日記雑記

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普通の日記や趣味の話

 ゲーム屋に関して 

同人関係の話

【訃報】 2001/7/31(火)
 山田風太郎と宇宙刑事シャイダーと立て続けに訃報を聞いて衝撃。特にファンだったという訳ではないのですけど、自分がいま特撮づいているところですし。シャイダーの円谷浩さんなんてまだ37歳だったっていうじゃないですか。

【式神の城】 2001/7/30(月)

 この1ヶ月ほどはまったくゲーセンに出入りしていません。まあ、今のところ特にやりたいものもないし──と思いながらアルカディア9月号を立ち読んだら、気になるタイトルがあったのを思い出しましたよ。「式神の城」! 6月にロケテストをやっていたのは知っていましたが、時間の余裕もないことでわざわざ行くのもなあ、と稼働を待つことにしていたのでした。ロケテの時は「奇々怪界」の流れを汲んだ縦シューと耳にしたので、ちょっと見てみたいというところだったのですが、今回の巻頭記事を見たらかなり気分的に盛り上がっておりますよ! なんてゆーか、アルファシステムってツボを突いたキャラデザイン巧いですよネ(^^;
 夏コミ用ペーパーの扉絵を決めかねていて、2度描き直してもう前回に続いてギガ2でいいか〜とリミに落ち着いたところでしたけど、急遽「式神の城」で行くか!とか考え直したり。勿論、新刊の原稿はまだ途中なワケで、要は「式神」をネタにイラストを描きたいだけってことですな。

 ただし、今回いちばん気合いが入っているのは間違いなくペーパーの裏イラストでス。昨夜、裏カットだけサラッと描いとこう…と思ったら、気合いがこもりすぎて1カットの下書&ペン入れのためだけで一晩費やすことに。馬鹿め。

【キリがないぞ〜っ】 2001/7/29(日)

 参院選は語り出すとキリがないのでノーコメント。自分の意見が中立的でないのも確かですし。自称・多数派の対抗勢力に投票しておく主義の無党派ですが。それにしても、今後の日本を占う選挙もそりゃ重要ですが、まず今現在の日本の問題に取り組むのが重要じゃないんですか、閣僚の方々。

 さて、ビデオをレンタルしてきたら当然返しにまた店に行くワケで。
 「スーパーヒーロー作戦」をプレイして以来、仮面ライダーBLACKの主題歌がずーっと頭についているんですが、「スパヒロ」中で流れるのはメロオケなので歌詞が判らない。聴き憶えはあるんだけどなー。OP曲を聴くには手っ取り早くビデオ借りとくか、と。で、今度はおもむろにBLACKのビデオを借りてみたり。あと、V3の結城さんが出る回の残り。あーあ、やっちゃったよ。ライダー集合の劇場版とか借りてこなかっただけマシなんですが。(つまり、キリがないのはこっち)
 BLACKは近年の作品だし(87年)、特撮技術や演出が洗練されてきているので、OP映像がかなりカッコいいですなー。BLACKがガレージの扉を開け、愛車に歩み寄るシーンにかぶせて静かに始まるイントロ。そしてバトルホッパー発進と同時にボーカルが入る。…が、次の瞬間。あ、あれ〜っ!?こういう歌だっけ?? …えーと、メロディはイイ感じで燃える曲なんですが、曲調からすると浮いた感じの歌詞と、主演の倉田てつをサンの歌唱力が問題かと…。この歌、影山ヒロノブとか次作「RX」の主題歌歌ってる宮内タカユキあたりのアニソン歌手を起用していればうまく仕上がったかと思うのですケド。…うん、思い出の中にあるものを掘り起こしてみると、イメージとの差にショック受けることってあるよね。なんだかんだ言って繰り返し聴いてます。

【プリンタを購入】 2001/7/28(土)

 とうとう今回の夏コミのための最重要課題だったカラープリンタを買ってきました! エプソンのPM-780CSです。780CSが出たところで価格が下がったひとつ前の780Cを買うつもりだったのですけど、既に量販店の在庫もなくなってしまったようで。予定より高くはつきましたが、その分のポイントでアイロンプリント用紙やラベル用紙を買い込んで、必要なものは9割方揃ったというところ。ただし、買ってきただけでまだ箱から出してもいないっす。

 昨日、コピー誌用の表紙も届いたところで(しかし急いでいたのか納品書入ってないよくりえい社さん(^^;)、本文も急いで上げないと。今日は打ち合わせ兼アシに虎沢が家に来ていたのですが、ボッツ本はまだ手伝ってもらうところがないので、ブリガンダイン本の方の仕上げを任せることに。「自動修正アシ」の虎沢は、前のブリガンダイン本に続いてまた自分で資料見ながらベタや効果をしてくれました(笑) 何も指示しなくても勝手にやってくれるので楽々。
 ついでに、虎沢に「仮面ライダーSPIRITS」を薦めてみる。かなり面白がって読んでいる様子。この作品って、いかに原作のイメージを自分の中で高めたものを二次製作として形に表すかという点で、かなり同人描きの参考になると思うのですよ。
 あ、私の方はボッツ本の原稿に専念していたので結構順調に進んでおりますよ。

【転がす】 2001/7/25(水)

 明日はPS2の「みんなのGOLF3」発売ですが、コレがまるっきり映像媒体がなくて今日までデモ流せず。サンプルはないしデモ映像もない、TVCMもイメージのみ(CMは今までもこんなもんか)で、そんなに製作遅れていたのか!?と店でブーイング。代わりに前作の映像を流しての告知で、なんとか初回の半数の予約は集められました。そう予約向きの商品でもありませんし、いきなり3,980円はそれなりにインパクトあったということでしょうか。

 ところで、FFXは今週頭から競合店対策として7,980円で販売。で、中古の買取は、先着10名は8000円。中古をいくらで売るつもりなんだか…と苦笑していたのですが。なにしろウチの店でだけでも新品の価格の方が安いのです。量販店も同価格としても、ポイント還元でさらに1割程度安く買ったとして、さらに今ウチの店で配っているサービスチケットの買取りアップを使って……いや、当店で買った商品をレシートと一緒に買取りに持ち込むと買取価格10%UPになり、さらに買取りの際に買取り価格アップのチケットが手に入るのでこれを利用すると…うちの店の中だけでも転がせます。が、可能だとしてもまずやらないでしょ、手間と成果を見合わせても割に合うとは思えないし、そもそも人としてどうかと。が、中には居ます。FF売りに来て、FF買って帰って、また翌日来る人。…いや、それが法的に問題なく可能なことである限り、別段私個人としては咎め立てなどしません。しかし、プライドはあるのかと訊きたくはなります。それだけですが。まあ、前に言ったように自分は江戸っ子の血が濃い人間だから尚更そう感じるのかもしれませんが。

 そんな経緯で、月曜から急速にFFXの在庫を消化したようです。明日からの「みんなのGOLF3」と展示が入れ替わる形になって丁度良かったところ。そしてただいま、FFXの中古の品揃えは充実しております(^^;

【暑っっ!!!】 2001/7/24(火)
 東京の気温38.1℃。暑すぎっ! これは都心部の気温なので、こちらの方はもう1℃ほどは高いはず。普通の人間の高熱状態ですがな。いくら並みの人よりは暑さを感じにくい体質とは云え、ここまで気温上がると変わりありません。私は冬生まれで元々暑いの苦手なんですし〜。あれ、そういえば今月上旬に35℃以上になった時はまるで平気だったのに、ここ1、2週間35℃近い気温が続いているのにはかなり堪えていますよ。汗もかくし。湿度の高さもあるのかもしれませんが──てことは、今のところ代謝機能が人並みに働いているってことなんだろうなあ(※甲状腺機能が弱まる=燃費が悪い状態だと、代謝低下の副産物で汗をかきにくかったり体感温度が下がったりするのです)。
 それはエネルギー尽きて行動不能になったりする心配がなくてめでたいのですけど、その分暑いってのもイヤだな。だるくても暑くてもどっちにしろ活動できないのだし。←我が儘

【入稿ラスいち〜】 2001/7/23(月)

 今日は動物物スタンプの原稿を発送して、夏コミ合わせの発行物で印刷屋に発注する分は完了しました。私もそう無計画に「結城さん〜」とか言ってる訳じゃありませんぜ。
 とはいえ、これは本当は先週の木曜に発送しているはずだった物。が、先週の金曜は祝日だと失念していまして、業者が休みだったので今日までずれ込むことに。
 まあ、発注した分だけでもなんとか格好はつきそうですが、これからは個人スペース用のコピー誌の原稿を描きつつ、自作のグッズ作りです。

 今度は「電人ザボーガー」(←山口暁氏が主演なの)のビデオってレンタル店にあるのだろうか…とか言いだしているのですけど(汗) ザボーガーは今になって初めて知ったものだし、そこらのビデオ屋で見つからないだろうと思うので、まあ進行に影響しないと思いますが…。
 快傑ズバットに始まった特撮熱は、ズバット→宮内洋&スーパーヒーロー作戦→仮面ライダーV3→ライダーマン→山口暁→電人ザボーガーと、留まるところを知らず派生し続けています。

【仮面ライダーの謎】 2001/7/23(月)
 ──昨日日記のような次第で、ついにホンモノ(元のTV番組のってコトね)の「仮面ライダーV3」を見たのですが、もしや仮面ライダーって変身前と変身後で人格替わるんですかねえ。
 というのは──いきなり43話から見始めているんですが──V3の風見志郎の場合、変身前は一人称は「俺」で普通の若者な喋りなのに、V3になると「私」でしかも「〜たまえ」口調でびっくり。結城丈二の場合、一人称は「僕or私」だったのが、ライダーマンになると「俺」で違和感。まあ、回が進むうち2人ともどっちの状態でも「俺」になるんですけど。解釈するなら、風見の場合は変身するとヒーローモードに入ってそれらしい喋りになって、結城さんの場合はマスクかぶると復讐モード入って柄が悪くなるとか? 他のライダーでこう喋り方が替わるというような憶えがなかったのでちょっと新鮮な発見でしたー。

【ついにビデオに手を出した】 2001/7/22(日)

 週末にちょっと離れたレンタルビデオ屋のチラシが入っていまして、今日までの3日間がレンタル100円で、割引チケットのプレゼント付き。駅からは遠くチャリで行くしかないので普段使うことはないなーと思っていたのですが(ついでに、かつての取引先なので、近づきたくなかったり様子を見てみたかったり)、まあ品揃え次第でこの機に入会してみようかと偵察に。そしたら、仮面ライダーシリーズがほぼ揃っていたので迷わず入会しちまいました。いや、今日まで100円とかでなければ借りて見るのはまだ後にしておきたかったのデスが…せっかくだから、ねえ。「V3」のライダーマン編2本と「ストロンガー」の最終巻借りてきました(ストロンガーのラスト4話で7人のライダーが揃うのだ)。ついに生の結城さん〜 山口暁氏は格好良かったです♪

 とある特撮サイトで「子供の時に見ていた番組を大人になった今再び見ようとするからには、元々子供向けに作られているだけに、こちらにそれなりの心構えが必要だ」といった趣旨の言葉がありましたが、思えば幼児期に私があまり特撮を見なかったのは、アニメならすべて作り事だからと済ませられても、実写だと嘘っぽい所が目に付くと許せないからだったようです。しかし今、初めてマトモに特撮番組を見たら…ひたすら笑えますわ。いやもう、ツッコミどころありすぎて楽しい。半分くらい爆笑しながら見ていましたが、あまりに昔で技術的に厳しいってのもありますからねー(^^;

 実は、主に特撮のためにスカパーに加入することも、もう1台ビデオデッキを買うことも決意しているのですが、レンタルビデオ店など目先にあると最早抑えが効きません。

【KO】 2001/7/20(金)

 FFXをひたすら売り続け、どっと疲れて一刻も早く帰って寝たいところでしたが…。その帰り道で帽子を落とした(汗)。これが途中で脱いだらカゴから落ちてしまった模様なので、どこで落としたかは判らない。しかし時刻は0時近く、帽子の色は黒(にグレーの細いストライプ入り)で、夜道じゃ絶対見つからない。かといって拾った人がわざわざ交番などに届けるとは思えないし、明日になっては車に轢かれて無惨な様で捨てられるのがオチだろう。
 さすがに疲れているところで、一旦は諦めようかと思ったのですけど、これが買ってから1ヶ月も経っていなくて、それも長年探し続けてやっと気に入った物を見つけた黒のハンチングだったのですよ! ハンチング帽は私のトレードマークなワケで、これを見捨てては置けようかと!!
 とまあ気合いは入るのですけど、とにかく怠くて眠い。足腰が痛い。明日の朝に探そうと寝ると──確実に昼過ぎまで眠り続けることでしょう。幸い今は夜明けの早い夏なのだし、明け方まで起きていて探しに行ってから寝るってことでどうだ。しかし、起きているにしたって、もう原稿を描くにも日記を書くにもそんな余力はないのですよ。横になってビデオでも見ていたら…そりゃ寝るな。ここはネットで漂っていましょう。じっと座っていたら多少回復してきた気がするし。それでも途中で寝そうになりながらも、AM4:45頃、探すには充分な明るさになるのを待って出発。人通りはまだなく、道程の4分の1あたりで無事に帽子をサルベージ。……これで寝られる。

 と、バカやっていたおかげで、昼過ぎまで寝ているも腰のダメージが取れずに1日ダウン。

【FFX発売・一番長い日】 2001/7/19(木)

 去年のドラクエの時のように7時開店まではやらないものの、開店時間は1時間繰り上げて9時から営業です。それに伴って夜番の出番も1時間早まることに。となると、昼のバイトとのインターバルは1時間。移動時間に30分。かなりギリギリの時間割で働き回ってきました。

 しかしまあ、なんだかんだ言っても売れる数が違いますね。FF。
 行ったときには売り切れていると楽なんだけどな〜とか思いながら行ってみると、昨日入荷している分に加えて、今日も100本ほどは入荷していたため(SCEから入れた物かどうかは不明)、在庫はかなり余裕〜でして、それでも予約して取りに来ていない人も半数ほど。これを時間いっぱいまで捌くことになるかーとげっそり。
 しかも、この捌きようが…本当に手が回らないんですよ。シフト割の繰り上げで19時で交替となるはずなのですが、この時間だとまだ人が多く、人がまったく切れないので朝番の人達が抜けられません。そこへ夜番もカウンター内に入り、しかも今日はフルメンバー。レジを替わるなり手伝うなりしたいところなのですが、レジカウンターが狭いので人が大勢居たところで手伝い様がない。とりあえずソフトを棚から取ってあげようとする…と、自分の後ろにも余った人が控えていて商品を渡してくれて…とリレー手渡しに。……無駄な人手の使い方してる場合じゃなーいっ!! しかも最悪なことに、その交替のタイミングに大量の買取りが持ち込まれる。総出で検品するのですが、ほぼ全てのディスクに傷がありケースはべたべた、とてもまともに値が付く物じゃない。…いや、折り込みチラシが入ったところで買取りを持ち込みに来てくれるのは解るし、発売日だからこそお金を作るために買取りして欲しいのでしょう。交替の時間なんてものはお客さんには関係のない事なのですし。…しかしね、ちっとはレジの状況とか、後ろの人を待たせて迷惑とかいうことを客としても考えないかっ?!  ウチの店レジ1つなんですよっ! だから買取り処理中はレジが完全に塞がるし、しかもそれが全部キズ有り商品なもんだからいちいち手打ちで金額訂正しないといけないのっ!! その間も人は並び続けている訳で、その間は手書きの伝票を発行して販売を続けたのですが、伝評書くのが追いつきません(泣) その後も検品に手間取る本体やロムカセットの買取り(しかも大量)が相次ぎ、一方では次々スピードクジの券が出され、やっぱり朝番は帰れない…といった状況が続き、ほぼ閉店まで人が切れることがなかったのでした。てゆーか、店閉めた後までFF売ってました。22時にいま駅に着いたとのお客さんから電話があったので、シャッター閉めた後に通用口から売ってあげたり。
 久々に景気が良いのはなによりですが──1日が長かったっす。もう、どっと疲れました。

【FFX前夜】 2001/7/18(水)

 FFXの発売日に合わせて、折り込みチラシのセールが入るわ、毎月の手配りチラシでのセールも重ねてあるわ、会員の人にDMを送ってスピードくじが催されるわ、でもって発売されるのはFFXだけでなくGBの「風来のシレン2」など普段だったら注目度の高いタイトルも控えているわ、そりゃもう前日準備はタイヘンなことになると覚悟をして行ったのですが、普通にやって終わるものでないため朝番の人も閉店まで残って頑張ってくれたため、なんとか平常並の時間に帰って来ています。
 朝番の人が頑張ってくれたおかげで、200件近い(←超えたのかも)予約分は全部、特典CDやチラシと一緒に袋詰めされていたので、夜番の仕事は主にセールやスピードくじの準備と、高価買取りのアピールといった来店者増への対応。また、明日の午前中は買取は受付しないことになったので、その告知ポスターを用意──手持ちのソフト売ってお金作ってFF買おうって人は居そうとは思うんですけどね。しかしレジ1台じゃ対応しきれません。
 と、FFの販売準備というよりは、FFの発売日で人が集まることへの対処の方が大きいのです。

 さて、明日からのイベント反響の大きいのがスピードくじ。これは1等でPS2本体、2等でFFXのソフト、3等でゲームボーイアドバンス本体が当たるというものなのですが──このテンパってるところに電話で問い合わせが相次ぐ。
「ハズレなしとありますが、掲載している以外には何が当たるんですか?」
「……(一瞬怒りの間)それはやってみてのお楽しみということになってますぅ♪」
「この1等とかって、1日何本とかって決まっているんですか? 1本出たら終わりなんですか?」
「(DMで公開していない以上、知らせちゃマズイんだろうなあ)現時点では店側にも本数は知らされていないんですよ〜」
 訊いて答える内容だと思ってんのか?ったくこっちはクソ忙しいんだよ!と思いつつ、愛想良くはぐらかしておく。まあ、今日から持ち込んで来る人多数なのはまだいいとして。しかしね、期間書いてあるの目に入らない? このクジの札、当たり番号だけ既に切り抜かれた数字のシートがカウンター内にあったので、先の問い合わせのように大きい賞は1日何本という形式にして別に保管してあるのかとチーフに尋ねたところ……言われて初めて気が付いたというように
「…あ、当たり全部入れちゃった」
 なんですとーっ!? てことは何本か用意してあったのに初日に全部出ちゃう可能性もなくはないじゃないか! ま、入れちゃった以上、透視能力者でも居ないともはや選り分けようもないのだし、出きったら終わりで行くしか。……しかし先行き不安。

【例によって日々入稿】 2001/7/18(水)
 いつもの事って云やそうなんですが、6月末から毎週のように印刷屋に原稿送っているような──と思うと、6月末:ギガ2ピンズ、7月1週目:ギガ2&フクロウのチャックアクセサリ、2週目:フクロウ便箋、3週目:ボッツのコピー本表紙と、実際に毎週入稿していた模様。
 で、今日は確定申告の還付金を全額投入してコピー誌表紙を入稿。今週のノルマはあとスタンプの原稿の作成を残すのみ。このところ一晩中「仮面ライダーBLACK」の着メロを探し回ったりスカパーの番組表で特撮番組をチェックしている割にはそれなりにこなしているのです。
 が、目先の〆切に間に合わせるのに手一杯なので、スケジュールが後の方になればなる程押してくるのが判っているあたり怖い。
 ──と、日記に記しておくと、次回はこれを教訓にしてもうちょっと無理のない進行をするのではないかと思ってみたり。もっとも、私はいわば「前向きな悲観論者」(常にうまくいかない事態を想定して(←悲観的) その場合の対処は考えておく(←前向き?))なので、ダメならダメな場合なりの対処はしますけど。

【9月の発注はコメントできないっす】 2001/7/16(月)
 9月発売タイトルの発注時期なのですが……シフトが3連休になっている間に本社ミーティング終わってしまったらしい。いや、そもそも今回は発注数に対するスタッフの意見は採らずにすっ飛ばした模様です。チーフが前作実績などを調べていた様子はありましたが、発注数のリストすら見ていないのは、まさか送られて来ていない訳ではないでしょうに(だとしたら予約が取れませんて)。
 うーん、決算期の9月だけに発注数は気になるのですけど。まあ、本社の仕入れ担当の人が全部決めているので、店側の意見が容れられた試しがないのも確かなんですが。
 今回は情けなくもこういう次第ですので、リストが発見されて何か特筆すべき事があったら後から書きますわ。

【いや、ちょっとブリガンダインの話】 2001/7/15(日)
 ブリガンダイン本(結局、イベントに出す機会がないので通販オンリーにしようと思っていたところ、特に問い合わせもないので、まあ何かのついでに発行すればいいかと思っている「BRAVE HEART」のコト)の原稿にトーンを貼ってくれていた藤条嬢に、「やけに(メレアガントを)格好良く描いているけど、君、メレアガント好きなの?」と訊かれたんですけど、改めて訊かれるまでもなく、私メレアガントは気に入っていますよ?(笑) でもって、容姿的には格好良い方だと思ってるし。更にGEの藤原啓治ボイスで完全にお気に入りキャラになったのですが、「BRAVE〜」の原稿描いたのはGE発売前っス。
 
だって、宗主国とはいえ亡国の王子にいきなり王位を譲渡するとかなったら、ふつー最初は反発するでしょ。いくら世嗣の人柄に問題があるにしても。それに、マルチプレイシナリオの展開(ランスを擁した西アルメキアが帝国に滅ぼされる)だと、一番立場ないのはメレアガントですよ! で、西アルメキアで一番共感が出来る役どころはグラウゼ。次がメレアガントな訳。……身近に居てほしくはないですが。でも、アデリシアとのやりとりを見るだに、身内には威張りつつも結構かわいい所見せるんじゃないかと思ったり。

【熱さに挫けそう】 2001/7/15(日)
 まずい、数日前から続く暑さに原稿どころではないです。へばっています。そりゃまあ少しずつ進めてはいますが、自室はクーラーがない代わりに熱源の宝庫。パソコンの前に座っていると放射熱で2、3時間で耐えられなくなるし、原稿用紙に向かうとトレス台も机の蛍光灯も熱い。さらに、寝ようにもハイベッドなので熱気が上に溜まっていて眠れやしない。昨夜は堪りかねて居間の床に転がって寝ていましたが、起きたときに身体中が痛くてこれもよろしくない。
 と、遅々とした進行で、今日は藤条さんに手伝いに来てもらっていましたがアシを頼める段階にまで進んでません! 藤条嬢の小説本の表紙を作ることになっていたので、そっちが本題になったというところ。…ま、人の原稿はこれで片付いた訳で。
 昨日、ボッツ本のカラー表紙の原稿がサンプルと共に返ってきましたが、メインの長編シリアスが入らないので(間に合わないというより、筋書きを変えたら内容がまとまらなくなったため保留)、今回は別の本として一冊作ることになり、せっかく出来てきた表紙は今回使えないのでした。そーいう訳で、同人インフォメも直に直しますがそれは後回し。

【薄利多売】 2001/7/12(木)
 すでに報道されているように、「みんなのGOLF3」の定価が5800円から4980円に下がりまして、これが元々バイト先の店では“予約で1000円引き”のキャンペーン対象にすることになっていたのです。価格が下がっても実行するので、予約購入の方には4980円から1000円引きで3980円。──が、当然、定価が安ければ安いほど利幅も少なくなるので、4980円の商品を1000円引きしちゃって大丈夫?と計算してみると…掛率75%だからギリギリ仕入れ金額よりは売価が上回るものの、1本あたりの利益が245円。マジでぇ!? 正規店だからなんとか可能な価格設定してますけど(量販店だとさらにその下を行くことも可能なんだろうなあ)、そこまでやりますかー。
 そりゃバイト店員にしてみればいくらで売ろうと痛い訳じゃないですけど、それで売上の本数はともかく売上金額が思ったより伸びないことになると、現場の店員がとやかく言われるし給料も減らされるんですけどねー。
 あ、次の予約で1000円引きの対象タイトルは確か「デビルメイクライ」です。

【これで後顧の憂いはなし】 2001/7/12(木)

 「スパヒロ」を中断したところで、仮面ライダーサイトを捜しに行ってちゃ同じってものだろう、自分。それにしても、今になって仮面ライダーに、それも「クウガ」でも「アギト」でもなく旧シリーズに燃えている奴というのはそういないんだろうなあ。とほほ。

 とりあえず8月になって一段落したら「仮面ライダーV3」だけでも見る!少なくともライダーマンが出るラストの10話だけは見る!と決意したのですが、仮面ライダーだったら東映の通販ページでも扱っているのではないかと当たってみたのですよ。おおっ、やっぱり通販出来ますよ。…が、1本あたり9千円超で10何本ものシリーズってのはちょっと…(汗) 確かダイジェスト版も出ていたのではと思ったら、こちらは随分お手頃で3千円台で買える。この再編集版をチェックしてみると…えっ、「快傑ズバット」が売ってる!? 以前に探した際にLDの方しか見つからなかったし、セルビデオを作品名で探しても載っていなかったと思ったら、再編集ものは独立したカテゴリーになっていたのでした。これでズバットも手に入る〜♪
 ──おや? しかし元はと云えば、突如ズバットが気になった際に、この東映の公式サイトでもズバットのビデオが見つけられなかったために、ズバットの出ている「スーパーヒーロー作戦」をやろうと思い立ったわけで、ビデオが入手可能だと判っていればこんな時期にタイヘンなことにならなくて済んだのでは…。…… …… ……。いや、でも「スパヒロ」をプレイしたからこそ仮面ライダーに興味が湧いて、それで調べて通販ページを発見できたのだから結果オーライ。
 さあ、ビデオが手に入れられると判ったからにはもう安心。心置きなく原稿に向かうんだ!

 でも、結城さんが主人公の回の「仮面ライダーSPIRITS」が載ってるマガジンZのバックナンバーは、単行本を待たずに新古書店で探して買ってきちゃいました(^ ^;)。単行本化されるときには修正入ったりするかも知れないしさ〜(※が、私は連載雑誌は買わない、ましてやわざわざ単行本との違いを見るために雑誌を取っておいたりはしないタイプです。いかに暴走中かというもの)
 しかし、バイト先に在庫があったPSの格ゲー版「仮面ライダーV3」はちょうど買われてなくなっていたあたり、今こっちにまでは手を出しちゃいかんという天啓のような。

【FFXのお菓子】 2001/7/10(火)
 今回はコンビニからのお話です。
 FFXは相当プロモーションにお金かけているようで、キャラクターイラストをパッケージに使ったりトレカが付いたりするお菓子もまとめて発売されます。入荷したのは先週末だったようですが、うちの系列店の新商品入れ替えは火曜日なのでまだ陳列しなかった模様。おそらく、正面の棚一つ使ってFFXスナック類を一面に並べる予定だったのでしょう。
 ところが、納品されたFFXバージョンのチートス、ドリトス、ポップコーンがそのまま箱ごと返品するようにとの通達? どういうことかと思ったら、「商品に付いているカードの種類が、1箱24個すべて同じものの可能性がある」ということだそうで。わはははは、箱買いしても出る物一緒! いや、可能性の問題で全部がそうでもないのでしょうが、いわゆるピッキングミスな訳ね。本体のお菓子自体の問題ではないのが救いというもので、回収してカードだけ付け直せば済むのなら無駄にならなくていいのですけどね。しかし、なんとも出だしから躓いています(笑)

【またひとつ勝利】 2001/7/9(月)
 フクロウ便箋の原稿は無事に発送しましたが……いやもう、どうして間に合っているのか我ながら不思議なくらいです。
 白状しますと、実はフクロウ便箋に取り掛かったのは、既に発送当日に日付が変わろうという頃。図案のネタは…あるようなないような。一筆箋のようなちょっとしたものならストラップに使った図柄でいいとして、大きい便箋にはリアルタッチの絵を入れようと思ったのです。一筆箋だけは簡単なレイアウトで済み、この時深夜2時過ぎ。普段寝る時間からすると早いのにやけに眠くなり、問題の便箋は一度寝てから描き起こそう──と早朝に起きて再開するつもりが、目が覚めてみると11時。今日はバイトが午後からとはいえ、もうダメかと思いましたよ(汗) そこで、
1.既に出来ている別のカットを利用して作る
2.他の印刷所に乗り換えて〆切を伸ばす
 という2つの案を検討しつつも、なんとか手早く上げる方法がないかとあれこれ試していたら……これは使える!? 突然ひらめいたやり方がうまく活用できて、一挙に原稿が形になったのです。そうとなったら即座に印刷代を振り込みに。あとはMOに落とすだけの状態にと完成までこぎ着けてから一旦バイトに。帰ってきた後で多少の修正を入れることにはなりましたが、注文書を書いてMOに保存して梱包、ここで宅急便の持ち込みのリミットとされている7時。だが宅急便の集荷所はチャリで1分の距離だ! ギリギリの綱渡りか、あるい見事にジャストのタイミングで決まったというべきか、かくして今回も任務完了。
 しかし、冬コミの時のように最期の最期で一番大きな新刊の原稿を落とすことになる予感も…。

【子供も嫌いだが徹夜組はさらに嫌いだ】 2001/7/7(土)

 7/2日分の日記で挙げている伊武雅刀の「子供達を責めないで」という歌ですが(…歌、かな?? いわゆるコミックソング)、実は、今までタイトルは知らなかったのですよ。高校の時に仲間内でたまたまコレが吹き込まれたテープが発見されて流行っていただけで。伊武雅刀が歌っているのは判っていたので、てっきりスネークマンショーあたりが出所かと。日記を書くのにネットで検索して初めて正式なタイトルと、シングルリリースもされていたことを知りました。そして思ったより有名なものだったらしいと判るものの、どの程度メジャーなのやら。
 ご説明しますと、タイトルに反して子供の欠点を並べ立てて如何に子供が嫌いかを語る(歌ではなく台詞のみの)歌でして、そのうちにどんどんエキサイトし、終いには「離せっ、俺は大人だぞ!!」などと叫んでいるあたりがオカシイ。

 ところで、検索の結果にこの「子供達を責めないで」の替え歌が引っかかってきまして、それがコミケの徹夜組に置き換えたもの。コレがまた巧い!! 「コミケットがそうやったところで一人でもお礼を言う徹夜組がいますか?」あたり言葉を置き換えるだけでそのまんま通用するもんなあ。全面的に同感ですよ!「私はっ、本当に徹夜組が嫌いだーっ!!!」っと。ちなみに、元の歌詞はコチラ

【だからやめときゃいいのに…】 2001/7/7(土)

 9日にはフクロウ便箋を入稿しないといけないので、この土日で作るべく図書館から鳥類図鑑を借りてきました。ついでに、本屋にも立ち寄ると……あ、「スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望」の攻略本がある…。せっかくだからと買ってしまったが運の尽き、詰まっていたダンジョンを進んでしまうのでした…。プラス、たまっていた日記を多少進めて休日を費やすことに。

 なんのことはない、迷ったところで打ち切るつもりのスパヒロは1日で復活してしまいましたが、マップを見てさえ本当に判りづらいダンジョンを抜けたら、その次の話でキカイダー編は終了。キカイダー&イナズマン&ライダー5人の共闘で大ボスを倒すという、スパヒロでこその展開で面白かったのですけど、メンバーチェンジの機会があるので全キャラを使おうと思った結果、先のハカイダー戦でキカイダー一行が相手をしたので後半のジャイアントバンバ戦でライダーを出すことになり、イナズマンに宿敵バンバを倒させることができなかったのがちょっと残念。
 そしてヒーロー集結の章に。どうやら、このゲームの世界設定はパラレルワールド、というか別次元の存在が流れ込んで混在しているということで説明される模様。ベースがウルトラマンガイアの世界で、ライダーやキカイダーの世界は本来別個に存在していた訳ね。それぞれの世界観を持つ作品をクロスオーバーさせるには、ひとつの世界にぶち込むよりも良い手法といえるでしょう。そういった別世界のヒーローを片っ端から連れてきてジオベースは一気に大所帯に。そのほとんどが神出鬼没の男・早川(ズバット)とのつながりで連れて来られたということで、それを聞いた我夢の反応と藤宮の冷静な突っ込みがおかしい。
我夢「探偵ってすごいんだなあ!」(←いや、そうじゃないだろと思ったところに)
藤宮「そうなのか? 俺は早川さんが特別なんだと思うが」(←この台詞で大きく頷く)
 ここへ来てようやく昭和時代のウルトラマンも登場。さすが大人で話も早いウルトラマン達はすぐ協力してくれるのですけど、結成された独立部隊ガイアセイバーズのリーダーに任命されるのが新参のハヤタというのはなんだかなあ。経歴と戦闘経験からとのことですけど、経歴ならギャバンだって宇宙刑事の隊長なんだし。しかし、やっぱり作品のタイトルバリュー的にも肩書き的にもギャバンでは弱いのか。いや、宇宙刑事は単独任務が中心で組織とは性質が違うため、科学特捜隊に所属していたハヤタの方が適任ということだと思っておきますか。
 この後はもう一回すべての街を回り直すという作業になり、シナリオの見所はないのだから、ということで一応ストップ。

【再びスーパーヒーロー大戦に詰まる】 2001/7/6(金)
 やめときゃいいのに、またスパヒロに手を出してしまっていますよ(汗) 中ボス戦くらいは気をつけて進めればクリアできるので。ビジンダーを仲間に加えた次に出てきたのが、キカイダー=ジローとそっくりイベントのこの人誰…と思ったらイナズマン。剛力招来、超力招来の台詞はなんとなく覚えがある気がしたのですけど、最初、外観がスゴいサナギマンとして参戦したので何事かと思いましたよ。超能力者のヒーローなのか…。あ、これでライダーマンのミサイル自爆イベントでの伏線がつながりましたよ。謎の男が瞬間移動で現れて助けてくれたと言っていたので、知っている人にはすぐに解るイベントだったのでしょうけど。そういや爆発の瞬間に「チェース!」とかいう声が入っていたし。原作でなぜかライダーマンは生きてることになっているよりも、スパヒロならではのクロスオーバー要素を加えつつ伏線を張っていてうまいなあ。キカイダーの章はかなりイナズマンのシナリオと折衷されているのか両方の敵と戦いつつ進行。さらに仮面ライダーも登場し、行き違いから怪人に間違えられたイナズマンが仮面ライダーと戦いそうになるところを、すでに本郷と面識があった01=イチローやイナズマンに助けられた結城が間に入って和解する、と、これまでで一番クロスオーバーしたシナリオになっています。後半の方で、噂には聞いていたワルダーが登場し、かの「ビジンダーと文通」イベントも(笑) ワルダー、いい奴だなあ。惚れました!
 シナリオはサクサク進んでいたのですが、かなり後半らしき所まで来てダンジョンに詰まる。今までも気になっていたのですが、このゲーム、基本的にダンジョンが同じマップの繰り返しで進んでいるかどうかも判らない構造で、そこだけがものすご〜くやりにくいのですよ。しかも、この詰まったダンジョンは螺旋状マップが延々と。(他のことをやりながらでしたが)2時間迷った挙げ句に自分がどこに居るか見失い、もうこれは攻略本でも見ないと脱出不能だと再び投げました。

【まあ、こんなもん】 2001/7/5(木)
 それなりに新作タイトルが発売された日ですが、動いていたのはGBAの「遊戯王DM5」くらいで、それだって買ったその場で封入の特典カードを抜き取って即座に売る人がいるくらいなのだし。そう魅力的なタイトルはないところ。メイン展示のPS2「ピポサル2001」が初日にまったく動いていないのが厳しいですが焦っても仕方ないし、こういった系統は夏休みにかけて消化できなくはないでしょう。代わりに、6月後半のタイトルが売れ続けているのでそれで繋げています。これも初日は全然反響がなかったDCの「ガンダムバトルオンライン」は、告知不足でマズイ!とその日の夜からデモ流し始めてからコンスタントに売れだしました。「ガンダムバトルオンライン」のプロモビデオはドズルさんが熱く語ってくれているのですけど、この人の声(CV:郷里大輔さん)ってどうも太すぎて通らないんだよねー。いや、でも「MSを何機落としたというパイロットのような報告はいらん。お前達は指揮官なのだ!」って格好良いなあ。
 それから、ちょっと遅いですが問い合わせの多い物の商品情報。ずっと切れっぱなしのN64の「どうぶつの森」ですが、どうも再版は8月上旬になるようです。GBAの「タクティクスオウガ外伝」も次回の入荷がまったく未定というあたり、ついにメーカー欠品になった模様?

【特撮素人がプレイするスーパーヒーロー大戦・3】 2001/7/4(水)

 まだ続きます、スパヒロプレイ日記。
 「スパロボ」にしたって今の若年層は直接には知らない世代なんですよね。「SDガンダム」が低年齢層にもかなり売れているのは、SDの方からガンダムに入ったユーザーの割合が多いことによると云う話だし、スパロボにしても同様にゲームをやってから原作を見るのは珍しくはないでしょう。それなら、「スーパーヒーロー作戦」から特撮に入ったって不思議はないワケで。

 結城さん強化計画(つまりは能力値が低いライダーマンのレベルを上げてやって意地でもレギュラーに使おうということ)を進めつつ、仮面ライダーの章はBLACK編へ。おお、この辺になると多少は記憶が残っていますよ。といっても仮面ライダーBLACK=南光太郎の名前と顔を憶えていたのと、主題歌に聞き覚えがあるくらいで、ストーリーの方ははさっぱり。なんだか…えらくファンタジーっぽい設定だったんですね。そして「洗脳された親友との対決パターン」だったのか…。確かBLACKの話はそれまでの仮面ライダーシリーズとは繋がっていなかったように思うのですけど、スパヒロではV3編の後がすぐBLACK編。1〜4号の歴代ライダーも一緒に出てきて、喫茶店アミーゴは仮面ライダーでいっぱいです。新人のBLACK=光太郎を先輩達が寄ってたかって鍛えてくれます。特に、2号=一文字が何かというと特訓をしたがるのがやけにおかしい。しかし基本的にはBLACK編はかなり丁寧に原作ストーリーをなぞっているようで、イベントシーンは多いし仮面ライダーの章全体の3分の1がBLACK編に費やされています。年も若い光太郎の宿命の闘いを、歴代ライダー達が支えるといった構図がいい感じ。BLACK編で仮面ライダーの章は終わり、次はキカイダーです。

 キカイダー…これまたあまり知りません。シナリオはかなりイロモノだったという「キカイダー01」の方ですね。キカイダー01が仁王像の中から出てきた(ええっ!? …しかし原作通りなのか)シーンから始まるのですが、レベルは1。このゲーム、レベル低いうちは戦闘の度にレベルアップ出来るのですが、レベル1の状態がHP低すぎてイベント戦闘でも気が抜けないんですよ。ほぼ1体1の戦闘だったウルトラマンガイア編と違い、キカイダー編はゲーム中盤まで進んでいるせいか、レベル1スタートで敵は複数、こちらは1人とかなり厳しい。ましてキカイダー01はロボットだけに重いのか素早さが遅く、必ず行動が後手になる。最初のイベント戦闘はなんとか乗り切ったものの、次の話で中ボス2体を相手に初のゲームオーバーに。おまけにキカイダー編始まってからセーブを取っていなかったもので最初から──やり直す気力はなくてそこで投げました!

 と、原作の知識がなくてあまり思い入れもないキカイダー編の最初でつまづいたために、ようやくスパヒロ止まりました。あ、危なかった…。しかし、ズバットに留まらず仮面ライダー熱が盛り上がってしまって大変危険なことに。

【特撮素人がプレイするスーパーヒーロー大戦・2】 2001/7/3(火)

 「高い所があれば高い場所に登り、水があれば落ちる。」
 日本一のヒーロー役者、宮内洋氏はご自身のアクション哲学をそう語ったそうですが──そりゃ特撮ヒーローの法則としてはそうなんだけど、それって言葉にしちゃあ馬鹿だって(笑)

 仮面ライダーの章は喫茶店アミーゴに行けばいいことさえ分かれば、あとはサクサクと進みました。その途中で待望のズバット登場。ウルトラマンガイアの章でも早川健が姿を見せていましたが、今度はショッカーのかまきり男を相手に完全にズバットのお約束シーンを再現してくれました♪
「国際的犯罪組織ショッカーの改造人間かまきり男。相当な鎌の使い手。だが、その鎌捌き…日本じゃあ二番目だ!」
「この俺より鎌を使う奴がいるだと!? 面白い、どこのどいつか聞かせてもらおう」
「ヒューッ(口笛)チッチッチッ…」と、テンガロンハットの鍔を持ち上げ親指で自分を指すアクションをちびキャラでやってくれるのですよ そして始まる得意技対決。木に向かって鎌を連続で投げつけ、4本の鎌を一直線に並べて突き刺すかまきり男。それに対して早川は、かまきり男が投げた鎌の上にピラミッド状に鎌を積み重ねて投げつけ、仕上げに頂点にズバットカード。さらに戦闘員のベルトも落としている。対決に負けて怒ったかまきり男は戦闘員を呼んで早川を袋叩きに。1号ライダー本郷猛が現れて止めに入ると、囲んでボコボコにされていたはずの早川がいつの間にか消えています(笑) そして彼方からズバッカーに乗ったズバットが現れてわざわざ木のてっぺんに降り立ち、「ズパッと参上!ズバッと解決!人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバァァット!」と決めポーズ。うわあ、素敵すぎだ(爆笑)。仮面ライダー&ズバット対かまきり男の戦闘後には、本郷が早川を風見志郎と見間違えるイベントも。その後も早川は度々登場して、やっぱりV3=風見との対面もありました♪
 「ダイダルの野望」の顔グラフィックは写実的な似顔絵タッチのイラストなんですけど、描き分けの都合なのか早川健がそのものに描かれているのに対して、風見志郎はこんな感じだっけ?という気がしないでもないような。いや、自分が村枝絵柄のイメージがあるせいですが。
 さて、仮面ライダーの基本的ストーリー自体を「スパヒロ」で学習しているのですが──V3=風見志郎はもっと影のある悲劇のヒーローかと思っていたのですよ。家族惨殺されているんだし。それが意外とそうでもないんだなあと。なんとなく期待が外れた感じのところに、代わりに大ハマリしたのがライダーマン=結城丈二!
 ライダーマンに関しては存在だけは知っていました。前の職場の社長(私より7歳年上)がV3はそんな好きじゃなかったけどライダーマンが好きだったそうで、4号がライダーマンなのだとか、右手が武器だとか、最期が鉄腕アトムと同じなのだとかいう話は聞いていたのです。その実物(?)をゲーム中のダイジェストで始めて知ったのですが…こんなにハードなキャラクターだったとは! 私同様知らない人のために説明しますと、結城丈二は元々デストロンのエリート科学者で、地位を脅かされることを恐れた幹部によって陥れられ硫酸のプールで右腕を失う。彼を慕う部下によって助け出され、右腕に開発中のアタッチメントを取り付けるが、その部下達も皆殺しに。そして結城は自分を陥れた幹部・ヨロイ元帥へ復讐するためにライダーマンとなって戦う…。まさにダークヒーロー。おかげで、なぜ“仮面ライダー”ではなく“ライダーマン”なのか、格好悪いと評判の顔の下半分が見えるデザインのマスクなのかも納得しましたよ。しかし、なるほど子供受けはしないだろうなあ。身体は生身だから弱いし、いわゆる正義のヒーローではない。でも、ある程度の年齢層にはこういったキャラクターの方が好まれそう。イヤ私が好みなんですが。それに、実写で見るとまた違うのかもしれませんが、顔グラフィックがまさに影のある二枚目で すっかり結城さんに惚れまして、ライダーマンと呼ばず常に「結城さんv」とか呼んじゃってます。ついでに、なにかと先輩を立てるあたりがかわいい風見志郎は「志郎くん」と呼んでます。パラメータが悲しいくらい低かろうが、変身シーンが情けなかろうが、デザイン的にはやっぱりアレだろうが、結城さんを鍛えて使うことを決意。ゲームだとそういうことが出来るからいいですね♪

 あ、そうそう。仮面ライダー編では序盤でキカイダー01もゲスト登場。これがまた高い所に登ってあさっての方を向いてトランペットを吹いているという登場シーンで、登場の仕方だけならズバットをも超えていますね。が…確かに法則どおりか。

【中古の道理】 2001/7/2(月)

 昨日の日中、展示棚の整理をしていたところ、DC中古の棚に発見したのが「ファンタシースターオンライン(ver.1)」。…えぇっ? PSOの中古!? これって中古取扱ナシでいくことになっていたのでは…?? チーフに訊いたところ、「いや、初めから買取りはやっていたよ。販売も遊ぶのはオフラインに限るってことで」との返事。ただ、物がモノだけに買い取り価格はごく安いし、ユーザーも中古を念頭に置かなかったということなのでしょう。それにしたって中古を出すからにはその旨の注意書きを付けた方がいいのではと提言したところ、それは販売時に説明すればいいだろうとの返答で、釈然としないながらそういうことなら…とその場はそれで終わったのですが。
 それが、翌日の今日に早速問題を呼び起こすことに。
 この中古PSOをレジに持ってきた人がオンラインプレイは出来るのかと尋ねまして、そこで対応した人がよく解っておらず(というかシステムと別タイトルと混同して)説明していたのですよ。ユーザー登録を取り消さないと前のユーザーに課金される…ってそりゃ「モバイルゴルフ」〜っ! それで私が口を挟む形になりまして、「売った人がオンラインでプレイをしていない可能性はありますが確証はない」と説明したのですよ。そう言うとそのお客さんは「オンラインでプレイ出来ないと困る」と。困るって言ったってなあ…。本体と違って登録解除は出来ないものだし検品のしようもない。また、売る人が「接続していない」と口で言っても証明にはならない訳で。中古である以上、買ってみたら接続されてなくてラッキーということはあるでしょうが、やはりオフラインプレイのみとしか保証はできないですよ。そうなるとお客さん、「この店は保証できない物を売るのか!」と。そう言う気持ちは分からないでもない。しかし、何か手落ちがあったのならともかく店の方針なのだから、こちらも頭を下げる訳にはいかないし、まして、どうこうしてくれという要望でもなし言いがかりに近いでしょう。頭を下げる筋合いじゃないというものです。それで「この商品の中古の場合はオンラインプレイの保証はできかねるので、あくまでオフラインでのみプレイ可能という上で、それをご了承いただけるお客様にお売りしております」と主張を通しました。お客様もその説明で納得はしなかったようですが、まあこれ以上は無駄と引き下がったのでしょうね。

 だからせめて最初から表示をしていればこういう問題も起きにくくなるって言ったのに〜!とは思いましたが、この件に関しては、オンラインプレイをするなら新品を買ってください、としか言いようがないですよ。新品のver.2は置いているのだし。それで一緒のシフトの人と話していたのですが、中古品を買うということは、それなりのリスクがある前提で買うものだろうと。それが嫌なら新品を買ってもらうまでで。それとも、たとえ新品定価の30%の価格が付いていたとしても、お客さんにしてみればそれが100%であって、商品自体にも100%の価値を要求しているのですかね。

 とりあえず、店の連絡ノートに改めて注意書きの必要を書いて本日の報告に。

【特撮素人がプレイするスーパーヒーロー大戦・1】 2001/7/2(月)

 さて、欄を改めて「スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望」を語りたおします。
 なお、再三言っているように、自分は特撮番組をそう見ていた訳ではありません。自分の特撮知識は伝聞と「究極超人あ〜る」から来ているのがほとんどです。

 プレイ1日目の昨日はひたすらウルトラマンガイアの章。のっけからやたら設定の複雑な話で始まっているので、これはスパヒロ前作を知らないと解らないのかと思ったのですが、単にウルトラマンガイアの設定自体が濃かっただけで、シナリオは原作を忠実にトレースしていた模様。全体的な主人公として最新のウルトラマンを持ってきたのでしょうが、昔の特撮が好きだった20〜30代で今も現役で特撮見ている割合はそう高くないんじゃないのかなあ。とはいえシナリオが丁寧なので、知らなかったら知らないですんなり見られる話でしたが。その中で宇宙刑事も登場。ウルトラマンと宇宙刑事が一緒に戦うに際してのサイズは気にするまい(笑) ズバットは早川健として現れて宇宙一の体当たりの腕前を披露してくれました。お約束のボスの拷…もとい、尋問もしてくれるし♪
 プレイ2日目で仮面ライダーの章に突入。多少クロスオーバーしているものの各作品のシナリオを個別に原作に沿ってやってくれているようです。ただ、現代もののウルトラマンガイアの後に、時代が相当古い初代の仮面ライダーの話になったので違和感はあるかも。ちゃんと本郷猛が拉致されて改造される場面から始まったのですが、脱出して立花のおやっさんの所に行くことに……って、何のヒントもなく街に放り出されて、どこに行けばおやっさんに会えるのか解らないんですけどーっ! 街を出て3つ4つ先の街まで行っても話が進まず詰まっていたところ、バイト先で攻略本見て判りました。最初の街の「喫茶店アミーゴ」に入ればよかったんですね。って、仮面ライダー見ていた人ならアミーゴがおやっさんの店と知っているのでしょうが、その知識がないと判りませんて!(※ただし街の人が口々にアミーゴは美味いと言っているので気付かない方がまぬけ) 今のウルトラマンガイアが好きでプレイする人なんかには厳しいんじゃないのかなあ…。
 訳がわからずに先に進んでいたら別のおまけ的イベントが発生。死神博士が「好物のスペイン料理を食べに行く」と言って出ていったかと思うと、着替えてプロフェッサーKになり、しかも「わしは子供が嫌いだっ! 子供は幼稚で礼儀知らずで気分屋で、心変わりと出来心で生きている…(略)」と、伊武雅刀の「子供達を責めないで」の歌詞まんまの台詞を熱弁するという3段構えのギャグに大笑い。(※説明するのもナンですが、死神博士・プロフェッサーKは共に天本英世氏の役。天本氏本人はスペイン通として有名) 仮面ライダーには村枝賢一のコミック版から入ったような奴なのに、こういうネタが解るあたり自分の知識はかなり偏っているのだと思いマス(汗)

【徹ゲーでスパスパ回復法を実践する】 2001/7/2(月)

 この期に及んでゲームやり始めた訳というのは、だるさの回復をテーマにした先週の「スパスパ人間学」にあるのです。
 このところずっと体調が良くなくて──別に悪いって程でもないのですが──疲労感をなんとかしようと養命酒を飲んでみたら三日間じんましんに襲われたといったような状況だったのですよ。思えば、退社直後の身体コワレまくりの状態からは大方回復しているし、時間的余裕が増えたところでその分ひたすら寝ていたりするのですけど、それにもかかわらず疲れがとれない感じがこの1年あまり続いているような。

 さて、ここからは「スパスパ」の受け売り。人間は大別して、自律神経の働きが活動を司る交感神経寄りのタイプと、休息を司る副交感神経寄りのタイプに分かれるそうです。番組では交感神経タイプを「爆発型」、副交感神経タイプを「コツコツ型」と呼んでいましたが、行動パターンにも特徴があり、分かりやすいのが夏休みの宿題を最後の最後にまとめてやるか、計画を立てて早くに片づけるか。「爆発型」のパターンは、ギリギリまで休んで一気集中で物事を片づけるもので、突発的事態に直面しても無理がきくのだとか。「コツコツ型」は計画性があり秩序だった行動をするが無理がきかない。また、怒ったときに「コツコツ型」が血管が膨張して赤くなるのに対し「爆発型」は逆に血の気が引いて青くなるという特徴があるのだとか。そして、疲れた時の回復法も逆で、副交感神経寄りの人は睡眠を多くとって生活リズムを整える…という一般で云う休み方でいいのですが、交感神経型の場合は、疲れたときこそ睡眠を多少削ってでも思いっきり遊ぶことで脳の疲れが取れるとのこと。で、自分のタイプに合った回復法でないと効果がない、と。
 これ、自分は紛れもなく「爆発型」です。以前、“溜めの行動論理”の話をしましたが、このあたり爆発型の行動パターンまんまです。休んでいるのに疲れがとれないのはそれか!

 それで、ここでひとつ思いっきりゲームをやってみたらどうかと考えたのですけど、さすがに12時間近く明け方までプレイし続けるようなハマり方をするとは我ながら思わなかったワケで(汗)
 ところがですね! 効果はてきめんでして、普段の半分程度しか寝ていないにもかかわらず、非常にすっきりした感じで今までの疲労感はなんだったのかというものなのですよ。眠いだけで。ホントに効いた!!

 が、あまり寝ていない上に頭の中の6割方がズバットでいっぱいな状態だと、レジで千円を五千円と打ちまちがえたり、さらには1万2千円を120万と打ちまちがえたりして大変危険。

【「今日からやれば大丈夫!」】 2001/7/1(日)

 夜中に友人と電話していて、夏コミ合わせの同人スケジュールのことを話している時に出てきたのが表題の言葉。
 これは、島本和彦が同人誌として作った「漫画描き御用達 燃えよペンかるた」にあるのですが、別に居直りや楽観的な言葉じゃあないんですよ。
 現実問題として昨日に戻ることは出来ないのだから今日からやるしかないし、今日からで間に合わない物なら止めるしかない。そして、止めるわけにいかない以上「今日からやれば大丈夫」と信じてやるしかない。ということで、覚悟と気合いのこもった言葉なのですよ。

 そして友人が言うことには、「そして『明日からやろう』と思った瞬間に負けなんだ」
 そっ…そのとおりだっっ!
 今日から7月、覚悟を決めてやろう、と思ったところながら、昨日ひとつグッズの締切をクリアしているので一休みな気分なのですよ。
 そして、一度は踏みとどまったのに、バイト行ったついでにとうとう『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』を借りてきてしまいました…(借りてきてというのは……まあ…店から。未研磨のキズあり商品やケース割れなど売場に出せない物をね)。先週、唐突に「快傑ズバット」が見たくなるもビデオは手に入らないので、スーパーヒーロー作戦に出ているのだけでも見たくてたまらずに。
 とりあえず1日だけ借りておくつもりで、ズバットが登場するシーンまでプレイしようと始めたら……ズバット=早川健が出てくるイベントまで8時間かかりました…。

 くそうっ、今日は負けだ!!
 でも、単に開き直りでゲーム始めたって訳じゃなく、それなりに理由がないでもないんですよう。──それはまた明日に続きます。

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