・・・・・履 歴 55 (2021.1.1〜12.31) ・・・・・
2021.5.2(日)ヒンズー教の大祭「クンブ・メーラ」で連日20万もの人々がガンジス川を埋め尽くし、川の水で祈りの沐浴をしていた。母なる川が守ってくれると信じる信徒たちはほとんどマスクなし。テレビを見てるこちらのほうが恐れおののく。この大祭以外にも2、3月は結婚式や選挙など密が増え、インド型変異ウイルスも重なり、今、インドは1日のコロナ新規感染者が40万超で、死者は1日約3500人。恐怖の数字だ。既に医療は崩壊し、病院周辺には苦しげな呼吸をする患者たちが大勢いた。ところで、そのインド型変異ウイルスが日本でも既に21人発見されたという。万が一、水際対策に漏れが起きれば、インドの二の舞だ。米では4日からインドからの入国を禁止する。日本も強固な水際対策で五輪開催に臨まなくては?と気をもむ。ところで本日、約半年間滞在した国際宇宙ステーションから野口さんが地球に帰還する。さて、どんな話が聞けるだろう 2021.4.29(木)日本のワクチン接種の遅れは政府の対応不備というより、様々な要因が重なったからだ。1番の理由は世界のワクチン配布が患者数の多い国順に決定されている事。だから韓国や豪などと共に日本へのワクチン供給は大幅に遅れた。2番目に、日本は緊急時でも未承認のワクチン使用は認められない。今日、緊急使用として、海外での実績があれば、日本で未承認でも一時的に使用できる法制度の検討に入った。今後の未知のウイルスのためにもこの法律は必須だ。3番目に日本独自のワクチン開発ができなかったこと。自国でワクチンを作った中国、英、米は早くもコロナから抜け出た。実はワクチン開発は生物兵器研究が底力となり、よからぬ開発が金の卵を生み出したのだ。敗戦国日本は生物兵器研究は不可能。ところでワクチンは重病化を防ぐだけでなく、発症予防効果が約95%との報告。今、世界はワクチンを条件に往来再開が進む。一方、日本は人流を押さえるのに躍起だ。益々、日本は世界に遅れていく… 2021.4.21(水)前回、中学2年生の17人に1人が家族の介護をする「ヤングケアラー」だという話を書いた。実は川端康成も中学の頃、祖父の介護をしていたという。学校から帰ると、寝返りをうつのを助け、しびんをあて、茶を飲ませた。祖父母に育てられた川端なりに、献身的介護だったろうが、夜も起こされる生活は16歳にとってはつらかったと思う。「十六歳の日記」には「学校へ出た。学校は私の楽園である」と書かれている。現在、中高生の20人に1人が1日平均4時間もの介護をしているという。ヤングケアラーたちは介護に時間を取られ、学習が遅れ、進路が狭まれていく。「相談しても状況が変わるとは思えない」ため、今までは闇の中だった。今度、子供の医療、教育、福祉を一元化した「子ども庁」が新設されるという。これでもどかしい縦割り行政が改善され、早い対応が期待できそうだ。この初の衝撃的実態調査を推し進め、一刻も早い対応をのぞんでいる 2021.4.13(火)「ヤングケアラー」という言葉をご存じだろうか?ヤングケアラーとは家族の介護や世話を日々担っている子供たちをさす。初の実態調査によると、中学2年生の17人に1人の5.7%が世話する家族がいて、この内、1日7時間以上も従事する子供がなんと1割程度もいるという。実は私の中学時代、こういう子供が身近にたくさんいた。新聞配達をして、よく遅刻する子や、母親代わりに弟や妹たちの世話をする子供たちがいた。こういう子は大抵不良になっていった。何の支援もなく、就学との両立がままならず、先生や友達から見放されると、不良になるしかないと今なら理解できる。ようやく今、ヤングケアラーに日が差す時が来たのかと感慨深い。実態調査を通して、この子たちが皆と同じように、普通の子供らしい中学生活を過ごせるよう、早く温かい支援の手を差し伸べてもらいたいと切に願わずにはいられない 2021.4.5(月)日本中を歓喜させた桜は見る影もない葉桜に変貌したが、昨日は五輪選手に選ばれた池江選手の快挙に日本中が歓喜した。新型コロナワクチンも12日接種開始に向け、今日から配送。6月末までに高齢者3600万人の2回分が配送される。昨日の感染者は東京355人、大阪593人、兵庫211人。関西はまさかの第4波か。ただ今頃、アクリル板設置化などと言うので呆れる。ところで「無力感」の実験が、今のコロナ禍の私たちに似ていて、興味深かった。犬の脚に電流を流す装置をつけ、ボタンを押すと電流を止められる群と、一方は電流を止められない群を作ると、「どうせ何をしてもダメだ」という無力感を学習した犬たちは諦めて何も工夫しなくなったそうだ。私たちも長い緊急事態宣言が感染者減少に結びつかず、無力感を学習してしまったようだ。何がよくて、何が悪かったのか、今こそ冷静に考えて、先に進むエネルギーを作り出さなくては! 2021.3.28(日)3/26(金)の国立は真っ青な空の下、満開の桜見物の人たちで大賑わい。大振りの桜並木が延々と続く様は圧巻。桜の引き立て役の真っ黄色の菜の花や山吹も見事でした。また、人々のにぎわいに負けないほど、桜の花の密を吸う小鳥たちも大騒ぎ。この時ばかりはコロナも脇に置いて、皆さんウキウキ顔でした。昨日3/27(土)、腰痛も大分収まり、久しぶりに車で買い物に出ると、どこも車の大渋滞。翌日の日曜日は春の嵐との予報だったので、皆さん、土曜日にお花見を済ませたかったでしょうねぇ。ところで、オリンピック聖火マラソンが仙台をスタート。4か月近くかけて、7/23、都庁の都民広場に到着するそうです。無事に到着しますように!海外からの観客はあいにく中止。ただ去年、チケットを買った人も人場制限があるようですから、全員、無事入場できるのかしら 2021.3.24(水)LINEの個人情報の海外漏洩問題で、若い社長が頭を下げていた。実に利用者を馬鹿にしている。中国への海外業務委託や海外データ保管の段階で、海外漏洩の危険性は十分認識できたはず。中国の「国家情報法」によると、中国の民間企業は要求があると、データを中国に渡さなくてはいけない。まさに国家によるスパイ容認の法律だ。現在、LINE利用者は約8600万人。無料で使える対話アプリは広く日本人に利用されている。行政すらLINE利用が前提だ。もしヤフーとLINEの経営統合がなかったら、現在も情報漏洩が続いていただろう。デジタル庁がやっと動き出したばかりの日本は格好のカモだったに違いない。スタートは遅れたが、日本の若い人たちの知恵を結集して、国内のデジタル化を推し進めてもらいたい。ただネックは高齢者らしい。国の発展のためにも高齢者のデジタル化への協力を仰ぎたい 2021.3.20(土)明日21日に緊急事態宣言が解除される。1/7からの自粛生活は2度の延長を経て、2か月半の長期戦だった。最近は自粛疲れか、繁華街はものすごい人出。名ばかりの緊急事態宣言は解除が当然だろう。あとは感染防止に注視しながら、ウィズ コロナで頑張りたい。ところで、日経朝刊に「コロナ下で見つけた楽しみ」の記事を発見。ウィズ コロナも前向きで過ごしたいですね。◆片手間だった家庭菜園を本格的に始め、野菜の購入が減った(70代男)◆歯列矯正を始めた。マスクを外せるようになった時にきれいに整った歯を見せて、皆を驚かせたい(40代女)◆おうちご飯が充実して楽しい(30代女)◆勉強する時間が増え、今まで合格できなかった試験に合格できた(30代男)◆いつかやろうと買っていたジグソーパズルを仕上げた(50代男)◆レース編みで大作に挑戦(60代女)。さて、皆さんは挑戦したいこと、ありますか? 2021.3.15(火)昨日、桜開花宣言が出た。小金井公園のソメイヨシノも今週、開花か。日課の散歩の楽しみはふたつ池に戻ってきた10羽の若カルガモたち。何組のカップルが卵を産むだろうか。最近、小鳥の姿を見ることが多く、名前を覚え始めたが、小鳥も星座も覚える先から忘れていく(^^;)。春、元気な姿を見せてくれる小さな雑草たちの名も覚えたいがおぼつかない。英会話の勉強も後退するばかり。脳を活性化させなきゃとネット検索したら、脳を活性化する「ブレインフード」が鍵だとか。ブレインフードは集中力や記憶力を高め、DHA(オメガ3脂肪酸)が豊富なシャケなどの魚がよいそうだ。DHAは認知症予防にもよい。ナッツもα-リノレン酸のお陰でDHAが豊富。ナッツには神経伝達に必要なコリンも多く、記憶力向上や認知症緩和にも効果大。他にブルーベリー、緑黄野菜、オリーブオイル、チョコ、大豆がお薦め。まずは色々な食物を摂らなくては。ダイエットは二の次?(涙) 2021.3.2(火)朝刊TOPに「集団接種の予約管理や自治体への医師紹介に、企業が補助申し出」の記事を発見。素晴らしい!集団接種という未曽有の出来事に今、自治体はテンヤワンヤだ。その自治体のため、医療品開発支援の会社は接種履歴を管理する補助を申し出て、IT大手は投与データを打ち込む自動システムを提供するという。他にも、住民の問い合わせのコールセンターの運営受託や、1千人の薬剤師に接種補助業務のための研修を始めた大手ドラッグストアもあった。企業の発奮が頼もしい。一方、腹立つ情報も発見。東京都が突如、重症病床確保数を5百床から千床に変更。感染者が減り続けても重症病床使用率80%以上で、常に医療ひっ迫と騒いでいたが、2/24、一気に33%に。5百床は仮の数で、多忙で、千床への訂正が遅れたという。緊急事態宣言を解除させたくない都知事の思惑が垣間見える。都庁のお粗末すぎる失態かも 2021.2.24(水)日差しも強さを増し、芽は一斉に吹き出し、小鳥たちは地面に降り、小さな虫探しで忙しい。nabeさんは鼻をクシュクシュさせて、早くも花粉症モードだ。2/22、東京の感染者数は驚きの178人。2/23は275人、2/24は213人、と感染数は減少中だ。あと、もう一歩か。政府も3/7期限の緊急事態宣言を前に、解除かどうかの検討に入った。どちらを選択しても少し悩ましいが、渋谷駅(2/22)や吉祥寺(2/23)では多くの人出であふれ返っていた。店先の消毒ボトルや、レストランでの検温、アルコール消毒、客席の間引きなど、店側も客側も協力し合って、コロナ対策を講じている。日本では当たり前のこの対策が独や英、仏では、「反コロナ」のデモへと変遷して行くのは何故だろう。ロンドンでは「マスクは猿ぐつわ」だと抗議。日本人ってホント温厚で従順な国民ですよねぇ(^^;) 2021.2.17(水)森暴言がまさか退任へ結びつくとは思ってもいなかっただけに驚いている。日本も少しは進歩した?(^^;)ところで、公さんの英国在住の娘さんがコロナワクチン注射を受けたとのこと。貴重なワクチン体験談を掲示板に紹介してもらった。介護施設で言語療養士をしているため、優先されたという。日本でも今日17日から医療従事者へのファイザーのワクチン接種が開始された。その内の2万人について、2回目の接種の後の4週間、発熱などの副反応調査が行われる。今後の国民接種のための重要な情報となるはずだ。ところで、英国の娘さんの情報から英国と日本の差が判明。日本では医療従事者が最優先で、次が高齢者、次に高齢者以外の基礎疾患の人や高齢者施設などの従事者だが、英国では最優先は介護施設の入居者やスタッフで、次が80歳以上と医療従事者だそうだ。この優先順位の差が将来どんな形で現れるのか、今後注視したいと思う 2021.2.10(水)森暴言が炎上拡大している。海外やIOCでも取りざたされ、ウヤムヤでは収まらない状況になってきた。新聞に掲載された片手を上げる海外の抗議写真を見つめる。「黙ってないで」というタイトルにハッとする。片手を上げ、「抗議や発言をする」意志表示なら、一国民でもできる運動ではないか。黙っていては何事も動かすことはできない。ただ、自宅で手を挙げてもなぁと、私自身はついモジモジしてしまう(^^;)。ところで、朝刊に「ワクチン接種 いつどこで」の一面記事を発見。国民の関心事であるワクチン接種が今月中旬に早まったようだ。医療従事者を皮切りに、高齢者や基礎疾患のある人に順次接種される。ワクチン接種により抗体のある人たちが増せば、感染しても発症しにくくなり、人口の大半が接種し、免疫を獲得すれば、「集団免疫」でウイルスの流行は収まっていくはずだ。あと心配なのは副作用だけ。海外情報を注視していきたいなと思う 2021.2.5(金)最近、怒ってばかりいる。朝刊を読んでは腹を立て、テレビを見ては苦虫をかみつぶしている。なんだ、あの森会長の低俗発言は。ただでさえ、あやぶまれている東京オリンピックにドロをかけ、日本のイメージを地に落としてしまった。最近、老害の政治家たちが目に余る。老害政治家は失言、暴言もどこ吹く風、平然と地位にしがみつく。年功序列的政界では勇気ある若輩者がいないのだ。特に二階幹事長は老害の最たるものだ。教室のお茶タイムに、二階が野田聖子を次の総理に推していると聞いて、唖然としてしまった。こんな政治家たちがTOPに君臨するから、若者たちの政治離れが進んでしまうのだろう。日本を動かすには若い力が必要だ。若者たちに次なる夢を託すためにも老害たちを私たちの手で葬らなくてはいけない。それなのに、その手立てが一国民に皆無であることが、実は一番腹立たしいのだ 2021.1.22(金)バイデン米大統領の就任演説に感動。過激思想のトランプから解放され嬉しい。分断した米の協調&結束、且つ、世界の指導者として期待したい。パリ協定復帰、移民取締強化の撤回、メキシコ壁建設中止など、就任初日、15の大統領令に署名。ところで米で40万の死者を出した新型コロナ政策も転換、ワクチン接種を急ぐ。実は1/20現在、ワクチン接種は世界で5000万回超。米と中国は各1500万回以上で世界の5割以上で、伊、独が続く。ただイスラエルは既に国民4人に1人以上が接種済。エッと思う。日本の接種は2月下旬、遅れ過ぎ?ただ気になる記事も発見。米退役軍人養護老人ホームでは入居者9割が接種済だが、職員は18%。病院などの最前線でも接種しない人が多いとか。ワクチンを急ぐ余り、安全性が軽視か。ノルウェーでワクチン接種後、持病持ちの高齢者23名が死亡。慎重な安全確認で遅れがちな日本でよかったかも? 2021.1.15(金)聴衆を扇動し、民主主義の象徴とも言える議事堂への乱入を扇動したトランプの弾劾訴追が与党共和党10人から造反が出て、米下院で可決された。やっと共和党員も目覚めたか。今後は上院(定数100人)に委ねられるが、2/3の賛成を得るには17人の造反が必須でハードルは高い。一方、ツイッターがトランプをSNSから永久追放。英断だ。すると、今度はやり過ぎだと騒ぐ世論も出てきた。民主党は上院の過半数の賛成で、弾劾裁判で有罪にすれば、「公職追放」でトランプの公職に就く資格を奪える。「上院で罷免し、米国をこの男から守らなければいけない」と民主党のペロシ下院議長。こんな豪傑な政治家もいる一方、熱狂的トランプ支持者はまだ多い。米の民主主義は今、深い霧の中なのか。がんばれ、バイデン!米を正しい道へ導いてほしい 2021.1.9(土)正月気分を蹴散らし、新型コロナが猛威をふるっている。昨日は全国で4日連続の過去最多の7千人越えの感染。東京は2日連続の2千人越え。多くの若者がクリスマスパーティに興じ、感染爆発の要因になったらしい。感染しても軽症で済む若者はコロナが怖くない。緊急事態宣言もどこ吹く風だろう。ところで英国が医療崩壊の瀬戸際だという。コロナ変異種が猛威をふるい、一日6万の人が感染し、千人以上が死亡している。そこでハッとした。日本では昨日の感染死亡者は78人、感染者は7882人。桁が違うではないか。それなのにずっと前から医療崩壊が叫ばれている。日本は力のある先進国だ。五輪施設を中・軽症者施設にし、国策でウイルス関連病院を建てるなど、時間もお金もあったはず。だから共産主義の中国に負けるのだ。トランプに煽動された聴衆が議事堂に乱入。まさしく民主主義の恥の上塗りだ 2021.1.1(金)元旦の日経新聞は分厚いが、企業の新年挨拶ばかりで読む所が少ない。バサバサ頁をめくっていたら、nabeさんがジュニアの連載記事を教えてくれた。「データの集中 伏兵が崩す」「ブロックチェーンで個人回避」と内容は難しそう。だが、読み進めると、若い企業家たちがGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの4巨大企業)に立ち向かい出した事を知る。GAFAは無料サービスをエサにネット情報を駆使し、途方もなく儲けている。グーグルの純利益は20年7〜9月の3か月で112億ドル、フェイスブックは78億ドルだ。そんな巨大企業に「ブロックチェーン」を足掛かりに次々と若い革新的企業が出現している。ブロックチェーンとはネットワークに接続した複数のコンピュータでデータを共有し、記録処理するデータベースの一種。ブロックチェーンは仮想通貨取引ソフトという暗いイメージだったが、巨大企業から搾取され続けている個人情報を取り戻す鍵にもなるのか。革新ペースは加速しているという。巨大企業がほころぶ様を見たいものだ ![]()
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