
     「
サンタクロースのおくりもの メリークリスマス」
  12インチ:CHARO “(Mamacita) Donde Esta Santa Claus?”
  EP:Gisele MacKenzie “Season's Greetings”
     「
ドレミPhone ママといっしょにうたううた 12がつのうた」


1月20日(木)

 いかん、体調絶不調である。こういう日は早めに帰って休まねばと思ったのだが、池袋に着いて乗り換えようとした時に、何故かP店の事が気にかかり、ちょっとだけ覗く。あまり変化は無い様だが、心持ち中古シングルの箱の中身が増えてるみたいだ。

 ちょっと見てみると、やはりこの前はなかったシングルが出てくる。と、出た。フォー・シーズンズのクリスマスシングル。’62年のアルバムが出た年にカットされた、「サンタが町にやってくる」のVEE JAY盤、オリジナルシングルである。PS付は出てない1枚だが、これはすかさず買う。やや体調が良くなったような気がする・・・訳がないので早々に引き上げる。
 
 <本日の収穫>
  シングル:THE 4 SEASONS
        “Santa Claus Is Coming To Town/Christmas Tears”


1月18日(火)

 大型店Tの、エルヴィスの紙ジャケCDの特典はコースターだった。いらんわ。何かもう少しマニア心をくすぐってくれるものはないんかと言いたいぞ、BMG。いや、今はBMGファンハウスになったんだっけ。どうもしっくりこんな〜、この社名。悪いけど。

 渋谷A店でスリー・サンズの日本盤10インチと、’86年に出たらしいインディーズのシングルをもらう。スリー・サンズの10インチはたまに見かけるジャケットだが、何故か買わずにいた1枚で、P店のオーナーM氏が持ってきてくれたとの事。自分でも不思議だが、こういう偶然のような巡り合わせが結構多いのだ。シングルの方は、WECHSELBALGという聞いた事のないレーベル。タイトルに「PUNKY」だの「JUNKY」が入ってるが、クリスマススタンダードのパンクアレンジのようなもの。

 近くのY店のクリスマスコーナー(1月4日参照)はまだあるかなと思って行くと、ありました。全然抜かれた形跡なし。こりゃもう少しもつかもしれない。買うのはこの次だな。
 
 <本日の収穫>
  10インチ:スリー・サンズ 「スリー・サンズ・クリスマス」
  シングル:「WECHSELBALG CHRISTMAS」


1月16日(日)

 久々に西新宿W店を覗く。年末時期には何枚かクリスマスものも出回っていたが、何せこの店は委託中心でウルトラプライスなので、そうそう手が出ない。その代わり気長に待っていると、委託者がプライスを下げてくるので、そこがチャンスである。とはいっても、待ってる間にブツが買われてしまわないか、どの程度まで下がれば適正価格とみるかなど、それなりに検討とリサーチが必要なのである。ま、別にクリスマスに限った事じゃないのだが。

 あまり出モノはないな〜と見ていたところ、昨年12月に見かけて直ぐに買われてしまったとばかり思っていた、ジェニファー・コネリーのクリスマスがまだあった。’86年当時、映画『ラビリンス』とかでまだ清純派っぽい売りをしていた頃、日本企画で作ったハート型のニセクリスマスレコードである。日本語で歌うオリジルソングとインスト・語りが入ったものだが、それにしてもこの娘があんなにケバくなるとは思わなかったよな〜。昨年見かけたときの6掛け位まで安くなっていたので買う。
 
 <本日の収穫>
  12インチシングル(ハート型):
        ジェニファー・コネリー 「ジェニファーのクリスマス」


1月11日(火)

 昨年の12月に予約した、エルヴィス・プレスリーの紙ジャケット仕様限定CDがこの8日に発売になってるはずなので、渋谷A店に取りに行く。心配していたジャケットの仕上がりが結構良い。’57年のネガ通りの写真になっているし、この程度なら上出来である。大型T店では、何か分からないが特典が付くらしいので保存用にもう1枚買おうか少し悩む。というのもジャケットの出来が良かったからであり、Wジャケットなので開くと「背」に傷が入りそうだから、というだけの理由なのだが。取りあえず保留。

 新宿B店に寄る。先日の入荷の中に、頼んでもいない変なクリスマスものが1枚あったので、見にきませんかという連絡があったからだが、どうもクリスマス間際の出荷だったのでオマケに入れてくれたらしい。ミレイユ・マチューのフランス盤LPだが、曲目はどうみても私の持っているフィリップス盤と同じなのに、これはバークレー盤で、おまけにWジャケットで中がポップアップ式になっているという凝りようから考えて、こちらの方がオリジナルではという気すらする。状態があまり良くなく、オマケで入っていたものだからという事でタダで頂いてしまう。ラッキー。

 家に帰ってからフランスの「JUKEBOX」誌のガイドブックを見ると、ミレイユ・マチューの60年代の主要レーベルはバークレーで、今日もらったLPも載っていた。となるとフィリップス盤が再発という事になるが、これはラベルに1968年表記がある。バークレー盤には何も書いてない。60年代半ばといったところだろうか。そう言えばテイチクから日本盤が出てたもんな。フィリップス原盤だとするとおかしな話だから、やはりバークレー盤がオリジナルか。しかしこの時期に、しかもミレイユ・マチューのクリスマスLPの事で悩んでいるのは、おそらく世界中でもここだけかもしれん。
 
 <本日の収穫>
  CD:エルヴィス・プレスリー
     「エルヴィス・クリスマス・アルバム」(紙ジャケット仕様)
  LP:Mireille Mathieu “Chante Noel”


1月4日(火)

 今日は仕事始めだったのだが、午後には終わったので渋谷A店に挨拶へ。昨年色々お世話になっているので、お年賀代わりにシールドのカセットを何本か持って行く。まだ新年早々なので、買取り客は来てないよう。CD2枚とSP盤1枚を頂く。

 「ホーム・アローン2」でダーレン・ラヴが歌った曲のプロモCDと、エミル・フォードという’60年前後にイギリスで活動していた黒人歌手のコンピレーションCD(1曲だけ「ホワイト・クリスマス」が入っている)だが、ダーレン・ラヴの曲はスティーヴン・ヴァン・ザントのプロデュースだったんだな。何を勘違いしたか、ずっとトム・ペティだとばかり思っていた。SP盤は、古関裕而がハモンドオルガンを弾いているクリスマスもの。

 近くのY店にまだクリスマスコーナーがあると聞かされ、チェックしに行く。確かにあった。ディーン・マーチンのキャピトル盤、タイトルとジャケット違いのやつを初めて見たが、余りにもクリスマスっぽくないジャケットなので、今日は保留。ペリー・コモのUK盤コーティングジャケット(US盤と同じデザイン)というのにも少し惹かれたが、まだ1週間位はコーナーがあるとみて今日は帰宅。
 
 <本日の収穫>
  SP:古関 裕而 「蛍の光/ジングル・ベル」
  CD:Darlene Love “ALL ALONE ON CHRISTMAS”(Promo)
     Emile Ford & The Checkmates “ALL THE HITS”


1月2日(日)

 取りあえず初売りなので池袋まで出かける。しかし人が多い。P店だけ覗いて早々に引き上げる。昨年の12月に発売されてすぐ売り切れたMISIAの「THE GLORY DAY」の12インチシングルがデッドストックで再入荷していたので買う。カセットしか買えなかったので、実物は今日初めて見たのである。しかしこのフォントはかなり見づらい。変えようかな。(*注)

 
他に、クリフ・リチャードが昨年の暮れに出した「ミレニアムプレイヤー」というシングル。これは「蛍の光」のメロディーに、お祈りの言葉をそのまま乗せたような曲だが、宗教的すぎるとか古臭いとかでEMIが難色を示し、ラジオ局もオンエアを渋っていたのを、結局クリフが教会筋に働きかけて宣伝したところ、とうとうチャートの1位になったらしい。クリスマスとは少し違うかもしれんが、準クリスマスとでもいったような意味で買う。昨年買い損ねたと思っていたディオンの1993年のCDがまだあったのでこれも買う。
 
 <本日の収穫>

  12インチ:「MISIA REMIX 1999 THE GLORY DAY」
  CD:Dion “ROCK N'ROLL CHRISTMAS”
  CDシングル:Cliff Richard “THE MILLENNIUM PRAYER”


    * 注)本当に見づらかったため、1/4にフォントを変更しています。


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