分かってもらうために

〇具体的に話す
人は話をする時、頭の中に描かれている絵を言葉に変えて聞き手に伝えます。聞き手はその言葉から頭の中に絵を描きます。お互いの絵が一致した時に「わかった」「理解した」ことになるのです。「具体的に話す」ということは一言で話さないで同じ絵が描けるように言葉を加えて話すという事です。一言で話すと聞き手だけの経験、知識などでその言葉から勝手に状況を判断して自分の都合の良い絵に描いてしまうので正確に伝わらないのです。

〇数字を活用します
「すぐ近い」という感覚は人によって違います。場所を聞かれて「すぐ近くです」より「50mですよ」と数字を使うことで、共通理解になります。

〇対比、比較等、例を用います
「広いですよ」と言うより「東京ドームぐらいの広さです」のように聞き手の知っている知識や経験を活用して分からせます。

〇5W2Hでチェックします。
 「when(いつ)、where(どこで)、who(誰が)、whate(何を)、why(なぜ)、how(どのように)、how much(いくら)」で、必要なことが抜けていないかチェックします。

〇五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を活用します。
色、形、大きさは、どのように見えますかなど、視覚に入る情報を言葉に変えます。同様に、どんな音ですか、香りは、味は、手ざわり等、五感で感じる事柄を言葉で表現します。