脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、加齢により椎間板、椎間板関節、靭帯などの変性や異常によって脊柱管が狭窄します。脊柱管狭窄症の多くは、中高年以降に発症しやすくなります。脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭ままることから脊柱管内を通っている神経が圧迫され、シビレ、痛みなどの神経障害が発症し、間欠性跛行も起こりやすくなります。

脊柱管狭窄症の漢方薬

脊柱管狭窄症は、加齢による下焦(下半身)の痛みということから、ある一面、腎虚としてとらえることができます。また、下焦への血行不良による瘀血、血虚や神経浮腫などの水毒が考えられます。
漢方薬を用いる時、その人その人の証を把握することは勿論ですが個々の血毒症、水毒症を的確に捉え、それらに対応できる生薬が配合された漢方薬を用います。

 

痛みやしびれは風寒湿などの外邪によっても悪化しますので、それらに対応できる生薬の配合された漢方薬も考慮に入れ役立てます。

 

脊椎管狭窄症は、加齢による原因により慢性的な経過をたどることから急性期に用いられる漢方薬ではなく、補血、駆瘀血、利水を兼ね備えた漢方薬が効果を発揮します。

 

また、その人その人により、瘀血証が強かったり、水毒証が強かったりする場合は、瘀血証に対しては駆瘀血剤を水毒証に対しては水毒をさばく処方をプラス(合方)してその効果を高めます。
漢方で言う腎陽虛で痛みが強い場合には附子剤をプラスすることでその効果を高めます。
脊柱管狭窄症は、運動状態や姿勢の状態によっては、神経障害のため間欠性跛行の原因となり歩行の障害になります。体を温め絶えず血行を促し、神経の流れを良くする漢方薬がお勧めです。

 

よく使用される生薬

  • 補血剤=当帰、地黄、川芎
  • 駆瘀血剤=桃仁、牡丹皮
  • 利水剤=茯苓、朮
  • 温補補腎剤=附子

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