1年ぶり、1日だけ。


吉野家の牛丼が久しぶりに食べられるとあって、俺も食いに行って来た。
久しぶりに食べる吉牛は涙が出るほど旨かったよ。
店舗は満席で、持ち帰りカウンターは長蛇の列。そしていろいろなメニューが増えたにもかかわらずこの日ばかりは、客の全員が牛丼を注文し、食べている。
あまりにも忙しくて間に合わないのか、常に満杯のはずの紅ショウガの入れ物は空に近い状態であったのにも驚かされた。

米国産牛肉の輸入を禁止している日本政府に対する批判の意味を込めてか、マスコミの取り扱い方も大きく、この吉野家の限定復活販売は一般ニュース番組でも報道された。
開店前から長蛇の行列が出来ただのという、しょうもないニュース報道である。
米国産牛肉でなくては、高品質で低価格の商品の提供が出来ない旨の切り口の報道をもっと見たかった。そして消費者もそれを強く望んでいることを。

俺も食肉を販売する立場の人間である。
国産嗜好が消費者に強くあるのも認めるが、安くて品質の良いものを求める声はもっと強いことをここ最近は特に感じている。金さえ出せばどれだけでも旨いものは食えるのである。しかし安くて旨いものはそうはない。

利益度外視で、1日だけではあるが牛丼の限定復活販売をしてくれた吉野家にますます惚れそうである。

2005.2.11.


【過去の吉牛ネタ】

13.牛焼肉丼
12.牛丼の吉野家
11.はじめての豚丼
10.自宅で吉牛
9.最後の牛丼
8.魅惑の牛丼
7.つゆだく
6.がんばれ吉野家
5.吉牛ネタ(その5)
4.吉牛ネタ(その4)
3.単位
2.吉牛ネタ(その2)
1.はじめての吉野家




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