12月29日(土)

 今月初め頃から、右肩を動かすと痛みがあり、今日病院に行って診てもらったところ、案の定「四十肩」だと言われた。ま、四十肩なら仕方がないか。ヘンに筋とか関節でも違えてたら、という方が怖かったのだが。

 近くの商店街を歩いていると、Tという古本屋が出来ていた。ここはチェーン店なのだが、本屋らしい名前の割には、半分近くのスペースをレコードやCDに割いている。100円コーナーというLPの箱が並んでおり、そこを漁ると南野陽子が'88年に出した『スノーフレイク』が出てきた。帯つきでなかなかの美品。この値段なら買い。あと、いつでも買えると思って未入手だった、中村あゆみのミニアルバム『Holly Night』、少年隊のLPジャケサイズのEP「PARTY」も併せて買う。この3枚が今期の買い初めである。

 <本日の収穫>

  LP:南野陽子 『スノーフレイク』
     中村あゆみ 『Holly Night』
※5曲入り
  EP:少年隊 「PARTY」
※4曲入り、ジャケットはLPサイズ


12月28日(金)

 今日は会社の仕事納め。とはいっても実質大掃除のようなもので、それを昼までに終わらせて、午後から六本木で忘年会。夕方には終わるので、久々にW店にでも行くかあと思ったら・・・ない。ない。W店がない。どこかに移っちゃったのか。この店って、クリスマス終わっても、その手のテープとかが置いてあることが多かったのだが。

 バスで渋谷に移動してH店に行く。今年の後半からだが、ちょくちょく寄らせてもらって、面白い音源も教えてもらったので、年末のご挨拶。お店のお薦め音源として、リヴィング・ヴォイセズ(実はアニタ・カー)のクリスマス音源を聴かせてもらう。たまに見かけるジャケットだったが、こんなイイ内容だとは知らなかった。ちょっと研究しよう。

 A店の方に移動する途中、ちょっと寄り道してブラック専門のS店へ。バーゲンコーナーに何か入ってないかと思ったが、それらしいものはなし。来年また覗きに来ることにしてA店へ。今日はH君しかいなかったが、今年もお世話になったのでそのお礼を言って、後は今年の個人的ベストとか、その手の話題でしばし歓談。そろそろ今期のHuntingに動き出そうと思いつつも、どうもまだ気分がのらないので、今日は何も買わずに帰る。


12月25日(火)

 とうとう25日。レコ屋のクリスマスコーナーも今日で終りである。何か買い逃がしはないかと、昼休みに大型店Tを回る。シングルのコーナーに、限定クリスマス・エディションと書かれた、インチキ臭いイラストのCDを見つける。オランダ盤だが「Country Roads」とあるので、どうもジョン・デンバーのカヴァーらしいのだが、C/Wでスレイドの「メリー・クリスマス・エヴリバディ」なんかをやっている。ダンスものだと思うが、せっかくだから買うことにする。この日じゃなかったら、絶対買わない類の1枚かもしれない。

 会社帰りに神保町の方まで足をのばし、O店に行ってみる。今月ちょっと覗いたときには、まだクリスマスものが出ていなかったのだが、それからずっと覗けず終いだった。店に入ると、例年なら壁にクリスマスのレアシングルが並んでいるのだが、今年は1枚もない。今年は出さないのだろうかと、ちょっと気分が沈みかけたところ、奥の方に「Xmas」と書かれた仕切り板が見えた。

 何だよ、出てるんじゃないの、と胸を躍らせて箱をチェックする。あー、これどうしようと思うのが早くも数枚出てきたが、今日残っているということは多分来年も出る訳だし、無理することもないかなあとか考えながら見ていると、ぐえっ、美樹克彦の「ジングルベル」が出てきた。いやあ、探してたんだよな、コレ。とりあえず抜いて横に置く。落ち着け落ち着け。

 あとは特にないかなと思ったら、あうっ、コニー・フランシスの日本語盤「ファースト・クリスマス」が出てきた。あ〜、これも探してたんだよな、ずっと。どうしよう、この2枚。手持ちの金は、・・・ある。ということで、この2枚を買って、今期のHuntingは打ち止めとする。

 昨年12月26日からの収穫は、CD108枚、CDシングル27枚、シングル43枚、EP13枚、12インチシングル3枚、SP2枚、LP44枚、10インチLP5枚、ソノシート4枚、カセットシングル1本、ビデオ2本、以上252点。よくやった。感動した。

 <本日の収穫>

  CDシングル:HHB International “Country Roads”
           
※C/Wに「Merry X-mas Everybody」収録
  シングル:美樹克彦 「ジングルベル/サンタクロースが町に来る」
        コニー・フランシス
        「ファースト・クリスマス(日本語)/ウィンター・ワンダーランド」


12月24日(月)

 ケーキを買いに池袋に行ったついでにP店を覗く。まあ、ここまでくると目新しいものはないだろうと思ったところに、シーカーズのクリスマスCDが目に入る。何だこれは?こんなの出てたっけ?解散後にジュディス・ダーハムがソロで出したクリスマスアルバムだろうか。でもしっかりシーカーズの他のメンバーも名前も書いてある。今年出たオーストラリア盤で、ジャケット等もちゃんとした出来である。今年の5〜6月に録音したようなことが裏に書いてあるし、これはやっぱり買うべきだろう。

 家に帰って開けてみると、今年製作のものに間違いなかった。しかも出来がいい。急遽これを今シーズンのCD Reviewのトリとして採用することに決定。

 <本日の収穫>

  CD:The Seekers “Morningtown Ride To Christmas”


12月22日(土)

 今日は夜に渋谷で用事があるので、昼で仕事を終えたあと、それまでレコ屋巡りである。まず新宿U店のブラックもののフロアで、アナログ放出セールがあったので覗くが、クリスマスものは殆どなし。ドリフターズ(紅白初出場の方じゃないぞ)の「ホワイト・クリスマス」のシングルがあったのでこれだけ買う。

 この前吉祥寺に行ったが、中央沿線でも中野・高円寺付近は、近場なのに全然回ってないので、まず中野で降りる。まずこの時期クリスマスコーナーが出来るR店。アナログフロアの方は、欲しいものはなし。チラシを見ると、目ぼしいものは殆ど買われたようだ。CDフロアの方をチェックして、以下の4枚を買う。ファンハウスのおそらく'81年盤と思われる店頭用クリスマス・プロモCD。日本人アーティストばかりで、内容も殆ど持っているものだが、ジャケットが知らないタイプで安かった。シングルCDでZAZOU、CRIOLA、ナディア・ギフォード、この3枚。

 ZAZOU(ザズー)は知らない人も多いと思うが、クレイジーケンバンドの横山剣がクールスの後でやっていたバンド。'90年にこの「僕のクリスマス」というシングルを出しているのだが、この前の年だったかに1回ライブを観てるのよね。亡くなってしまったロジャー率いるZAPPが、これももうすでに無い有明MZAでやったときのフロントアクトで。そのときは横山剣だということも何も知らずに見ていて、ステージは悪くなかったんだけど、何せみんなZAPP目当てだったから、冷たい客だったんだよなあ。このシングルが出たときに、あのバンドだとは思ったけど、買わずにいたままだったので、久々に見て懐かしくなったのだ。CRIOLAの「アンチ・クリスマス・ソング」は小西康陽が書いた曲。ナディア・ギフォードは別に興味がなかったが、C/Wに「ラスト・クリスマス」の日本語ヴァージョンが入ってたので買うことにした。

 この後、中野ブロードウェイの中をちょっと回るが収穫なし。高円寺を飛び越えて阿佐ヶ谷に向かう。まず店舗が増えたというG店に行くが、どうも目ぼしいものがない。ちょっと以前の雰囲気と違ってきたような気もする。ということで早々に引き上げて、駅の反対側のT店へ。ここは特にクリスマスコーナーは設けていないのだが、アーティスト別のコーナーに何気なく入っていたりするので気が抜けない。日本ものでこれはというのはなかったが、「トッポ・ジージョのジングル・ベル」が安かったので買う。トッポ・ジージョは60年代に日本でも人気のあったイタリア製の人形劇だが、これは山崎唯の吹替えではなく、現地制作のイタリア語ヴァージョン。赤盤で状態も良い。以前に買ったような気でいたが、結局持っていなかったのだ。

 近くのS店でも年末セールをやっていたのでチェック。CDシングルで井上大輔の「涙よりもMerry Xmas」があったのでこれを抜く。その他クリスマスものではないが、欲しいものが安かったのでシングルを数枚買う。この後、高円寺へ。

 まず高架下のR店へ。クリスマスのコーナーはあったが、内容は今ひとつ。LPで迷ったのがあったが、状態があまりにも悪すぎた。でも来週行ってまだあったら買うかもしれない。あまり時間もなくなってきたので商店街の先のB店へ。たまにヘンなものが見つかる店だが、今日は収穫ゼロ。

 近くのM店へ。LPでクリスマスものが10枚ほどまとめられていた。1枚どうしようか迷うものがあったが、ちょっと高かったのでペンディング。ここはシーズンオフにクリスマスものを引っ込めるということはないので、誰かに買われなければそのまま来年でも買えるはず・・・だと思いたい。

 <本日の収穫>

  CD:V.A. 『Merry Merry Christmas From Fun House』
  CDシングル:ZAZOU 「僕のクリスマス」
          Criola 「アンチ・クリスマス・ソング」
          ナディア・ギフォード 「ラスト・クリスマス」
          井上大輔 with Cindy 「涙よりもMerry Xmas」
  シングル:The Drifters
          “White Christmas/The Bells Of St. Mary's”
         トッポジージョの「ジングル・ベル/ホワイト・クリスマス」


12月21日(金)

 寒い寒い。夕方には止んでいたが、雪だもんなあ。届け物をしに渋谷A店に寄ったところ、エルヴィスのコーナーで、見たことのなかったクリスマスものを見つける。'94年に出た24曲入りのクリスマス音源の編集盤だが、デジパック仕様のそのジャケットの印刷が悪いので、てっきりブートかと思ったら、オーストラリア限定のテレホンカード(海外専用)付きの正規CDだった。同じく限定仕様のブック式のものや通常盤は持っていたが、この盤は知らなかったので買う。

 近くのR店を覗くと、奥の方に少しだけクリスマスLPのコーナーがあり、そこで女優のキャロル・チャニングが'77年に出したクリスマスストーリーの語りのLPを見つける。片面2話ずつの計4話が収録されている。もう1枚、薗田憲一とデキシーキングが結成20周年の'81年に出したクリスマスアルバムがあったので、これも併せて買う。和田誠のイラストジャケットがなかなか可愛い。

 無事ホリーリッジ・ストリングスを入手したことをH店に寄って報告。店で流れていたCDが良かったので、レコードを見ながらずっと聴いていた。誰だっけな、キャラヴェルズか?CD出てたかな。そのうち「ウィンターズ・ヒア」が流れてきた。いや、彼女らのヴァージョンは「ユー・アー・ヒア」か。ロビン・ワードのシングルを改題して出したものだが、このオリジナルのロビン・ワード盤はクリスマスではないけれど、一応ウィンターソング。大好きな曲である。エム・レコードから出たばかりのCDで、唯一のアルバムにシングル曲をボーナス収録しているという。たまらず買う。でも、これはクリスマスものの収穫とは言えんな。

 <本日の収穫>

  CD:Elvis Presley “If Every Day Was Like Christmas”

  LP:Carol Channing “The Year Without a Santa Claus”
     薗田憲一とデキシーキング
      『ホワイト・クリスマス/ハッピー・クリスマス・パーティー』


12月20日(木)

 まさか昨日ここに書いたのを見た訳じゃないだろうが、家に帰るとC店からCDがDHLで届いていた。う〜ん、遅かったな。DHLを使おうが何だろうが、もう君のところでは買わんことに決めたのだよ。

 ということで、届いたのはレオン・ラッセルが'95年に出したクリスマスアルバムの再発、38スペシャルのクリスマス新譜、B.B.キングのクリスマス新譜、blink-182のクリスマスシングル、この4枚。

 あと、昨日振込みしたばかりの仙台L店から、ホリーリッジ・ストリングスのLPがもう届いていた。これだよC店、商売の基本は。根が単純だから、こういうことで店の好き嫌いがはっきりしちゃうのね。気に入ったよ、L店。また買うからね。

 <本日の収穫>

  CD:Leon Russell “Hymns Of Christmas”
     B.B. King “A Christmas Celebration of Hope”
     38 Special “A Wild-Eyed Christmas Night”
  CDシングル:blink-182 “I Won't Be Home For Christmas”
※他3曲
  LP:“Christmas Favorites by The Hollyridge Strings”


12月19日(水)

 仙台のL店がやっている通販リストに、先日買い逃がしたホリーリッジ・ストリングスのクリスマスアルバムを発見。あわてて連絡をとり、在庫を確認、無事オーダーが通った。もう1枚買おうと思ったものはすでに売れており、注文はこの1枚のみ。早速代金も振り込む。

 家に帰るとCDが届いており、遅れていたC店のものかと思ったら、この前アメリカのT店にオーダーした3枚だった。しかし、どうなっているんだC店。悪い店のことは何度でも書く。二度とC店では買わん。日本語サイトが撤退するはずだ。

 届いたのはポール・アンカが'60年に出したクリスマスアルバムの、廉価盤レーベルからのCD。やはりジャケが悪い。あとはコンピレーションが2枚で、サントラ等で有名なVarese Sarabandeというレーベルから出たもの。ジャイヴものやジャズ/ポピュラー・ヴォーカルもののコンピレーションで、「Songs That Won The War」というシリーズの中でのもの。ちょっと気になるといえば気になるタイトルだが、これは「War」→「Time」と置き換えて考えればよろしい。

 <本日の収穫>

  CD:Paul Anka “Christmas with Paul Anka”
     V.A. “I'll Be Home For Christmas
-Songs That Won The War
     V.A. “Christmas Jump & Jive
-Songs That Won The War


12月17日(月)

 昨夜サイトの更新を行なった後で、部屋の整理をしていると、CDの山の中からナンシー・ウィルソンが今年出したクリスマスCDが出てきた。てっきり、まだ届かないアメリカのC店のオーダーの中に入っていたと思ったら、T店に6枚オーダーした際に、この1枚だけ別送されてきていたのだった。発送のメールが来た日から考えて、今月の初めには届いていたはずだが、中古レコードの祭事が始まった頃でもあり、すっかり忘れてしまっていたようである。ということで、無理矢理だが1枚追加。

 <本日の収穫>

  CD:Nancy Wilson “A Nancy Wilson Christmas”


12月16日(日)

 池袋のテナントビルの中で祭事をやっていたので覗きに行く。始めは映画グッズの方を見に行ったのだが、レコード・CDも併設していたので、途中からそちらの方を漁り始める。結局クリスマスものはあまりなくて、それ以外のレコードの買い物の方が多くなってしまった。クリスマスものは、B面に「夢見るクリスマス」という曲が入った、ヴィーナスの'81年のシングル。あと'83年に出た、石川優子の6曲入りアルバム『Christmas』。この2枚だけ。

 <本日の収穫>

  LP:石川優子 “Christmas”
  シングル:ヴィーナス 「ペパーミント・ラブ/夢みるクリスマス」


12月15日(土)

 夕方、神保町の方に出かける。この時期になるとクリスマスコーナーを設ける店が増えるからだが、移転していたG店が開いていたので寄ってみる。

 やはりコーナーが出来ていたが、今年は目ぼしいものがない。というより、こっちが入手してしまったということなのだが。CDで何枚か未入手のものが安く出ていたので、それを買うことにする。'92年に出た八神純子、'95年の岩男潤子、この2枚である。ついでに80年代前半のレコードマンスリーが10数冊置いてあった中に、12月号が2年分あったので、これも一緒に買う。

 先日まで祭事をやっていたK店に行くと、やはりクリスマスコーナーにあったSP盤で、気になったものはなくなっていた。7インチ、LPともチェックするが、これはというものはなし。しかし、LPコーナーの中に、昨日買った「宇宙電子オルガン」の児玉マリがあったのに驚いた(でも昨日の値段の方が安かった)。

 K店を出て、近くにある系列のR店に向かう。ここもクリスマスコーナーが出来ているが、祭事用のブツが戻ってきているので、前に見たときより少し増えているようだ。オルガンのケン・グリフィンのUSコロムビア盤LPがあったので、これはキープ。EPは持っていたが、これはその元となった'55年の盤。あとGwinkoが出した12インチシングルで、クリスマス絡みのものがあったので、これを合わせて買う。「Gwinko's Christmas Carol」という曲が入った'87年の盤で、ピクチャーレコードになっている。

 カウンターの前に行くと、US盤7インチが大量に並べられている。ざっと見ていくと、クリスマスものは殆どなかったが、アル・ハートのクリスマスシングルが2枚出てきた。何れも白ラベルのサンプル盤、PSなしである。PS付きなら惹かれたかもしれないが、アルバムも今年入手していたので、これはいいかなと思ったところ、アーティスト名の表記が違っているのに気がついた。

 2枚のうち1枚は「Al Hirt」ではなく、「Al (He's the King) Hirt」になっている。カッコがない方のラベルには、アルバムのカットである旨が書いてあるのに、カッコ付きの方にはないし、番号も若く、同じ年に出たものではない。おまけにプロデューサー名をよく見ると、カッコ付きの方はチェット・アトキンスだった。これはアルバム音源ではない。危うく見逃すところだった。ということで、この際2枚とも買ってしまうことにした。

 <本日の収穫>
  CD:八神純子
『Christmas at Junko's』
     岩男潤子 『18番街の奇跡』
  LP:Ken Griffin “The Organ Plays At Christmas”
  シングル:Al Hirt
       “Hooray For Santa Claus/White Christmas”
       “Nutty JIngle Bells/Santa Claus Is Comin' To Town”
  12インチシングル:Gwinko 「Sweet Heart」
            
※「Gwinko's Christmas Carol」収録


12月14日(金)

 久々に池袋の西口の方に行ってみる。C店のアナログフロアをまず覗くが、壁に2枚ほどクリスマスものが貼られていたものの、何れも持っているものだった。コーナーが出来ている気配もなく、こりゃ収穫なしかなと新入荷の7インチの箱を見ていると、石原裕次郎のクリスマスソノシートが出てきた。シート4枚の8曲入りで、LPやEPとも写真違いのテイチク・フォノグラフというシリーズのもの。これは当然買い。

 近くのH店に行くと、どうも目ぼしいものがない。壁にもそれらしいものが全然なく、あきらめて帰ろうかと思ったところ、LPの棚の前にいた人の陰から「クリスマスアルバム」と書かれた仕切り板が見えた。あわててチェックすると、レア盤というほどのものはなかったが、持っていなかったカナディアン・ブラスの日本盤LPがオビ付きであったのでこれを抜く。

 もう1枚、オルガンもののインストアルバムだが、さほど興味が持てなくて次をめくろうとしたところ、そのオルガン奏者である児玉マリの名前の上に、「宇宙電子オルガン」と書かれているのが目に入った。宇宙電子オルガンって何?タイトルの『クリスマスの夢』の上には、ちゃんと「電子オルガン」とあるのだ。この児玉マリってそういう宇宙の啓示とか受けちゃう人なのだろうか。気になって仕方がなかったのでこれも一緒に買う。

 家に帰って早速その宇宙電子オルガンのLPを開けてみると、見開きのジャケットにも盤のレーベルにも、名前の上にそう書かれてある。解説も御本人が書かれていて、序文の書き出しは「人類はじめて月を踏む」とあった。'69年に出たレコードらしいが、この序文がなかなか難しいというか、やはり啓示のようなことが書かれていて、流石に宇宙電子オルガン奏者のことだけはあると痛感。

 <本日の収穫>
  LP:児玉マリ
(宇宙電子オルガン) 『クリスマスの夢』
     カナディアン・ブラス 『きよしこの夜/カナディアン・ブラスのクリスマス』
  ソノシート:石原裕次郎 『裕ちゃんのクリスマス特集』
※シート4枚入り


12月13日(木)

 今日も昼休みに大型店Tへ。カントリーのコーナーにCDシングルが何枚か入っており、その中に1枚だけペーパースリーブのものがあったので抜いてみると、昨年公開された映画『グリンチ』のサントラから、フェイス・ヒルとジム・キャリーの歌をシングルカットしたものだった。これは知らなかったので買い。

 会社帰りに池袋P店を覗く。クリスマスコーナーもあまり変り映えしていなかったが、ホリー・コールのクリスマス新譜の輸入盤が他より安かったので、これを買うことにする。日本盤はボーナストラックで、昨年FM局のクリスマス・イメージソングか何かに使用された曲が入っているが、別にクリスマスソングでもない1曲のために800円余計に払う気はしない。

 アナログコーナーを見ていると、Steady & Co.の12インチシングルが、黒ジャケ白ジャケで1枚ずつ出ており、白ジャケの方がクリスマスっぽいタイトルだった。最近出たファーストアルバムに入ってた曲かなと思い、試聴コーナーを探して聴くと確かにそれっぽい。ワイヨリカのazumiが参加しているそうだが、思ったよりずっと良かったので買うことにする。

 <本日の収穫>
  CD:Holly Cole “Baby, It's Cold Outside”
  CDシングル:Faith Hill “Where Are You Christmas?”
          
(C/W Jim Carrey “Busta Rhymes”)
  12インチシングル:Steady & Co. “Only Holy Story”


12月10日(月)

 会社帰りに、久し振りに吉祥寺まで足をのばす。ちょっと気になる店をネットで見つけたからだが、以前中央沿線に住んでいた頃でも、あまり行ったことがない方面にあるそのD店は、割と珍しいセレクションの店である。

 ネットでもリストは確認したが、ヴォーカルものやサントラ、カートゥーンもの等、興味深い盤が並んでいる。とはいえ、この時期にそうしたクリスマス以外のレコードに、そうそう金を使うわけにもいかない。とりあえずざっとひと通りチェックし、アニメ版ピンク・パンサーのお話仕立てのクリスマスアルバムを買うことにする。これは'81年に出たもののよう。

 7インチの方では、ブレンダ・リーが9才の頃、まだリトル・ブレンダ・リー名義で出した'56年のセカンドシングル、「クリスティ・クリスマス」があったので、これも一緒に買う。PSはなかったが、B面の「アイム・ゴナ・ラッソ・サンタクロース」が大好きな曲なので、アナログの音を確認してみたくなったのだ。

 <本日の収穫>
  LP:“A Pink Panther Christmas”
  シングル:Little Brenda Lee
       “Christy Christmas/I'm Gonna Lasso Santa Claus”


12月7日(金)

 そういえば桑田の「白い恋人達」のアナログが出るとか書いてあったなと思い出し、昼休みに大型店Tへ。確か5日とか6日発売だったし、クリスマス仕様とか書いてあったような気もする。もうなくなっているかな、いや結構プレスして残っていたりして、とかいろいろ考えながら邦楽フロアのアナログコーナーを探すと、何だよコレ、どこがクリスマス仕様なんだよ、といいたくなるような代物が置いてあった。確かにクリアビニルでハート型、でもねえ・・・。ということで却下。1週間経って残っていたら買うかな。

 会社帰りに池袋P店をちょっと覗くが、特に目を引くものはなかった。廉価盤レーベルから出ているポール・アンカのクリスマスCDがあって、これはABCパラマウントから'60年に出たアルバムの音源だが、このレーベルのCDはジャケットが悪いのでどうも買う気がしない。クリスマス近くになってもまだ残っていたら分からないが、今日のところは買わずに帰る。

 家で久々に海外のCDサイトをチェックしていると、11月に出たコンピレーションで、ジャイヴものとか、ジャズ・ヴォーカルもののヘンなCDが出ているのを見つけた。ジャイヴものはストックが切れているようだが、気になってオーダーする。もう1枚位と思って探していると、ポール・アンカのクリスマス廉価盤が別ジャケットで出ていた。どうもこちらの方が新しいジャケットのようである。出来はどっちもどっちだが、値段の安さは魅力だったので、合わせてオーダーする。


12月6日(木)

 体調が悪くてふらふらの状態だったが、昨日メールが来た渋谷H店にレコードを取りに行く。昨日もちょっと書いたが、このドン・パターソンの『ホリディ・ソウル』は、ボビー・ティモンズの同名アルバムと連番で発売されたもので、どちらも白地に緑と赤で文字や模様が入るというジャケット。ボビー・ティモンズの方が1つ前の番号なので、そちらが『ホリディ・ソウル1』、ドン・パターソンが『2』なんて呼ばれることもある。この『2』がなかなか見つからなかったのである。

 カウンターでオーナーのO氏と話しているとき、実はホリーリッジ・ストリングスのクリスマスが物凄くイイ出来だったという。この盤のサイト上のリストに出ていて、それは気がついていたのだが、自分でこの盤を持っているかどうかが分からなくなって、数日躊躇してしまったのだ。ドン・パターソンをオーダーしたときにリストから消えていたので、誰かに買われたなとは思ったが、結局自分の持っていたのはクリスマスアルバムではなく、ビーチボーイズのカヴァーアルバム(クリスマスものを1曲取り上げている)であった。いつものホリーリッジ・ストリングスよりもリズムが前面に出て最高でしたよのこと。う〜、そう言われるとやけに悔しい。しかし、躊躇した自分が悪いのだから仕方がない。でも悔しい。

 ここまで来たのだからと、久々にR店まで足をのばす。まさかホリーリッジなんて眠ってないだろうな、と思いながら新入荷と奥のインストコーナーを片っ端から探す。結果、ホリーリッジ・ストリングスの単独クリスマスアルバムではなかったが、その中の音源を5曲含む2LPのオムニバスアルバムが見つかり、それを買うことにする。しかし、自分で言うのもなんだが、執念とは恐ろしい。

 <本日の収穫>
  LP:Don Patterson “Holiday Soul”
     V.A. “The Wonderful World Of Christmas”
     
※The Hollyridge Strings, The Hollywood Pops Orchestra, etc.


12月5日(水)

 11月初めに海外にネット注文したC店から、メールが来ていた。頼んだ5枚のうち、1枚だけどうしても入手出来なかったのでこれをキャンセルさせてくれ、残りは昨日発送したからとのこと。けっ、遅いんだよっつーの。ということで、キャンセルとなったキャンベル・ブラザースはこちらで買わないといかん。去年はそれほど感じなかったけど、いかんな、C店。日本語サイトが撤退するわけだ。

 昨夜渋谷H店のサイトをチェックしたところ、更新されたばかりの新着中古リストにドン・パターソンの『ホリディ・ソウル』があったので、すかさずオーダーを入れる。'65年にPrestigeから、ボビー・ティモンズの同名アルバムと番号続きで出たアルバムで、ずっと探していた1枚である。昼間、オーダーOKとの返信メールが入る。嬉しい。


12月3日(月)

 例によって昼休みに大型店Tを覗く。洋ものはだいたい出揃ったので、和ものを確認する。つんくプロデュースの、ハロープロジェクトの面々によるクリスマスソング集のCDが先月末に出ていたので、迷った挙句買うことにする。『ザ・童謡ポップス』と題されたシリーズの第1弾で、今回は「クリスマスと冬のうた集」なんだそう。今後もいろいろ出るのだそうで、ふーん、こんなの売れるのかね、とか言いながら自分が買ってるのだからどうしようもない。

 もう1枚、インディーズ系のミニアルバムで、world's end boyfriendというユニットのクリスマスものがあったので、これを一緒に買うことにする。YOUNG-Zレーベルのworld's end girlfriendの変名プロジェクトだそうで、5曲入り21分のこの8cmCDは400枚限定なんだとのこと。

 <本日の収穫>
  CD:V.A. 『ザ・童謡ポップス クリスマスと冬のうた集』
     world's end boyfriend 『Xmas Song』※8cmCD ミニアルバム


12月1日(土)

 昨日の池袋に続いて、今日から神保町で祭事が始まる。会社が終わった午後から会場に向かう。どうせ目ぼしいところはもう抜かれてるだろうが、自分の欲しいものはそういう連中が目もくれないようなものだったりする。

 まず会場となったK店に入って、壁に貼られた目玉品のビラを見ると、それほど驚くようなものはない。ブルコメのクリスマスアルバムと書いてあって、ドキッとしたがこれは'67年の再々発ジャケット。持っている方だった。クリスマスものはまだSPのコーナーにしかないのだろうと思い、そちらに向かう。

 SPは買ってもいいんだが、基本的に78回転のプレーヤーがないので聴けないのだ。トニ・ハーパーの「ジングル・ベル」があったので、まずこれをキープ。ジョニ・ジェイムスもあったのだが、7インチでも持っている盤だったので、迷ったあげく見送り。ドリス・デイは写真入歌詞カード付きで1枚クリスマスものがあり、これにちょっと惹かれる。

 悩み始めて店内をうろうろしてると、SPコーナーのあるフロアの方にLPのクリスマスコーナーが設置されていたことに気付く。ざっと見た中で、まずスイングル・シンガーズの日本盤を抜く。あとドリス・デイのクリスマスアルバムで、76年にCBSソニーから出たひどいジャケットの再発があった。初めて見たジャケットだったが、ジャケがどうにも気に入らなかったので迷う。

 LPでコーナーが出来ているということは、7インチもあるのかと思って探してみると、ほんの20枚くらいの小さなコーナーがあるのを発見する。コダマプレスから出た、雑誌形式のソノシート集の'60年12月号を見つける。シャープス&フラッツ等のクリスマスソングが収録されている。面白いので、これはキープ。あと森山良子のフィリップスから出たクリスマスシングルがあったので、これもキープ。森山良子のクリスマスLPのフィリップス盤は、やたら種類が手元にあるが、この時期のシングルは意外と見ない。

 考えた挙句、一応今日のところはSPはトニ・ハーパーだけ、LPもスイングル・シンガーズだけとし、シングルとソノシート集、合わせてこの4枚を購入。近辺の店を回るが、S店はまだコーナーなし。G店に行くと移転していて、確認するとすぐ近くに移っており、その場所もすぐわかったのだが開いていなかった。戻る途中にあったT店も、特にクリスマスものは発見できず。老舗のR店にはコーナーが設置されていたが、祭事とストックが分散しているのか、目立ったものは見つからず。

 <本日の収穫>
  LP:『スイングル・シンガーズのクリスマス』
  SP:トニ・ハーパー 「ジングル・ベル/パパとママのワルツ」
  シングル:森山良子 「聖しこの夜/ホワイト・クリスマス」
  ソノシート:「歌う雑誌KODAMA/特集メリー・クリスマス」
※4シート


【Record Hunting Diary】
2004 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2003 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2002 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2001 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC
2000 JAN-MAR/APR-JUN/JUL-SEP/OCT/NOV/DEC

HOME

Introduction/What's New/Record Collection
Memorial/CD Review/Links