Record Hunting Diary



<2000年10月>

10月31日(火)

 会社帰りに池袋P店を覗く。オールディーズものの入荷と再発情報となると、ここはやっぱり信頼がおける。11月中旬に出る予定の、リック・ネルソンの4CDボックスに、未発表クリスマスソングが2曲含まれる事が判明。ただし、どうやらTV番組での収録音源のよう。あとリンダ・スコットとヴィック・ダナのベスト盤が輸入盤で入ってきており、クリスマスシングルが入っていた。リンダの「クリスマス・ベル」の方は、オリジナルマスターをリミックスして擬似ステレオにしたような事が書いてある。ヴィック・ダナはクリスマスシングルの「Little Alter Boy」が入っている。どちらもちょっと惹かれたが、持ち金があまりなかったので次回という事にする。

 ラウンジもののコーナーに行くと、何とフェランテとタイシャーのクリスマスCDがある。今年EMIから出た24-bitデジタルリマスター盤で、66年にユナイテッド・アーティスツから出たクリスマスアルバムと、もう1枚60年代に出たウィンターアルバム(半分位クリスマスソングが含まれている)からのセレクトのよう。日本での知名度はあまりないかもしれないが、有名なピアノのデュオで、60年代後期の映画音楽のオムニバス盤なんか聴くと、この人たちのカヴァー・ヴァージョンがよく入っていた。多分アルバムとしては初CD化だと思われる。当然これは買い。

 <本日の収穫>
  CD:Ferrante & Teicher “Christmas Is So Special”

※今月の収穫は、CD20枚、シングル1枚、EP1枚、LP1枚、ソノシート1枚。


10月30日(月)

 いつものように昼休みに大型店Tへ行く。特にジャズものではクリスマスものが出ている形跡はなし。いや、これが出ていた。『NOW』シリーズ。う〜ん、まあ好きなようにしてくれとしか言いようがない。ブルースもののコーナーに行くと、チャールズ・ブラウンのとこに見慣れないCDが。今年出たクリスマス・コンピレーションで、C・ブラウンが4曲の他には、ロウエル・フルスン、ルイ・ジョーダン、ジミー・リード、ロニー・コール等。ただ、これはキング音源ではなく、JEWELとかの後期音源('70年前後)ではないかと思われる。まあ、聴かないと分らんが。後期音源となると、これはこれでCD化は珍しいので買い。

 WORLDもののコーナーを眺めながら、レジに向かおうとしたその時目に入ったのが、今月Rhinoから出た、ラテンもののクリスマス・コンピレーション『MAMBO SANTA MAMBO』。危ない危ない、RhinoのHPでジャケットを確認してなかったら見逃すところだった。これは今年1番期待していたCDでもあったので、すかさず買い。

 <本日の収穫>
  CD:Charles Brown & Friends “Merry Christmas Baby”
     V.A. “Mambo Santa Mambo
          〜Christmas From The Latin Lounge”


10月28日(土)

 しかしこの時期、どうしても新譜のクリスマスCDのチェックに追われてしまい、アナログをゆっくり探す時間がとれない。あと1ヶ月もすると各中古店にはクリスマスコーナーが設置されたりするので、それを軒並み回ればそれなりの収穫はあるのだが、それとは別に普段何気なくレコ屋を回っている中で見つけた珍盤とかレア盤、この時の喜びというのがまた格別なのよ。

 会社帰りに通り道の大型店Tへ。昨日見つけたシャルロット・チャーチのクリスマスCDでも買おうかと思い、エレベーターでそのフロアに直行。ふっふっふ、やっぱり。昨日の値段の脇にSALEシールが貼ってあり、200円引きになっている。最近この店ではこういうパターンが多いので注意が必要である。ゴスペルのヨランダ・アダムスのクリスマスCDがそろそろ入荷しててもよい頃だが、と思ってコーナーに回ると・・・、あった。この2枚を買い。

 USライノ社公認のオンラインショップが今日からオープン。ネット上でも買えるというので、今年のクリスマス新譜を買おうと思ったのに、リストに載ってないじゃないの。しょうがないから入荷予定日等をメールで問い合わせる。

 <本日の収穫>
  CD:Yolanda Adams “Christmas With Yolanda Adams”
    Charlotte Church “Dream A Dream”


10月25日(水)

 今日も何か出ていないかと、昼休みに大型店Tへ。昨日買ったリンダのCD、国内盤が出てんでやんの。でも特にボーナストラックとかはなさそうだし、これは問題なし。入荷したてで、クリスティーナ・アギレラのCDが並んでいた。昨年、限定で「The Christmas Song」のシングルCDが輸入盤のみで入ってきていたが、それは想像通りの音というか、あまり面白い出来のものではなかったので、ちょっと不安だが買い。

 カウンターに向かう途中で、クリスマス・ジャグ・バンドのCDを見つける。これはまだ持っていなかった。今年、なんと27年ぶりに“ホット・リックス”の名前を復活させたダン・ヒックスが、仲間内で始めたバンドで、'86年に出した最初のアルバムのCD化である。これも当然買い。

 <本日の収穫>
  CD:Christina Aguilera “My Kind Of Christmas”
     The Christmas Jug Band “Mistletoe Jams”


10月24日(火)

 クリスマスには関係ないが、最近いちばん嬉しかったのは、マリーザ・モンチのアルバムの日本盤が出たことである。5月末だったか6月初めかにブラジル盤を何となく買って以来、もう何度聴いたか分らない。『アモール,アイ・ラヴ・ユー』というのが日本盤タイトル。今年の個人的ベストである。興味があったら聴いてね。

 それはさておき、昼休みに大型店Tにリンダ・ロンシュタットのクリスマスCDを買いに行く。昨日見かけたのだが、用事があったので買う暇がなかった。試聴コーナーにもあったので、少し聴いてみる。ジョニ・ミッチェルの「リヴァー」をカヴァーしているのだが、これが思いのほか良くない。不安になりつつも、これは買わざるを得ないだろうと思いながら他のコーナーも回ると、昨年出たロージー・オドネルのクリスマスCDの続編が輸入盤で入荷していた。この2枚を買い。

 <本日の収穫>
  CD:Linda Ronstadt “A Merry Little Christmas”
    Rosie O'Donnell “Another Rosie Christmas”


10月18日(水)

 ちょっと風邪気味というかノドが変な感じなのだが、会社帰りに渋谷A店へ。店員のH君より「NRBQのクリスマスCDって持ってましたっけ?」と聞かれる。持ってなかったのでそう答えると、「ボーナス5曲入ってCD化らしいっす」、そりゃ欲しい。「だと思ってオーダーしときました」、・・・エライ。他のクリスマスものの情報も教えてもらう。

 Y店長の私物で持ってきていた、フランキー・ライモン&ティーンエイジャーズの3枚組CD、'94年にコレクタブルズから出たものだが、「これクリスマスソング入ってるんですよね」と言われ、シングルの“It's Christmas Time Once Again”の事だなと思ってケースを見せてもらうと、もう1曲“Silent Night”が入ってるじゃないの。たしかシングルのB面は“Little Girl”じゃなかったっけ?いや〜知らんわ、全然チェックしてなかった。「じゃ、良かったらあげます」、・・・エライ。ホントすいませんね。お返しに今度GSものの変なEPを持ってくることにする。

 <本日の収穫>
  CD:The Teenagers featuring Frankie Lymon
     “For Collectors Only”(3CD)*クリスマスソング2曲入り


10月17日(火)

 昼休みに新宿U店へエタ・ジョーンズのクリスマスCDを買いに行く。他の店も見たのだが、今のところここにしか入荷してないようだ。70年代からジョイントすることの多い、テナー奏者のヒューストン・パーソンとのコンビ名義のアルバムになっている。しかしCDレビューの方がたまってきたので、そろそろヤバイ。身動きとれなくなる前に片付けないと、このままでは11月になったら倒れてしまう。

 会社帰りに大型店Tをちょっと覗く。エレベーターを降りてフロアに出ると、聴き覚えのない子供の声でクリスマスソングが流れている。またそれが異常にウマイ。モニターを見ると映っていたのは、ビリー・ギルマンという子でカントリー歌手(?)らしい。そういえば告知が書いてあったなと思い出す(
*CD情報に書くのを忘れてました)。マイケル・ジャクソンの「ママがサンタにキッスした」を初めて聴いたときの事を思い出してしまうくらいで、しばらく聴き入ってしまった。これは当然買い。

 <本日の収穫>
  CD:Houston Person & Etta Jones “Together at Christmas”
     Billy Gilman “Classic Christmas”


10月14日(土)

 昨日ネットであちこちを回っているうちに、偶然クリスマスレコード/CDのサイトを見つけてしまった。「Christmas Song Box」というのがそのサイトの名前だが(本日リンクに追加)、主宰者の方も、日頃のハンティングぶりが尋常ではない。変わった人だなあ、とつい自分の事も忘れて思ってしまったが、旧譜CDの紹介もしているので、部屋の中に積み上げられた自分のクリスマスCDを探すよりも、曲目確認の時とかは便利かも。

 そのサイト内で紹介されていたレーナード・スキナードのクリスマスCDを、新宿V店で見つける。昨日大型店のHとかTを探したのだが、見つからなかったのだ。V店でも単独コーナーの中にはなく、V.A.コーナーのクリスマスのところに入っていたので、危なく見逃すところだった。

 <本日の収穫>
  CD:Lynyrd Skynyrd “Christmas Time Again”


10月13日(金)

 ヘンなソノシートがありますよ〜との連絡をもらったので、渋谷A店へ行く。60年代ものと思われるカード型のシート。裏にはエレクトーン演奏道志郎とある。グンゼの販促用だったらしいが、グンゼって昔は郡是製絲っていうのね。これとは別に、知らないCDも1枚いただく。岡崎倫典というギタリストが'95年に出したもので、「Acoustic Eve」という1枚。う〜ん、知らん。この人の名は見たことがあるのだが、これで<りんてん>って読むのね。何か訓読みするのかと思ってた。

 <本日の収穫>
  CD:岡崎倫典 「Acoustic Eve」
  ソノシート:道志郎 「Silent Night」*グンゼ販促用


10月12日(木)

 渋谷J店から、ペトゥラ・クラークのフランス盤クリスマスEPが入ったとのメールをいただく。昨年の仏JUKEBOX誌のクリスマス特集号に写真が載っているのを見て、WANTを出していた1枚である。ついでにアンリ・サルヴァドールのクリスマスシングルも入ったそうで、会社帰りに受け取りに行く。ペトゥラのクリスマスEPは何枚か出ているようなのだが、これは'63年のもの。ジャケットがとにかくイイ。アンリ・サルヴァドールの方は、'80年に出た再発盤のようで、「ホワイト・クリスマス」のカヴァー。ともに破格値でいただいてしまう。

 <本日の収穫>
  シングル:Henri Salvador “White Christmas/Melodie D'amour”
  EP:Petula Clark “Chante NOEL” *4曲入り


10月9日(月)

 休みなんだよな〜、危なくいつもの時間に起きてしまうとこだった。天気も今ひとつだし、気が乗らなかったのだが、池袋P店を覗きに行く。今日はジョン・レノンが生きていれば60回目の誕生日だったのだそうで、再発のリマスターCDがこの日に合わせて出ている。ちょうど店のポイントがたまってたので、それでこれを買おうとすると、てっきり2000円分だと思っていたのに、システムが変わったので3000円分のポイントになっているとの事。つまり買おうと思った『ジョンの魂』は2500円だったので、500円分損ですよと店員のオネーちゃんに言われてしまったのだ。とはいえCDシングル買うのもな〜と店内を見てたら、何と特価セールのワゴンがある。これだあ!と漁ると、1枚クリスマスものが。アカペラのファースト・コールの85年盤。もっともこれはシングルもLPもあるのだが、いや、CDも持ってただろうか?いかん、すでに分らなくなっている。しかし大特価の381円というのは魅力だし、この際これにしよう。もう1枚、アニマルズのEMI編集のベスト盤が同じく381円だったので、この2枚と『ジョンの魂』を、ポイント+198円で買ってきたのであった。なので、このうちの1枚が本日の収穫。

 <本日の収穫>
  CD:First Call “An Evening In December”


10月7日(土)

 お借りしていたレコードを返しに渋谷A店へ。レコード各社の新譜案内を見せてもらい、クリスマスものをチェックしてると、オーダー必要なものはもう済んだので持って行ってもいいっすよ〜、との事。ついでにジョーン・バエズのクリスマスLP日本盤をいただく。日本初回はペラジャケで裏面に解説が書かれていたのだが、これは79年の再発で裏面もオリジナル仕様のもの。

 近くのR店の4万枚セールはまだやっているらしいが、今日は流石にその元気がない。ああいうものは、中身が入れ替わる頃を見計らってからでないと。とにかく同じシングルばかり出てきて、箱ひっくり返したくなる。

 <本日の収穫>
  LP:ジョーン・バエズ 「ノエル」


10月4日(水)

 昨日帰りがけに大型店Tで、ジャズ・ピアニストのサイラス・チェスナットの輸入盤クリスマスCDが出ているのを見つけたので、昼休みにもう一度見に行く。サイラスは数年前に1枚クリスマスCDを出しているのだが、それはどうも今ひとつだったので、昨日即買いはしなかったのだ。今回のは「&フレンズ」名義で、ヴィンス・ガラルディがPEANUTSのクリスマスTVスペシャルのサントラとして出したアルバムを、丸ごとカヴァーしたものらしい。試聴コーナーがあったので、ちょっと聴いてみる。うん?・・・これは結構イイかも。という訳で買い。ついでにもう1枚、これも昨日見かけたベン・タンカードのインスト・クリスマスCDも買う。

 会社帰りに、別の大型店Hに新譜情報を確認しに行く。そういえば、こっちではサイラスのCDはいくらで出てるのかなと思い、コーナーを覗くと・・・げっ、ン百円も安いじゃないの!しまった。おまけに日本盤もすでに出てるよオイ。という事なので皆さん、輸入盤でかまわないという人は、TじゃなくてHで買った方がイイっすよ。

 <本日の収穫>
  CD:Cyrus Chestnut & Friends “A Charlie Brown Christmas”
     Ben Tankard “Christmas Love”


10月2日(月)

 とうとう10月である。思えば昨年の今頃、サイトをオープンしたんだった。しかし感慨に耽っている場合ではない。何故ならそろそろ今年のクリスマス新譜CDが入荷し始める頃だからである。CDレビューというコーナーがあるが、もともと更新ネタにする為に作ったものだったのに、これがかなりツライ。レビューに書くとなれば、それなりに真剣に聴かないといけないのだが、これを10月から11月にかけて30枚近く(昨年度実績)やるというのは、ある意味12月に入った頃にはもうクリスマスソング聴きたくなくなる位、というのは少々オーバーだが、これはこれで結構孤独な作業だな〜とシミジミしたのよ、去年。

 とはいっても、自分で始めたコンテンツだからしょうがない。昼休みに大型店Tへ。多分早めに入荷するとすれば、ジャズかカントリーかなとフロアを覗くと、・・・あるじゃないの早くも。ナット・キング・コールのキャピトル盤のコンピレーション。子供向けのようなイラストジャケットで14曲入り。ちょっと収録時間が短いが、値段も安めだったので買い。

 次にカントリーのコーナーへ。・・・ある。しかも2枚。で、どっちとも知らないグループ。どっちともダン・ハフのプロデュース。ま、いいか、実質今年の初日みたいなもんだし。という訳で2枚とも買い。

 <本日の収穫>
  CD:Nat King Cole “Christmas For Kids”
     Lonestar “This Christmas Time”
     SHeDAISY “Brand New Year”


【Record Hunting Diary】
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