今回は、草津温泉の奥にある、常布の滝へと向かった。
前日からの雨と突風で、温泉街外周の道路は木の枝と落葉松の葉が落ちすごい事になっていた。
普通乗用車では、車の下に枝が引っかかってしまい、引きずっている車も見かけた。
ここ最近は、全国で熊の出没があるので、鈴は必須。戦うつもりはないが、いざという時のために鉈を携帯。
登山道は落ち葉が水を吸い、クチャクチャと音を立てる始末…
所々、湧き水で小さな小川があった。その上、粘土質の所では足をとられ転んだりと散々だった。
悪友三人。普段の運動不足もあり、途中、年配の夫婦に先を越されたりもした。
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2.7K進んだ所で分岐が展望台になっており、そこからは目的地の滝が望めたが…まだかなり遠い。ここまでの道自体はハイキングコース。この先が問題なのである。
おおよそ、赤いラインが通った道。
中央に見えるのが目的地の滝です。 |
上級者向けコースとあったが、熊笹の道は何のことはない。と、思ったのもつかの間…その後、急に道が細くなり落ちれば、かなり滑落しそうな急勾配の上を歩く。
倒木・朽木・岩の上を潜ったり、登ったり。アップダウンもきつくなってきた。
役場の方が下草を手入れしてくれたり、ロープを張ってくれたおかげで、多少は楽である。徐々に滝の音が聞こえ目の前に現れた時は感動した。 「こんな場所があるなんて…」 |
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迫ってくる岩肌。吹き上がる水飛沫。それに掛かる虹。 落差40mは圧巻。

まるで別世界。暫くその場で滝を見つめたままだった。
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前日の雨もあり水量が多く、加えて虹もあり写真を撮るには最高ではあったが、カメラのレンズが広角でなかったのが痛い…一時間ほど、休憩もかねて写真を撮った。
写真のように滝つぼ近くまで行ってはみたが、風圧と水飛沫であえなく撃沈。
いい写真が撮れなかったので滝の大きさを上手に比較できなくて残念。
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今回、滝の下温泉が目的だったので、重い腰を上げ、川ずたいに散策に入る。
道なき道を行ったり来たり…自分たち以外にも温泉を見つけて歩いた後があり、獣道のようになっていた。一時間ほど探したが、それらしいものがなく諦め掛けた時の休憩場所で…
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『!! あった!』
気が付かなかった…水量が増えすぎており、湯船は滝の中。
お湯の湧き出し口がかすかに見える程度だったので、わからなかった。
仲間の一人が裸になり確認。奇声と共に帰ってきたが、水が注ぎ込みすぎていてダメだそうだ。 |
下山後に草津温泉に入ることを決めた。下山は半分以上が下りのため膝に負担がかかり今でも痛い。
腹も減ったので、以前から気になっていた、ここ草津のラーメン屋で、黒胡麻坦々麺も捨て難かったが、疲れている事もあり"酢辣湯麺"を注文。おっちゃんが来る時間帯には閉店なので今回が初めてだった。
挑骨麺は友人が注文。スープを頂いたが、次はこれを食べてみたいと思った。
酢辣湯麺は、少しトロミがあるスープで酢が効いているので"ズズズーっ"と、そそると咽てしまった。
味も良し。おっちゃんの口にもあった。
その後、草津温泉にも入り満足。疲れたがいい体験をした事に◎
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