蕁麻疹と漢方薬【漢方芍薬堂】上郡町

蕁麻疹は、突発的に発症し、皮膚がむくみ（膨疹）かゆみが現れます。
膨疹は時間経過とともに広がり、かくとさらに広がります。赤みや膨疹の大きさはさまざまで、好発部位は、腹部、乳房の周囲、太もも、股、臀部（おしり）などです。
原因は、アレルギー体質の人に起こりやすく、アレルゲンの違いによって蕁麻疹の詳細な名称が異なります。

• 急性蕁麻疹・・・発作的に発症し、2～3週間で治る
• 慢性蕁麻疹・・・1か月以上続く蕁麻疹
• アレルギー性蕁麻疹・・・青魚、貝類、いか、たこ、カニ、エビ、肉類、卵など、

  　　　　　　　　　　　　その他カビ、ペットの毛、花粉どでも起こる

• 機械的蕁麻疹・・・皮膚に対して物理的な刺激で起こる。時計バンド、

  　　　　　　　　　アクセサリー、ブラジャーなど

• 温熱蕁麻疹・・・熱いお風呂に入った時に起こる
• 寒冷蕁麻疹・・・冷たい空気、水に触れた時に起こる
• 日光蕁麻疹・・・太陽の光に当たったところに起こる
• コリン性蕁麻疹・・・ストレス、運動、発汗などで交感神経が亢進し

  　　　　　　　　　　アセチルコリンが分泌した時に起こる

• 心因性蕁麻疹・・・自律神経失調症など精神的な変調で起こる

コリン性蕁麻疹、心因性蕁麻疹は慢性蕁麻疹になりやすい。

 

蕁麻疹の治療
西洋医学では、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を主に使う。原因となる対象が分かっている場合は、それらを避けるようにする。

急性蕁麻疹の場合は、麻黄剤や茵陳蒿が配合された漢方薬を用います。麻黄剤の場合は、その時の状態特に、汗の出る出ないで麻黄と他の生薬の組み合わせが変わり、漢方独特の専門的な判断が必要になります。蕁麻疹はむくみ（膨疹）が出る場合が多く、その場合には、茵陳蒿が配合されかつ利水効果のある漢方薬を用います。
慢性蕁麻疹の場合は、その症状と患者の証に随い、水剤、気剤、血剤（駆瘀血剤）を使い分けます。魚介類による蕁麻疹は、魚毒の解毒作用のある蘇葉が配合された漢方薬を用います。

 

蕁麻疹の漢方相談は、上郡町の漢方薬専門「漢方芍薬堂」へお気軽にどうぞお越しください。
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