スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 
SWEENEY TODD/THE DEMON BARBER OF FLEET STREET |
[MUSICAL & THRILLER]
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2008 アカデミー賞[美術賞]
2008 ゴールデングローブ賞[作品賞(ミュージカル・コメディ部門)] 2008 ゴールデングローブ賞[主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門):ジョニー・デップ]
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2007:アメリカ作品/2008.01日本公開(ワーナー・ブラザース映画) |
監督:ティム・バートン |
CAST-1:ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター |
CAST-2:アラン・リックマン/ティモシー・スポール/サシャ・バロン・コーエン/エド・サンダース |
CAST-3:ジェイミー・キャンベル・バウアー/ジェイン・ワイズナー/ローラ・ミシェル・ケリー/他 |
ティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演のミュージカル仕立てのスリラー(?)「スウィニー・トッド」…楽しみにしてましたが |
【STORY】 ■ロンドン、港を目前とした船、甲板に立つ男スウィーニー・トッド、親しくなった若い船員アンソニー共々…「ロンドンのような街は世界のどこにもない…」と歌う ■[回想]かつてスウィーニーがベンジャミン・パーカーの名で理髪師だった頃、美しい妻ルーシー(娘あり)に目を付けた強欲なターピン判事、ベンジャミンに無実の罪を着せ…2人を引き裂く ■15年の歳月、ロンドンに舞い戻ったスウィーニー、昔の我が家へ、今は流行らないミセス・ラペットのパイ店、マズイ!肉の価格が高騰…肉抜き、衛生管理も最悪、人気店の周りには猫がいなくなったと毒づくラペット、2階を気にするスウィーニー、案内するラペット…店の曰くを語る、元の持ち主ベンジャミンがいなくなった後の物語…ルーシーを口説くターピン、落ちないルーシー、部下の役人バムフォードが言葉巧みに仮面舞踏会へ誘い出す、酒を飲んだルーシー、客達の前で彼女を辱めたターピン ◇ここに至りスウィーニーがベンジャミンだと気付くラペット、続きを促すスウィーニー◇ その後のルーシー、制止も聞かず…大量のヒ素をあおり&娘ジョアナはターピンが養女として自宅に閉じ込めていると…、「ベンジャミンという男は死んだ、今の俺はスウィーニー・トッド!必ず復讐を遂げる!」と宣言、実はベンジャミンの事を密かに想っていたラペット、2階の床下から取り出した木箱…売らずに保管しておいたという彼の理髪用のカミソリ・セット、以前と同様に…2階で理髪店を始めるよう勧め&復讐に協力するとも… ■ロンドンの街を歩くアンソニー、お屋敷の窓辺で歌う少女に一目惚れ、彼女が何者か?気がふれた物乞いの女に小銭…情報、屋敷の持ち主はターピン、彼女の名はジョアナ…ターピンにより軟禁状態、彼女に恋した男達はボコボコ!去って行く物乞い、彼女を助け出したいと見上げるアンソニー、その姿を見るジョアナ、ターピンに見つかり…バムフォードにボコボコにされるアンソニー ■ロンドン一番の腕と評判のイタリア人理髪師ピレリ、見習いのトピーの歌…ピレリが調合した秘薬を使えば育毛効果バツグン&抜け毛も止まると宣伝、手にしたスウィーニーとラペット…小便とインクの混ぜ物!秘薬はインチキ!怒ったピレリ、ヒゲ剃り対決を挑むスウィーニー!5ポンドを賭け…、審判に役人バムフォードを指名、勝負開始、能書きの長いピレリ、素早く綺麗に…圧勝のスウィーニー、彼の腕に感心したバムフォード…必ず彼の店に行くと約束 ■ターピンの屋敷、ジョアナを見上げるアンソニー、彼に鍵を投げるジョアナ、覗き穴から見ているターピン ■バムフォードからターピンへの繋がりを期待、待ち続けるスウィーニー、なかなか標的が現れない苛立ち、そんな彼を宥めるラペット、そこへ…
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不作だった2008正月映画もようやく終了、1月19日から「正月第2段」のシーズンに突入しました!まずはティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演で期待してました「スウィニー・トッド」からです…♪ルンルン♪…てな歳じゃないか…
自己中心的な悪徳判事により無実の罪で投獄&妻子を奪われた男の…“憎悪” と “狂気” の復讐劇、そして “噛み合わない愛” を描く「ミュージカル映画」です、で…どうだったかと言うと、ティム・バートン&ジョニー・デップの組合せの映画としては…期待していた割に少々物足りない!というところ
色彩を抑えたオドロオドロしさ、ロンドンのウエットな雰囲気、奇怪な人物設定と演出、噴き出す血液…計算され(?)創り出されるた不快感(いい意味で)…ティム・バートン・ワールドはOK、ジニー・デップがミュージカルというのも…ナカナカ、悪魔の理髪師を怪演、相手役ヘレナ・ボナム=カーター、敵役アラン・リックマン、ティモシー・スポール、脇役陣も好演、(繰返しになりますが)ティム・バートン&ジョニー・デップで…期待値は高かったのですが…、なのに…内容が薄いというか、ストーリーが単調、まあミュージカルゆえの限界か?そして出演者が出揃ったところで、その後のストーリー全部読めちゃう展開(ラストを含めて)、なんか…楽しみながらもシラケタ気分が並存という状況…なんか不満が残ってしまいました、帰りのエレベータ内…「気持ち悪い〜!」を連発するカップルの男性…本当に気分悪そう、心配そうな彼女、うーん、私が麻痺しているのかな???と考えてしまいました
それでも見られる方は…何でも良いから安く見られる方法の選択をお薦めします! |
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ちなみに公開8日目の第2回(12:35〜)、333席の映画館は半分程度の入り(渋谷ピカデリー)
実は隣の映画館では「人のセックスを笑うな」を上映中でして、こちらは早々と当日の全回満員が決定していたため、こちらを見られなかった人が「スウィニー・トッド」へ雪崩状態、私の見た回以降は全て満席(定員入替・座席指定)になってました…そこからも溢れた人は何を観に行ったのだろうか? |