梅雨も明け、夏本番。この連休はかなりハードな二日間となった。
まずは土曜日に仕事を終え、カブトムシを探しに子供達と出かけた。
始めは近くのゴルフ場へ…水銀灯の下。いない…
『本当にいるの?』娘のキツイ一言。
数十本のクヌギの木を見て回るが気配もナシ…マズイな…来る途中に散々子供の頃のいい思い出話をしてきた手前、オヤジのメンツの為にも、一匹はGETしないといけない。
既に、娘と息子は後ろの座席で"じゃんけん"を始めた、・・・・・・。(どうしよう。このまま帰れない。燃料もないし…)
決めたっ! インター近くのスタンドへ直行。満タンコース。
そこから、来た道を戻りR245を下仁田方面へ飛ばす。どうでもいい事だか、この道を通ると思い出すことがある。
10数年前の事になるのだが、
高速バスがまだこの道を通っていた時の事…
同乗していた前列の子供達が、プロレスの話を始めた…
少年@ 『昨日見た?プロレス。下仁田厚がまた血を出して負けてた。』
少年A 『へぇー。』
少年@ 『・・・・・・。』 これで、二人の会話はおしまい。
多分、下仁田と、大仁田をかけたのだが、
そのギャグをスルーされてしまい、その長い沈黙が壺にはまったののを思い出す。
話を戻して、内山トンネルを抜け、群馬に入る。
道路沿いの水銀灯の下を徐行しながら探すが、やはりいない…まだ下り、脇道の街灯の下でコクワガタのオスとメスを発見。
子供は大騒ぎしたのだが、自分は納得せずさらに道を下る。またまた、コクワガタ…カブトムシはどこだ?
途中、同じ目的の家族とかなり出会ったが、かごはまだ空だった。
別の水銀灯の下にで、カブトムシとミヤマクワガタの死骸を発見。
ここにいれば、飛んでくると思いしばらく待機。
サンダルを履いた近所のおじさんがやってきて、こう言う…
『もっと、遅い時間になるといっぱいいるよ。』
この時点で、10時半…もっとって…
『ちょっと聞きたいのですが、この死骸は?』
『あぁこれね。カラスが最近多いでしょ。明け方にみんな食べられちゃうんだよ。だから昔に比べて少なくなってるでしょ。』
…納得。
途中のコンビニ・ラーメン屋の街灯を探してみるがいない…
半分、自棄になりながら、いろいろと探しては見たのだが、下仁田インターで、Uターン。時間も11時だし、子供も眠そう。
帰り際に、さっきのおじさんがいた所をもう一度見てみると・・・・
いた。
五匹。
でかい。
赤カブト。 |
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大きなのは一匹だけだが満足。 |
後で聞いたことだが、当時はゴルフ場の水銀灯はカブトムシの定番だった。
最近のゴルフ場は水銀灯を点けてない。
不景気もあるが、一番はコガネムシがグリーンに卵を産むと、その幼虫が芝の根を食べてしまい、手入れにお金がかかるそうだ。
帰宅後時計は0時30分。子供は熟睡。
倍の重さの子供を背負ってそのまま就寝。
考えてみると、子供よりも自分の趣味の時間だった。
まっ、いいかっ。
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