2月某日 理由あって集まりの場での会話から・・・
お疲れ様でしたー。
自 『今晩どうします。』
K 『じゃ、9時集合で・・・』
H 『何、何処か行くの?』 ( ̄ー+ ̄)ニヤリッ
K 『ちょっと、魚釣りに』
H 『何処まで・・・』
自 『○○湖まで』
H 『ちょっとじゃね〜じゃねえかっ!』 (-_-#)
自 『まぁ・・・近くはないですが・・・』
H 『で、何狙い。』
自 『ニジマスです。一緒にどうですか?』
H 『いや、寒いの苦手だから・・・』
自 『焚き火するし、いっぱい釣れますよ〜。』
H 『じゃ、かんばってね〜。』 (ノTдT)ノおおっっっ・・・素っ気ない。
自 『きっと、楽しいですよっ。』
H 『う〜ん・・・・』 もう一押し。
自 『大きいの釣れますッ。』
H 『どのくらいのサイズ?』 おっ、脈あり。
自 『アベレージが20から25p・大きくなると60cmもあるヤツが
”ガブッ”っと・・・』
H 『そう、”ガブッ”と、ねぇ〜
・・・行けそうなら電話する・・・』交渉失敗・・・ダメか・・・
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その日の夜、8:00 電話 が鳴る。
H 『もしもし、○○ですけど・・・悪い・・・やっぱダメだわ。寒いと背中が痛くなるし・・・』
自 『そうですか・・・残念です。』 すでに2人分の竿は積んであった。
H 『で、何時だっけ』
自 『行けるンすか!9時です。』 ヤッホーッ。
H 『いや、見送りに行くわ。』
自 『行くんスね。』
H 『見送りだってーのっ』
自 『じゃ、9時に・・・・』
PM 8:35 ・・・・ちょっと、早いけど出るか・・・
自 『あれっ・・・』 誰かいる。
H 『へへへっ・・・』 (;^^)
自 『その格好だと、見送りじゃないですよね。』 かなり重装備だし・・・
H 『見送りだよ。』
PM 8:40自 『だって、助手席に折りたたみいすがあるじゃ・・・
○○君遅いねぇ〜。呼んで来ようか。』 行く気満々。
(*^-^)σ〔〕 ピンポーン♪・・・・ピポ ・ ピポ ・ ピンポォーン♪・・・・・予想。
H 『今すぐ来るってッ。』 テンションが高い。
H 『いやー、釣れるかなぁ。』
と言いながらトランクから釣竿を出す。すでに毛糸の帽子まで着用済み。
K 『こんばんわ。』 バック3つにクーラーボックス、ロットケース続々運搬
1BOXの後ろは荷物でいっぱい。
荷物の多さが期待の大きさを物語る。
PM 8:50 出発。何だか嬉しい。ワクワクしてきた。とりあえず、コンビニへ・・・
ん・・・ハンドルがぶれる・・・空気圧、調整もしてきたはずだけど・・・
!?・・・・・後部座席の毛糸の帽子をかぶった人が左右に激しく体を動かしている!!!
自 『やっ、やめてください。家の車、車高が高いから、危ないッス。』
H 『ははは・・・いやー。前に軽自動車でこれやって友達、事故りそうになってさぁー。』
あ、悪魔だ・・・とんでもない人を乗せてしまった・・・Ψ( ̄∀ ̄)Ψ
雪もなく、快適ドライブ、ただ、一人を除いては・・・
野辺山峠・・・暖かいせいか、だいぶ霧が多くなってきた。
ミステリーツアーの予感。
ガサッ・・ガサガサッ・・・・後ろから音!?
生くさい匂いと共にバックミラーに何か映った様な・・・
自 『あのー、とっても気になるんですけど・・・』
H 『あっ、分かったぁー。好きなんだよねーいわし。』
自 『そうじゃなくて、今、背後霊やってませんでした・・・』
H 『ごめん、ごめん、で、食べる?』
自 『いただきます・・・・・・』食べ物に弱い・・・
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PM 11:00 てな事をやりながら現地到着。コンビニで買出し。
カップ麺・日本酒・ビール・おつまみ・・・
"おっぱいプリン"? なんじそりゃ。
とっても気になる商品名。無意識に手に取る。
執り付かれた様にレジへ・・・
いや、男であれば、気になるはず・・・
K さんも購入。子供にお土産。自分は、自分にお土産。
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イメージです。
山梨ではこの商品は売っていません。 |
PM 11:15 いよいよ、釣り開始。K さんは釣りになると早い、一番に投げ込む。
Hさん焚き火の準備。よっぽど、寒いのは苦手らしい。
鈴を付けてのブッ込み。お湯を沸かし、熱燗の準備。ランタンに火を灯し、万全の体制で臨む。
”リンリン”早速 Hit !。
『誰のだ!』 一瞬、慌てる。Kさんのだっ!!竿がしなる。
K 『あれ・・・ばれた見たい・・・』 緊張の糸が切れる。
しかし、幸先のいいスタート。期待が膨らむ。
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AM 0:00 あたりなし・・・Hさん・・・Hさん・・・
自 『どうしました?』
H 『・・・いや・・・』
自 『・・・何か感じます?』
H 『あぁ・・・2人こっち見てる・・・』
自 『・・・いつからです・・・』
H 『だいぶ前から・・・橋脚の下・・・』
自 『!!・・・・・・・』 カメラを出す。
H 『写真はやめた方がいい・・・・憑いて来る・・・鈴の音で集まるから・・・』
しかし、見えてしまうものはしょうがない・・・自分にはどうにも出来ない問題だし・・・
これじゃあ、しょんべんにも行けない・・・聞かなきゃ良かった・・・
とりあえず、気持ちを切り替え、腹ごしらえ・・・
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パリッ、パリパリッ・・・・・・・・!? ラップ音?
Hさんがお菓子を食べる音 でした。
AM 1:00 さっぱり、あたりなし・・・竿一本釣り方変更。電気浮きをつけ、投げ込み。
一投目・・・いきなり根掛り・・・・4m手前で糸が切れ電気浮きが水の中・・・
しょうがない・・・後で取ろう・・・ 足先浸水。乾燥中 。
K 『釣れないね。
H 『あのさぁー。クーラーいっぱいの時っていつごろの話?』
自 『3年前です・・・』
H 『この時期?』
自 『その時は1月です。』
H 『明け方、勝負かなぁ。』
自 『いや、夜でも・・・』
H 『そっか・・・』
・・・・たのむ、誰か一匹釣ってくれ〜。
H 『何か飲もうっかな・・・お湯ある?』
自 『沸かします。いれますね。』 おっーすげーもう、沸いた・・・
自 『はい、どうぞ。熱いっスよ。』
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H 『・・・・・・・おぉーーーい。ga ・ ya ・ 君・・・』
自 『熱過ぎました?』
H 『てゆーかっ。ヌルいぞっ、これ〜。』
自 『え゛ぇーーーっ。』
ここは冬の外・・・湯気がたつのは当然・・・
しかも、軍手をしていたため感覚なし・・・
手渡したのはヌルい味噌汁・・・
後に残ったのは、気まずい雰囲気と、カップの底に溶けない味噌・・・
言うまでも無く、この後のカップ麺は触らせてもらえなかった・・・・
さらには、Kさんのワンタンスープにも・・・・
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AM 2:00 だいぶ、冷え込んできた・・・
Kさん車の中に非難。睡眠中。Hさん焚き火の横で居眠り・・・
AM 2:30 H 『さぶっ 今、寝てた?』
自 『はい。グッスリと・・・』
H 『ダメだ・・・ちょっと寝てくる・・・・』
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居眠り中。 |
AM 2:45 一人は退屈・・・!浮きでも取ろう。
こんな事もあろうかと、8月に使い積んだままたったウォーターシュズが役に立つ。
裸足になり、水の中へ・・・・なぁ〜んだ、冷たくないじゃな・・・・
声にならない・・・足全体に針を指された感覚・・・
水深・膝上3p何とか、回収・・・・
後は、帰るだけ・・・振り返ようにも足裏の感覚なし・・・
石を踏んでいるのかも解らない・・・
お腹での呼吸・・・危機的状況にもかかわらず、笑いが止まらない。
ハァハァ 言いながら、無事?焚き火の元へ・・・
タオルで擦るが感覚なし、入水自殺はしたくない・・・
何やってんだ・・・俺・・・
しかし、静かだ・・・
風もなく、波のない鏡の様な水面。
対岸の灯りがそのまま映る。
自分だけの時間。
焚き火を見ながら癒されていくのが解る・・・
このまま、時間が止ってほしい・・・
AM 3:00 Kさんが起きて来た・・・
K 『どう?釣れた?』
自 『全然ダメです。少しは、寝れました?』
K 『ん・・・少し・・・』 まだ(* ̄・ ̄)眠い・・・ ・・・
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AM 5:50 H 『アーよく寝た。2.3時間寝れば、もう、バリバリよッ。で、釣れた?』
Hさん爆睡中。
H 『起きたらK君いないんだもん。焦ったよ。寝れた?』
自 『まったくダメです。』
K 『寝不足・・・。』
H 『 ? 』
K 『これ・・・聞いて・・・』
携帯を出し、そこから・・・・
”ガーッ。ゴゥーッ。ガゥ゛ォォォォッー。”
H 『・・・・もしかして・・・俺の・・・』
K 『そう。寝れなかった・・・』 バッサリ、斬る。
H 『ごめん。』マジで・・・
K 『本当に、鼻つまもうかと思った・・・』
とどめの一突き。 ∋──ヽ( ̄∀ ̄ヽ)つく普段は口数の少ないKさん。寝不足のため、ご機嫌斜めと見た・・・
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AM 6:00 少しずつ明るくなり始めた・・・もうすぐ夜明け。
魚も活発になり、ライズが始まった。
これからが本当の勝負、Kさんはルアーに替え探りを入れる。 |
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AM 7:00 軽く朝飯、外で食べると何でも美味い。
気分を切り替え、もう一度、トライ。
H 『こうなったら最後の手段だ!タコでも付けるか・・』 ・・タコ(*゜▽゜*)?新しいルアー?
K 『タコって、えさ?』
H 『そっ、カ ップ麺の具。』 ( ̄∀ ̄)
AM 8:00 健闘虚しく3人玉砕・・・・・・・・帰るか・・・・・・・・・・帰りましょう・・・・・車の中・・・ぐったり・・・
自 『寝ていて、いいですよ・・・』
H 『だいじょぶ・・・迷惑になるから・・・』
『・・・・・・・・・・・・・』 佐久到着・・・。
K・H・自 『お疲れ様・・・・』
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今回の収穫 Hさん・時の箱素材。・睡眠。
Kさん・一瞬の引き・携帯にホームページ用効果音。
自分 ・癒しの時間。・おっぱいプリン。
・・・・・・・・・・・・・・以上。 (T△T)。
しかし・・・自分にはおっぱいプリンがある。それだけが楽しみ。
家に帰り爆睡。夕方、6:00 眼がさめた・・・
かみさんが言う。『私にはお土産ないの?』
自『お土産ったって…釣りだもん。』
机の上にはプリンの容器だけ・・・・
状況が把握できない・・・・・!?
子『プリンおいしかったよ。ありがと。』
・・・チビに食べられた・・・
自『・・・そぉ・・おいしかったか・・・・』
子『あのね。黒の甘いのが入ってた。』
自『甘かったか・・・・』
中身すら見ていない・・・・
人数分買うべきだった・・・
奥様方、旦那様をお借りしてスイマセン。今度は魚をお土産にします。
Kさん・Hさん次は魚釣りにもう一度行きませんか?
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