フェンネル(茴香、ウイキョウ、小茴香)には、いくつかの特徴があります。
フローレンスフェンネルとは、株元が大きく膨らんだ部分をフィノッキオを言い、セロリのように使用(利用)します。スイートフェンネル(スウィートフェンネル)は、株元が大きくならず、多年草です。また、ブロンズフェンネルは、全体がブロンズ色(青銅色)になります。
一般的に、株を使う場合はフローレンスフェンネル、フェンネルシード(フェンネル種子)、葉(リーフ)、根(ルート)を使う場合はスイートフェンネル(スウィートフェンネル)、色を楽しむ場合はブロンズ色のブロンズフェンネルと、使い方(利用法、利用方法、活用法、食べ方)が分かれています。 |
学名 |
Foeniculum vulgare var. dulce |
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英語名 |
Sweet fennel(スイートフェンネル、スウィートフェンネル) |
和名(日本語名) |
茴香(ウイキョウ、ういきょう) |
別名 |
フェンネル、茴香、ウイキョウ、ういきょう、小茴香、スウィートフェンネル、スイートフェンネル、フヌイユ、小茴 |
歴史 |
ローマ時代には、大蛇が視力を良くするために、フェンネル(茴香、ウイキョウ、小茴香)の汁を吸うと信じられていました。
プリウスも、「人間の視力の衰え」に良いハーブ(香草、薬草、植物)と勧めています。
また、お腹が痛くならないよう、「フェンネルの種子をかむ」という習慣がありました。 |
分類 |
セリ科 多年草 |
原産地 |
地中海沿岸、アジア西部など |
特徴 |
草丈が1.5〜2mになる大型種です。繊細な羽状葉で、鮮やかな黄色の小花を傘状に密集してつけます。「魚のハーブ」にふさわしく、魚料理によく使用(利用)され、全草、フェンネルシード(フェンネル種子)まで使用(利用)できます。 |
成分 |
必須脂肪酸、フラボノイド、ビタミン、ミネラル、揮発成分(エストラゴール、アネトールなど)。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
駆風、循環刺激、抗炎症、乳汁分泌促進、利尿、去痰など。
○フェンネルシード(フェンネル種子)…消化を鎮め、授乳中は母乳の出を促進します。中国では、脾と腎への強壮作用(効能、効果、効用、薬効)があるとされ、泌尿生殖器の不調和に使用(利用)されています。また、パン生地に練りこんだりもします。また、フェンネルシード(フェンネル種子)から抽出したアロマオイル(エッセンシャルオイル、精油)は、去痰薬として、咳や呼吸器系に良いとされています。
○根(ルート)…フェンネルシード(フェンネル種子)より効力が劣りますが、晩秋に採取してアルコール漬けなどにしておくと良いですヨ。
○葉(リーフ)…調理などに使用(利用)します。 魚介類やピクルス、サラダなどに合います。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法、食べ方) |
葉(リーフ)は、サラダ、フェンネルティー(フェンネル茶、ハーブティー)、魚と一緒に焼いて香りづけに使用(利用)します。 |
注意! |
フェンネルシード(フェンネル種子)は子宮を刺激するので、妊娠中に大量に使用(利用)するのは避けましょう。 但し、出産後は乳出を良くするので、フェンネルティー(フェンネル茶、ハーブティー)として飲用すると良いですよ! |
育て方(栽培方法、管理方法) |
周年日当たりがよく、水はけのよい土地に植えつけます。こぼれフェンネルシード(フェンネル種子)で毎年増えるので、最初の年の肥培管理が大切になります。水やりは表土が乾いたらたっぷり行い、肥料は植え付けるときにマグアンプKを株元に散布しておけば、6ヶ月は肥培効果が持続します。また、株の姿勢が悪くならないように支柱をします。 |
取扱商品 |
プラナロム社ケモタイプ精油、ハーブブレンド(乾燥ハーブミックス、ミックススパイス)、スパイス(香辛料)量り売り・計り売り、ハーブソルト(ハーブ塩)、ペット用ハーブブレンド |