むずむず脚症候群(レフトレスレッグス症候群)

むずむず脚症候群は、主に夜間就寝時に下肢に耐えがたい不快な異常感覚(むずむずする、虫がはうような違和感、ちくちく刺される感じ、もぞもぞ、ジンジンなど)を感じ、下肢を動かさざるをえなくなるため不眠の原因となる疾患です。
この不快感は、皮膚表面というより、足の内部に不快感を感じます。絶えず足を動かすことから下肢静止不能症候群とも言われます。

 

 原因については、一次性むずむず脚症候群は原因は明らかになっておらず、二次性むずむず脚症候群は、糖尿病、パーキンソン病、リウマチが原因で起こります。

 

 病気ではありませんが妊婦にも起こる場合があります。背景には神経細胞の異常つまりドーパミンがうまく働かないことで起こると考えられており、ほかには鉄分不足(貧血)、遺伝的要因などが考えられます。アルコールやコーヒーなどのカフェインが誘因となることもあるようです。

 

 発症部位は、ふくらはぎ、太もも、足首の順で頻度が高く、全身に及ぶ場合もあります。
発症時間は、夕方から夜にかけてやリラックスしている時に出やすく、足を動かしたり、マッサージすると楽になります。鍼や灸が有効との例もあり。
足つぼ(リフレクソロジー)で緩和するとの例もあります。

 

 むずむず脚症候群の発症率は、女性は男性に比べ1.5倍と多く、年齢が上がるほど率が高くなります。

【レストレスレッグス症候群の症状】

  1. 脚(足)の不快な感覚のため脚(足)を動かしたくなる
  2. 安静にして横になったり坐ったりすると症状が出る
  3. 脚を動かすと不快感が楽になる
  4. 夕方から夜にかけて症状が強くなる

死に至るような病気ではありませんが、睡眠障害(不眠・中途覚醒)を起こし著しくQOLを下げる厄介な病気です。

むずむず脚症候群と漢方薬

レストレスレッグス症候群(むずむず脚)を漢方から見ると、陰虚と見ます。陰の要素である水分、血分が不足し体内に熱を持ち、内煩と言ってバタバタして苦悶する状態と見ます。この陰虚は肝陰虚であり腎陰虚であり、それに対して、肝の熱を清熱したり、腎の陰気を潤し補う漢方薬を使います。

 

 しかし、人それぞれに血液循環の滞っている「瘀血」の人もいれば、過剰にストレスを感じている人もおり、その人その人の状態や証に合った漢方薬で改善へと向かいます。

 

 更年期障害とむずむず脚症候群を併発する場合もあり、その因果関係は分かりませんが、皮膚の異常感覚として更年期に現れる「蟻走感」との鑑別も必要になります。

 

 また最近では、子供のレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)も注目され、子供の場合、その症状の表現がうまく伝えられない面もありますが、ADHDとの関係があると言われていて、ADHDの40%がレストレスレッグス(むずむず脚)であるとも言われています。

 

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