急性腎炎と漢方薬

急性腎炎は、扁桃炎や咽頭炎などをきっかけに腎臓の糸球体に炎症を起こす病気で、女性よりも男性の方が起きやすい。

 

急性腎炎の症状
 血尿、タンパク尿、むくみ、血圧上昇などでいずれかの症状がないものもある。血尿は見て分かるものもあれば、顕微鏡で見ないとわからない血尿もある。

 

急性腎炎の漢方薬
 漢方から急性腎炎を見ると、菌の感染から発症する症状なので、傷寒の一形態としてとらえることが出来ます。
初期の場合は、太陽病期ととらえ麻黄の配合された漢方薬を用いますが、腎炎の症状が出ている頃は、すでに日数が経過しており、少陽病期に入っており、少陽病の代表生薬である柴胡が配合された漢方薬を用い奏功します。

ネフローゼ症候群と漢方薬

ネフローゼ症候群は、腎臓の糸球体の異常によりタンパク尿、むくみ、低たんぱく血症、高脂血症などの症状が現れます。
糖尿病や全身性エリテマトーデスなどの一症としてのネフローゼもあります。

 

ネフローゼ症候群の症状
 むくみが続き病院に行ったところネフローゼだと分かる場合があります。
はじめは朝起きた時の瞼や顔にむくみが出たり、日中に足のむくみが出たりします。慢性化すると全身がだるくなり、むくみも全身に広がります。

 

ネフローゼ症候群の漢方薬
 漢方では、ネフローゼ症候群を示す病名はありませんが、その症状からは、溢飲、水腫などと呼ばれていたものの中に含まれます。

 

 漢方では、むくみを目標に水毒ととらえ、体内の水の偏在を是正する漢方薬を用いますが、慢性化したネフローゼ症候群のの場合、気の滞りもあり気のめぐりを良くする気剤や柴胡の配合された漢方薬と併用する場合もあります。
また、瘀血や血虚を兼ねる場合もおりますので、それに対応する漢方薬を用います。

 

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