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日記雑記 【BACNUMBER】
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普通の日記や趣味の話

 ゲーム屋に関して 

同人関係の話

【恐怖!! ガス欠!!!】 2002/9/16(月)

 一夜明けて、やっぱり一面の霧です。雨は止んでいましたが相変わらず湖は見えず。蓼科牧場よりロープウェイで上がったところの御泉水自然園で高山植物を見て、帰りのルートで白樺湖の切り絵・影絵の美術館を観覧してきました。私としては影絵美術館が一番の収穫。

 さて、問題は帰りの道程でした……。表題で「ガス欠」と言っていますが、これは文字通りの「ガス」欠を差しています。ガソリンじゃありません。うちの車はLPガス車なのです。現時点では電気の次に低公害で燃費がいいLPガス車。タクシーはLPガス車が主流ながら、一般車はそれほど多くない模様。よって、LPガススタンドも限られている。帰りにガス補給する必要があったのですが──数年前の全国ガススタンド案内を見て、最寄りの諏訪に行ってみると…スタンドなくなってる。次に小淵沢をあたる。……ここでもなくなってる。なーんーてーこった!! その後寝ている間にもう一件あたって砕けて、かれこれスタンドを探すこと2時間。残りのガス…大丈夫?
 そうこうするうちに方針が決定。とりあえず甲府に出て、私と母は明日仕事なのでそこから電車で先に帰り、父は甲府に残って宿を探して一泊、家まではもたないにしてもガスの残量は余裕あるので、ゆっくりスタンドを探して後から帰るということに。この時点で17時近く。地方のGSだともう閉まってしまうからだそうで。──そうなのっ?! いや、そりゃあGSも24時間営業ばかりと思ってはいないですが、そんな夕方で終わるのか地方って…?!(汗)
 大方覚悟は決めましたが、甲府くらい大きな街だったら多少は事情がマシだろうし、タクシーもあるんだからガススタンドもあるだろう。最後の望みで探してみたら…発見しました! 営業してました! 助かったー。
 斯くして無事帰ってくることはできましたが、どっと疲れました…。ああもう、こんなGS事情だからガス車が普及しないんだーっ!!
 そして、今回の旅行は『カムイ伝』にハマってきた以外にいまひとつ実りがなかったような。

【霧のビーナスライン←何も見えません!!】 2002/9/15(日)

 数年ぶりに家族旅行です。車を今月で廃車にすることになり、また、これまで旅行に行けるようなまとまった休みがなかったのが今月は連休もあるので、今のうちに旅行に行きたいと言いだしたものの…特に行きたい場所がある訳ではなかったり。うだうだしているうちに行き先は長野・白樺湖方面となりました。車で行くならビーナスラインも無料化されたことですし。
 家を出たときからなんとなく雲行きは怪しかったのですが、長野に入ったら…霧です。前の車がかろうじて見えるくらいなので、視界20mほど。山道を走っていてガードレールの向こうは一面真っ白い海です。──って、走っているココがビーナスラインのはず…何も見えませんがな!! もっとも景色が見えたところで私は車に弱いので、山道を走っている間はずっと寝ていることになるのですが…。
 ともあれ、霧に加えて雨も降り出してきた悪天候の中ペンションに到着。寒い!めっちゃ寒いよ!! 山の方だから多少は冷えるだろうとは思ったものの、東京はまだ30度の日もある気候。秋物の合皮ジャケットと長袖Tシャツくらいの装備だったので、その長袖Tシャツを2枚重ね+その上に半袖シャツ+ジャケットと持てる装備を最大投入してもなお寒い。その当地でも今日になっていきなり冷え込んだようで毛布を出してきてもらいました。……つくづく間が悪いのか?!

 ペンション到着後、目の前の女神湖の方まで散歩したりはしたものの、雨だし霧だし。おとなしく宿で過ごすことに。まー、のんびり過ごすのもいいでしょ。ラウンジに漫画本が置いてあったので、暇つぶしに何か読もうと物色してみたところ、白土三平の『カムイ伝』がずらっと揃っている。どんな話なのか気になっていたけど今まで見かけなかったんだよなあ。──読み始めたらハマりました。寝るまでひたすら『カムイ伝』読み続け、やっと3分の1くらい。続きが気になるー!!
 しかし、何しに来たのやら。

【デジカメを買いに…いや、買ってない。】 2002/9/14(土)
 明日から1泊旅行なので、デジカメを買うなら今かなとビックカメラへ。
 価格も機能も希望がはっきしていたので(200万画素、2万円台、光学ズーム必須、用途は主に室内での接写)、すぐ決まるかなと思ったんですが、ニコン製とライカレンズのパナソニック製で大いに迷い、閉店近くまで居たあげく、一旦写真が趣味の父の話も聞いてみようと保留に。個人的にはライカのフラットレンズが気になるんですけど、ニコンの方がいいのかなあ。記録メディアや電池の差もあるし。
 そして、明日出掛けるというのに夜まで何も用意しておらず、慌てて荷造り。

【不適合対策会議】 2002/9/10(火)
 会社の事情は日記に出したものか考えて先月まで外していたのですが、自分のスケジュールの詰まりようと無関係ではないので載せておくことにします。
 というのは、今月「ISO 9001」認定取得の審査を控えていて、私が入社した時からそのための体制作りが動いてはいたのですが、それも今月が大詰めです。
 いきなりな話なので簡単に説明しますと、ISOというのはひとつの国際規格。よく例に出されるのが非常口の標識ですが、物の規格だけでなくシステムにも適用されるもので、これを会社の品質マネジメントシステムで認定を取得しようとしている訳です。一種の「お墨付き」ですね。──印刷会社ではそれほど取得している所が多くないし、ましてや同人印刷所だと他にはないはずなので、一般のお客さんがISO認定を気に留めやしないだろうけど、これについて書いてしまうと勤め先が特定されるかな…と今まで書かなかったワケで…。
 さて、本題ですが、ISOでは製品や工程で何か問題が発生した際に「不適合」として立件して、その対策をすることになります。また、社内でも内部監査チームが定期的に各部門を調査して、不適合対策が取られているかをチェックすることになります。とにかくISOは記録主義なので、すべてに於いて「正しく作業された記録」と「不適合が起き、対処した記録」を残さなければならないのです。
 で、先月より何の因果か、私も内部監査チームに加えられてしまうことに。って、版下組の中でも2人しかいないMac担当を2人して会議尽くしの内部監査チームに入れることはないじゃないか〜!
 ともかく今日は、夏コミ時期に大量発生した不適合をまとめて対策会議。5時間会議詰めでした。

【SPIRITSオフ会2〜渋谷をうろうろ〜 2002/9/8(日)

 カラオケ空けて午前8時。昨日の雨から一転して晴天。でもって暑い。
 徹カラ後は特に予定はなかったとのことですが、数名ぼーっとしていてヤバげな気配もするし、一旦落ち着こうとまたマクドナルドへ。私はここでまた少し寝ていたようです。つくづく徹夜は保たないらしい。とりあえず、すぐに帰らないといけない人はいないようで、その後、ゲーセンに流れたりまんだらけ渋谷店に行ってみたり。
 前に1度来たきりのまんだらけでは、例によって海外版RX(というより、“サイクロプター”こと海外版ガテゾーン)のフィギュアをしつこく探していたのですが、やはり発見できず。その代わりにRXの3D映画「仮面ライダー 世界に駆ける」の講談社ポケット百科を発見。20分程度のイベント用映画と聞きましたが、単独でも本が出ていたんだなあ。RXは時も超える、同一人物であるはずのBLACK、RX、ロボライダー、バイオライダーの4人が同時に競演してしまうなどと、話は聞いていたものの、見る機会がないものだったので、ここで偶然ポケット百科を見つけられてよかったー♪
 この辺で昼過ぎになり、時間のない人は先に帰って残ったメンバーでお好み焼き屋に。食後にあらためて解散となりました。お疲れさまでしたー。

 自分で言うのもなんですが、自他ともに「有田がオフ会に行こうなんてどういう風の吹き回し?」って言うくらいで──仲間内が意外に思うのはともかく、自分でもツッコミ入れる程!?──私は人付き合いが嫌いな方でもないけど決して社交的ではないので(「付き合いに労力を費やすことが嫌い」というのが正確なところ)、そもそもオフ会に参加するのが初めてでしたが、楽しませていただきました。また機会があったら、迷惑でなかったら参加させて戴きたいと思ったり。

 しかし、日中は行動できてましたが、17時頃帰り着いたら、TVつけて「あー、今日特撮もののランキング特番やるんだー」などと思いつつも、ベッドによじのぼって朝まで爆睡でした。

【SPIRITSオフ会1〜特撮ソング徹カラ大会〜 2002/9/7(土)

 夜から渋谷にて「迷走夢舟館」の乃木さんが主催する、仮面ライダーSPIRITS女性限定オフ会に参加してきました。参加者8名。面識があるのが、5年前に同人で同じジャンルだったたけおさんと、イベントでお会いしていた桂さんだけだったので、待ち合わせに少々不安もあったのですが…目印の乃木さんの服装が判り易すぎで助かりました(笑) ご本人を目にした瞬間、頭の中で聞いていた特徴と照合して動き止まった程で。
 集合したあとマクドナルドで待機してから、土砂降りの雨の中カラオケに移動し、徹カラに突入です。さすがライダーオフ会というもので、何はさておき、まず「レッツゴー!! ライダーキック」に始まり、「仮面ライダー」から「龍騎」まで(ビデオシリーズ等は飛ばして)仮面ライダー全TVシリーズのOPを合唱。それから初めて普通のリクエストです。それにしても、SPIRITSの集まりだけに、ZXの主題歌(ドラゴン・ロード)がカラオケにないのが非常に惜しい!!
 ──しかし、この仮面ライダーメドレー12曲はかなり喉にきまして、この時点でもう女性ボーカル曲はムリっす…。中島みゆきくらいしか。それ以前に、やはりといおうか、せっかく特撮を見る人が集まっている訳で、特撮ソング大会と化すのですが(苦笑) 私も歌ったことはないものの、戦隊系やメタルヒーロー系のCD借りて主題歌知ってはいるので、そのうち隣のCさん(…と伏せておいた方が?)に特撮主題歌入るごとにマイクを渡されることに?! いや、全部が全部知ってる訳じゃないって…。さすがパセラ、ほとんどの特撮曲を網羅しています。しかし、やっぱりRX挿入歌はカラオケにないのか…宇宙刑事系はわりと挿入歌もあるのに。「不思議ソング」が入っていたのには驚きましたよ。結局、徹カラ9時間のあいだ、私は一般曲はまったく歌っていなかったんじゃあないかと…。えらいことになりましたが、面白かったです(笑) ご迷惑もおかけしたと思いますがスミマセン。
 初めて徹カラで途中2度ほど寝てしまい、寝ている間に終わっていましたが…次の日に続きます。

 ついでに、思い出せる限り選曲に挙がった特撮ソング→
レッツゴー!! ライダーキック、戦え!仮面ライダーV3、セタップ!仮面ライダーX、アマゾンライダーここにあり、仮面ライダーストロンガーのうた、燃えろ!仮面ライダー、仮面ライダースーパー1、仮面ライダーBLACK、仮面ライダーBLACK RX、仮面ライダークウガ!、仮面ライダーAGITO、Alive A Life(龍騎OP)、Long Long ago, 20th Century(BLACK ED)、DEEP BREATH(アギトED)、愛が止まらない(ZO主題歌)、宇宙刑事ギャバン、チェイス!ギャバン、宇宙刑事シャリバン、強さは愛だ(シャリバンED)、宇宙刑事シャイダー、アニーにおまかせ、不思議ソング、おれが正義だ!ジャスピオン、時空戦士スピルバン、ジライヤ、機動刑事ジバン、特警ウインスペクター、特急指令ソルブレイン、進め!ゴレンジャー、秘密戦隊ゴレンジャー(こっちがEDね)、ジャッカー電撃隊、太陽戦隊サンバルカン、科学戦隊ダイナマン、超獣戦隊ライブマン、高速戦隊ターボレンジャー、シークレット カクレンジャー、電磁戦隊メガレンジャー、星獣戦隊ギンガマン、ハリケンジャー参上!、ロボット刑事、地獄のズバット、メガロマン、星雲仮面マシンマン、OVER THE TIMES〜時を越えて(シャンゼOP)、微笑みの出発(シャンゼED)
 ・・・・・その他、私が寝てる時にもまだあるはず。改めてスゴイというかなんというか・・・。

【「私は誰の挑戦でも受ける!!」】 2002/9/4(水)

 と言ったのは鳥坂先輩だったか(by『あ〜る』)
 ボーナスが出たので、職場の人と焼き肉食べに行ってきました。0時頃帰宅したところに藤条嬢より電話。「君のところの掲示板見た?!」「いや、帰ってきたところで見てない」「“講談社”を名乗る人物から、魂部屋TOPについての書き込みがあるんだけど」「……なんですと?」
 6月に講談社がファンサイトについて規制表明をしたことを受けて、少なくとも著作権法に抵触していない部分に関しては、版元といえど勝手なことを言われる筋合いはない!とばかりに少々挑発的な文章を載せていましたので、それを突っ込まれることは予想していなかった事態ではありません。匿名のネットだけに、“講談社”を名乗る人物の真偽の程は問題ですが、書き込みの内容を見るだにこの際どちらでもいいでしょう。十中八九騙りだとしても、ホンモノだろうとニセモノだろうとこちらの主張したい点に変わりはありませんから。
 「これは私に対する挑戦だな!!」
 それなりに長いこと同人描きをやっていますし、著作権争議の長かったゲーム流通の方面でもある程度の判例を知ってはいるので、コンテンツ設置には気を遣ってもいるつもりですから(法に沿った形にする、あるいは出版社の意向どおりではなくても、過去に明確に違法とはされてこなかった形で載せるなど)。ついでに、全部が全部とは言いませんけど、私は同人活動にしたって一応メーカー側に了承取ったりもしているんだし(もちろん公式じゃあアリマセン)。
 
それと、気がかりなのは、うちだけで問題が済めばいいのだけど、私の軽率な対応で他のSPIRITSサイトをも巻き込むことにでもなったら申し訳ない。
 ともかく、即座にはっきりとした返答を示す必要があるだろうと夜中に長文書き込みをしていたら…書き終えたら明け方でした。1時間半しか寝ないで仕事に。
 一応、その書き込み内容を転載しておきます。


Re:著作権の主張 みら 2002/09/05 04:54

HN「講談社」を名乗られておりますが、こういったケースの場合、まずメールでご自分の立場等を明示なさった上で勧告されるのが筋かと思いますが、公開された場でこちらの意見を述べることには異存ありませんし、著作権に関する見解などお答えしましょう。

結論から言えば、私の見解は「著作権は尊重されるべき。ただし無制限ではない」「二次著作物の著作権もまた尊重されるべきもの」ということです。

まず、魂部屋TOPの文については、「ファンの主張」と「法的な話」が混ざっているのが論点が判りにくい点でして、とりあえず前半部分は一旦置いておきます。また、“断り書き”は別館設置にあたって書かれたもので、その時点でのスタンスが「掲載内容に問題があれば削除・改正する」というものです。ただ、その後、講談社の著作権の注意が公表されたのを受けて「場合によりその限りではない」となった次第です。
詳しくは後述しますが、明確な著作権に抵触する部分──画像の転載などについては、それは当サイトでは自粛しておりますし、誤った情報を流布してしまった場合には改正に応じますし、裏付けのない情報は最低限、未確認であることを追記しており、これらの点は“断り書き”で挙げた主旨のもとに行っているつもりです。

いきなり思いっきり脱線するようですが、このサイトの表看板のゲーム屋話でちょうどいい例として、今年の4月25日に最高裁判決が下された中古ゲーム裁判を挙げさせて戴きます。これも著作権をめぐって長年争われ、これまでメーカー側が中古ゲームの販売は違法として店を訴え、ユーザーに対して中古売買禁止の掲示をしてきましたが、最高裁で「ゲームは著作権上で映画の著作物として認めることができるが、頒布権は消尽する」として、その主張が退けられたものです。

確かに、著作権侵害は著作者が訴えによって起こる親告罪です。SPIRITS別館についても講談社が訴えれば成立するでしょう。が、それが無制限に認められるものではないはずで、上記は「著作者が侵害と判断し、禁止令を出した。しかし司法判断ではそれは認められなかった」例として挙げてみました。

こちら→http://www.bookclub.kodansha.co.jp/copyright/
の講談社の著作権についてのお願いで、私が疑問を感じているのが、1番の「出版物の内容等の全部または一部の掲載」と、2番の「出版物の文章・漫画等の要約の掲載」です。
著作権法の「著作権の制限」として、第三十二条の「引用」によって、公表された著作物の引用は「公正な慣用の合致」「批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内」では認められているはずです。そして「禁止する旨の表示」が有効とされているのは国・地方公共団体の資料のみでないかと。少なくとも、台詞集などは「出所の明示」や「それを元にした批評」など、法的な条件はクリアしているのでは。また、エピソード紹介は「変形・翻訳」にあたり微妙な気がしますが、要約などはその作者の著作権が発生するため、一概に取り締まれない事例では。
これは抵触していると云われても仕方ないと思われるのは、「複製権」に引っかかるキャラクターアイコンですが、これも二次著作物としての著作権が認められるのと、仮に『SPIRITS』を元にしている素顔版のアイコンを外した場合、ライダーのアイコンについては一概に講談社の版権に抵触するのか、東映は、石ノ森プロは…?という気がします。
以上、講談社の主張には全面的に引っかかっても、果たして司法判断ではどうなのかというコンテンツがあり(むしろ、明確な侵害は最初から注意していますから)、講談社が提示に反していると言ってきたところで、それを鵜呑みにしてコンテンツを下げるのが適切とはいえないと考えている次第です。
もっとも──こういった対処手段を考えてはませんが(卑怯っぽくて)、以上が問われるにしても「日本国内」でのことで、私が海外のサーバにコンテンツを移した場合…現行では追及できなくなるかと思われますが?

さらに長くなりますが、二次製作物(同人著作物)に対して、親告罪である著作権侵害が出版社の方から取り沙汰されたことはこれまでそうなかったと思います。黙認されていた背景はいくつかあると聞き及びまして、少年誌系の場合、同人の描き手・読み手が原作の売上を支える読者層の中で無視できない割合であるということと、広告塔の役割を果たしているという点でと耳にしたことがあります。
こちらがTOP下の文の前半にかかってくるのですが──うちはあくまで「『SPIRITS』を広める」意図でファンが勝手に立てたサイト。元々、著作権に営利・非営利はそう関係ないかとは思いますが、公式 サイトなど情報を求める人に応える場がない現状で、宣伝効果を認めても良いじゃないかという言い分です(単に「言い分」であって法的根拠とは無関係)。また、概ね出版社がファンの活動を認めてきた経緯からすれば、画一的な取り締まりというやり方をするならイメージダウンという講談社のデメリットもあるかと思われるのですが。まあディズニーのような道もあるとは思いますけど。
これもビジネス上での話で、法的根拠とは直接関係はない事ですが。

仮に調停を通り越して裁判沙汰となった場合。正直、一般の社会人が裁判で争う時間的余裕と財力を確保するのは難しいとは思いますが、先に挙げた中古ゲーム裁判の時に、メーカー側に訴えられて「よっしゃ、じゃあ裁判できっちり白黒つけたる!」という(株)上昇の姿勢は正しいものだと思いますし、それは判決が証明しているでしょう。サイトについてはそう自分が正しいとも思ってる訳でもありませんが、著作権のグレーゾーンについては司法でどう判断されるかは知りたいところです。

【虎沢と打ち合わせで同人談義】 2002/9/1(日)

 次回のイベント参加などを虎沢と打ち合わせ。ついでに近況報告がてら、夏コミ時の話などに。
 虎沢は元々、男性向け寄りだったりするので、私は縁のない方面の情報は虎沢から教えて貰うことも多いのです。
 その虎曰く「男性向けは、白い紙にスミ一色表紙のような本の方が売れる」。
 そうなのかっ?! その方がギリギリ入稿=鮮度があるように見えるとか??? しかし、実際に自分が見ている原稿がその説をある程度裏付けているのは確か。

私「しかし、今に始まったことではないけど、実際に入稿されている本を見ると…男性向けで『こういう本でこれだけの部数売れるのか?!』って納得いかないよ!! まあ、男性向けだと“用途”が違うってのは解るけど、エロだけの同人って、『あんたの好きなキャラはこういう奴なのか?!』と問いつめたくなるようなのとか…。このキャラでエロを見たいという願望はまあ許せるとして、シチュエーションが一緒で当てはめるキャラだけ替えているのは、キャラクター性をどう見ているのかと…
虎「でも、キャラが違うってのは女性向けの方が激しくないか?」
私「パラレル設定とか? しかし、パラレルというのは、違う舞台設定の中でキャラクターをどう動かすかが肝なんだから、逆に、いかにキャラをらしく描くものじゃないか? パラレル設定でキャラクター性が違ったら、そりゃあもう別モノだろう」
虎「その別モノが珍しくないんだよ」
私「しかし、わざとキャラを捏造するってのは、『キャラの私物化』感覚がそうさせるのかねえ…」

 …と、「どうも納得いかん」事や、今の書店売り同人誌の話をひとしきり語りまくってきたのでした。まあ、同人ビジネスが出来上がっている以上、商業主義的に描こうとどうしようと、個人の責任の範疇で描く分には別にいいんですが、消費され尽くしたものは急速に廃れるのが心配といえば心配なのです。(分かりにくい話運び)

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