三叉神経痛
三叉神経痛は、激しく刺されるような痛みを感じる顔面痛。
三叉神経は、顔の感覚を脳へ伝える神経で目の周りの神経を側頭枝、頬(ほほ)のあたりの頬骨枝、顎(顎)あたりの頬筋枝の3本に枝分かれしており、そのラインに沿って鋭く短い痛みが走ります。
左右どちらにも起こりますが、どちらかといえば右側に出やすく発作的に激しく痛みます。
朝の洗顔時や冷たい風にあたると痛みが強く感じます。中年以降の女性に多く、片側に起こる場合がほとんどです。
原因は、はっきりしておらず動脈の神経への圧迫、ヘルペス(帯状疱疹)、外傷などが原因の場合もあり、ちょっとした刺激や冷たい風に当たった時などに誘発されます。
痛みを抑える西洋薬は一時的には効くもののだんだん効かなくなり副作用の問題も生じてきます。
三叉神経痛の漢方薬
三叉神経痛は局所的であり、その痛みと部位に目を向けがちですが、漢方は、その人の全体像としての変調を捉え、「病は気から」と言うように根底には、心や気の変調があり、それが身体へと投影された状態と見ます。
痛みは風寒湿などの外邪にさらされた時に体内の水毒、冷えが影響を受け発症するものと考えます。
漢方では、「通ざれば則ち痛む」と言い、「気血水」特に気が通じなければ痛みが生じると捉えます。
ストレスなどの影響で気めぐりが悪くなれば、少しの痛みも大きく感じます。
養生を以って改善に向かう身心つくりをし、その人その人の気血水のゆがみを漢方薬で捌き改善を図ります。
漢方は「気の医学」であり、気(心)の正常な状態つまりフラットな状態を良しとします。常に養生でそれに努め三叉神経痛の改善に向かいます。
帯状疱疹の漢方薬
帯状疱疹は、ウイルスの感染で起こります。
体の左右いずれか一方が神経痛のような痛みに見舞われ赤くなり小さな水泡が神経のラインに沿ってできます。
水泡は中央が凹んでいるのが特徴でしばらくするとかさぶたになり潰瘍になることもあります。
好発部位は、胸、腹、顔で脚や腕にできる場合もあります。3週間程度で治りますが、その後の痛みが残って痛みが長引く場合もあります。
漢方薬での帯状疱疹への対応は、初期は、漢方でいう太陽病期、少陽病期の漢方薬を証に従い使いますが、かさぶたが出来た以降は、三叉神経痛と同じ対応でその人その人に合った漢方薬で改善へ向かいます。
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