吉野家のセットメニュー (吉牛ネタ その32)


俺の大好きな吉野家の話である。

今回はセットメニューの話である。皆さんは吉野家で牛丼を食べる時には、セットメニューやサイドメニューを一緒に注文しますか?
代表的なサイドメニューとしては、みそ汁、卵、サラダ、おしんこ等があるが、きっとその人の好みというか、黄金の注文パターンが誰にでもあるかと思う。

俺は、吉野家で食べたいと思う 黄金のパターンが決まっている。

「牛丼」 + 卵 + お新香

理由は、美味しいから。
他に特別な理由はまったく無い。

牛丼に、生卵を溶いたものを上からかける、そして卓上にある紅生姜を添える。
箸休め程度に、お新香をいただく。
ある意味、俺の吉野家ルールでもある。

店舗限定なのか、それとも全店共通なのかは判らないが、俺の知る限りの体験的な話となる事をご了承頂きたい。
セットメニューの運用が変わってしまって、少々悲しい感じのレポートである。



(経緯)
2009年頃から セットメニューなるものが新たに提供されてきた。
・Aセット <サラダセット>
 サラダ+みそ汁120円
 サラダ+とん汁220円
 サラダ+けんちん汁190円

・Bセット <お新香セット>
 お新香+みそ汁120円
 お新香+とん汁220円
 お新香+けんちん汁190円

・Cセット <キムチセット>
 キムチ+みそ汁120円
 キムチ+とん汁220円
 キムチ+けんちん汁190円

上記のセットメニューは過去の物である (・・・・念の為)。

嬉しい事に当時のルールでは、
セットメニューの差し替えも可能であった。
具体的には、Bセット(お新香+みそ汁) → (お新香+生卵)といった感じである。
価格が同じである、みそ汁と生卵を入れ替えて注文する事も出来たのである。

当時の俺の注文の仕方は、以下の通り。

牛丼並盛 + Bセットを「お新香・卵」で。


・・・で、ここでは、世知辛い感じもするが、価格を検証してみる事にする。
単品で注文した場合の価格はこんな感じ。

生卵50円
みそ汁50円
コールスロー(サラダ)90円
お新香90円
キムチ90円
けんちん汁120円
とん汁150円


サイドメニューの価格をここでは検証する。
卵(50円)とお新香(90円)を単品で注文した場合は、計140円である。

この場合の価格的なメリットは20円である。
たったの20円ではあるが、ただでさえ低価格を打ち出している吉野家において、セットメニューを頼むと更にお値打ちになるという安心感、そして消費者のニーズに応えて同じ価格のサイドメニューなら差し替えが可能というシステムにはいたく感心・感動してしばらくの間 利用させてもらっていた。



異変に気が付いたのは、2011年の夏頃である。
価格に惹かれて 牛丼ではなく、牛鍋丼を食する機会もあった。
牛鍋丼にセットメニューを注文しようとしたら、
「セットメニューは牛丼にしか付きません」 と断られた。

そして、セットメニューの差し替えが不可と気付かされたのも同じくらいの時期である。
俺の黄金パターンである、「卵」+「お新香」のサイドメニューは無くなったという事を知らされた。差し替えは不可という事を宣告されたのである。

「別に良いよ」という感じではある。
低価格はもちろん魅力の一つではあるが、「美味しい」が一番だと信じてるし、その為に俺は吉野家の牛丼を食べに行くのだし。

ただ、少しだけ消費者目線で意見をさせていただくと、
低価格競争を同業他社としている真っ最中であるならば、「今までやって来たサービスを辞めました」 だけに見えてしまう感じが残念です。

今までやってきたサービスを辞める理由付けが消費者に感じられない。
根本的に 価格体系を改訂するとか、そういう大きな節目の時に変えてもらっていたならば、違和感はそれ程感じなかったのかもしれません。


2011.12.23.
2011.12.27.(加筆・修正)
2016.1.21.(メンテナンス修正)


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