gayaおっちゃん家 -ヘアーサロン ホソガヤ-
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切断×入院×御柱?

九月某日、事故がおきた。
竹炭を作っているのはご存知の方もいるかと思うが、二度目の炭焼きの準備をしている時の事である。
電気ノコギリを使い竹の切断をしていた時足の親指に痛みが走り見るとつま先が切れていた。

『・・・・・・・・・・・。』
やってもーた…
大した痛みでもなかったのでとりあえず靴を脱ぎ靴下も見事に切れていた。
どれだけ切れているものかと思い足の指をちょっと押してみる…

" プラーン " 
って、おい、なんか白いものが見えたような…見えないような…
その後、すぐに赤いものが傷口から溢れ出し…思った…

『まずいな…』
そのプラプラしているものを押さえケンケンで玄関になだれ込む
『おーい。悪いけど病院までお願い。』
『また何かやったの?』
『ちょっと切っちゃって…』
『まってて、今、ガス止めてから行くから…』
食事の支度をしていたかみさんは、ブツブツ言いながら特に急いだ様子でもなくゆっくり出てきた…
『もう、いい加減にしてよ…』
『悪いね。準備中に…』

かみさんより先に車に乗り込みイライラしてた。心の中は、かなり焦っている。
しかし、二度目の大怪我ともなると、かなり弱い立ち位置にいる自分がいた…
移動を始めるとすくに近所のオバ様たちに遭遇…
何事も無いような素振りで軽く会釈。
押さえてる手はヌルヌル・ベトベト血の海とは、この事か…

病院に着くとまずは車椅子で受付…

『どうされました?』
『足の指切っちゃって…』
『少々お待ち下さい。』カルテを準備しに行く。
対応が遅ーい!!

『…形成かな?…整形かな?…で、との程度なのでしょうか?』
カウンターから乗り出す。『あっ!』今頃慌てやがって…
『緊急手術をお願いしたいのですが…えっ!、先生がイナイ?連絡とってみる?』
『少々お待ち下さい…』


この辺りからの記憶がいまいちはっきりしないのだが…
とりあえず応急処置。

『大丈夫ですか?気持ち悪いでしょ。』
頷く…
 『深呼吸してください。』
頷く…
失血性ショックで顔が蒼白…血圧もかなり低いようだ…
先生が来た。

『何か食べましたか?食べていると、
手術中に戻して肺に入り肺炎を起こします。』

『食べてませんが、どうしてですか?』
『そちらの方が、死亡率が高いもので…
食事は、明日の朝からになります。』

『…!!!』
何か食べておけばよかった…
いまになって、命の方が大事だと気づく…
自分の頭の中は、夕食ナシの方がショックだったらしい。

『何か質問は?』
先生が尋ねる。
『先生が手術するんですか?』なんとなく不安もあり聞いてみた、
多分ね…まず、レントゲンから行こうか、それからだね。』
多分…って何?どーゆー事?
、話まだ終わっていな・・・・看護婦さんに連れられて部屋を出る・・・
後にレントゲンを見たら、骨が斬れてた…スパッと…
また、血圧が…
男は、血とか見たりすると情けない。



とりあえず病室に案内され待機。
朦朧とする意識の中で、移動している…
ふと見上げると、これまた自分好みの看護婦さん。

『これから、手術室ですからね。若い娘ばかりだから良いですよ。』
ちっとも、嬉しくなんかナイ…足痛いし…それでもチョットは気になる。
不純な気持ちで手術室へ…

いつもは中がどうなっているのか見たくてしょうがなかった場所。
自動ドアをくぐり緑色のまな板がせり出してくる所までベットを横付けここで看護婦さんとはお別れ…

『がんばってください。』
明るい笑顔で送り出す。
ドキドキしながら、まな板の向こうを見ると重々しい雰囲気の中に女性らしき人が一杯居るが
マスクをしていて、かわいいのかなんなのかなんて判りゃしない。
この時点で何の楽しみもなく、重い雰囲気の中に放り込まれ気を失いたいぐらいのショックを受ける。

いくつもある部屋の中から、一番奥の部屋に連れて来られ部屋の中央へ…
興味津々、どんな所かキョロキョロ見回す
クスクス…笑われてしまった。

『こんな患者珍しいですか?』
『はい、大体の方は静かにしてます。』
『でわ、麻酔始めますので横になって下さい。』

いざ、こう言われると緊張する。
こうなると、気がちっちゃいので喋らずにはいられない…

『思ったよりも中が広いですね…』
『いっぱい手術室あるんですね…』
『仕事大変じゃないですか?』

どうでもいいようなことをまくし立てる…
あんまりうるさいから、とっとと、麻酔されちゃいました。

すると、だんだん脳みその真ん中から暗くなって来る感じのまま、気を失った…



次に気がついた時には口の中のパイプを抜いた時だった
乾いたのどの痛み・自由の利かない体・自分が自分でないような感覚。

『やった、いきてる!』
大袈裟すぎ…
幽体離脱もしてみたかったような…

一日目夜…

病室のベットに戻り看護婦さんに囲まれ布団・枕の世話をしてもらって
床に就く、しばらくたってから
自分の下社の御柱に違和感を感じ触ってみるとなんと、パイプが入っている

《バルーンカテーテル》
痛みがあるのだがなんともいえない感覚…動くと痛いし、
同じ姿勢は辛いし、背中にもパイプが入っているしこんなことでナースコールは恥ずかしいしいったいどーすりゃいいんだっ。

そんな事を考えていたら、もう、夜明けだ…眠れなかった…


二日目…

朝食をとりながら考える、麻酔の効いている間にパンツを脱がされパイプを入れられ思うがままになっていた事を考えると
そっちもかなり恥ずかしい…でも、相手の顔は判らないし…それ以前にどこで入れられたんだ?カテーテル…
オペ台の上?
病室のベットの上?ベットの上だとしたらどの看護婦さんだ?

誰だ…誰だ…誰だ…

麻酔のせいか全く覚えがない。点滴をしてくれる看護婦さん?
よく話しかけてくれる看護婦さん?イノセンスを見ていた時に話が合った看護婦さん?


もう、開き直るか…そうしよう。


三日目…

しかし、気になる…
大分慣れてきたから、チョット聞いてみたい気分にもなったが勇気が無い…

周りの事を見る余裕が出てきた
こうしてみると、患者さんもいろいろといるが、
その患者さんの世話をしている看護婦さんの仕事のハードさには敬服。
大変だと思った。
立ち仕事は、一緒だが、精神的にそれ以上かなぁ。とも思った、余計な会話は出来ないし、
コールがかかればすぐに来ないといけないし、嫌な顔しないで接してくれた。
休憩時間はあるのか?ご飯は?

話が出来るようになってから、サヨナラしないといけないなんて…
今になれば、もう2・3日いればよかった…


残念!! 床屋のオッちゃん指斬り!!



黒土星は後厄だった…かみさんのを背負い込んだか?
こちらによると右半身注意の言葉が…右腕骨折・右足の指切断…当たってる。
恐るべし、厄年二度あることは、三度ある?


後日電話があった・・・CD-Rと髭剃りの忘れ物だそうです…

違う・違う、わざとじゃない。
看護婦さんに会いに行くきっかけを作ったわけじゃないってっ。

麻酔が…麻酔が…

まだ効いてる…

わけがない。