声の魅力を知る

○魅力的な声の3要素
声から相手の気持ちに影響を与える要素は3つあります。①通る声=周りの音に消されず聞こえる声②明確な音=違う音に聞こえトラブルの元にならないための明確な発音③雰囲気=明るく溌剌として説得力のある声

〇通る声
美容師さんがドライヤーをかけながら髪の手入れ法を教えてくれました。しかしせっかくの説明もドライヤーの音に消されて聞こえません。分からないままでした。どんなに分かるように工夫して話をしても、相手に聞こえなければ話していないのと同じです。きちんと自分の声が相手に届いているかどうか意識を持つことが必要です。近くで話をすれば聞こえるものではありません。通らない声は周りの音に消され、聞こえないことが多いです。発声訓練で通る声に変えましょう。

〇明確な音
日本語は似た音が多くあります。口をあまり開けずに話すと、違う音に聞かれ誤解を生みます。たとえば2日と5日、退避と待機、エヌとエル、2時5分と25分等間違えて聞かれやすいです。特に電話などでお互いに確認しても、相手の発音を自分の思っている音に聞いてしまいトラブルのもとです。はっきりと口を開けて発音訓練をすることが重要です。

〇雰囲気
宿泊する際にホテルのフロントで色々質問したことがあります。やっと聞こえるような小さな声で答えてくれます。だんだん正確なことを言っているのか不安になりました。自信がないから、あるいはやる気がなくていい加減なことを言っているから声が小さいのではないかと思えたのです。声からその人の気持ちや印象が決められます。暗くて自信がないと思われる人を思い出してください。小さな声でボソボソと話す人ではありませんか?
はっきりと明るく自信に満ちた印象になるよう、声を磨く発声訓練が必要です。