TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー  |
[HORROR]
|
2023:オーストラリア作品/2023.12:日本公開(GAGA) |
監督:ダニー・フィリッポウ&マイケル・フィリッポウ 製作総指揮:ミランダ・オットー/他 |
出演:ソフィー・ワイルド/アレクサンドラ・ジェンセン/ジョー・バード/ミランダ・オットー/オーティス・ダンジ |
アレクサンドリア・ステファンセン/マーカス・ジョンソン |
ゾーイ・テラキス/クリス・アロシオ/アリ・マッカーシー/サニー・ジョンソン/他 |
「A24ホラー史上最高興収を記録!」のコメント!気をつけろ!
「今 最も勢いのあるA24(映画製作・配給会社)が贈る・・・」だの「あの「●」「●」のA24が送る・・・」の常套句!
評論家や各種映画感想(SNSなど)も「A24にハズレなし!」などと両手〈もろ手〉を上げての大絶賛ぶり!
はっ???「A24って勢いだけで“粗製乱造”会社じゃない?」「低予算映画感丸だし?」「この監督・俳優って誰?」状態
まあこのご時世にコンテンツ量産してるのは凄い!&既成概念に囚われていないのもまま評価するが…
確かにヒット作はあるが
その後ろには、ただただ趣味の悪い(A24を褒めてる人も取り上げない駄作)映画・ドラマも何本か観てきたよ?」
まあ「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる?」なので 「あのA24…系」宣伝には要注意!
頭から信じないように!
で、今回は劇場予告映像を観る限り面白そうの自己判断が付いたので観る!
95分と年末の慌ただしい時期には手頃だし!ホラー好きなので当たりだと良いな! |
【STORY】
パーティー会場、弟ダケットを探す兄、閉ざされた部屋に突入
何かに憑りつかれたようなダケットを連れ帰ろうとする兄、突然兄を刺して、自殺するダケット
(場面展開)
親友ジェイドの頼み…ジェイドの弟ライリー(15歳以下)を自動車で迎えに行くミア(17歳)
暗闇に鹿、車に轢かれたらしく虫の息、通報もできず、留めもさせず逃げるミア(&ライリー)
ライリーを連れ帰るミア、ジェイドは彼氏?ダニエルとの連絡に夢中
ジェイドのベッドに転がり込むミア、家に入り浸るミアをしょうがないわね…とジェイドの母
…
17歳のミア、母リアを亡くした痛みを抱え、父マックスとも気まずい日々に寂しさを感じていた…
そんな彼女が心許すのは親友ジェイドと彼女の弟ライリー、2人の母親スーだけ
ある時、高校の同級生達の間で降霊を楽しむ“憑依チャレンジ”が流行っていると知ったミアとジェイド
ジェイドの母に寝る時間を尋ねるジェイド…夜中に抜け出す気満々のジェイド&ミア
どうにか説得、実行段階、付いて来てしまうライリー
そこは酒やドラックではなく…SNSを騒がせるヘイリーの降霊会「#90秒憑依チャレンジ」会場
興味本位でその集まりに参加!降霊のルールは簡単
取り出される“手”、高名な降霊師の手(左手)を樹脂で固めたもの(友達に譲ってもらったもの、どこかに右手も?)
その“手”を握り「Talk to me」と唱えると見える悪霊!それに向かって「Let's me in」と言う!
90秒以内に終わらせれば無害の説明(蝋燭を消す、扉を閉めると手続きはあるが)
但し、90秒以内に手を離すことで霊を祓わなければ、自身の中に霊が居座り永久に支配されてしまうという
得も言われぬスリルと背徳感、更には体験したことのない高揚感
最初のチャレンジに名乗りを上げるミア、“手”を握り「Talk to me」と唱えると目の前に霊にビビる
急かす周囲、「Let's me in」!(カウントダウン開始)霊に憑りつかれる体験、その姿を楽しむ仲間
ちょっとしたトラブル、90秒越え、特に問題なく終了した模様
久しぶりに生への実感を味わったミア
たちまち“憑依チャレンジ”の虜になる
そんな中、ジェイドの家で再び友人達が集まって“憑依チャレンジ”パーティーが開催されることになる
ライリーが体験したがるがジェイドの反対!90秒がダメなら50秒は?食い下がるライリーとミア、ジェイドのダメだし
でもジェイドが会の終了を宣言して退室した隙をついてライリーがトライしてしまう
霊を憑依させた瞬間のライリーがミアの母親を名乗り始める…
母と繋がりたい一心で“50秒”どころか“90秒ルール”を破らせてしまうミア
するとライリーは邪悪な霊支配され、自らを激しく傷つけた後、気を失ってしまう!
病院に運ばれたライリーはなんとか一命をとりとめたものの昏睡状態のまま
ジェイドとスーに責められ、拒絶されるミア
恐怖と孤独感を募らせたミアは、次第に追い詰められていく…
◇
|
流石に「A24ホラー史上最高興収を記録!」を銘打っただけのことはある!
低予算映画の大量製造の中で当たりが出た!
命を軽んじているやつは報いを受けるホラー映画の予定調和だけど
ホラーへのアクセスの仕方が新しかったかな! コメディー的?悪ノリ的?な若者の自業自得のフォーマットはしょうがない…
でもたとえ母の死霊だとはいえ
それはそれを装った悪霊かもしれない訳で容易に信じてはいけないんだけど
信じたくなるのが人情?
まあラストは想定の範囲に落ち着いたが、まあそんなとこだよね?
ああ~「Talk to me(私に話しかけて)」って、そういうことかと気付く仕掛け!
もっととんでもない世界があっても良かったと思うが…それではホラーマニア以外付いていけなくなるか!
結論「A24でも当たりはある」! |
|
公開7日目の第1回(10:45)、157席の映画館で35人程の入り(新宿ピカデリー シアター5) |