シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一つで、国の難病指定の疾患でもあります。
口の渇きや目の乾燥が主な症状で、若年から高齢者まで幅広く発症しますが中年女性に多く発症し、男女比は、1:14と言われていますが原因は、はっきりとはしていません。
また、シェーグレン症候群は、他の自己免疫疾患の関節リウマチやエリテマトーデスなどが併存している場合があります。

シェーグレン症候群の症状と予後

シェーグレン症候群の症状で代表的なのは、口の渇き(ドライマウス)と目の渇き(ドライアイ)です。
シェーグレン症候群は自己免疫疾患で、白血球が涙腺や唾液腺に入り込み炎症を起こす免疫システムの誤作動です。これが唾液腺で起こると、唾液の分泌が低下し口の渇きをもたらし、味覚や臭覚が鈍くなり食べ物が飲み込みにくくなります。また、唾液が減少することで虫歯や唾石の原因のもなります。
涙が減少することで目が乾燥し隔膜が傷ついたりします。
その他、鼻、咽頭、気管、皮膚、外陰部、膣などが乾燥する場合があります。

 

シェーグレン症候群の人の1/3に関節リウマチのような関節の炎症やリンパ節が腫れる場合があります。

 

シェーグレン症候群の予後 
 一般的に予後は、良好ですが、慢性的な経過をたどりQOLを下げます。

シェーグレン症候群と漢方薬

口の渇き(ドライマウス)の原因にはシェーグレン症候群以外にも、精神的ストレス(緊張、恐怖など)により唾液が減少するものや一般的な鼻炎薬、風邪薬に配合されている抗ヒスタミン薬に因る口渇などもあり、病院で処方される抗うつ剤や降圧剤の中にも口渇の副作用があるものもあります。
 また、全身症状としての発熱、熱中症糖尿病などを背景とした口渇もあります。

 

 シェーグレン症候群の口渇には漢方では、陰を潤す作用のある生薬である麦門冬、人参などが配合された漢方薬を用います。陰は、血と水であり血を補うこと、つまり補血する作用のある地黄を含む漢方薬をもちいたり併用したりします。

 

シェーグレン症候群以外の口の渇きは他のページを参考にしてください。

 

シェーグレン症候群の養生

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