6月27日(木)

 渋谷A店のオーナーからメールが入っており、美空ひばりのクリスマスSPを店の方に送っておいたとの知らせ。曲名は書いていなかったが、ひばりのクリスマスSPは2枚しかない。店に行ってみると'53年に出た「ジングル・ベル」の方で、これは1枚持っている。しかし手持ちの方はコンディションが今ひとつで、レーベル部分もちょっと汚れているが、こっちの方はキレイなのでこれはありがたい。

 そういえば先日VAPからケロヨン関連の音源がCD化され、その中に私が持っているクリスマスシングルもめでたく収録されていた。このシングル、ジャケット、盤ともに年代の記述がなく、時代的にみて'67年か'68年のどちらかだろうとは思ったものの、断定できる資料が見つからず、このサイトのリストでは「?」の表記にしたままだったので、リリース年度を'67年に訂正しておいた次第。

 <本日の収穫>
  SP:美空ひばり 「ジングル・ベル/クリスマス・ワルツ」


※今月の収穫はシングル2枚、SP1枚、LP3枚、CD4枚、以上。


6月21日(金)

 昼休みに新宿Uのブラック店を覗く。ここは中古7インチも結構置いているのだが、どうもこのところ疲れがたまっていて、じっくり目を通す気になれない。新入荷の中古コーナーも特に目を引くものはなかったので、安売りCDの箱をチェック。フレディ・ジャクソンのクリスマスCDがあったので抜く。'94年の盤だと思うが、そういえば当時買うのを後回しにした挙句、結局未だに入手していなかった。80年代後半には、「歌える」シンガーという評価で結構持ち上げられていたが、このところあまり話を聞かない。でも安かったのでこれは買っとこう。

 <本日の収穫>
  CD:Freddie Jackson “At Christmas”


6月15日(土)

 渋谷A店の店長から、スティッフ・リトル・フィンガーズのブートLPだが、クリスマスをタイトルにしたライヴ盤が入荷とのメールが入っていたので覗く。「ホワイト・クリスマス」1曲だけだが、確かにクリスマスソングもやっており、'79年のストックホルムでの収録のよう。

 その他に、'82年に出たポシェッツというグループの、ディスコアレンジのクリスマスメドレーLP、ポール・モーリアの'76年盤LP、童謡歌手の面高陽子が'63年に出したシングル「ジングル・ベル」なんてところを入手。

 <本日の収穫>
  シングル:面高陽子 「ジングル・ベル/赤鼻のトナカイ」
  LP:Stiff Little Fingers “Christmas Album”
※Liveブート盤
     ポシェッツ 『Non Stop クリスマス』
     『ポール・モーリア・クリスマス・パーティ』


6月8日(土)

 最近は仕事でネット検索していることも多いのだが、いきなり先日のディー・ディー・ラモーンの訃報のような記事に接すると動揺する。昨年のジョーイのときもそうだったが、自分がライヴを見たアーティストが亡くなったりするのはやはり非常に寂しいものである。

 渋谷A店のオーナーO氏より、ジョージ・サラグッドのクリスマスシングル1枚発見、とメールで連絡をもらっていたので店に顔を出す。'83年にデイヴ・エドモンズのプロデュースで出したもので、US盤だがPS付きだったのが嬉しい。

 <本日の収穫>
  シングル:George Thorogood & The Destroyers
       “Rock And Roll Christmas/New Year's Eve Party”


6月3日(月)

 新宿U店のブラック店舗で中古CDを見てると、安売りコーナーにアレクサンダー・オニールの『マイ・ギフト・トゥ・ユー』の日本盤CDがあったので抜く。アナログは当時買ったのだが、そういえばCDは未入手のままだった。海外盤はジャケが変わったりして、いまひとつ気乗りしなかったのである。

 これは中古ではなかったが、クラレンス・リードが変名の「BLOWFLY」というお下劣アーティストとして出した音源のCDが各種揃えられており、『WORST OF』というベスト盤の中に、「クリスマス・パーティ」と「ニュー・イヤーズ・パーティ」という2曲が入っていたので、これも一緒に買う。

 <本日の収穫>
  CD:アレクサンダー・オニール 『マイ・ギフト・トゥ・ユー』
     “The Worst Of Blowfly”
     
※「Christmas Party」「New Year's Party」収録


5月31日(金)

 しかし、今回の風邪にはエライ目にあった。声が全然出ないんだもの。夕方になって多少はマシになってきたものの、家に帰ってウガイ薬を使って、のどスプレー、のど飴のお世話になりっぱなしである。それにしても何というか、こんな忙しい月はなかった気がする。よくもまあ、こんな中でレコードとかCD探してるもんだと我ながら感心してしまう。

 渋谷H店に行き、カフェ・アコーディオン・オーケストラのクリスマスCDを買う。2ヶ月ほど前に、こんなバンドのCDを仕入れることになって、クリスマスものも出てるけど興味あります?と言われていたもの。まだその時点ではクリスマスCDは入荷していなかったが、その他のCDを聴かせてもらうとなかなか面白い。ミネアポリスのバンドらしいが、アコ−ディオンを主体として、他にはラップ・スティールやマンドリン、フィドルといった、オールドタイミーな編成。入荷したらよろしくと言っておいたもの。サイトを見て入荷済みなのは知っていたのだが、忙しくて買いに来れなかったのだ。デビューは'96年だが、このCDは'99年作。

 しかし、カシオが例の「コピーコントロールCD」の再生保証をしない、という告知をしたので、流石に周りも反応し始めたようだが、あれはCDではない。まず「CD」などというウソ名称及び表記を止めてほしいものだ。無理矢理エラーを書き込んでるんだから、本来の音が正確に再生出来るはずがないし、第一エラーを訂正しようとプレーヤー側の負荷が大きくなって、イカレちゃう可能性が大。

 エイベックスが始めて、東芝もこれに追従したらしいが、こんな仕様で年末にクリスマス絡みのコピーコントロール円盤なんか出されても、怖くて聴けるわけがない。一方、国内盤は普通のCDでも、ヨーロッパ盤はコピーコントロール盤だったりするのもあるらしいから困る。違法コピーの防止といえば確かに聞こえはいいけど、言いたかないがこちとら年間にいったい何枚CD買ってると思ってんだよ。ひっでえ内容のクリスマスCDだって、金払って毎年買ってんだ。それがプレーヤー壊す代物だってんじゃ話にもならないよな。せめて店の方だって、「これはあなたのプレーヤーをぶち壊す可能性のある、劣悪なコピーコントロール仕様専用のコーナーです」、ってのを作ってほしい。

 こうなってくると思い出すのが、以前プリンスがナップスターを支持したときの言葉だ。「ファイル交換システムは、商業的意図で音楽をコントロールしようとするレコード会社に対する、音楽愛好者の不満の表れである。真の音楽愛好者は優れた音楽を自分自身で発見することを好み、気に入った作品はそれをよりよく知るためにオリジナル作品を手に入れようとする。だから彼らにとってファイル交換システムは、好きな音楽を探す上での画期的なツールだというのにすぎない。音質の劣ったコピーファイルで満足するのは、レコード会社がターゲットとする“音楽消費者”だけだ。」・・・殿下。やっぱりあなたが正しい。

 <本日の収穫>
  CD:Cafe Accordion Orchestra “Cafe Christmas”

※今月の収穫はシングル3枚、EP1枚、LP1枚、10インチLP1枚、CD2枚、以上。うー、今月も低調だ。

コピーコントロール盤についての情報は下記サイトをご覧下さい



5月23日(木)

 池袋P店でCDを見ていると、エルヴィスのコーナーで、デジパックの輸入CDが10枚位あるのを見つける。その中に『Burbank '68』というのがあり、こんなタイトルのCDあったっけなと思って手に取ると、例のNBCでやった「カムバック・スペシャル」からの選曲だが、やたら未発表テイクが多い。`98年に『タイガー・マン』や『メモリーズ』といった、この番組用のセッションを収録した拡大版CDは出たが、これはその翌年の'99年に出たものとなっており、デンマークBMGとある。何はともあれ買う。

 帰宅してから中身を見ると、どうも前半はドレッシングルームでのリハーサルセッション(この中に「ブルー・クリスマス」あり)、後半はTV収録用に行なったステージの模様だが、エルヴィスがキュー出しをミスったりするテイク等、未発表のものが数曲含まれていた。

 <本日の収穫>
  CD:Elvis Presley “Burbank '68”


5月17日(金)

 帰宅すると通販でオーダーしたレコードが届いていた。エルヴィスのクリスマスアルバムだが、国内盤サードプレスのペラジャケLP。日本独自のデザインによる'65年の1枚。状態はそれほど良くはないが、安かったのでこれはお買い得。国内盤の初回プレスが、オーナメントだけのデザインによる、やはり日本独自のジャケットのものなのだが、これは流石に超高値で手が出ない。

 <本日の収穫>
  LP:エルヴィス・プレスリー 『プレスリー クリスマス・アルバム』


5月11日(土)

 連休中に渋谷A店の店長からメールがあり、買い取りの中にパット・ブーンのクリスマス10インチがあったがどうするか、という内容。とはいえ、パット・ブーンのレコードはやたらと数があるため、どのジャケットのものか判断がつかないので、とりあえず見に行くことに。ちなみにこのサイトのリストではパット・ブーンは2、3枚しか載っけてないが、まだ手持ちの盤はいろいろとある。面倒なのでサボっているだけの話。

 で、店で見せてもらったところ、やはりよく見るジャケットのもの。しかし、よく見るだけに、自分が持ってたか盤かどうかが思い出せない。持っているようにも思えたが、EPでも同じデザインのものがあるので、それと混同している可能性も。ということで、ちょっと家で確認してからということにさせてもらう。

 オマケでもらったのが、ルネのクリスマスEP。'74年に「ミドリ色の屋根」で、東京音楽祭のグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞したカナダの13才。ルネ・シマールというのが本名だったと思うが、日本ではルネ。このEPも番号からいって多分'74年の暮れに出たもの。しかし中の歌詞カードを見て気がついたが、ルネってALFAが絡んでたのね。そういえば「ミドリ色の屋根」って村井邦彦の作曲だもんな。

 <本日の収穫>
  EP:ルネ 「クリスマス・ベスト・ヒット」
    
※「アヴェ・マリア/ジングル・ベル/きよしこの夜/ホワイト・クリスマス」の4曲入り


5月5日(日)

 昨日、心斎橋といってもアメリカ村寄りの方しか見てなかったので、今日は別方面をチェック。ビルの3FにあるH店、その上にあるサントラ専門のR店を覗くが収穫なし。何本か次の筋に結構渋いレコ屋があったように記憶していたので探すが、どうもそれらしい店がない。他にも以前何度か寄ったジャズ専門店がなくなっていたり、昨日の難波辺りはそれほど感じなかったが、この近辺はレコ屋の入れ替わりも激しいのかもしれない。

 歩き回った挙句に殆どレコ屋を発見できず、元のところに戻ろうとする道沿いで、見たことのなかったJ店という中古屋を発見。この店はなかなかセレクションが渋い。が、どうもクリスマスものはない。最後にカウンター近くの7インチコーナーで、ヘンな日本バンドのクリスマスインストシングルを見つける。ジャッキー&セドリックスというらしいが、トラッシュメンのクリスマスシングルのPSをもろ真似したデザインになっており、何だか可笑しい。海外でのインディーズ盤なのだろうか。そういえば以前どこかで見かけたような気もするが、初めての店だったので記念にこれを買う。

 梅田に戻り、まずF店に行くが、以前よりも店内が狭くなって何だかちょっと淋しい。収穫もなし。近くのJ店もどうもこれというのがない。久しぶりに阪急東通り商店街の方を歩いてみるが、V店とかL店とか、昔と変わらない佇まいだったが収穫はなし。結局今日の買い物はシングル1枚のみ。

 <本日の収穫>
  シングル:Jackie & The Cedrics
          “Silent Night Rumble/Santa Claus”


5月4日(土)

 連休の後半は大阪に来ているのだが、今日は午後時間が取れたのでレコ屋回り。まず神戸元町のR店に向かう。この近辺には他にもいろいろレコ屋があるが、体調今ひとつでもあるし、とりあえずこの店だけにする。相変わらず嬉しいことにクリスマスコーナーが設けられている。今回はLP、7インチともにあまり欲しいものがなく、どうしようかと他のコーナーを見ていると、10インチLPのコーナーにエルヴィスのクリスマスLPがあるのを見つける。一昨年にCDで出たクリスマスコンピレーションのジャケットをそのまま使用したもので、確かその後で出たゴスペル関連のUK盤アナログボックスの特典に、この10インチが付いてたような気もする。結局このLPとジョージ・メラクリーノ楽団の3曲入りシングルを買う。

 大阪に戻り、難波の方へ向かう。交差点近くのN店でつい歌謡曲関連のシングルを数枚買ってしまったが、その裏手のF店へ。今回はどうも7インチの箱を丹念にチェックする気力がなく、ぱぱっと目に付くものしか見なかったが、残念ながらここでは収穫なし。日本橋の方にでも行ってみるかと思い、確かこの辺に昔入った店があったはずだなーと適当に筋を曲がると、ちゃんとそこにその店があったので笑ってしまう。

 多分9年振りで入ったD店だが、昔のように雑然とした店内。やはりクリスマスものは見つからない、というより探しまくる気力がなかったのだが、結局関係のないシングルとLPを買う。その帰り道に、これもまた10年振り位でS店に入ったが、ここも収穫なし。

 その足で心斎橋に向かいB店をチェック。せっかくGWセール中だったのだが、何枚か迷ったクリスマスものはあったものの、最終的に止めてしまった。その代わりに5,6,7,8'sの新譜が出ていたので、こちらを買ってしまう。以前住んでいた町にF店というアンティークショップがあって、そこがメンバーのお母さんがやっている店だったのだ。メンバーというか娘さんがたまに店番してたのも覚えている。何と今年で結成16周年なんだそうで、凄いなーと感心してCDを買ってしまう。いや、決め手はバニーズの「レッツゴー・ブガルー」をカヴァーしていることだったかもしれん。で、この日はここまで。

 <本日の収穫>
  10インチLP:Elvis Presley “I'll Be Home For Christmas”
  シングル:ジョージ・メラクリーノ楽団
        「ジングル・ベル/もろびとこぞりて/ホワイト・クリスマス」


5月1日(水)

 新宿にある古い映画館、「新宿昭和館」が昨日で閉館した。ここに最初に入ったのは学生の頃。高田馬場のオールナイトで工藤栄一監督の特集を見て、その中の1本、「その後の仁義なき戦い」にえらく感激し、朝になって新宿に来たら、この昭和館でも「その後の仁義なき戦い」をやっており、どうしてももう1回見たくなってしまい、1時間ほど時間をつぶして、朝一番の回を見たのだった。

 次に入ったのは、今の会社の面接の帰り。やはり「その後の仁義なき戦い」をやっていたのである。すでに始まって10分ほど過ぎていたのだが、どうしても見たくなって中に入ってしまった。暗い館内に入ると、客席は半分ほど埋まっており、しかもどいつもこいつも足を前の席にかけたりしてマナーが悪い。何だこいつらと思いながらも席を探し、こっちもふんぞり返って見てたのだが、その内に目が暗さになれてくると、皆さん、どの人もこの人もピンストライプのスーツに角刈りっぽい。ほ、ほんまもんの皆さんではないの。そういえば、前回入ったのはオールナイト明けだから日曜日。今日は平日。皆さんの活動日だったのね。と言うわけで、急に身体を縮めて大人しく見てたのを思い出す。

 昼休みに前を通ると、すでに看板は外されており、業者が館内の自販機を搬出しているところだった。最終上映は、加藤泰監督の「明治侠客伝・三代目襲名」。'51年の開館だそうだから、50年余の歴史である。ご苦労様でした。

 しかし世の中ではゴールデンウィークなんだが、とりあえずこちらは暦どおりである。とはいえ、連休を前に体調、精神面とも今ひとつ。いろいろあるよ、いろいろね。植木等の歌のように「そんなこたぁどーでもい〜〜〜じゃねーか」と片付けられりゃいいんだろうけど、どうしてもあれこれ考えちゃうのよ。

 で、どうもレコ屋回りも気がのらないのだが、渋谷A店から先日メールをもらっていたので行く。委託品でアージェントのクリスマスシングルが入っているがどうするかという内容のメールで、このシングルの日本盤が出ているなどとは知らなかったので、とりあえず電話でキープをお願いしていたのである。ついでに先日店長から借りたCDも返却。

 アージェントといえば、元ゾンビーズのロッド・アージェントが作ったバンドであるが、このグループにいたラス・バラードなんて人は、私の大好きなソングライターでもある。もっともこの'73年の日本盤シングルB面に入ったクリスマスソングは、ラス・バラードではなく、アージェントとクリス・ホワイトが書いた曲だけど。

 <本日の収穫>
  シングル:アージェント 
※A面は一般曲
        「ゴッド・ゲイヴ・ロック・アンド・ロール・トゥ・ユー
                   /クリスマス・フォー・ザ・フリー」


4月26日(金)

 連休が近いというのにどうも体調が今ひとつ。レコ屋も覗いていないので、とうとう更新ネタに詰まってきた。ここ数ヶ月の収穫のリスト化をすればいいのだが、どうもその気力が湧かないのよ、疲れてると。

 ということで、出来るだけ歩く距離の少ないレコ屋ということで、池袋P店を会社帰りに覗く。もうすぐ日本盤も出るという、「ラストワルツ」の4CDコンプリートボックスの輸入盤に惹かれつつも、とりあえず更新ネタを探す。たしかまだ買ってなかったCDが、アメリカンポップスの棚にあったはずだが、と思って探すと・・・あった。「シー・クルーズ」とかでお馴染みのフランキー・フォードが'99年に出したクリスマスCD。昨年再発されたもののようだが、結構前からこの店で見かけていたものの、ずっと買うのを後回しにしていたもの。

 <本日の収穫>
  CD:Frankie Ford “Christmas”

※今月の収穫はシングル3枚、LP1枚、CD1枚、以上。うー、低調だ。


4月20日(土)

 新宿B店にレコードを受け取りに行く。カリン&レベッカのクリスマスLPで、おそらくこれが初盤じゃないかと思われるポリドール盤。昨年ベルギーのHEBRAから出た再発LPをこの店で2枚買ったが、みなジャケットが違っており、2人の写真も年令が明らかに違う。ジャケットとしては、この両親と一緒に写ったやや暗めのジャケットが一番地味なのだが、どうにも気に入っている音源なので揃えることにした。

 昨日ちょっと聞いたギリアン・ヒルズのEP、それも件の「ジングルベル・ロック」のカヴァーが入った現物があったので見せてもらう。現地でもかなり高いらしく結構なお値段。しかし、この人ってジャケットによって微妙に顔が違って見える。ジャケットというより角度で変わっているのか。アントニオーニの『欲望』に出演しているというのは、昨夜ネットで調べた際に分かったのだが、何と『時計じかけのオレンジ』にも出ているのだそう。どのシーンで出てたんだろ。

 <本日の収穫>
  LP:Karin et Rebecca “chantent Noel”


4月19日(金)

 久々に渋谷A店に行くと、店長が最近買ったCDに気になる曲が入っていたと言う。'60年にデビューした、フランスのギリアン・ヒルズというガールシンガーの2CDベスト盤がそれで、この中に「ジングルベル・ロック」のカヴァーが入っている。フランス語でのカヴァーなのだが、タイトルも別にクリスマスらしい言葉が使われていないし、それらしいアレンジも施されていないそう。

 たまたま店に持ってきていてくれたので聴かせてもらう。うーん、確かに曲は「ジングルベル・ロック」だが、仕上がりは何というかクリスマス色が薄い。このカヴァーが収録されていたというジャケット写真も載っていたが、それもクリスマスの雰囲気はない。何なんだろこれは、とブックレットに載っていたデータをメモっていると、CDを貸してくれるとのこと。ご好意に甘えて借りてきてしまう。

 フレンチものに詳しい新宿B店に連絡をして、このカヴァーのことを知っているかと聞くと、確か'61年の夏頃とかに出たものなので、歌詞はクリスマス用にはなっておらず、全く別の内容に仕上げたものじゃないかとの事。オリジナルEPはレア盤のひとつらしい。何とまだ現役で歌っている人のようで、この当時は16才か17才くらいなんだそう。B店には取り置きしてもらっているLPが1枚あったので、明日取りに行く旨を伝える。


4月11日(木)

 通販でオーダーしたシングルが届く。後藤久美子の「ジングルベル」、といってもあのゴクミのことではなく、60年代初めにいた子供のロカビリーシンガーというか、カヴァーポップスを歌っていた女の子で、'62年にこのクリスマスシングルを出している。高値のアイテムだったのでこれまで手が出せずにいたが、偶然ネットで安価で出ていたのを見つけたもの。ジャケットはそれなりの傷みがあるが、この値段での入手ならよしとしなければ。

 <本日の収穫>
  シングル:後藤久美子 「ジングルベル/ママがサンタにキッスした」


4月4日(木)

 渋谷H店にネットでオーダーしたシングルを取りに行く。先月スタッフがアメリカに買い付けに行っており、その品物が徐々にリストに出てきている。今回オーダーしたのは、シャーリー・エリスのシングル「One Sour Note」。この曲はクリスマスソングではないが、このB面に入っている「You Better Be Good, World」がクリスマスソングになっているのである。昨年出たベストCDを聴いて、初めて知った曲だった。これは白ラベルのDJコピー。

 もう1枚はNRBQの'80年に出たクリスマスシングル。何とPS付きのデッドストック。これはありがたい。流石にNRBQに強いこの店である。


 <本日の収穫>
  シングル:Shirley Ellis
         “One Sour Note/You Better Be Good, World”
        NRBQ “Jolly Old St. Nicholas/Christmas Wish”


【Record Hunting Diary】
2004 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2003 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2002 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2001 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2000 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC

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