俺の大好きな吉野家の話である。

豚丼がリニューアルされたと言う事で食べてみた。
以前の豚丼と違うのは、提供される肉の厚みと焼いた風味。
以前から提供されていた豚丼は、薄くスライスされたもので、煮込み感が強く、王道のレギュラーメニューである牛丼の具材を 牛肉から豚肉へと 畜肉の置き換え感が強かったのであるが、今回のは違う。

焼味 と商品名に謳っているだけあって、焼いた感が前面に押し出されている。
少々焦がした感じの風味はまずまずであり、悪くない。
焼かれた豚肉の肉厚は、提供された段階の目視で5mmほど。
決して食べ応えのある肉厚ではないが、まぁまぁ。

俺としての総合的な評価は、辛口かもしれないが、もう2度と注文しない。

その理由は、タレの味 と 丼としての 総合的な完成度が物足りない事。
タレの味が甘過ぎる。
まるでヤキトリ屋のタレの味と一緒。
白いご飯と 具材と タレの味が合わさる事によって、丼 というメニューは成り立っているはずなのに、タレの甘過ぎる味がすべてを台無しにしている。
申し訳程度に 丼の端っこに乗っけられているコールスローも、何だかしっくりこない。

今回の 焼味豚丼 の登場によって、従来からの豚丼 及び 豚生姜焼定食 のメニューは消えてしまったようだが、なんだかなぁ、と残念な感じである。

この俺の個人的な感想が、少数派であったら良いなと感じずにはいられない。
吉野家が好きなだけに、敢えて率直な感想をここに記す。


2011.12.16.
2016.1.21.(メンテナンス修正)


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