変形性膝関節症

変形性膝関節症は一般的には肥満した人に多く見られます。
また、肥満でなくてもO脚の人やひざに負担のかかる仕事を長くしていた人にも起こりやすい疾患です。

 

 立ったり座ったりや階段の上り下り、特に下りに膝に強い痛みを感じます。膝は、普通に歩くときに比べ階段などの上り下りには体重の何倍もの負荷が加わります。変形性膝関節症 漢方芍薬堂 上郡町
 肥満の人は、なおさらです。
関節が腫れたりしますのでリウマチと間違いやすいですが、症状の特徴は、動作の動き始めに痛みがあり、ある程度動くと痛みは楽になります。

 

 また、膝関節に水が溜まりQOLを下げるのも特徴です。お風呂に入って温まりますと痛みも楽になります。

 

 膝関節は、骨と骨の間が軟骨、関節液、半月板で構成されたクッションになっています。一般的な原因は、老化によって膝関節の水分が失われ軟骨も弾力性が低下し、関節の形態に変化が起こり、圧力が加わることで変形や炎症が起こります。変形性膝関節症は女性に多く発症し、関節リウマチと似たところがありますが、全身症状がないのが変形膝関節炎です。

変形性膝関節症の漢方薬

漢方では、関節が痛むことを「風湿」「湿毒」などと呼んでいました。変形性膝関節症は膝に水が溜まるという特徴があり、まさに湿であり水毒と言えます。

 

 女性では、皮膚に締まりがなく色白で肥満傾向で上半身に汗をかきやすい人に多いようです。漢方では陰陽虚実表裏寒熱と言った漢方のものさしで局所的な疾患であっても、その人の全体像を把握し漢方薬を用います。急性期には、陽証が現れやすく、局所的な証とその人の全体の証とを勘案し的確な漢方薬を用います。

 

慢性的な経過をたどるものには、基本的には、水毒を除く生薬や血行を促進させる生薬が配合された漢方薬を用います。漢方薬の利水剤は、西洋薬の利尿剤とは違い、体の中の偏在している水毒を自然な形で尿に排出できるので、体に負担をかけることなく症状を改善できます。

変形性膝関節症の養生

漢方では、養生を大切にします。体重がオーバーの人は減量に心がけ、痛みは湿と冷えが大敵ですので日常のお茶は「はと麦茶」のような利水効果のあるお茶にし、元々水毒体質があるので水分を摂りすぎないようにすることです。

 

 また、食べ物にも利水効果のある食材があり、それを薬膳の理論で日々の食事に取り入れ食養生することも大切です。特に梅雨時期は、湿気対策、水分の取り過ぎに注意しましょう。
 養生は、坐る時正座は避け、階段の上り下りは、手すりを持ってゆっくり注意深くします。外出時の靴は、ヒールの低い歩きやすい靴にしましょう。
 身体全体、特に膝は冷やさないようにし、お風呂などでゆっくり温まりましょう。常に温めることが肝腎で、夏のエアコン(冷房)での冷えすぎに注意しましょう。

 

膝関節に熱感がある場合は、お風呂は避けましょう。
肥満傾向の人は、ダイエットに心がけ、水太りの人は、水分の摂りすぎに注意し、先に言いました利水作用のある食養生に心がけましょう。

 

膝痛・膝に水が溜まる変形膝関節症の漢方薬、養生法のご相談は、上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽に。

 

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