話ができない原因

話がうまくいかない原因はどこにあるのでしょうか。
大きく分けてふたつあります。

まず一つは、心理的原因
聞き手がきちんと話を聞いてくれるだろうか、無視されるのではないか、という恐れがあります。話を聞かないで携帯電話をいじくったり、隣と私語をされるのではないかと不安が生じます。
また、話の内容について、おかしいのではないか、間違っているよ、と批判されるのではないかという恐れも。
聞いてもらえても、下手だなと思われるのではないか。
いろいろな不安が話す前から生じます。いわば自分で自分を責めて、自滅する要因です。

もう一つが内容的原因
何をどう話していいかわからない。話し始めはどうしたらいいか、まとめ方がわからない。
このような不安が生まれるのではないでしょうか。
これは、大勢の前で話すときだけでなく、1対1の会話でも生まれます。たとえばこんな経験はありませんか。あまり親しくない人で、相手が立場のある人、例えば取引先のお偉方と、たまたま電車で一緒の方向に向かう時など、同じようなことはありませんか。大勢の前だから起こる要因ではないのです。話すことに関して起こり得る要因なのです。
心理的要因に対しての対策は、集中する、よけいなことは考えないしかありません。自分の悪い結果を想像しても何の意味もありません。また、意見に関しては10人10色です。批判を恐れずに、自分の伝えたいことや考えをしっかりまとめ、話の目的を忘れずに話すことしかありません。
また内容的要因に対しては前もって準備するしかありません。
しっかり構成をして、それに沿ってメモ書きの原案を作ります。