牛丼の吉野家


「牛鉄鍋膳」という新メニューを食ってみた。丼ものを主とする吉野家において、これはおかずとご飯が別々に提供される、少々新しい感じのメニューである。味付けはやや、いやかなり甘めだが、なかなか美味しい。これはありだと感じた。
生卵別添えか、卵とじのいずれかを選ぶことが出来るようになっているのも心憎い感じがする。俺は卵とじを注文したのだが、店員は「鍋とじ」と略して厨房にオーダーを申し送りしていた。生卵別添えの場合は何て言うのか?

注文時に俺はかなり恥ずかしい失態を犯してしまった。「牛鉄鍋」と口にしてしまったのである。吉野家のメニューは丼であるとの固定観念的な俺のイメージがあったらしいのだが、これに気づいた時にはかなり恥ずかしかった。店員は俺の注文を聞いた後、一瞬の空白を置いて「卵とじと生卵のどちらにしますか?」とだけ聞いてきたのだが、その一瞬が何かを咎められているかの様でもあり、やるせない気持ちでいっぱいになってしまった。少々大袈裟かもしれないが、自己嫌悪である。
次に注文する機会があれば「鍋とじ」だな。


2004.8.14.


【過去の吉牛ネタ】

11.はじめての豚丼
10.自宅で吉牛
9.最後の牛丼
8.魅惑の牛丼
7.つゆだく
6.がんばれ吉野家
5.吉牛ネタ(その5)
4.吉牛ネタ(その4)
3.単位
2.吉牛ネタ(その2)
1.はじめての吉野家




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